2023/01/07 (土) 旧暦: 12月16日 祝日・節気・雑節・朔望: 人日、望 日出: 6時51分 日没: 16時43分 月出: 16時44分 月没: 7時11分 月齢: 14.7 潮汐: 大潮 干支: 乙丑 六曜: 先負
今日のあれこれ: 若菜
《【俳句さんぽ・第46回】人日・七種(新年の季語)一緒に七草を摘み、料理していただきませんか!》
https://youtu.be/4iUwPw4SIG8
『若菜(わかな) 新年
子季語: 朝若菜、磯若菜、磯菜、京若菜、千代菜草、祝菜、粥草、七草菜
関連季語: 七種
解説: 七種粥に入れる菜の総称。新春の菜は香りが強く精気に満ちている。その気をいただいて、一年を健やかに過ごそうというのが七種粥。
春の七草は芹、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)をいう。
今ではパックにしてスーパーなどで売られている。
来歴: 『増山の井』(寛文7年、1667年)に所出。
文学での言及:
明日よりは春菜採まむと標めし野に昨日も今日も雪降りつつ 山部赤人『万葉集』
国栖等が春菜採むらむ司馬の野のしましま君を思ふこのごろ 作者不詳『万葉集』
あづさゆみおして春雨今日降りぬ明日さへ降らば若菜摘みてむ よみ人しらず『古今集』
君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ 光孝天皇『古今集』
春日野の若菜摘みにや白妙の袖ふりはへて人のゆくらむ 紀貫之『古今集』
君がため春の野に出でて若菜つむわが衣手に雪は降りつつ 光孝天皇『古今六帖』
』
(季語と歳時記)
若菜の俳句:
・伊吹嶺に一歩近づき若菜摘む 水谷文謝子
・花までは出惜しむ足を若菜哉 千代尼
・華やぎの日差し加へて若菜粥 小澤克己
・嫁姑ほどよき距離の若菜かな 矢口笑子
・我が儘も夫のゐてこそ若菜風 児玉有希
今日は1月7日、人日の節句。
古来、この日には七草粥をいただいて、健康を祈願する習わしがある。
昔であれば、野原に出て自分の手で七種を摘んで、お粥にすることが普通であったが、今は、そのような環境に恵まれている人は少ない。
しかし、スーパー、八百屋の店頭で手に入れることは可能だ。
できれば、今日でなくとも良いから七草粥をいただきたいものだ。
若菜の例句を読んでいて、気持ちの良い句が多かった。
その中から5句を選んだ。
中でも、気持ち良い心が伝わる良い句が児玉氏の句。
この様な心を持って生活できれば、家庭は健康的になる事は間違いない。病気など近づくことはできない。
感謝の気持ちは健康に繋がっている。
言葉も「若葉風」が良い。
春の温かさが感じられる爽やかな風が吹いている。
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最終更新日 : 2023-01-07