2022/12/09 (金) 旧暦: 11月16日 祝日・節気・雑節・ 朔望:
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今日のあれこれ: 大根焚
『「12月の京都見てある記」 ① 了徳寺・大根焚き(報恩講)(12月9日)』
https://youtu.be/B8koS7fPGFQ
『鳴滝の大根焚(なるたきのだいこたき) 仲冬
【子季語】
大根焚
【解説】
十二月九日・十日京都鳴滝了徳寺の行事。建長四年親鸞上人を大根煮でもてなしたという故事にちなむ。
朝から人々の行列が出来、大鍋から飴色に炊けた青首大根と揚豆腐が手際よく椀によそわれ、参詣者に施される。
中風のまじないともされる。』
(季語と歳時記)
大根焚の俳句:
・叡山を越え来る風や大根焚き 小宮山勇
・阿弥陀堂湯気のなかなる大根焚 中道愛子
・嬰も来て婆も来てをり大根焚き 竹内悦子
・一椀のぬくもりを掌に大根焚 谷口令子
・ありがたき法話を胸に大根焚 村上悦子
・桶五十空(から)に大根焚果つる 三輪温子
冷たい北風が吹き付ける日が続いていたが、今日は風も弱まり、陽射しが温かく感じられる良い日和になった。
京都の了徳寺の大根焚は、3年振りに再開されたそうだ。
9日、10日2日間開催される。
動画は、今年のものは見つからなかったので、昔の動画だが、同じ様に開催されているだろう。
『報恩講「大根焚」について
鎌倉時代の建長4年(1252年)、浄土真宗の開祖である親鸞聖人が愛宕山中の月輪寺に師である法然上人の遺跡を訪ねた帰りに了徳寺を訪れ、村人たちに教えを説きました。その教えに感銘を受けた村人たちがお礼に塩炊きの大根を馳走しました。
親鸞聖人はそのもてなしに応え、すすきの穂の束を筆代わりとして、鍋の残り煤で「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」という十字の名号を書いてそのお礼として残されました。この故事に因んで行われる報恩講の通称が「大根焚」になります。』
(真宗大谷派 法輪山 了徳寺公式サイト
https://www.ryoutokuji.or.jp/
)
コロナ以前は、大根焚きに加えて、おとき(かやくご飯付)の提供がされていたそうだが、今年はコロナ禍での再開のため
大根焚きのみの提供のお知らせが出ている。
『お知らせ
2022年12月9日(金)、10日(土)の大根焚は10時~15時の間、境内での振る舞を再開いたします。
尚、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着くまでは、大根焚のみのご提供とし、おとき(かやくご飯付)のご用意はございません。
また、お持ち帰り用(おみやげパック入り)大根焚は例年通りご準備しております。
皆様のご参拝をお待ちしております。
』
こうした年中行事が、何の不安もなく行われる年に早くなって欲しい。
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最終更新日 : 2022-12-09