2022/11/29 (火) 旧暦: 11月6日 祝日・節気・雑節・ 朔望:
日出: 6時29分 日没: 16時28分 月出: 11時39分 月没: 21時59分 月齢:
5.17 潮汐: 中潮 干支: 丙戌 六曜: 仏滅 九星: 二黒土星
今日のあれこれ: 時雨と虹
『日本海側で見られる“時雨虹” 晩秋~初冬の風物詩』
https://youtu.be/32SvECPBMrQ
『時雨(しぐれ) 初冬
【子季語】
朝時雨、夕時雨、小夜時雨、村時雨、北時雨、片時雨、時雨雲、時雨傘、時雨心地、時雨の色、月時雨、松風の時雨
【解説】
冬の初め、降ったかと思うと晴れ、また降りだし、短時間で目まぐるしく変わる通り雨。この雨が徐々に自然界の色を消して行く。先人達は、さびれゆくものの中に、美しさと無常の心を養ってきた。』
(季語と歳時記)
時雨と虹の俳句:
・大蔵王時雨をとばし虹を張り 阿波野青畝
・加賀白山しぐるる虹をまとひけり 黒田杏子
・カルストの時雨の虹のはなやかに 山口青邨
・安寿塚しぐれの虹の紅の辺に 坂根白風子
・時雨れつつ片虹立てり殉教碑 水原秋櫻子
時雨には、雨の合間がある。
雨が止んだ時、太陽が出ることも多々ある。
虹が出るのはその時だ。
例句を読んでいて、時雨の合間の虹を詠んだ句が散見された。
そのうち5句を選びだした。
一日降り続く雨は嫌だが、時雨は止んでくれるから気持も晴れる。
そんな時、目の前に浮かぶ虹は美しく見える。
時雨は例句が多い。
子季語も多い。
「季語と歳時記」の子季語には含まれていないが、「時雨虹」は季語として認められているようで、例句も多い。
考えてみると、虹は夏の季語、時雨は冬の季語。
「時雨虹」と纏めてしまうより、例句のように、言葉を分けた方が、情趣がある様に思う。
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最終更新日 : 2022-11-29