2022/11/26 (土) 旧暦: 11月3日 祝日・節気・雑節・ 朔望:
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2.17 潮汐: 大潮 干支: 癸未 六曜: 先勝 九星: 五黄土星
今日のあれこれ: 石蕗の花
<【満開のツワブキの花】11月2日撮影>
https://youtu.be/yMYJWtK0aQc
『石蕗の花(つわのはな、つはのはな) 初冬
【子季語】
いしぶき、つはぶきの花
【解説】
キク科の常緑多年草。名の由来は「葉に艶のある蕗」による。蕗に似ているが、蕗とは別種である。大きな光沢のある葉をもち、初冬に黄色い花を多数つける。
【科学的見解】
石蕗(ツワブキ)は、本州(福島以南)から沖縄の海岸岩礁付近に自生するキク科の多年草である。若い葉柄は食用となり、園芸目的で庭先などに栽培されている。フキの花は筒状花のみで地味であるが、ツワブキの花は筒状花に加えて大きな舌状花も有するため、目立つ存在である。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)
石蕗の花の俳句:
・石蕗の花なだるる石見海青し 佐野和子
・一葉の通ひし路地や石蕗の花 三代川次郎
・雨ふればふるほどに石蕗の花 種田山頭火
・石蕗咲いて狭庭のそらを明るくす 矢嶋みつ江
・つはぶきの黄の残りたる夕景色 吉屋信子
通り道にあるマンションの植え込みに、黄色い花が咲いている。
近づいてみると石蕗の花だった。
石蕗の花の黄色は明るい黄色だ。
この明るい色は、石蕗明かりとも表現され、句にも屡々詠まれる。
花が少ないこの時期に、この花の色はよく目立ち、見る人の目を楽しませ、心を明るくする力を持っている。
群れて多くの花が咲き競う野や山は見栄えがするが、街の中で偶然出逢う石蕗の花も魅力がある。
日の暮れが早くなったこの季節、夕景色の中に見る石蕗の花は明るく輝いている。
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最終更新日 : 2022-11-26