2022/06/07 (火) 旧暦: 5月9日 祝日・節気・雑節・ 朔望:
上弦 日出: 4時25分 日没: 18時54分 月出: 10時59分 月没: #NAME? 月齢: 7.65 潮汐: 小潮 干支: 辛卯 六曜: 先勝 九星: 四緑木星
今日のあれこれ: 梅の実
『果肉が柔らかくフルーティーな香り「南高梅」の収穫が最盛期 和歌山・田辺市(2022年6月5日)』
https://youtu.be/mHVRfjg1pLY
『青梅(あおうめ、あをうめ) 仲夏
【子季語】
梅の実、実梅
【関連季語】
梅干、梅酒
【解説】
熟さない梅の実をいう。梅は梅雨のころ、みずみずしい浅みどりの芳香のある実を結ぶ。固くて酸味が強いが、梅酢や、梅酒、煮梅などを作る。梅干は黄をすこし帯びた実を用いる。
【来歴】
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
【文学での言及】
妹が家に咲きたる花の梅の花実にしなりなばかもかくもせむ 藤原八束『万葉集』
【科学的見解】
梅(ウメ)の実は、有機酸(クエン酸など)やミネラルを多く含んでいるため、健康食品として愛されてきた。しかし、未熟な果実(青梅)や種子の中には、アミグダリンという物質が含まれており、それらを大量に摂取すると中毒を起こす場合がある。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)
梅の実の俳句:
・雨降つて実梅に朱のはしりそむ 石嶌岳
・鞠拾ふ千代尼の塚の実梅かげ 佐藤美恵子
・我鬼窟の実梅落つべき小雨かな 芥川龍之介
・金色仏実梅は太ること止めず 鍵和田釉子
・原罪の股ぐら熱し実梅採り 熊谷愛子
我鬼窟の庭になる梅は収穫され紫蘇と一緒に漬け込まれて美味しい梅干しになると言う普通の運命ではなかった。
我鬼窟の主芥川もそれは解っていた。
句として自然に理解ができた。
下の2句は、驚かされた。
鍵和田の句は、金色の仏と黄色く熟して尚大きく太る梅の力の取り合わせが、圧倒的な金色の世界だ。
熊谷の句。
最初読んだ時は、男の句と思った。
作者を見て女性だと判ると、尚驚かされた。
桃がsexyなのは承知しているが、実梅は女性も感じさせるものらしい。
それにしても、女性の句とは驚いた。
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最終更新日 : 2022-06-07