2022/03/30 日記 若鮎 - 菜花亭日乗
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2022-03-30 (Wed)  20:19

2022/03/30 日記 若鮎

2022/03/30 () 旧暦: 228日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 531分 日没:  1800分 月出:  440分 月没:  1550分 月齢:  27.39 潮汐:  中潮 干支:  壬午 六曜:  大安 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 若鮎


「丈丈川の稚鮎たち 令和4317日 奈半利川」

https://youtu.be/Oh_AydSYGEE



『若鮎(わかあゆ)  晩春
【子季語】
 小鮎、鮎の子、稚鮎、上り鮎

【関連季語】
 鮎、落鮎

【解説】
 海で育った鮎は二、三月頃から群れを成して川を遡る。
これが若鮎である。体長四~六センチくらい。琵琶湖で生まれた子鮎を捕らえしばらく育ててから各地の川へ放流するのを放ち鮎という。

【来歴】
 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。

【実証的見解】
 鮎はアユ科の魚。川の下流域で孵化した稚魚はいったん海に入りプランクトンなどを食べて成長する。五センチくらいに成長した鮎は川に戻り、三月から五月ころにかけて遡上を始める。川の上流から中流域にたどり着いた幼魚は櫛形に変形した歯で、岩などに付着したケイソウ類を主食とする。一段と大きくなった鮎は縄張りを作るようになり、縄張りに入ってくる別の鮎に攻撃を仕掛ける。この性質を利用した釣が「友釣り」である。秋になると鮎は、体が橙と黒の婚姻色に変化し、産卵のため下流へ落ち始める。このころの鮎は「錆鮎、落鮎」と呼ばれる。産卵した鮎は、体力を消耗して多くは死んでしまう。それゆえ鮎は、年魚ともいわれる。』
(季語と歳時記)



若鮎の俳句:


・若鮎の川はうねうね白神岳ヘ  佐々木とみ子


・若鮎の底に消えゆく迅さかな   稲畑廣太郎


・若鮎の魚梯を登るひかりかな   石黒興平


・若鮎のなかなかの面構へなり   加藤みき


・若鮎の渦に育ちし王者ぶり   関まさを



梅は散ったが、白木蓮が咲き、菜の花が地を黄色く染め、桜が満開になる。
 春の到来だ。

川では春まだ浅いのだが、河口で育ち満を持した若鮎たちが川の源を目指して長く激しい旅を始めている。

今年は、若鮎の育ちも良いそうだ。

川を上る若鮎の姿は、凛々しく美しい。
これから、秋までの間日本のいたる所で、只管上を目指して上り続ける姿を見せてくれる。
花とは違って、季節とともに場所を変え姿を変えて、季節を感じさせてくれる。
 日本の風物詩だ。


白神岳は、青森県にある山で、標高1,235m
ブナ原生林で世界遺産登録された白神山地に聳える名山である。
 その山の清流の源を目指す鮎には、一生をかけて挑む長い旅路の晴れ舞台だ。
 秋までには、辿り着く鮎も居るだろう。

その様な挑戦に勝ち残る若鮎は気力・体力に秀でているに違いない。
 その顔は、百折不撓の面魂であることは当然のことだ。

若鮎から活きる力を譲り受けたいと思う。





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最終更新日 : 2022-03-30

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