2021/11/24 日記 木枯し - 菜花亭日乗
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2021-11-24 (Wed)  19:58

2021/11/24 日記 木枯し

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今日のあれこれ: 木枯し

「木枯らしで木の葉散る.wmv

https://youtu.be/ylGlGJQYtnE



『凩(こがらし) 初冬

【子季語】
 木枯

【解説】
 冬の到来を告げる強い北風。
乾いた木の葉を吹き落とし、木を枯らす風という意味もある。吹き飛ばされた枯葉は風の道筋を追いかけてゆく。』
(季語と歳時記)



凩・木枯しの俳句:


・京に飽きてこの木枯や冬住ひ  松尾芭蕉

・木枯に岩吹きとがる杉間かな  松尾芭蕉


・こがらしや岩に裂行く水の声  与謝蕪村

・こがらしや何に世わたる家五軒  与謝蕪村


・こがらしが出でゆく海に燈火なし  山口誓子

・こがらしと馳せつつ犬は顧る  山口誓子


・こがらしやすぐに落付水の月  千代尼




木枯しの例句は多い。
例句を読んでいて、芭蕉と蕪村と千代女と誓子を選んだ。

夏が去り、秋が去り、冬が来て木枯らしが吹く。
枝を覆い尽くしていた葉も枯れ、木枯しに吹き飛ばされて、枝ばかりの骸骨になってしまった。

木枯しの吹くこの世は無常だ。
芭蕉も蕪村も木枯しが運んできた無常をその儘見つめている。木枯しは寒い、岩もとがる程だ、岩も裂ける程だ。
人は無常の中生きるしか道はない。
無常に徹している。

誓子は、海の句では、木枯しが吹きすさぶあれた暗い海の無常の中に身を置いている。徹していると言えるだろう。
しかし、犬の句は徹し切れていない。木枯しとともに走り去って行った犬。どこまで追いかけるのか? 止まって、振り返って自分の方を見た。ホッとしたのは犬である誓子だ。
まだ、徹し切れていないのだ。

その点、千代尼は落ち着いている。達観している。
木枯しは吹くもの、吹けば水面は乱される、月も乱され狼狽えるもの。
 何もビクビクする必要もない、吹くのを止めれば、又元の月に戻る。
 千代尼は、やっぱり大きい。





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最終更新日 : 2021-11-24

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