2021/09/19 日記 月見 - 菜花亭日乗
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2021-09-19 (Sun)  20:37

2021/09/19 日記 月見

2021/09/19 ()  旧暦: 813日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 526分  日没: 1742分  月出: 1710分 月没: 309分  月齢: 12.09  潮汐: 中潮  干支: 庚午  六曜: 友引  九星: 六白金星 


今日のあれこれ: 月見


「星空さんぽ 20219月ミニテーマ「お月見」」

https://youtu.be/uvDymfFWyJA



『月見(つきみ)  仲秋

【子季語】
 観月、月祭る、月を待つ、月の宴、月の座、月見酒、月の宿、月の友、月見茶屋、月見舟

【解説】
仲秋の名月をながめ賞すること。薄を活け、三方に団子や季節のものを供える。
 月見の宴が催され、主人が客をもてなす。酒食のほか詩歌や謡で興趣を添える。また、松島、姨捨、石山寺など月の名所へ多くの人が足を運ぶ。』
(季語と歳時記)



月見の俳句:


・月見せよ玉江の蘆を刈らぬ先  芭蕉


・五六升芋煮る坊の月見かな  蕪村


・月見にも陰ほしがるや女子達  千代尼


・月見るや庭四五間の空の主  杉風


・けふの月見るや箱根に腰かけて  正岡子規




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月は、月をみる月。
昔から、そのように決まっている。
今年の名月は8年ぶりの満月だそうだ。
明後日まで時間はあるので、まだ月見の準備はできる。

俳人たちも昔から、仲秋には月の句を詠んでいる。
句を詠むのもよし、月見酒もよし、団子を食べるのもよし
集まって密にならなければ、それで良い。

昔、名古屋に引っ越した時、月見坂町と言う場所に、住んだことがある。
 覚王山駅から歩いて坂を登った場所だったが、確かに坂はあるが、住宅やマンションが立ち並び月が見えるような場所ではなかった。言葉遊びで付けた名前かと思った。
 その後、調べてみると、この土地は江戸まで遡れば、月見の名所ということが判った。

Wikipedia
の「月見坂町」の項目には、以下のように書かれている。

『地名の由来
江戸時代、尾張藩主徳川家の別荘が瓶杁山に存在し、名古屋城下とその別荘を結ぶ道中の当地の坂道において観られた月景色が名所として知られていたことによるという。』

当時の様子が尾張名所図会に描かれている。
今と違って、坂の上まで上り、振り返れば、名月がよく見えたのだ。

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(尾張名所図会 Wikipedia

図会には詩歌が載せられている。

 ・屈曲す 渓山の路 高低 数里来る
      頭を挙げて月阪を攀ぢ 臨眺、夕陽の開く
                             乾堂 

 ・さやけしな 秋の夜ごとの月見坂
      高峯をかへて いづるひかりは  正韶 

・曠野集
   見るものと 覚えて 人の 月見かな  野水


江戸時代の人々は、風趣があり、月見を楽しむ心のゆとりがあった。


今、この世はコロナ騒ぎで鬱陶しいが、月見ならそれを忘れることができる。

家の窓からでも、ベランダからでも、近くの公園でも、街の路上でも月見はできる。
 空を見上げればよいのだから...




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最終更新日 : 2021-09-19

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