2021/09/11 日記 夕月夜 - 菜花亭日乗
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2021-09-11 (Sat)  20:01

2021/09/11 日記 夕月夜

2021/09/11 ()  旧暦: 85日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 520分  日没: 1754分 月出: 937分  月没: 2031分  月齢: 4.09  潮汐:中潮  干支: 壬戌  六曜: 赤口  九星: 五黄土星 


今日のあれこれ: 夕月夜


陰暦 8月3日の月」

https://youtu.be/flYEMrHLP9E



『夕月夜(ゆうづきよ、ゆふづきよ)  仲秋

【子季語】
 夕月夜、夕月、宵月、宵月夜

【解説】
 陰暦八月の二日月から上弦の頃までの月をいう。
この頃の月は出が早く、光は弱く、夜半には没するので、はかない感じがある。それゆえ王朝貴族たちに愛され、詩歌に盛んに詠み継がれた。』
(季語と歳時記)



夕月夜の俳句:


・夕月夜早少女うたひつゝ帰る  正岡子規


・あとひとつ泊るてふ子や夕月夜  前田よう子


・夕月夜乙女(みやらび)の歯の波寄する  沢木欣一




去年の秋、コロナの感染が鎮まった時、沖縄に出掛けた。
いつもは、那覇に宿を取り、昼は動き回り、夜は馴染みの店を回るのだが、コロナはゼロでは無い、那覇に泊まるのは止め、北部のリゾートで過ごした。

辺戸岬に行った日は、強風が吹きすさび、時折雨も交じる荒れた天気だった。
 ただでさえ風の強い岬は、嵐の中にあった。

新しくなった観光センターの中に避難し、展示物を見た後は、ガラス越しに嵐の外を眺めていた。

少し、風が収まったので、岬の先端まで行ってみることにした。

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岬の先は風が強く、樹木は育たない。ゴツゴツした岩と背の低い草や苔が生えるばかりだ。

辺戸岬の祖国復帰闘争碑に歴史を見た後、反対側からセンターに戻る途中に碑があった。

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碑の表には、夕月夜みやらびの歯の波寄する 欣一 と刻まれている。

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裏面には、建碑の趣意が書かれてい。
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この句の背景は、以下のサイトに詳しい。

「沢木欣一の一句鑑賞(三)    高橋透水」
https://blog.goo.ne.jp/new-haiku-jin/e/1f56dcfe6237930e36d0209f191e1882


旅先で、思いがけない場所で、思いがけない俳人の句碑に出会うことは、心を躍らせるものがある。


宮古島の熱帯植物園に行った時、出会った飯島晴子の句碑もそうだった。
 遠く足を運んだ沖縄の地で、沖縄の自然と人と文化に心を揺すぶられた俳人の詠んだ句。
その句が刻まれた碑には、俳人と沖縄の人との確かな心の交歓がある。




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最終更新日 : 2021-09-11

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