前戦は惜しくも2位で60勝の大記録を逃し、足踏みとなってしまった高梨沙羅選手。
その結果を物ともせず、今回は大ジャンプで圧倒的な第1位で60勝目の大記録を樹立した。
若く体格に恵まれた外国選手の台頭やスキー板やスーツのルール変更の影響か何か原因はわからないが、急に勝てなくなってしまった、連戦連勝の時代が嘘のようになった時期があった。
そうした、歴史を踏まえての復活だから、高梨沙羅選手の60勝は称賛に値する。
記録は塗り替えたと思ったら、アホネン選手の表彰台の回数記録が残っているそうだ。
108回が記録で、あと2回だ。
ここまで来たら、優勝記録70回を目指して欲しい。
それが達成出来れば、実力だけではなく最近増々美しくなった姿を表彰台の1番高いところで見ることが出来る。
『沙羅 最多更新W杯通算60勝、アホネンの表彰台歴代トップもあと2
[ 2021年2月20日 05:30 ]
ノルディックスキー W杯ジャンプ女子個人第9戦 ( 2021年2月19日 ルーマニア・ルシュノブ ヒルサイズ=HS97メートル )
ジャンプ女子個人第9戦を制し今季3勝目を挙げ、歴代最多の通算勝利数を60に伸ばした高梨(AP)
Photo by AP
高梨沙羅(24=クラレ)が92メートル、99メートルの合計239・2点で4季ぶりとなるシーズン3勝目を挙げ、男女歴代最多の通算勝利数を60に伸ばした。表彰台も女子最多更新の通算106度目。ヤンネ・アホネン(フィンランド)が持つ男女通算歴代最多の108度にあと2とした。丸山希(22=明大)は14位、伊藤有希(26=土屋ホーム)は23位だった。岩渕香里(27=北野建設)は35位。勢藤優花(23=北海道ハイテクAC)はスーツの規定違反で失格となった。
鋭く踏み切ると、安定した空中姿勢で高い飛行曲線を描いた。飛型点もまずまず。全く危なげない内容で、またも表彰台の中央に立った。無敵の強さを誇った時代の高梨が再び戻ってきたようだ。
「風が巻いていたので難しいコンディションだったが、やるべきことに集中できた」
1回目にトップに立つと、最後に飛んだ2回目にはヒルサイズを2メートルも越える最長不倒。近年は周囲のレベルアップを痛感し「勝つ難しさを年々感じている」と話していたかつての個人総合女王だが、この日はライバルたちが、同じ思いを抱いたことだろう。男女を通じ最多の通算優勝回数は前人未到の「60」の大台に乗った。
これで直近の4戦は優勝3度、2位が1度。今季の全9戦で表彰台に乗れなかったのは失格を含め3度だけだ。「自分でもこんなに結果がついてくるとは思っていなかった。平昌五輪が終わってから自分のジャンプをゼロからつくり始めて、ようやく目指す方向が見えてきた」。誰より高梨自身が、確かな手応えを感じつつある。
「自分のベストを尽くして、チームに貢献できるように頑張っていきたい」。この勢いのまま、20日には混合団体に出場し、25日のノーマルヒル、3月3日にラージヒルが行われる世界選手権へと高く飛び続ける。』
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最終更新日 : 2021-02-20