2021/02/13 日記  寒椿 - 菜花亭日乗
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2021-02-13 (Sat)  18:20

2021/02/13 日記  寒椿

2021/02/13 ()  旧暦: 12日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 630分  日没: 1720分  月出: 735分  月没: 1842分  月齢: 1.33  潮汐: 大潮  干支: 壬辰  六曜: 友引  九星: 二黒土星 


今日のあれこれ: 寒椿

20110101_雪の日光寺 地蔵と寒椿」


https://youtu.be/-auAlpoNqM4



『冬椿(ふゆつばき) 晩冬

【子季語】
 寒椿、早咲の椿

【解説】
寒椿、早咲き椿ともいわれる。
冬のうちに咲く椿の総称。
凛とした姿は茶人好みでもある。』
(季語と歳時記)



寒椿の俳句:


・くれなゐのまつたき花の寒椿  日野草城


・火の如き恋秘め通す寒椿  古市絵未


・寒椿てふくれなゐの荒々し  竹下陶子


・一つ咲き妻恋花か寒椿  阿部慧月


・父も夫も師もあらぬ世の寒椿  桂信子


・花咲いておのれをてらす寒椿  飯田龍太




寒い時期に咲く花は少ない。
少ないから見る者にとっては愛らしい。

椿は春に咲くものでもう少し先だが、寒い冬に先駆けて咲く椿は、寒椿・冬椿だ。

厳しい冬の寒気の中、時には雪の降る日にも、降り積もった朝にも寒椿は赤く咲く。

冬景色の中で、背を丸め、心を萎ませた人が寒椿に出会う。
すると、寒椿に語りかけられるようだ。
寒椿の句を読んでいると、そんなことが理解できる。

寒椿は冬の中の真紅だと草城は詠む。

そのまつたきくれなゐの前で古市は恋心を燃え上がらせる、最後まで燃え尽きる想いで。
 一方、竹下はそのくれなゐは荒々しすぎるという。
簡単に言えば、古市は勇敢で行動的だが、竹下は臆病で慎重派となる。
 だが、それは人となりの違いではなく、境遇の違いかもしれない。
 古市は満たされない心で生きている、竹下は充足された生の中で心は満たされている。

よく言われることだが、連れ合いを亡くした場合、男と女のその後は差がある。
 極端に言えば、男はすぐ死んでしまう、後を追うのだろう。
女は、夫を弔いながら、お友達と語らい、サークルに通い、旅行をし、美味しいものも楽しみながら生きていく。

それは、阿部と桂の句にも現れている。
阿部は楽しく生きているのだろうか、心配だ。
桂は、頼りとした父も夫も師も亡くした後でも燃え上がる真紅の寒椿に心を凛と同期させている。
女性は、やはり強い。

飯田は、寒椿と人の関係の構造を明らかにしている。





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最終更新日 : 2021-02-13

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