2020/10/21  日記  秋思 - 菜花亭日乗
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2020-10-21 (Wed)  19:35

2020/10/21  日記  秋思

2020/10/21 () 旧暦:  95日 祝日・節気・雑節・朔望:  日出:  552分 日没:  1658分 月出:  1044分 月没:  2033分 月齢:  4.31 潮汐:  中潮 干支:  丁酉 六曜: 先勝


今日のあれこれ: 秋思

「吟詠「秋思の詩」」


https://youtu.be/5L0rOUExBJU



『秋思(しゅうし、しうし) 三秋
2011/02/21

【子季語】
 秋懐、傷秋、秋容、秋あわれ、秋さびし

【関連季語】
 春愁

【解説】
 秋になって、心に何かを感じたり思ったりをすることをいう。春は春愁といい、秋は秋思という。愁いに比べ、思いは乾いた感じがある。』
(季語と歳時記)



秋思の俳句:


・蝋色の夜明け秋思の椅子に在り   田中藤穂


・本閉ぢて秋思閉ざせるすべもなし   村山秀雄


・榧に降る雨を見てゐる秋思かな   野沢しの武




「秋思」と言う言葉・文字にはあまり古さを感じない。
むしろ、新しく考えられた季語のような気もする。

しかし、調べてみると、古くは中国に起源を持ち、平安時代には日本に定着していた言葉だった。

有名な菅原道真は「秋思の詩」を作っている。



<原文>
丞相度年幾楽思
今宵触物自然悲
声寒絡緯風吹処
葉落梧桐雨打時
君富春秋臣漸老.
恩無涯岸報猶遅
不知此意何安慰撫
飲酒聴琴又詠詩


<
読み下し文>
丞相(じょうそう)年を度()たって幾度か楽思(らくし)
今宵(こんしょう)物に触れて 自然に悲し
声は寒し絡緯(らくい) 風吹くの処
葉は落つ梧桐(ごどう) 雨打つの時
君は春秋に富み 臣漸く老ゆ
恩に涯岸(がいがん)なく 報(むく)ゆること猶遅し
知らず此の意(こころ) 何おか安慰(あんい)せん
酒を飲み琴を聞き 又詩を詠ず


<意味>
私は、長い間天皇のお蔭を蒙ったが、責任の重さで心から楽しめただろうか。
今夜は秋の風に触れ感傷的になり悲しい
秋風が吹き、秋虫の鳴く声が寒々しい
雨に打たれて落ちる青桐の葉にも秋を感じる
陛下はまだお若くおわしますが、私はすでに年老いてしまった
君恩には果てしもなく広いのに、その御恩報いるには時間が少ない
この気持をどう慰めたらいいのか
酒を飲み、琴を聞き、詩を詠じて気を紛らわせるしかない。

(日々是好日
http://koujithu.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-bd68.html
より転載)

菅原道真が亡くなったのは、903年なので、日本に根づいて1000年を経ている歴史のある言葉だ。





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最終更新日 : 2020-10-21

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