2020/10/18  日記  みせばや - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2020-10-18 (Sun)  18:12

2020/10/18  日記  みせばや

2020/10/18 () 旧暦:  92日 祝日・節気・雑節・朔望:  統計の日 日出:  549分 日没:  1701分 月出:  708分 月没:  1811分 月齢:  1.31 潮汐:  大潮 干支:  甲午 六曜: 仏滅


今日のあれこれ: みせばや

「【多肉植物】ミセバヤの花を3倍咲かせる方法/秋にモリモリ咲かせようSucculent/Hylotelephium siebolgii


https://youtu.be/bVD0hFI_wDc



『みせばや: 玉の緒、見せばや

  晩秋

ベンケイソウ科の多年草で古くから観賞用として栽培されてきた。
多肉質の輪生した三枚の葉が垂れ下がり、秋、茎頂に桃色の球形の花を多数つける。冬には全体に紅葉する。名は高野山の法師が詠んだ和歌にちなむものと言われている。』
(季語と歳時記)



みせばやの俳句:


・みせばやに風の明るき武家屋敷   竪ヤエ子


・みせばやに凝る千万の露雫  富安風生


・みせばやの花の赤さよ山の宿  松藤夏山




ものみなそうだが、良い名前をいただいたものは恵まれている。
 「みせばや」という名も古雅で優美で、一体どんな花だろうかと人の心を弾ませる力を持っている。
 また、この花は「みせばや」に加えて、もう一つの良い名前を貰っている。「玉の緒」だ。

「みせばや」も「玉の緒」も古典的で、花をイメージすると「たおやか」が似合いそうな容姿だ。

しかし、イメージとは違って、葉や茎は多肉質で、一寸「たおやか」のイメージではない。しかし、花は桃色の可憐な花で清々しい艶っぽさを感じさせる。
 その上、人里離れた山深いところに自生し、雪に埋もれて春を待つという、見かけより、名前より強靭な生命力を持っているようだ。
 

「みせばや」の名前の由来は、Wikipediaに「高野山の法師が詠んだ和歌にちなんでいるといわれている」書かれている。
どんな和歌か調べてみた。

「みせばや」の和歌を調べてみると、百人一首に入っている
殷富門院大輔の歌がある。


「見せばやな雄島(をじま)の蜑(あま)の袖だにも 濡れにぞ濡れし色は変はらず」
                   (『千載集』恋・884


この歌は法師が詠んだものではないので由来の歌ではない。
 下記の記載があるサイトに出会い、疑問が解決した。


『故民部卿入道為村卿かたられしは、今世に見せはやといへるくさ〔鎮火の種〕をうへもてあそふ。これはかの卿の父大納言為久卿の和哥の門弟に、吉野山の法師にてあなるか、奥山にて見侍りしくさとて、和哥をそへて贈りし。そのうたの句に、君にみせばやとの詞あり。これによりて、見せはやとなつけをくよし、為久卿の返事ありしを、たしかにみられけるとなむ。
(『閑窓自語』上巻。日本随筆大成第2期第8巻、296頁)

Cask Strength
https://hanshotfirstjp.hatenablog.com/entry/20151029/1446046840
より転載)

法師が為久卿に花に添え書き送った「君にみせばや」の和歌自体は残されていないのは残念な気がする。





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最終更新日 : 2020-10-18

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