2020/09/18  日記  秋の暮 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2020-09-18 (Fri)  19:26

2020/09/18  日記  秋の暮

2020/09/18 () 旧暦:  82日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  525分 日没:  1743分 月出:  555分 月没:  1831分 月齢:  0.67 潮汐:  大潮 干支:  甲子 六曜: 先負


今日のあれこれ: 秋の暮

「中尊寺の鐘の音「世界遺産登録決定」」


https://youtu.be/V4e1-3CUBuQ



『秋の暮(あきのくれ) 三秋
2011/02/21

【子季語】
 秋の夕暮、秋の夕

【関連季語】
 暮の秋
【解説】
秋の一日の夕暮れという意味と、秋という季節の終わりという意味がある。
 古来より二つの意味で使われてきたが、二つの意味が相互に響きあう場合も少なくない。
<さびしさはその色としもなかりけり真木立つ山の秋の夕暮> 寂蓮『新古今集』、
<心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮>西行『新古今集』
<見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮>藤原定家『新古今集』
などと古くから歌われ、「もののあはれ」「寂しさ」象徴する季語となった。

【来歴】
『山の井』(正保5年、1648年)に所出。

【文学での言及】
秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。まいて、雁などの列ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。 清少納言『枕草子』
』(季語と歳時記)



秋の暮の俳句:


・梵鐘の鳴り新羅寺の秋の暮   木暮剛平


・箒目の道門へ入る秋の暮   山尾玉藻


・佛身も赤き裳を引き秋の暮  八牧美喜子


・立飲みの店に灯が入り秋の暮   鈴木セツ


・連れのある人ばかりなり秋の暮  久保田万太郎




9
18日。
厚い雲が空に在り、湿った風が南から吹いてくる。
暦も季節も秋なのだが、空高く、爽やかな風が抜けていく日ではない。

予報士は、夏と秋のせめぎ合い、秋雨前線が日本列島の上を上がったり下がったりしていると説明しているが、それで気が晴れることにはならない。

問題は、心の夏が終わっていないことだ。
体温を超える日が毎日続いた夏に、心が、身体が、やられてしまったに違いない。


「秋の暮」は「もののあはれ」「寂しさ」を表彰するものだそうだ。
 確かに、清少納言の心は情趣に小気味よく震える。

夏の疲れが取れるのはもう少し先だろう。


「秋の暮」の句を読んでいて、万太郎の秋の暮が気になった。
 功成った人の孤独なのだろうか。
 秋の情趣の問題なのだろうか。
 自分のために自死した妻への贖罪なのだろうか。

万太郎には、次の句もある。

 ・あきかぜのふきぬけゆくや人の中


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最終更新日 : 2020-09-18

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