2020/08/03  日記  青森佞武多 北国の夏 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2020-08-03 (Mon)  22:49

2020/08/03  日記  青森佞武多 北国の夏

2020/08/03 () 旧暦:  614日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  450分 日没:  1843分 月出:  1845分 月没:  354分 月齢:  13.39 潮汐:  大潮 干支:  戊寅 六曜: 先勝

今日のあれこれ: 佞武多(ねぶた)


「青森ねぶた祭2019


https://youtu.be/PhkoRjEBDfQ



『佞武多: 
 ねぶた祭、扇灯籠、喧嘩ねぶた、立佞武多、金魚ねぶた、組みねぶた、扇ねぶた、ねぶた組む、ねぶた貼る、ねぶた蝋、ねぶた流す、ねむだ流し、眠流し、ねむけ流し、ねぶと流し、跳人

  初秋

元は陰暦七月七日の七夕の行事。現在は青森市や弘前市で八月に行われる精霊送り。木と竹と針金と和紙で立体的な形を作り中に灯をともして、勇壮な武者人形に仕立て上げる。人力で引くのが特徴。東北三大祭りの一つ。』
(季語と歳時記)



佞武多、ねぶたの俳句:


・沸きにわく跳人の囃子ねぶた浮く  加藤憲曠


・ねぶた衣の艶に腰鈴袂鈴  成田千空


・ねぶた来る闇の記憶の無盡蔵  黒田杏子




青森のねぶた祭りは、毎年82日から7日まで開催される。
 本当は、昨日からお祭りは始まっているのだが、嘘の今年はコロナのために中止となってしまった。

東北で祭りが無くなってしまう喪失感は言葉には表現できない。
 祭りが多い京の都とは違って、青森のねぶた祭は1回だけの夏の祭りだ。

雪に閉じ込められ、凍てつく風に身体を小さくして暮らす日々が長く続く、遅い春が来て、長い梅雨が終わると、漸く夏が来る。
 自然の厳しさから農作業から開放され、夏の休みの時が来る。
 北国の夏は短い。ねぶたは1年の最高の晴れ舞台だ。それに替わるものはない。

祭りの主役は勿論ねぶただが、それだけではねぶた祭にはならない。
 囃子、太鼓が無ければ盛り上がらない。この太鼓と囃子が聞こえてくれば、青森の人は自然に身体が動き出す。

実際、ねぶた祭の場にいると理解できることだが、運行するねぶたの間に、跳人(はねと)がやってくる。
 浴衣にたすきを掛け、腰や袂に鈴をつけた若者たちが片足で跳んではねて来る。
 祭りの踊りはつきものだが、ねぶたも同様に跳ねる踊りがある。

この踊りは、飛び跳ねるので疲れる踊りだが、だからこそ燃焼感がある。

黒田の詠むように、夏の夜は真っ暗だ。
ねぶたの燃焼感が短い北国の夏の確かさを持たせてくれる。
無明しか無い漆黒の空だけでは、夏の存在は感じられない。

ねぶた祭のないこの夏。
漆黒の闇夜は嘘で、ねぶた祭が本当の世界であることを目で見る方法がある。
 去年の動画の中に、その燃焼を見ることができる。

上の動画は27秒のダイジェスト版だ。
物足りない場合は、長い動画もある。

次のは5149秒。
「【青森ねぶた祭】2019 青森市【全編】4K60P

https://youtu.be/-gGXjEdFjzc


時間がたっぷりある人には、2時間のライブバージョンもある。
「青森ねぶたライブ配信 201984日」

https://youtu.be/0GKiIxCltRw


動画を見た後、目を閉じれば、祭りの掛け声が聞こえてくる。
ラッセーラー、ラッセーラー、ラッセ、ラッセ、ラッセーラー...
その掛け声は、途切れること無く、聞こえている。

目に見える世界は事実だが、本当の世界ではないことがある。
 ねぶた祭りがない夏なんて、嘘に決まっている。





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最終更新日 : 2020-08-03

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