2020/07/17 日本酒の会 sake nagoya 7月例会 「気になるお酒」(その1) - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2020-07-17 (Fri)  23:50

2020/07/17 日本酒の会 sake nagoya 7月例会 「気になるお酒」(その1)


コロナ禍対策のための活動休止が先月終わり、再開後2度目の定例会に参加した。

テーマは「気になる酒」だが、閉会時の主催者挨拶によれば、中止されたお花見にお目見えする予定だった花見酒も中に含まれているそうだ。

今年は、お花見の宴もできなかったが、こうして今月の例会が開かれ、同好の士とともに日本のお酒と旬彩処かのうさんの料理を楽しむ時を過ごせたのはありがたいことだった。

 来月のテーマは「気になるお酒、どえらいええやつ」だそうだ。

「どえらいええやつ」!! たまりませんネェ~


【今日の出品酒】
ブラインド評価終了後目隠しが外された銘酒たち。
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コロナ対策のため参加者が絞られているため、本数も10本になっている。

以下、目隠しの利き酒の個人的評価を記載するが、個人的嗜好によるもので、客観性はない。
 参加者全体の評価結果は、sake nagoyaの公式サイトに後日掲載されるので、その結果の方が客観性がある。

公式サイト
http://www.sakenagoya.com/


(1)
 東鶴 槽搾り 純米吟醸  製造2019/09 東鶴酒造 (佐賀)
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 立香は仄かな吟醸香。甘い入り口。スッキリとした酸、舌触り丸い。厚みのある味わいよりスピード感の世界。含み香も吟醸香の名残り。中盤以降、やや味がショビつく印象。少し味わいの盛りを過ぎているかもしれない。評価7.0


追記:

かがた屋酒店の紹介
『ラベル、ロゴ、酒質、東鶴酒造が大改革を断行。
酒造りの重要要素「水」に着目。
いままで10メートルの深さだった井戸を
100
メートルの深さまで掘り下げ、軟質な水をGET
それにより酒質が抜群に向上。
この生まれ変わり感、ハンパなし!!』
https://www.kagataya.net/shopdetail/000000002987/



(2)
 伯楽星 純米吟醸 おりがらみ 生酒 製造2019/12 新澤酒造店 (宮城)
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 おりがらみ。立香は甘い香り。甘い入り口。トロリとした舌触り、甘い酸で、軽やか。中盤の苦・渋も無く味わいのバランスが良い。穏やかな世界で、偏った癖はない。後口の切れ良い。評価8.0


追記:

阿部酒店の紹介
『 瓶底にうっすらと「にごり」が沈殿している限定バージョンです。香りは本来の味わいを邪魔しない穏やかで清涼感のある香り、飲み口はフレッシュで爽やか、若々しくしなやかな美味さを誇ります。単に、生の華やかな旨味だけで押し切る味わいではなく、緻密に設計された繊細な美味さを表現している逸品。初めて伯楽星を試してみようかと思う方にもおすすめできる魅力満載の美味しさです。

2011
3月の震災後、様々な問題を乗り越え未来への出発を志し、川崎蔵への移転を決意。その新蔵での伯楽星のR1BY新酒です。ここからまた新たな歴史が始まります!どうぞこの味わいを存分にお楽しみ下さい。』
https://www.ast39.com/product/440



(3)
 フモトヰ 純吟雄町 おりがらみ 生 製造2020/02 麓井酒造 (山形)
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 おりがらみとにごりの中間。立香は仄かに甘いもの。甘い入り口だが、酸味が追いかけてくる。すぐ、発泡感の名残のような辛味があるが、続かない。中盤以降、甘・酸・辛の混合した味で味わいの展開がない。後口は辛味系。評価7.0


追記:


花山の紹介
『純米吟醸 生酒 おりがらみ 2月限定発売

雄町米のやわらかい味わいと、搾りたてのフルーティーな吟香を表現するため、搾りたての新酒におりを絡めて瓶詰しました。2月上旬発売。
日本酒度 +5
酸度 1.6
使用米 雄町
精米歩合 50%
使用酵母 山形酵母』
https://www.nipponnosake.com/kura/fumotoi/sake.html



(4)
 玉旭 ECHOES 酒母搾り 純米生原酒 製造2019/07 玉旭酒造 (富山)
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 黄みのある色。立香は熟香と酸っぱさの混合した香り。甘い入り口、フルーティーな酸、含み香も果実を想わせる香り。味わいも甘酸っぱく、爽やかでワイン風な世界。含み香にエチル系のものを感じる。中盤以降の切れも良い。評価8.0


追記:
味わいも個性的だった、これが日本酒?
イメージは、日本酒よりワイン。
後で、ラベルを見て「酒母搾り」と書いてあった。
知らなかったので、搾り方のことと考えたが、そうではなく造り方のことだった。
 日本酒の世界も、まだまだ未知の事が満ちている。


酒母搾りとは
『本来日本酒は、蒸した米・麹・水で酵母を培養した酒母(しゅぼ)を作り、そこにさらに蒸した米・麹・水を加えて量を増やした酛(もと)を作ってから搾る。しかし、酒母搾りは酒母の状態で搾る。

ここがポイント
酒母搾りは通常の日本酒に比べて生産量が少ない。また酵母が糖をアルコールに変える割合が少ないので甘くて酸味の強い日本酒になる。』
https://toyamatome.com/sake-echoes/


「玉旭酒造のECHOESMOTHERの比較・酒母絞り4種を飲んでみた感想」
https://arnon.jp/tamaasahi



(5)
 五橋 五(five) ブルー 2018BY 純米吟醸 生酒 製造2019/09 酒井酒造 (山口)
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 立香は爽やかな香り、吟醸香か? 甘い入り口、トロリとした舌触り。含み香は吟醸香。中盤、酸の後、渋味と苦味の重みがある。味わいの展開のお尻が重いタイプ。吟醸香が残り香まで続く。評価7.0


追記:


いまでやの紹介
fiveとは、すべて木桶で仕込まれており、5種類のロゴカラーで酒質と季節感を表したシリーズ。このお酒は、毎年初夏ごろにリリースされる、キリッとスッキリした夏にぴったりな味わいのお酒です。
【蔵元より】
上槽したばかりのお酒は青みがかった黄緑色をしています。これを「青冴え」していると言い、よいお酒ができた指標となるのです。 その新鮮で刺激的な香味は、生命力に満ち満ちた若者をイメージさせます。だからどこか尖って「青い」と感じるかもしれません。時にはあの頃を振り返りながら飲む。そんなお酒です。 PS.飲み干した後に残る微かな苦み。Bitter sweet memory

https://www.imaday.jp/shopdetail/000000004092/



(6)
 佐久乃花 純吟 手詰め 直汲み Spec d 無濾過生原酒 製造2019/12 佐久の花酒造 (長野)
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 立香は仄かな吟醸香。丸い入り口。酸の後、酸と辛味の固い味わい、味が広がらない。含み香も中心に固まる。中に閉じこもった世界。中盤、底に渋味を感じる。評価6.0


追記:

固い味わいの印象は、アルコール度数が17度と高いことにも因るかもしれない。

日本酒物語の紹介
specDとは、アルプス酵母(長野C酵母)より華やかな吟醸香を発するといわれる、長野D酵母で醸した事を意味します。使用米は地元産ひとごこち。"手詰め直汲み"は発売初期の限定らしいです。スペックから想起される通りのフルーティーな吟醸香と微々発泡のシュワシュワ感が心地よい。アルコール度数が高い生原酒なのに、それを感じさせません。毎冬発売が楽しみな一品です。
個人的な飲み方ですが、開封後時間を置くとどんどん甘くなってしまうので、短期間で呑み切るように、飲む人数に応じて一升瓶と四合瓶を選び分けています。』
https://www.sakeno.com/meigara/1131/voice/



(7)
 明鏡止水 純米吟醸 甕口 生原酒 製造2020/02 大澤酒造 (長野)
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 立香はあまり感じない。トロリとした入り口。酸の味わい。滑らかな舌触り。中盤、辛味が味を締める。広がりとかふくらみがなく味が展開しない。中盤以降、辛味と渋味が糸を引く。評価7.0


追記:
この酒も中盤の味わいの展開がないと感じた。
度数が1718度と高いことに因るかもしれない。


佐金商店の紹介
『槽より滴り落ちる甕から直汲みした新酒を瓶詰めし、そのまま出荷したしぼりたて生原酒です。 空気に触れる時間を極力短くして、純米吟醸のしぼりたての旨さをそのまま瓶詰めしています。 しっとりとした中に、ボリューム感あふれる凝縮された味わいと爽やかな香りをお楽しみ頂けます。 パンチの効いた飲み応えが非常に印象深い、明鏡止水の新境地です。 水のように清冽でサラリと流れるような明鏡止水とは一線を画す限定酒です。』
https://www.sakin21.com/SHOP/0235_160_720.html



(8)
 福田 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 製造2019/12 福田酒造 (長崎)
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 透明な酒。立香は仄かに甘い、軽い吟醸香?甘い入り口、トロリとした舌触り。酸は滑らか。味わいは酸味系だがふくらみがある。中盤、苦・渋は無く辛味が味を締める。含み香は吟醸香らしいが、ややダレた崩れた感じがする。評価7.0

追記:
3
月末のお花見の時にいただけば、満開だっただろうと惜しまれる。


矢島酒店の紹介文
『矢島酒店で取り扱う「福田」は、次期・福田竜也氏が立ち上げた特約流通ブランドです。穏やかな香りに、酒造好適米「山田錦」ならではのふくらみのある柔らかな旨味とキレの良さが特徴です。

近年は数々のコンテストにおいて高い評価を受けています。

【令和元年】
・全国新酒鑑評会 最高位『金賞』受賞
2019年 Kura Maste  純米酒部門 金賞[フランス・パリ]

【平成30年】
・全国新酒鑑評会 入賞
IWC(インターナショナルワインチャレンジ)
           SILVER[イギリス・ロンドン]
Kura Master 純米酒部門 プラチナ賞[フランス]
Kura Master 純米吟醸部門 金賞[フランス・パリ]
・福岡国税局 金賞受賞
SAKE selection吟醸酒部門 シルバー賞[ベルギー]
...』
https://www.yajima-jizake.co.jp/products/detail.php?product_id=8882



(9)
 羽水 UI(うい) 特別純米 製造2019/12 株式会社せんきん (栃木)
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おりがらみ、霞酒。立香は甘い香り。甘い入り口、酸は軽く、広がりあり、発泡感の名残が含み香と軽い辛味を感じさせる。中盤以降、癖がなく切れる。残り香の余韻がある。味のバランス良い。後口の切れ良い。評価8.0
バランスの良さはNo.2と良い勝負。

追記:
先月も仙禽の酒が出品され、個人的には最も評価が高かったが、今月も「羽水UI」という新しいブランドで登場した。
この酒も良かった。
仙禽を含めて最近の栃木の酒は好い。


さかや 栗原の紹介文
『「薄井 真人」杜氏の新ブランド!!
羽水が新たにUIとして新登場!!

羽水ブランド定番として「純米」と「生もと」の双璧はそのままに「USUI」のアルファベットの最初と最後を抜粋し『羽水 UI (ウィ) 』という名を冠しました。UIの意味合いは「初々しい」・「切り開く」・「初心を忘れず」・「新たな境地を開拓し続ける」などで、フランス語の「Oui
Yes」の意味も兼ね備えます。「羽水」から「羽水 UI」へ新生した事により常に時代に合わせ、市場を鑑み、斬新なものを生み出していく。「常に新しく、初であり、それを武器として切り拓き、開拓していく。」という意味合いを持たせています。

薄井真人 杜氏メッセージ―
仕上がりは、香り穏やかで色気は少ないが底力のある栃木酵母を使用しゆっくりとしかし確実に酵母本来の力を引き出し主役は彼らの微生物であることを再確認する。麹造りでも酵母と同じく種麹の持つ本来のパワーを最大限に引き出す事に注力した。
そうする事により酵母の食料を充満させ麹菌と酵母菌の相乗効果を図り現代の発酵形態の最上級の力を存分に発揮させた。
このような造りをする事により「純米」から「特別純米」へと製造方法を変更しました。

酒質のベースとなるものは「羽水・夏酒」となります。穏やかな香りと甘みのバランスの取れた味わいです。
常に新たなる挑戦を続けるせんきんの「今」をご堪能下さい!

https://www.sakaya-kurihara.jp/item/2015ho-1559/



(10)
 花邑 純米吟醸 手詰め 生 出羽蝶々 製造2020/02 両関酒造 (秋田)
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 透明な酒。立香は仄かに甘い、軽い吟醸香?甘い入り口、軽やかな丸い酸。含み香は吟醸香だが適度で鼻につかない。中盤も軽やかな味わいで苦・渋が軽く味を締める。透明感のある広がりがある大吟醸の世界を感じさせる。評価9.0


追記:

地酒大好きドットコムの紹介文
『人気実力ともに日本酒の頂点に立つ【十四代】の高木社長からの異例の技術指導が行われた純米吟醸。 その話題性と非常にレベルの高い酒質から、都内を始め多くの地酒酒販店が新規取引を目指しているが、米選びから、徹底した品質管理のもと 醸造される量が非常に少ないため新規で取引を始めることは難しい。 米選び、醸造方法、保管方法、ラベル、名前まですべて十四代が監修したこともあり、ベースは間違いない酒質なのだが、そこから プライドをかけた両関酒造のアレンジがより味に深みを与えます。 そして昨年より花邑のラインナップに加わった出羽燦々。花邑と山形の酒造好適米との必然的な出逢い。蔵人一丸、「両関 ONE TEAM」。花邑イズムを惜しげもなく注ぎ込み、大事に育て上げた花邑出羽燦々。フラッグシップの雄町が持つ流麗、且つ艶やかさを継承し、陸羽田のスマートな美しさも併せ持つ花邑の才色兼備。』
https://jizake-daisuki.com/shopdetail/000000000648/



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最終更新日 : 2020-07-23

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