2020/07/19 日記  黒南風 - 菜花亭日乗
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2020-07-19 (Sun)  20:58

2020/07/19 日記  黒南風

2020/07/19 () 旧暦:  529日 祝日・節気・雑節・朔望:  土用 日出:  439分 日没:  1854分 月出:  249分 月没:  1747分 月齢:  27.85 潮汐:  中潮 干支:  癸亥 六曜: 先負


今日のあれこれ: 黒南風

「走っているフェリーに付いて来るカモメの群れ」


https://youtu.be/ejWrZRrzEG4



『黒南風

仲夏

暗くどんよりとした梅雨の長雨が続く時期に吹く湿った南風のこと。雨が続いて憂鬱な心持ちと、このころの空や雲の色を重ねて「黒」とされた。他に、梅雨中頃の激しい南風を「荒南風」、梅雨明けの明るい空に吹く南風を「白南風」という。 』
(季語と歳時記)



黒南風の俳句:


・黒南風に闇一枚の隠岐の島   川田さちえ


・沖通る帆に黒南風の鴎群る  飯田蛇笏


・黒南風に鬼棲み日本海荒らす   新関一杜


・黒南風にふと竜巻を怖れけり   稲畑汀子


・ずっしりと重き黒南風日暮れどき   大島みよし




梅雨の厚い雲の下を海から吹き寄せる南の風。
気象学は解らないが、天気予報では大陸の冷たい空気と南の海の温かい空気がぶつかり、梅雨前線ができる。
 其処へ南から水分をたっぷり含んだ風が吹き込む。
それが、黒南風と呼ばれるものだろう。

水蒸気を大量に含んだ南からの風は、日本列島の南側斜面に当たり、大雨を降らす。
 これが災害の源だ。昔から半夏雨と言われてきたものも同じだろう。
 今年も、まだ完全に終わってはいないが、特に九州には過去にない豪雨を降らせ、川を氾濫させ、山崩れを引き起こした。

陸の上でも梅雨時の南の風は恐ろしいが、海の上ではもっと恐ろしい。
 黒南風が吹き寄せたら、鎮まるのを待つしか方法はない。

この恐ろしい南の風を黒南風と名付けたのは、本性をよく表している。

俳人たちも、黒南風の正体が恐るべきものであることを詠んでいる。
 東海地方は月末まで梅雨が続きそうだ。
月が変わり、梅雨が明ければ、南の透明な空気が日本に吹き寄せる。青い空には、ムクムクの入道雲が湧いている。

その様な晴れた夏の日に吹いてくる白南風も八月には間違いないだろう。
 早くその日がやってきて欲しい。





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最終更新日 : 2020-07-19

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