2020/06/24  日記 短夜 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2020-06-24 (Wed)  21:15

2020/06/24  日記 短夜

2020/06/24 () 旧暦:  54日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  426分 日没:  1900分 月出:  659分 月没:  2136分 月齢:  2.85 潮汐:  大潮 干支:  戊戌 六曜: 友引


今日のあれこれ: 短夜

「夜明けのうた/岸 洋子」


https://youtu.be/7LL-Atpsuec



『短夜
  三夏
.
短い夏の夜をいう。春分の日から昼の時間が長くなり夜の時間は夏至にいたって、もっとも短くなる。
 その短さ、はかなさを惜しむ気持ちを重ねて夏の夜を呼んだのが短夜という季語である。→明易』
(季語と歳時記)



短夜の俳句:


・おばんですに始まる短夜の宴   稲畑廣太郎


・吉報を待つ短夜の長さかな   田中たつを


・行燈の消えぬ短夜四時を打つ   正岡子規


・短夜に触れられぬままの紅おとす  谷口桂子


・岸洋子聴く短夜のユーチューブ   平野みち代




科学的な意味では、夏の夜は短い事は確かで疑問の余地はない。
 だが、人が夏の夜を短く感じるのか、長く感じるのかは判然としない。
 田中は「待つ短夜」は長いと、訳のわからないことを、言っている。
 彼は、短かろうが長かろうかどちらでも良い、吉報が合格通知なのか、赤ちゃんの誕生なのか何なのか判らないが、幸せに待っているのだから。

稲畑も都の料亭で、芸妓でもあげての宴ならこんな楽しい夜なら明けないでほしいと当然思うだろう。

しかし、カリエスを病んだ子規の夜は長いものだったろう。


谷口の報われぬ口紅の夜は長い。
紅を落とした唇を噛んで、時を耐えるしか方法はない。

平野が聴いた岸洋子の曲は書かれていないが、短夜ならばやはり「夜明けの歌」だろう。



『夜明けのうた
歌:岸洋子
作詞:岩谷時子
作曲:いずみたく


夜明けのうたよ
あたしの心の きのうの悲しみ
流しておくれ
夜明けのうたよ
あたしの心に 若い力を
満たしておくれ

夜明けのうたよ
あたしの心の あふれる想いを
判っておくれ
夜明けのうたよ
あたしの心に 大きな望みを
抱かせておくれ

夜明けのうたよ
あたしの心の 小さな倖せ
守っておくれ
夜明けのうたよ
あたしの心に 思い出させる
ふるさとの空


この歌を歌う心は、希望を持っているけれど、楽しくはないのかもしれない。


考えてみれば、短夜でも長夜でも、楽しくても悲しくても、それは大した問題ではないかもしれない。
 いずれにしても、一瞬のこと、生命の炎が消えるまでのことだ。

地球が生まれて50億年だろうか、生命が生まれて30億年だろうか、人類が生まれて500万年だろうか、ホモサピエンスが生まれて20万年だろうか、人が歴史を持ってから1万年だろうか。

1
万年の間に、夜は10000×3653650000回あったはずだ、数えられる回数だ。
 3650000回の夜も必ず明け、朝が来た。

これから、人類の生存期間が1億年あるとも思えない。
365億回の夜など一瞬のことだ。

一人ひとりの夜など、たかだか80年×365回=29200回程のものだ。

のっぺらぼうの夜でなければ、それでよい。
悲しい短夜も嬉しい短夜も、手に汗を握ることができるのだから。





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最終更新日 : 2020-06-24

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