2020/06/16  日記 籐椅子 - 菜花亭日乗
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2020-06-16 (Tue)  19:38

2020/06/16  日記 籐椅子

2020/06/16 () 旧暦:  閏425日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  424分 日没:  1858分 月出:  120分 月没:  1407分 月齢:  24.39 潮汐:  若潮 干支:  庚寅 六曜: 仏滅


今日のあれこれ: 籐椅子

「ラタンリクライニングチェア」


https://www.youtube.com/watch?v=F9ZR9D7hevk



『籐椅子(とういす) 三夏
2011/02/13
touisu

【子季語】
 藤寝椅子
【解説】
 籐の茎で編んだ夏用の椅子のことである。
編み目から風が通り、涼しく気持ちがよい。見た目にも涼しさが感じられるが、ひんやりとした肌触りがまた心地良い。仰向けに寝ることができるような籐寝椅子もある。』
(季語と歳時記)



籐椅子の俳句:


・父亡くて籐椅子海へ向きしまま   荒井千佐代


・遠き日の父と波音籐寝椅子  清水節子


・胸病みし父を偲べば籐寝椅子  今泉貞鳳


・父の籐椅子みな触れてみる忌日かな  脇本千鶴子


・飴色の籐椅子いまも家長の座  井出千二




籐椅子の句を読んでいて、籐椅子には父のイメージが有ることが解った。

荒井も清水も今は亡き父がゆったりと海を見ていた籐椅子に父の存在を見ている。
 母に比べると父の存在は影が薄いものだ、事柄の性格からして、それたやむを得ないことだが、籐椅子については事情が違うようだ。
 今泉も脇本も井出も尊敬の気持ちを持って父愛用の籐椅子を見ている。

しかし、籐椅子にくつろぐ父がいた家が一般的だったかと思うとそうではないと思う。
 籐椅子が似合う男には、余裕やゆとりが必要だ、気持ちや時間や資力など余力があってこそ籐椅子にくつろぐことができる。

今、男が籐椅子にくつろぐことは、もっと難しい。
多くの男は全てにわたって余裕はない。
マンションには、籐椅子を置く場所はない。
男がくつろぐ定位置もない...

昔、札幌に住んでいた頃、定山渓にある山荘に、夏になると家族で遊びに出かけた。
 そこには、籐の寝椅子が一つ窓際の板張りに置かれていた。
 渓流近くの山荘は樹々の緑が濃い。寝椅子にくつろぐとせせらぎの音は自然に忍び込んできた。
 今は判るが、それは至福の時だった。

それ以来、籐椅子にくつろいだことはない...





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最終更新日 : 2020-06-16

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