2020/05/13 日記  時鳥 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2020-05-13 (Wed)  19:38

2020/05/13 日記  時鳥

2020/05/13 () 旧暦:  421日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  437分 日没:  1837分 月出:  ---- 月没:  938分 月齢:  20.02 潮汐:  小潮 干支:  丙辰 六曜: 赤口


今日のあれこれ: 時鳥


『【野鳥】筑波山のホトトギス』


https://youtu.be/E2OOTO5zcL8



『時鳥(ほととぎす) 三夏
2011/02/16

【子季語】
初時鳥、山時鳥、名乗る時鳥、待つ時鳥、田長鳥、沓手鳥、妹背鳥、卯月鳥、杜鵑、杜宇杜魂、子規、不如帰
【解説】
初夏五月に南方から渡ってきて日本に夏を告げる鳥。雪月花に並ぶ夏の美目でもある。昔は初音を待ちわびた。初音を待つのは鶯と時鳥だけ。夜、密かに鳴くときは忍び音といった。
【来歴】
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
【文学での言及】
暁に名告り鳴くなるほととぎすいやめづらしく思ほゆるかも 大伴家持『万葉集』
信濃なる 須賀の荒野に時鳥鳴く声聞けば 時過ぎにけり 作者不詳『万葉集』
いくばくの 田をつくればかほととぎすしでの田をさを朝な朝な呼ぶ 藤原敏行『古今集』
ほととぎす鳴くや五月のあやめ草あやめも知らぬ恋もするかな よみ人しらず『古今集』
ほととぎすそのかみ山の旅枕ほのかたらひし空ぞわすれぬ 式子内親王『新古今集』
【実証的見解】
時鳥は、カッコウ目カッコウ科に分類される鳥で、夏鳥として九州以北に飛来する。全体的に灰色で、腹部に白と黒の横縞模様が見られる。托卵の習性があり、おもに鶯の巣に卵を産む。食性は肉食性で、毛虫などを好んで食べる。キョッキョッキョキョなどと鳴き、「特許許可局」や「テッペンカケタカ」などと聞きなしされる。』
(季語と歳時記)



時鳥の俳句:


・稲葉殿の御茶たぶ夜や時鳥  与謝蕪村


・我ら義は只やかましい時鳥  小林一茶


・海の名を聞けば鳴海そ時鳥   正岡子規


・梓川より時鳥かすかなり  樹林有紀子


・一声の谷彩るや時鳥   鈴木直枝




ホトトギスは、漢字の名前を沢山持っている。
杜宇、蜀魂、不如帰、時鳥、杜鵑、子規、田鵑など。
杜宇、蜀魂、不如帰の表記は、中国の故事に語源を持っていて、古くから人と密接な関係を持っていた。

日本でも、季語と歳時記の記事にあるように万葉集、古今集に詠まれるほど人との関係は近かった。
 江戸時代でも、俳諧の世界で芭蕉も蕪村も一茶も句に詠んでいる。
 明治時代に作られた唱歌「夏は来ぬ」でも歌われている。
これは、今の我々も歌うことができる。

「夏は来ぬ


(1)
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

(2)
さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

(3)
橘の 薫るのきばの
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌むる 夏は来ぬ

(4)
楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

(5)
五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ


明治の歌詞だから、今の子供達は歌うことはできるが意味は判らないだろう。

しかし、それで良いので、初夏の季節感にホトトギスが結びついていればそれで文化は繋がっていく。

現代の我々は、ホトトギスの忍び音への関心を失って、初夏の感覚も失っている。
 これでは、のっぺらぼうの時間を生きてるだけと悲しむべきだ。





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最終更新日 : 2020-05-13

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