2019/10/11  日記  艶のある十三夜 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2019-10-11 (Fri)  19:35

2019/10/11  日記  艶のある十三夜

2019/10/11 (金) 旧暦: 913日 祝日・節気: 十三夜 日出: 543分 日没: 1711分 月出: 1616分 月没: 254分 月齢: 12.36 干支: 辛巳 六曜: 先負 九星: 七赤金星


今日のあれこれ: 十三夜



「十三夜」

https://youtu.be/2tSgYWHGeiU



『後の月(のちのつき) 晩秋

子季語: 十三夜、名残の月、月の名残、二夜の月、豆名月、栗名月、女名月、後の今宵
関連季語: 名月
解説: 旧暦九月十三夜の月。八月十五夜は望月を愛でるが、秋もいよいよ深まったこの夜は、満月の二夜前の欠けた月を愛でる。この秋最後の月であることから名残の月、また豆や栗を供物とすることから豆名月、栗名月ともいう。
来歴: 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。
文学での言及    九月十三日夜、閑かに月見るといへることをよめる
すみのぼる心やそらをはらふらむ雲の塵ゐぬ秋の夜の月 源俊頼『金葉集」
』(季語と歳時記)



十三夜の俳句:


・泊る気でひとり来ませり十三夜  与謝蕪村


・ほろ酔ひの電話かかりし十三夜   安本恵子


・人妻となりにしひとと十三夜  田中冬二


・見送りつつ次の約束十三夜   大川八重子


・十三夜外す真珠のイヤリング   岩崎可代子




今日は、十三夜。
名月の夜だ。

旧暦八月十五日の明月は満月だが、旧暦九月十三夜の名月は、満月の二日前の少し欠けた月を愛でる夜だ。

蕪村の句を見て、艶っぽい句だなと思った。
この句の解釈をネットで探してみたが見つからない。
そこで、勝手に解釈した。

十三夜の月は「後の月」と言われる。
『八月十五夜(旧暦815日から16日の夜)の月に対して、九月十三夜(旧暦913日から14日の夜)の月は「後(のち)の月」と呼ばれる。十三夜は日本独自の風習と言われている[3]。ちょうど食べ頃の大豆(枝豆)や栗などを供えることから、この夜の月を豆名月(まめめいげつ)または栗名月(くりめいげつ)と呼ぶ。

江戸時代の遊里では、十五夜と十三夜の両方を祝い、どちらか片方の月見しかしない客は「片月見」または「片見月」で縁起が悪いと遊女らに嫌われた。二度目の通いを確実に行なうために、十五夜に有力な客を誘う(相手はどうしても十三夜にも来なければならないため)風習があった。』
Wikipedia

蕪村は、江戸時代隆盛を極めた京都島原の遊里の馴染客であり、炭太祇とともに島原を拠点として句会を開催している。
 蕪村と島原遊郭とは深くつながっている。

現在も京都島原にある角屋は、江戸時代から続く揚屋で、円山応挙・与謝蕪村の作品を数多く所蔵しているそうだ。
 重要文化財になっている、蕪村の「紅白梅図」も所蔵している。

この句で「ひとり」と敢えて断っているのは、句会など仲間と連れ立ってではないということだ。
 「泊まる」というのは、ご贔屓の花魁と一夜を過ごすことに違いない。

当然、十五夜の夜も登楼して、花魁の招きに応じて、十三夜のお返しにやって来たのだ。


詩心が湧く夜なのか、十三夜の句は多くある。
詠む心境も人それぞれで、喜怒哀楽、悲喜交交なのだが、折角、蕪村の艶のある句を読んでしまったので、艶のある句を探してみた。

ほろ酔いの電話がかかる関係というのは、普通以上だろう。
人妻との十三夜が艶っぽく無い訳がない。
次の約束ができる関係も艶っぽい。
真珠のイヤリングが必要な十三夜は、勿論、艶っぽい。

十三夜は艶っぽい。




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最終更新日 : 2019-10-11

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