2019/07/12  村田諒太リベンジに成功 ベルト奪還 - 菜花亭日乗
FC2ブログ

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

Top Page › (22)格闘技・スポーツ › 2019/07/12  村田諒太リベンジに成功 ベルト奪還
2019-07-12 (Fri)  23:20

2019/07/12  村田諒太リベンジに成功 ベルト奪還


ラスベガスで、ボコボコに殴られ、ベルトを取られた村田が、リターンマッチに勝った。

敗戦のショックから引退の瀬戸際まで行った村田が、気を取り直し、現役続行を決めた。

前回と同じスタイルの試合では、結果は変わらない。
そこがどうなのかが今回のポイントだっった。


「村田諒太 vs ロブ・ブラント WBA 世界ミドル級タイトルマッチ(HIGHLIGHTS)

https://youtu.be/y-Xvio-nbaw



結果は、2R TKO勝ち。
見た印象では、昨年のラスベガスの試合のスタイルと大きな違いは無い。

違っていたのは、闘争心。
パンチを受けても、前に出て、決着をつけてやるという闘志が見えた。
 アマチュアと違い、プロではこれが一番大事だ。

圧倒的に強い王者ならば軽く勝つこともできる。
普通のタイトルマッチはほぼ互角の者同士の戦いになる。
試合を左右するのは危険を、恐れず前に出るという闘志だ。

以下の記事で、村田が「へたれ」とか「チキン」とか使っている。
 「へたれ」は関西弁で弱虫とか2級品と言った意味、「チキン」は英語で臆病者。

今回は、この闘志の面が前回と違っていた。


『村田2回TKOで王者返り咲き 勝率25%難関突破
7/12(
) 21:35配信 日刊スポーツ

clip_image001
ロブ・ブラントからTKO勝利しガッツポーズする村田(撮影・上田博志)
<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇12エディオンアリーナ大阪

【写真】ダウンを奪った村田諒太はロブ・ブラントを一気に責め立てる

同級4位村田諒太(33=帝拳)が王座に返り咲いた。昨年10月、米ラスベガスで負けた王者ロブ・ブラント(28=米国)との再戦で2TKO勝ちした。

背水の陣で臨んだリマッチだった。425日、都内のホテルで開かれたブラント同席による再戦の記者会見。「ボクにとって最後の試合になるか。それとも『もっと村田を見たい』と言ってもらえるかどうか。それをジャッジメントされる試合」と退路を断ち、リベンジに向けて集中していた。会見後には報道陣に「ブラントとは会いたくなかった。屈辱的な経験をさせられた相手を前に平常心な訳がない」と戦闘モードに入っていた。

昨年10月に米ラスベガスで臨んだ2度目の防衛戦で同級王座から陥落した。3度目の「ボクシング聖地」での試合で自身初の世界戦。メインイベント登場も初めてだった。プロボクサーとして夢の1つを実現したが、当時の同級1位ブラントに03の判定負け。ブックメーカーの予想も大きく覆す黒星には1カ月半前の高熱をともなう風邪による調整遅れがあった。村田本人は「完全に負けた」と一切の言い訳はしなかった。

王座陥落直後は「98%ぐらは、ほぼ辞めよう」と考えていた。しかし試合動画をチェックし「あのボクシングが集大成でいいのかと考えると『それはない』と思いました」。続いて周囲からの激励もあり、自然と現役続行に気持ちが傾いた。同12月には現役続行を表明。「世界王者にあって少し満足し、ハングリーさが欠如していた。新しい目標が見つかれば力がわいてくる。それを見つけたい」。

当初の再起戦の相手は元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン、現WBA1位)が候補だった。相手陣営に断られ、6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)を撃破したことで知られる元WBO世界ウエルター級王者ジェフ・ホーン(オーストラリア、現WBAミドル級3位)も浮上していたが、村田が契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社のサポートで、2月に初防衛に成功したブラントとの再戦に決まった経緯がある。

リベンジという新しい目標ができれば村田の意識と集中力は一気に研ぎ澄まされた。「前と同じ試合をしたら負けるわけですから」と村田。他競技からの練習理論を見て吸収し、ジムワークでも元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)の実弟で元日本ミドル級1位カルロス氏をミット打ち担当トレーナーが起用。五輪金メダリストとしてアマ経験が長いだけに、コンディションさえ整えば、適応力はズバ抜けていた。

トップランク社から肝いりで派遣された3人の練習パートナーとの1日おきのスパーリングを消化。5月上旬から始まった本格的なスパーリングは130回を超えた。所属ジムの浜田剛史代表は「ここまで予定通りにいった調整はなかった。過去最高の状態」と表現した。リミットよりも200グラム少ない723キロで計量パスした村田も「すごく良いコンディションできています。プロにきて、これだけ自信あるのも初めて」とまで言うほどだった。

本人も納得の心身で立ったリング。国内所属ジムの世界王者による王座陥落後の即再戦で勝利した例は過去12戦で輪島功一の2度、徳山昌守の1度のみという勝率25%の「難関」だった。アマとプロで次々と快挙を成し遂げてきた村田は再び「難関」も突破し、リベンジを成し遂げてみせた。

◆村田諒太(むらた・りょうた)1986年(昭61112日、奈良市生まれ。伏見中1年で競技開始。南京都高(現京都広学館高)で高校5冠。東洋大で04年全日本選手権ミドル級で優勝など。11年世界選手権銀メダル、12年ロンドン五輪で日本人48年ぶりの金メダルを獲得。138月にプロデビューし、1710月、WBA世界ミドル級王座を獲得し、日本人で初めて五輪金メダリストがプロ世界王者になった。家族は佳子夫人と11女。183センチの右ファイター。』
(日刊スポーツ)




『村田諒太「自分はヘタレ」 攻め抜いた衝撃KO後に告白した胸中「逃げるのはチキン」
7/12(
) 23:43配信 THE ANSWER

clip_image003
世界王座奪還に成功した村田諒太【写真:浜田洋平】


宿敵ブラントとの再戦で2234TKO勝ち、試合後の一問一答
 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチが、12日にエディオンアリーナ大阪で行われ、前王者・村田諒太(帝拳)が世界王座奪還に成功した。王者ロブ・ブラント(米国)に2234TKO勝ち。昨年10月に米ラスベガスで行われた世界戦で、王者だった村田は大差判定負けで挑戦者ブラントを相手に王座陥落。前回は1200発超のパンチを被弾する屈辱を味わったが、9か月ぶりの再戦で見事リベンジに成功した。村田は試合後の控室で劇的勝利を振り返った。

【動画】大阪が、日本が、井上尚弥が熱狂! 最後は強烈な右でブラントがぐらつき、そして…村田が演じた“衝撃2TKO”の実際の瞬間

――勝利直後の心境は。

「早く止めろよと思っていた。ホッとした」

――やりたいことができた?

「やりたかったのは相手に起こされないこと。特にワンツー、スリーに対して、前は棒立ちになったので。その足腰の強さは練習でやってきて、それをやりたかった。あの左フックであんなに効かせることはやりたかったことじゃない。試合の結果は良かったけど、やりたかったことは倒した、倒してないじゃなくて、実はもっと地味なことだった」

――ブラントが前に出てきたのは予想外?

「ビックリしました。『こう来るか』と。そこで会長が『前だよ』『前で殺せ』と言ってくれた。それが功を奏した。ボディーが2回くらい当たって、それが効いたかなと。結局、練習でやってきたことしか出ない。練習は嘘をつかないというけど、練習は嘘をつく時も多いけど、練習でやってきたことしか出ないということをアマチュアで150戦くらいとプロでやってきて学びました」

――入場はいつも笑顔だが、今日は引き締まっていた。

「この試合が最後になるかもしれないと思う気持ちもあったので、絶対に後悔したくなかった。あとは練習でやってきたことを出すだけ。怒ってはなかったけど、考えないでおこうと思っていた。瞑想みたいに無になって、呼吸だけに集中していった。ゴングの瞬間は冷静でした。スパーリングをやる時のルーティーンをやって、落ち着いていた」

――聞こえた声は?

「『そこ前だよ!』という会長の声はものすごく聞こえました」

――ここまでがむしゃらに手を出したのはプロになって初めて?

「初めてだと思う。相手あってのものなんでね。かみ合ったのだと思います。今日は僕の夜だったし、前回は彼の夜だったし。早いラウンドで決着ついたのは結果論」


ひっそりと抱えていた不安「自分はヘタレやし、それでいいと思う」
――前に出ることに怖さは?

「僕もミドル級ですから。それは自分で言うことじゃない。僕もミドル級だし、ミドル級のボクサーで逃げるのもチキンだし。スパーリングでやったことしか出ない。ここ(控室)を試合前に出る時に、会長に『僕みたいなもんにチャンスをくださってありがとうございます』と言いました。こんな舞台に立てることを感謝して、ヘタレな自分をカバーしている」

――不安はなかったか?

「不安がないわけないでしょ。不安がなかったら、ルーティーンなんてやらないし、こんな哲学的なこと考えないし。不安はあっていいと思う。不安があるから頑張るし、不安があるから成長していると思うし、不安があるから見ていただいて共感していただけると思う。自分はヘタレやし、それでいいと思う」

――引退か迷って再起を決断したことについて、今思うのは?

「そりゃ良かった。この結果が出て。会長が跳ねて喜ぶことなんて見たことなかった。一番、お世話になっているから、そのシーンを作れて良かった。僕は、個人っていうは一つの歯車だと思う。南京都高校が居場所をくれたし、東洋大も居場所をくれたし、帝拳でも一部でいられる。生きていく上で居場所があるって大事なこと。それを歓迎してくれるのは嬉しいですね」

――チーム帝拳に支えられたことは?

「僕らにしかわからないことがある。あの場で一緒に汗を流して、僕らにしかわからないつらさも、嬉しさもある。南京都(高校)と一緒なんですよ。南京都にも魂があるし、東洋大にも魂があるし、帝拳ジムには帝拳ジムの魂がある。そこに宿っている。そこにいることで影響があるし、そこで絆が深まると思う」

――次に見据えるものは?

「あんま言いたくないっすわ(笑)。先のこと。気が大きくなってるから、先のこと言うのはやめときましょ。僕個人というより、チーム帝拳が居場所をくれたので、バトンを渡すくらい頑張りたいなと思います」

THE ANSWER



リベンジに成功し、返り咲いた村田は、今後も戦い続けることになる。

個人的には、その道は険しいと思う。
闘争心の面では、一皮むけたので良いのだが、スタイルの面では課題が残っていると思う。

まず第一に、フットワーク。
もう少し軽く動かないと、スピードについていけない。

第二にディフェンス。
アームブロック一辺倒では単純すぎる。
ダッキング、サイドステップ、ウイービングなど多彩な方法を使い分けて、相手に近づく必要がある。
お手本は、タイソンだ。

第三にパンチのコンビネーション。
ストレート、フック、ボデーのコンビネーションは基本であって、意外性がない。見えるパンチは効かない。
今回殴り続けてもブランコがなかなか倒れなかったのはそのためだ。
 意外性のあるパンチは「見えない」。
お手本は、井上尚弥。

33
歳の村田が、これからどれ程スタイルを変えることができるかは、難しいことだ。
 しかし、その難しさを乗り越えなければ、道を進み続けるのは困難だろう。




関連記事

最終更新日 : 2019-07-13

Comment







管理者にだけ表示を許可