2019/07/04  日記  沙羅の花 - 菜花亭日乗
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2019-07-04 (Thu)  19:36

2019/07/04  日記  沙羅の花

2019/07/04 (木) 旧暦: 62日 祝日・節気:  日出: 429分 日没: 1900分月出: 543分 月没: 2023分 月齢: 1.32 干支: 壬寅 六曜:先勝 九星: 七赤金星


今日のあれこれ: 沙羅の花


Kyoto 京都・淡く儚い沙羅を愛でる「東林院・沙羅の花を愛でる会」」

https://youtu.be/m1q3e1WYqKc



『沙羅の花(しゃらのはな)晩夏
2011/08/11
【子季語】 夏椿、杪羅、姫沙羅
【解説】
ツバキ科の落葉高木。十メートルほどの丈になる。白い花びらに黄色の蕊をもつ。咲いてもその日のうちに落ちてしまう一日花。花の形が椿に似ていることから「夏椿」ともいう。釈迦入寂の「沙羅双樹」とは別の木である。』
(季語と歳時記)



沙羅の花の俳句:


・鑑真の沙羅の一花や御廟前  雨宮桂子


・御仏の声するやうな沙羅の花  福田みさを


・御僧と並びて沙羅の花を愛づ  宮平静子


・経文の一節のごと沙羅の雨  加藤三七子


・一院の踏み場もあらず沙羅落花  内山芳子



お釈迦様が入寂された時、滅多に花が咲かない沙羅双樹が花を開いたという経文を背景に、詠まれた句を集めてみた。

しかし、意外なことに、日本で沙羅の花・沙羅双樹の花と呼ばれるものは夏椿で、印度の沙羅双樹とはまったく違うものだそうだ。
 日本で沙羅の花と呼ばれるのは夏椿の名の通りツバキ科である。
 一方、印度の沙羅双樹はフタバガキ科で、科学的には全く別の花だそうだ。

印度の沙羅双樹は、耐寒性がなく日本の冬は越せないそうだし、花も滅多に咲かない。
 だから、日本で6月から7月に、沢山の花を咲かせるのは沙羅双樹ではないと判断できる。


日本の自然環境では娑羅双樹は育たないので、花も見られないし、育ったとしても滅多に花を咲かせないので花を見ることは難しい。

ネットで沙羅双樹の花を探してみると、掲載されているサイトが一つあった。

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『・ミャンマーの国花。
・極めてまれに花が咲くらしい。
 新宿御苑では2018年に初めて開花。』
(季節の花300
http://www.hana300.com/saraso.html
より転載)


科学的には、沙羅の花と沙羅双樹の花は違うことは動かしがたい。
 しかし、句の世界で沙羅の花を仏教と関連させて詠むのは、科学ではないのだから問題はない。

沙羅の花は1日花で咲いてもすぐ散る儚い花だ。
諸行無常の仏教の教義には合っている。
沙羅の花に託して無常の人生を詠むことには、何も問題はない。

この季節に咲く沙羅の花は、「雨に咲く花」の代表と言っても良さそうだ。




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最終更新日 : 2019-07-04

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