2007/10/22  映画「コラテラル」 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2007-10-22 (Mon)  23:00

2007/10/22  映画「コラテラル」


昨晩、TVの映画放送でトム・クルーズの「コラテラル」を見た。
Collateralというのは、経済用語では担保だが、この場合は付随的に事件に巻き込まれる行き掛かりを言うのであろう。



全部見る気はなかったのだが、結局最後まで見てしまった。
最初の妙な二人のラブロマンスかと思わせる導入部が終わり、トム・クルーズが登場すると一転して事件が発生し、否応なくタクシーの運転手は、引き回され、考えもしなかった世界に引っ張り込まれていく。その強引に観客を引っ張っていく監督の手腕が鮮やかである。



自分たちの人生は星が瞬く間のこと、そんな人生に一歩を踏みださないで、その日暮らしをして、それで良いのかと殺し屋はタクシー運転手に己の世界観を哲学的に語る。
 殺し屋は死に、タクシー運転手と彼に救われた女性検事は平和な日常生活にもどるエピーログである。
 主人公は、殺し屋なのだろうかタクシー運転手なのだろうか?



仕事だと言いながら次々に証人を消していく非情の殺し屋はサイボーグのように見えるが、時に哲学的言辞で虚無的世界観を語ったりする。
 トム・クルーズが殺し屋を好演し、殺し屋の存在感がある分危険である。希望のない人間は、このような人物に共感するだろう。



平和な市民のタクシー運転手が、追いつめられ、ある瞬間爆発し、暴力的になるというのはアメリカ人の好む心理状態である。
 この辺りは、サム・ペキンパー「わらの犬」に通うところがある。



退屈しない作品である。




【データ】 キネマ旬報 MovieWalker より転載


 


「コラテラル」    [原題]Collateral
[製作国]アメリカ
[製作年]2004
[配給]UIP
 

 <スタッフ>
 監督: Michael Mann マイケル・マン
 製作: Michael Mann マイケル・マン
        Julie Richardson ジュリー・リチャードソン
 脚本: Stuart Beattie スチュアート・ビーティー
 撮影: Dion Beebe ディオン・ビーブ
        Paul Cameron ポール・キャメロン
 音楽: James Newton Howard ジェームズ・ニュートン・ハワード
 美術: David Wasco デイヴィッド・ワスコ
 編集: Jim Miller ジム・ミラー
        Paul Rubell ポール・ルベル
 


<キャスト(役名)>
 Tom Cruise トム・クルーズ (Vincent)
 Jamie Foxx ジェイミー・フォックス (Max)
 Jada Pinkett Smith ジャダ・ピンケット・スミス (Annie)
 Mark Ruffalo マーク・ラファロ (Fanning)
 Peter Berg ピーター・バーグ (Richard Weidner)
 Bruce McGill ブルース・マクギル (Pedrosa)


 

<解説>
 冷徹なプロの殺し屋と、彼に巻き込まれたタクシー運転手が共に過ごす一夜を描いたサスペンス・アクション。監督・製作は「アリ」のマイケル・マン。脚本はオーストラリア映画『ジョーイ』(未)のスチュアート・ビーティー。撮影は「イン・ザ・カット」のディオン・ビーブと、「ソードフィッシュ」のポール・キャメロン。音楽は「ヴィレッジ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。出演は「ラスト サムライ」のトム・クルーズ、「アリ」のジェイミー・フォックス、「アリ」や「マトリックス」シリーズのジェイダ・ピンケット=スミス、「イン・ザ・カット」のマーク・ラファロほか。 


 

<ストーリー>
 マックス(ジェイミー・フォックス)は、ロサンゼルスのタクシー運転手として、ごく平凡な日々を送ってきた。だが今夜、アニー(ジェイダ・ピンケット=スミス)という女性検事を客に乗せ、心のふれあいを感じたところから、彼の運命は変化し始める。次にマックスのタクシーを拾ったのは、ヴィンセント(トム・クルーズ)というプロの殺し屋。彼は麻薬取引に関わる組織からの依頼で、今夜5人の証人を殺害する任務を授かっていた。ヴィンセントに脅されて、一晩のドライバー役となるマックス。やがて麻薬捜査官のファニング(マーク・ラファロ)が捜査に動き出す。ヴィンセントは計画を一つずつ冷徹に完了させていくが、マックスは次第に、彼に抵抗を示す勇気を手にしていく。ヴィンセントの大事な殺人の指令書を、ハイウェイに投げ捨てるマックス。あわてるヴィンセントだったが、マックスをコントロールし、再び殺害者のデータを手に入れる。そしてとあるクラブ内で、ファニングはあと一歩のところまでヴィンセントを追い詰めるが、結局彼の銃の犠牲になってしまった。いよいよ最後の標的のもとへ向かうヴィンセント。それはあの女性検事アニーだった。マックスは携帯電話でアニーに危険を知らせ、2人でヴィンセントから逃げる。まもなく電車の中で撃ち合いとなるが、マックスの銃弾がヴィンセントの体を撃ち抜く。そしてヴィンセントは席に座って、静かに息絶えるのだった・ 
 

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最終更新日 : 2019-03-15

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