2019/03/08  日記  鶯 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2019-03-08 (Fri)  19:37

2019/03/08  日記  鶯

2019/03/08 (金) 旧暦: 22日 祝日・節気:  日出: 602分 日没: 1741分月出: 702分 月没: 1904分 月齢: 1.46 干支: 甲辰 六曜:先負 九星: 二黒土星


今日のあれこれ: 鶯

「源平梅に鶯のつがいが飛来」


https://youtu.be/xVCpTTrUJPE



『鶯(うぐいす、うぐひす) 三春

子季語: 黄鶯、匂鳥、歌よみ鳥、経よみ鳥、花見鳥、春告鳥、初音、鶯の谷渡り、流鶯、人来鳥

関連季語: 笹鳴、老鶯
解説: 鶯は、春を告げる鳥。古くからその声を愛で、夏の時鳥、秋の雁同様その初音がもてはやされた。梅の花の蜜を吸いにくるので、むかしから「梅に鶯」といわれ、梅につきものの鳥とされてきた。
最初はおぼつかない鳴き声も、春が長けるにしたがって美しくなり、夏鶯となるころには、けたたましいほどの鳴き声になる。
来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
文学での言及: 鶯の谷より出づる声なくは春来ることをたれかしらまし 大江千里『古今集』
実証的見解: 鶯はスズメ目ウグイス科ウグイス属の留鳥で、日本各地の山地の明るい笹薮などに生息する。体長十五センチくらいで、雀ほど。背がみどりがかった茶褐色で、腹はやや白っぽい。
食性は雑食で、春から夏に虫を捕食し、秋や冬には木の実や植物の種子などを食べる。時鳥の托卵の対象となる。

(季語と歳時記)



鶯の俳句:


・湖訪へば鶯の声澄み渡る  島崎勇作


・うら若き鶯の声藪の中  天田美保子


・鴬の二タ声聞こえ耳澄ます  高木智


・気付きたるより鶯の庭となる  黒川悦子


・口笛に応へ鶯鳴きにけり  小倉陶女


庭の梅が満開になった。
今日は、風も収まり、陽射しがあり、晴れ渡ったので、青空を背景に梅の白い花が美しい。

白梅の枝に鶯が来て啼いてくれれば画になるのだが、家には鵯は来るが鶯は見かけない。
鶯の縄張りになっていないのだろう。


梅に鶯、決まった取り合わせで、目新しいものではなく、有りふれた平凡な光景だ。
しかし、俳人たちは湖、藪、庭、お寺などそれぞれの場所で鶯の鳴き声に耳と心を澄ましている。

例句を読んでいて、先日見たTVYOUは何しに日本へ?」に登場した75歳の旅人、フランス人を思い出した。

空港でインタビューを受けた彼は、世界196カ国のうち175カ国を訪れた事がある旅人で背中のリュック一つで世界を放浪している。
何処が一番素晴らしい国かと聞かれて、彼は「美しい日本だよ」と答える。来日は23回目になっている。

日本に秘密の場所があると言い、番組ではその場所まで彼に着いていく。
関空から電車、フェリー、バスを何回か乗り継いで着いた場所は、高知県安芸郡の甲浦という港町。
江戸時代には盛んだったが今は寂びれている港町は四国には何処にでもある。

港の湾内に係留された漁船、静かで穏やかな空気がま港の街に溢れている。
平和だがこれと言った見どころ観光ポイントがある訳でもないこの港町が彼のお気に入りだ。
小高い丘の上にあるベンチに座り、波の音を聞くともなく聴いているのが彼の至上の刻だと言う。

彼は、元国連の職員で、紛争地を仕事の場所にしていた、特にナミビアの独立戦争の内戦で一般市民が悲惨な生活をしなければならない現状に心をひどく傷つけられた。

10
年前ヒッチハイクの時、偶々降り立った甲浦の港にある平和に心を魅せられ、それ以来8回も訪れて、平和に生きる事を楽しんでいる。

梅に鶯、ありふれた取り合わせだが、俳句の世界には穏やかな世界がある、自然に祝福された季節がある。
その中に身を置いて、心を十七文字に凝縮する楽しみがある。

平和も俳句も紛争地では許されない贅沢だ。
フランス人の彼も俳句の世界を楽しむことができれば良いのだが。




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最終更新日 : 2019-03-15

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