2009/02/13 驢鞍橋 上巻-27 - 菜花亭日乗
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2009-02-13 (Fri)  22:36

2009/02/13 驢鞍橋 上巻-27


【原文】
一日示曰、東ゑも西へも行んと思ひ、一足充運ば、必ず行着物也。然るに修し行ずる処に於ては、尺取虫の様にもいじる者無、皆娑婆に心を取れ居る計り也。達磨大師は、外諸縁を息、内心喘事無、心牆壁の如にして、以て道に入べしと示給共、今時は世縁を離れたる人さゑ無しと也。


 


【要約】
 ある日教えて言われた。「東へでも西へでも行こうと思い、一歩ずつ足を運べば、必ず行き着くことが出来る。だが、修行を行う場面では、尺取り虫の様に進む者はいない。皆俗世間のことに心を奪われておる者ばかりである。達磨大師は、「心の外とは縁を切り、心の中では焦ることを止め、心を垣根・壁のようにすれば、道にはいることが出来る。」と教えられたが、今では、俗世間から離れた人さえ居ない。」と。


 


【註】
 牆(かき)::垣のこと。家の周囲や庭などを囲ったり仕切ったりする、竹・木・石などで作ったくぎり。かきね。


 


【寸言・贅言】
 禅海は青の洞門を30年かけて堀抜いたが、当初は誰もそれが可能とは信じなかっただろう。先ず志を起こし、一打ち一打ちを30年間続ければ洞門は完成するのである。

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最終更新日 : 2019-03-15

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