2009/12/31  Dynamite!!  魔裟斗、石井、K1-甲子園 (その1) - 菜花亭日乗
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2009-12-31 (Thu)  23:58

2009/12/31  Dynamite!!  魔裟斗、石井、K1-甲子園 (その1)


年末のTV番組は、紅白歌合戦ではなく、このところ格闘技を見ている。
 名古屋地区ではCBCチャネルの「Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~」
以下のイベントの5時間半の長時間番組である。
「Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~ 」
日付: 12月31日(木) 
開始: 15:00 
会場: さいたまスーパーアリーナ 
 


今日の見所は、3本柱がある。
(1)魔裟斗の引退試合
(2)柔道の石井慧の格闘技初登場
(3)K1-甲子園の王者が誰になるか
個人的には(3)に興味がある。


結果から言えば、3本柱の内最も面白かったのはK1-甲子園だった。次に、魔裟斗、最後が石井。


順序は逆だが、面白かった順に書く。


(3)K1-甲子園
9月にBEST16から、BEST8に絞り込まれた。
 残ったのは、HIROYA、嶋田、日下部、野杁正明、藤鬥嘩裟、宮元啓介、秋元皓貴、石田勝希。
 高校1年の"怪物"野杁とか秋元とか60戦無敗の石田とかニューフェースが登場した。
 
10月のK1-MAX FINALのイベントに合わせて、BEST4が決まった。
 HIROYA、嶋田翔太、石田勝希、野杁正明。期待した日下部竜也はHIROYAに判定で惜敗したが、個人的には日下部の方が良かったと思った。
 石田、野杁は今年のダークホースになった。


今日のK-1甲子園準決勝戦第1試合は、HIROYA VS 野杁正明


 



(スポーツナビ より転載)


昨年中学生だった野杁は、昨年は会場で日下部の応援をし、自分もやりたいと思ったそうだ。そして今年、高校1年の出場資格が得られ初参戦、いきなりBEST4。
 10月日下部がHIROYAに判定負けしたとき、同郷の名古屋の日下部のために"自分がリベンジする"と言って、準決勝の相手にHIROYAを選んだそうだ。前年王者を高校1年の新人が指名するのはいい度胸をしている。


結果は、大方の予想、筆者の予想にも反して、野杁がHIROYAに判定勝した。
 内容的にも、HIROYAが優っていたのはパンチ力だけで技術・闘志・スピードともに野杁が上回っていた。


日下部の技術もすごかったが、野杁の方が攻撃的な技術が上の印象がある。1年生とは思えない怪物の名に相応しい存在だ。
 HIROYAはタイで練習している所為もあるが,攻撃と防御が分かれている。スピードも遅い。
 比べて、野杁は攻撃と守備が一体化していて、防御からの攻撃、攻撃からの防御の切り替えが早く自在である。アウトボクシングもできるが間合いを詰めてのインファイトもでき、インファイトではボクシングの定石通り内側からパンチを出すことが出来る。


自分は打たれないで自分だけが打とうとすれば、スタイルはアウトボクシングになり、勝つことも難しくなり、試合もつまらなくなり、プロとしての華もなくなる。
 距離を詰めて、相手のパンチも当たるかも知れないが自分のパンチも当てる事が出来る距離に身を置くことが重要だ。この距離を攻守距離と名づければ、攻守距離に身を置くことが出来るかが強いかどうかの分かれ道になる。


攻守距離に身を置くには、条件が必要だ。
まず第1は,相手のパンチ攻撃を恐れない勇気と闘志。距離を詰めるには勇気が必要だし,相手のパンチを貰った時には奮い立つ闘志が必要だ。
第2は、ディフェンスだ。ディフェンスこそが難しい。アームブロック、上体のフェイント・脱力、ヘッドスリップなど相手の攻撃を躱し・攻撃を弱体化させる技術が身に着いていなければならない。
第3は、目と身体感覚。相手と組合った至近距離でも相手の攻撃を見ている冷静な目と自分の身体と相手の身体がどうなっているか常に感じている身体感覚が必要だ。
 この目と身体感覚が合ってこそ、攻守の機敏な切り替えが可能になる。
 この条件は、天賦の能力、言い換えればセンスと呼ばれるものかも知れない。野杁にはそれがある。
第4は,フットワークだ。攻守距離に素早く入ったり、出たりするには軽快なフットワークが必要だ。


この試合では、攻守距離を作り、其処に身をおいたのは野杁だった。野杁の方がスピードが早く、攻守の切り替えが早いのでHIROYAは攻撃を封じられてしまった。インファイトでの打ち合いでも振りの大きいHIROYAのパンチは見られ、内側からだされる野杁のパンチに防がれてしまった。


HIROYAが課題としてきた問題をすでに一歩先に行っていると感じたのが今日の野杁だった。



準決勝戦第2試合は、嶋田翔太が石田勝希に判定勝ち。
アウトボクシングの嶋田翔太の距離に対して石田は攻守距離に入りきれなかった。
 60連勝の止まった石田は悔し泣きしていたが、いい勉強になったはずだ。


K-1甲子園決勝戦は、野杁が嶋田に3-0 の判定勝ち。
前に出て攻守距離に入ろうとする野杁に対し嶋田はフットワークを使い、カウンターを出すが、野杁はブロックしながら前に出続ける。野杁の闘志あふれる攻守一体となったスタイルに嶋田は押しまくられた。
 HIROYA戦より差が大きく有ったように感じられた。


 



(スポーツナビ より転載)



MAXのTOPファイターは、魔裟斗とサワーだ。二人ともこの攻守距離の条件をすべて備えているファイターだ。
 野杁がこのまま体力がつき経験を積んで行けば、二人のような一流選手への道がひらけていると言える。


彼の学校、至学館高等学校は知らなかったが、昔の中京女子高等学校で、2005年に男女共学化し、至学館に改称したらしい。
野杁は日下部と同じく名古屋がホームグラウンドだ。
名古屋はもう既に、K1-MAXのメッカに成っているのかも知れない。
 元気印の河村市長はこの状況を知っているのだろうか。


 

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最終更新日 : 2019-03-15

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