2011/06/20 日記 冷酒の苦味 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2011-06-20 (Mon)  22:08

2011/06/20 日記 冷酒の苦味

2011/6/20 (月) 旧暦: 5月19日 祝日・節気: ---- 日出: 4時25分 日没: 18時59分 月出: 22時00分 月没: 8時36分 月齢: 18.25 干支: 丙午 (へいご,ひのえうま) 六曜: 大安 九星: 一白水星


今日の季語: 冷酒(ひやざけ、れいしゅ)、冷し酒


 



(やんばるラグビークラブ より転載)


『冷酒
冷やか燗、どちら向きの酒か


一時期ブームのように、いい酒は冷やで飲むという観念が浸透し、燗に適したものまで冷やしてしまう傾向があったようです。燗によいか冷やによいかは、酒の成分(分析値)だけでは何とも判断できません。


どちらで飲んだらおいしいかは、酒の味にかかっています。きき酒によって、燗か冷や、どちら向きの酒かを確かめることが必要です。


冷やで飲んでおいしい酒


冷やで飲んでおいしい酒は「吟醸酒」や「生酒」で、これらはフレッシュさ、フルーティーさを楽しむ酒です。醸造して間もない酒など、新酒香(麹ばな)があるものは、冷やで飲むのに適した酒です。


すでに奈良時代、「氷室(ひむろ)の氷、熱き月に当たりて水酒に浸して用ふ」(日本書紀)と、「オンザロック」があったようです。


熟成した酒は、常温でも、冷やしても、燗をしても楽しめます。
』(GEKKEIKAN より転載)



冷酒の俳句:


・おのづから冷酒のころの膝がしら 細川加賀


・ひとり居の昼の冷酒の酔少し 下村 福


・冷酒でいいからと声する不死男の忌 堀米秋良


・冷酒の一口甘し不死男の忌 高野幸次


・冷酒に通る喉あり桂郎忌 神蔵 器


・母の忌の冷酒に父と酔ひゐたり 加美明美



冷酒は亡き人を想わせるようだ。
冷酒の句に二度も登場する秋元不死男は余程冷酒が好きだったのだろう。気忙しない人だったのか、気難しかったのか。


石川桂郎も酒食と放言を好む、風狂の人でだったそうだ。


燗酒では人を悼み難い。
なぜなら、燗酒は最初から最後まで幸せだから。


冷酒は、襟を正して飲める酒だ。
人を想うには丁度良い。


「親父の小言と冷酒は後で効く」という諺がある。
香り高く甘い入り口の後を締める快い苦味。
それが冷酒の身上だ。



 

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最終更新日 : 2019-03-15

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