2011/06/22 リーダーと耳順 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2011-06-22 (Wed)  07:17

2011/06/22 リーダーと耳順


耳順とは、言うまでもなく、孔子の言葉である。
自分の人生を例に、人が人生の段階を順を追って登っていくことを説いた言葉である。


昔は、誰でも諳んじていた言葉だ。

   吾十有五にして学に志し (志学)
   三十にして立つ (而立)
   四十にして惑はず (不惑)
   五十にして天命を知る (知命)
   六十にして耳順ひ (耳順)
   七十にして心の欲する所に従ひて矩を踰えず (従心)
                      論語為政篇』


広辞苑によれば、「耳順とは修養ますます進み、聞く所、理にかなえば何らの障害なく理解しうる意。 60歳の異称。」としている。


昔は、人間としての教養・修養が大切なこととされた。
特に人の上に立つリーダーは、組織を動かし、一定の方向へ動かしていく役割を担う職責の人であるため、職責につく前に必ず身につけておく素養とされた。
 逆に言えば、素養のない人はリーダーになれなかった。


ところが最近、日本のリーダーである総理が、漢字を知らなかったり、嘘を吐いたり、耳が無かったりしている。
 言い換えれば、素養のない人が日本のリーダーになる事態が続いている。


菅総理に、耳はあるのだろうか。


今年の2月、内閣支持率が10%台に入り、退陣を求めながら耳を貸さなかった。
 3月に入り、外国人献金問題により前原外相が辞めた後、菅総理にも同じく外国人献金問題が浮上した。その責任が論じはめられると同時に、東日本大震災が発生した。そのため、この問題はエアポケットに入ってしまった。


大震災発生後の諸問題は、改めて述べる必要もない。


このところの、日本のリーダーの姿は、眼を覆いたくなるばかりだ。
 昨日は、執行部が辞任時期の明確化を求める中、「諦めない」「しつこい」菅首相は相変わらず耳を貸さず、次々に課題を持ち上げている。


今、日本では、素養を持たない人がリーダーになると、世の中がどうなるかの実験が行われている。


耳を持たないリーダーを辞任させる方法があるのだろうか?
その方法は、予め用意されていない。
その理由は、「耳のないリーダー」は、想定外だからだ。


今日の会期末、民主党の両院総会で代表解任の決議は行われるのだろうか。?
閣僚は、辞表を出すだろうか?


今、永田町では噂がある。
「脱原発解散」。
脱原発をテーマに、総選挙を行う解散だそうだ。
小泉首相の郵政民営化解散選挙を真似たものだ。


選挙をすれば、民主党は大敗することは見えている。
新人議員は、震災復興より総選挙が気がかりだ。
保身のためには選挙は避けなければならない。
つまり、脱原発解散は一種の脅しでもある。


だが、再生エネルギー法案を唐突に持ち出した菅総理は、脱原発解散へのシナリオを描き始めていると考えたほうが自然だ。


耳のない党首と解散を恐れる党員たちが引き起こしている問題の構造は、危ない。
 今、日本は福島第一原発に続く、第2の大災害に見舞われようとしている危険性が大きい。


リーダーには、素養が欠かせない。


 

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最終更新日 : 2019-03-15

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