2012/03/16  日本酒の会sake Nagoya 3月定例会(その1) - 菜花亭日乗
fc2ブログ

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

Top Page › (3)日本酒 › 日本酒の会sake nagoya › 2012/03/16  日本酒の会sake Nagoya 3月定例会(その1)
2012-03-16 (Fri)  23:30

2012/03/16  日本酒の会sake Nagoya 3月定例会(その1)


3
月の定例会のテーマは「東北の酒」。
大震災から1年、時宜にかなった企画だ。

東北の酒といっても、様々だ。
名だたる銘酒も揃っている。

だが、今「東北の酒」という言葉には、大震災の影がちらつく。
大震災が酒蔵に与えた被害も一様ではない。
蔵が流されてしまった蔵元、原発の避難区域にあり避難を余儀なくされた蔵元など存続の危機に瀕したケースもあれば、殆ど被害を受けずその一方東北の酒ということで却って震災が販売を促進した蔵元もあったに違いない。

【今日の出品酒】
12
銘柄が出品された。
以下、筆者のブラインド評価結果を記載するが、個人的な嗜好による印象に過ぎない。
なお、今回はテーマの性格上、評点は掲載しないことにした。

clip_image001
ブラインド評価が終わり、勢ぞろいした東北の酒たち。
地震・津波・原発事故を乗り越えて、此処に来た強者共も中に入っている。

(1)
愛宕の松 純米吟醸 ()新澤醸造店 (宮城)
clip_image002
立香はあまりない。かすかに甘くスッキリとした入り口。広がりがあり、含み香に微かなエチル香を感じる。味のバランスは良く、ふくらみ透明感もある。中盤から底に苦味を感じる。後口は苦味系。

clip_image003
瓶の裏には、蔵元からの全国からの支援に対する謝辞が貼られている。

新澤醸造店は、大震災による被害は蔵を流されることはなかったが、津波に寄る損害は、貯蔵庫、蔵内に及んだようだ。
被害の様子は以下のブログに書かれている。
「高橋佳生 440倶楽部」
http://19560508.at.webry.info/201104/article_3.html


(2)
伯楽星 純米吟醸 うすにごり 本生 ()新澤醸造店 (宮城)
clip_image004
澱入の霞酒。立香はない。スッキリとした入り口。透明感もあるが味の厚みもある。広がりはあまりない。切れは良い。舌にトロリとしたふくらみを感じる。後口は酸味と渋味。

伯楽星も新澤酒造の酒である。
宮城県の蔵元の震災情報は以下に掲載されている。
「宮城県酒造組合」
http://www.miyagisake.jp/supoclub/sinsai.html

この情報では、蔵は流されなかったが、醸造を続けることが出きない被害だったそうだ。


(3)
会津娘 芳醇純米酒 上汲み 火いらず 高橋庄作酒造店 (福島)
clip_image005
立香は軽いエチル香性の刺激のあるものでくしゃみが出る。仄かに甘いトロリとした舌触り。酸は膨らまずスッキリとしている。底に苦味がある。含み香にもエチル香。

福島県の場合は、地震・津波に加えて原発事故という三重苦に見舞われた。

会津若松にある高橋庄作酒造店は、蔵の一部が損壊した程度で、大きな被害はなかったようだ。

震災時を含めて蔵のブログが書かれている。
「会津娘の蔵から2012
http://blog.goo.ne.jp/sakeshou


(4)
ロ万(ろまん) かすみ 生原酒 花泉酒造 (福島)
clip_image006

澱入の霞酒。甘い入り口。スッキリとした広がりあり、澱入りだが吟醸酒の様な世界がある。底に苦味があるが適当なもの。後口も良い。

福島県の蔵の被害は、以下に纏められている
「福島県酒造協同組合」
http://www.sake-fukushima.jp/blog/article/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AEB3%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

福島の蔵は、津波はそれほどでもなかったようだが、地震の被害は相当在った。
厄介なのは、原発事故である。原発事故が収束するのは3040年後だ。

花泉酒造は、震災の被害はあまりなかったようだ。


関連記事

最終更新日 : 2019-03-15

Comment







管理者にだけ表示を許可