2012/07/21  日記  滴り - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2012-07-21 (Sat)  23:05

2012/07/21  日記  滴り

2012/7/21() 旧暦:63 祝日・節気: 日出:440 日没:1853 月出:636 月没:1951 月齢:1.94 干支:癸未 六曜: 友引 九星:八白土星

今日の季語: 滴り(したたり)

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(あいさんのページ より転載)

『滴り
三夏
.
山の日陰の道などの岩や苔を細く糸のように伝い落ちる水をいう。
山道へ分け入り、しだいに疲れを覚えた身にはそれは玉の如き水。
思わず手に受けて頂いたりする。』(季語と歳時記)


滴りの俳句:

・杉山の滴り蒼き熊野かな 田村幸江

・み仏のつぶやく声か滴りか 今本時子

・岩座に神の貌あり滴りぬ 坊城俊樹

・安曇野の滴りを汲む手窪かな 浦野静子

・滴りてふたりとははじまりの数 辻美奈子


滴りという言葉で想うのは、人それぞれ。
日本酒の世界の住人は、雫取りを想う。
出来上がった醪を袋に入れて桶の中に渡した竿に吊るす。
後は、重力で酒が袋から滴り落ちるのを待つ。
「雫取り」とか「袋吊り」とか呼ばれる搾り方だ。

原始的にも見えるこの方法が、実は最高の醪から至高の銘酒を生み出す方法になっている。
袋からは、雑なものを抜き取られたどこまでも透明なものが滴り落ちる。

俳人たちは、そうではなくてもっと精神的だ。
滴りにみ仏や神を想っている。
透明な水滴の清らかさを目にして、心まで浄化されるからだろう。

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(水滴の中に咲いたキルタンサス kimamaさんのページより転載)

写真家たちは水滴の中に映る世界を見つめている。




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最終更新日 : 2019-03-15

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