2014/07/27  B級うな丼食べ比べ(1)  すき家 - 菜花亭日乗
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2014-07-27 (Sun)  23:30

2014/07/27  B級うな丼食べ比べ(1)  すき家


今スポットライトを浴びている食べ物は、勿論鰻の蒲焼だ。
土用丑の日に向かって、輝かしい晴れ舞台が、いや鰻にとっては愁嘆場かも知れないが、続く。

今年は、昨年とは違って、鰻が2割ほど値下がりしているそうだ。
報道によれば、今年の国内の春のシラスウナギの漁獲量が倍増したそうで、極端な不漁だった昨年に比べれば秋からの供給が期待できるそうだ。
このような状況の中で、中国の養鰻業者は、日本の受給が緩む秋までに売り切ってしまおうと出荷を増やしているらしい。

こうした入手環境の良さを背景にして、牛丼や回転すしのチェーン店が鰻丼を主力商品として取り扱い始めた。

中国産と書かれていれば脚も鈍るが、何も書かれていないのをいいことにして食べてみることにした。

蕎麦もそうだが鰻の蒲焼も嗜好性の高い食べ物で、鰻丼はあの店という決まりがあるのが普通だ。
鰻ならばどこでも良いという訳にはいかない食べ物だ。

しかし、すき家も吉野家もくら寿司もこうした性格の食べ物であることを承知していながら、敢えて挑戦する以上は自信があるに違いない。

であれば、個人の嗜好を前提に、どれ位のものなのか食べ比べてみることにした。
高くて旨いのは当たり前、安くて旨くて量があるのがB級グルメの本道だ。

最初に、鰻丼についての個人的な好みを明らかにしておこう。
ポイントは4つ。
(1)鰻の量・厚み
あまり貧弱なのは寂しい。煎餅のように薄いのも情けない。
(2)焼き・香り・食感
これが一番のポイント。表面は香ばしくカリッとした食感で、肉の中はジューシー。香りは香ばしいが焦げ臭くはない。
焼きを急ぐと表面だけ焦げ目がついて中は生で生臭い事はよくある。手間を惜しまず適度な火力でじっくりと焼くことが必要。火力の温度と中から出る脂で、表面を焼きながら揚げる状態になり、表面は香ばしく、中までじっくりと火が通ることになる。
(3)垂汁
照り、とろみ、香ばしさ、旨味・コク。
使い込んだ垂汁には今まで焼かれて垂れ汁を掛けられた鰻の旨みと香ばしさが中に詰まっている。
みたらし団子のように人工的に作ったトロミは駄目。醤油と砂糖を合わせただけの甘醤油も駄目。
(4)ご飯
べったりとしていなくて、一粒一粒が確りとしていてモチモチ感があること。

4つのポイントをクリヤーできるB級鰻丼がある訳はない。
もしあれば、鰻の専門店はいらなくなる。
その前提の話である。


第1番目は、牛丼のすき家。
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牛丼屋らしく、鰻と牛丼を同時に食べられるうな牛と言うメニューが有る。
牛丼は対象ではないので、鰻丼だけを注文。

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鰻丼は、最も安いのは一切れだけのものが、740円、税込み799円である。

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表面は焦げ目も適当な状況だ。

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皮側は、多くはないが焦げ目もある。
肉は厚めで煎餅ではない。
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注文してから、すぐに出てきた。さすが牛丼店のスピードだ。厨房は見えないので判らないが、焼いている時間はない。レトルトか冷凍を解凍したものであることは間違いない。

・焼き
食感はカリッとしてはいないが焦げ目が適度にあり高くはないが香ばしさは感じられる。
厚みのある肉なので柔らかく、たっぷり感はあるが表面の焼きを感じられるカリッと感はない。
蒸してはいないと思われるので東京風の焼きではない。

・垂汁
濃い目のトロリ感のある垂れ。照りもあり自然なトロミでみたらし団子の垂れではなく、蒲焼の垂れである。温度の問題もあるだろうが香ばしさは感じられない。

・ご飯
米粒が小さく丸みがあり、あきたこまちとか有名食米を感じさせる形状をしている。食感もベタベタとか団子状ではなく、モチモチとした食感で美味しいといえる。


全体の印象は、予想より美味しかった。
鰻の専門店では、お客の注文が入ってから鰻を捌き、ご飯を炊く店もあるくらいで、時間をかけるのは当たり前の食べ物。
牛丼店は全く逆で、スピードが勝負の店。
だから、鰻丼は牛丼店とは反対の世界にある食べ物なのだ。
それを考えると、香ばしい香りとカリッとした食感は無いものの、それなりに美味しいこの店の鰻丼はよく出来ていると言って良いだろう。
価格も税込み799円で専門店の1/2から1/3であり、取り敢えず食べる鰻丼としてはアリだろう。




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最終更新日 : 2019-03-15

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