2015/12/15  日記  時雨 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

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2015-12-15 (Tue)  20:04

2015/12/15  日記  時雨

2015/12/15 (火) 旧暦:  11月5日 祝日・節気:  日出: 6時42分 日没: 16時28分 月出: 9時25分 月没: 20時19分 月齢: 3.69 干支: 乙丑 六曜: 先負 九星: 二黒土星

今日の季語: 時雨

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(家なし!仕事なし!ホームレスおっさんの日本一周車中泊旅
http://nihontabi123.blog.fc2.com/blog-category-11.html
より転載)


『時雨: 朝時雨、夕時雨、小夜時雨、村時雨、北時雨、片時雨、時雨雲、時雨傘、時雨心地、時雨の色、月時雨、松風の時雨

初冬

冬の初め、降ったかと思うと晴れ、また降りだし、短時間で目まぐるしく変わる通り雨。この雨が徐々に自然界の色を消して行く。先人達は、さびれゆくものの中に、美しさと無常の心を養ってきた。』
(季語と歳時記)



時雨の俳句:



・旅人と我名呼ばれむ初時雨 松尾芭蕉



・世にふるはさらにばせをの時雨哉 井上士朗



・僧堂の鐘一打より夕時雨 星野椿



・目を閉じるほかに何ある時雨鹿 伊丹三樹彦



・発ちし子の今はフエリーか小夜時雨 山田紀子




このところ天気は不安定で、曇、時々晴れ、時々雨。
気温も上がったり下がったりでめまぐるしく、温かいのか寒いのかわからなくなってくる。
今日からは、ぐっと寒くなるそうだ。

井上士朗は、江戸末期の俳人だが、昔の人だから教養が高い。
「ばせおの時雨」は、例句の芭蕉の初時雨の句ではない。

・世にふるも更に宗祇のやどり哉  芭蕉

の句の方を下敷きにしている。

そして芭蕉の句は、宗祇の次の句を下敷きにしている。

・世にふるもさらに時雨のやどりかな  宗祇

そして宗祇も、二条院讃岐の『新古今和歌集』 巻第六 冬歌の収録されている歌を下敷きにしている。

・世にふるはくるしき物をまきのやに やすくも過る初時雨哉

時代を超えて、連綿と歌や句で本歌取りをして遊んでいる。
教養と心の余裕があればこその遊びだ。

そんな昔の句は、理解が難しい。


鹿は雨に打たれれば、耐え忍ぶより他はない。
食べるものすら定まらぬ動物たちは、自由の代償を払うしか無い。

人は、貧富の差こそあれ、食べることは出来る。
母親は、時雨の音を聞きながら、家を出た子の無事と幸せを願っている。

親は何時の世もありがたい。





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最終更新日 : 2019-03-15

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