2016/07/29 日記 百日紅 または 生死一如 - 菜花亭日乗
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2016-07-29 (Fri)  20:25

2016/07/29 日記 百日紅 または 生死一如

2016/07/29(金)旧暦: 626日 祝日・節気: 日出:446分 日没:1847分 月出:020分 月没:1420分 月齢:24.67 干支:壬子 六曜:先勝 九星:六白金星

今日の季語: 百日紅

「百日紅(サルスベリの花)」

https://youtu.be/vd2ry8enjYA



『百日紅(さるすべり) 仲夏
子季語: 百日紅(ひやくじつこう)、紫薇、怕痒樹、くすぐりの木、白さるすべり
解説: 梅雨明けごろから九月末まで咲き続ける木の花。「百日紅(ひゃくじつこう)」の名は、百日ものあいだ咲きつづけることに由来する。花の色は紅のほかに白、紫もある。樹幹の肌が滑らかで、「猿も滑る」ところからこの名がある。
来歴: 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。
文学での言及: 足引のやまのかけぢの猿滑りすべらかにても世をわたらばや 藤原為家『夫木和歌抄』
実証的見解: ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木。中国南部が原産で、日本には江戸期以前に渡来した。高さは大きなもので十メートルくらいになる。幹はなめらかで薄茶色、葉は楕円形で
長さ五センチくらい。七月から九月にかけて、枝先の円錐花序に皺の多い六弁の小花を次々に咲かせる。』
(季語と歳時記)



百日紅の俳句:



・先に逝くことは裏切り百日紅 阿部佑介



・死に未来あればこそ死ぬ百日紅 宇多喜代子



・死の影より三尺長し百日紅 仁平勝



・何恃めとや躍り咲く百日紅 岡本




本当に寒い冬の日、本当に暑い夏の日。
亡くなる人は多い。
特に、気温が急激に変化した日に。
繋ぎ止めていた生命の糸が切れるのだろう。

寒い冬の冷え込んだお寺の本堂、脱ぎ捨ててしまいたい程ジリジリと焼ける式服の背中。
そんな時の記憶が残っている。

百日紅を見て、俳人たちは死の影を見ている。
今日も気温以上に暑い日だった。
このような暑さの中で百日紅は紅く燃え続けている。

阿部も宇多も仁平も百日紅に死を追っている。
だが、岡本は百日紅の躍りに見ているのは生だ。
生死一如という仕組みを考えれば、死の自覚は生の自覚だ。
とすれば、同じことを詠んでいる。

今日も百日紅の紅い躍りを何度見たことだろう。



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最終更新日 : 2019-03-15

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