2022年06月02日 - 菜花亭日乗
fc2ブログ

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

Top Page › Archive - 2022年06月
2022-06-02 (Thu)

2022/06/02  日記  更衣

2022/06/02  日記  更衣

2022/06/02 (木) 旧暦: 5月4日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  日出: 4時26分 日没:  18時51分 月出:  6時09分 月没:  21時27分 月齢: 2.65 潮汐:  大潮 干支:  丙戌 六曜:  友引 九星:  八白土星今日のあれこれ: 更衣(恋がすべて 単行本 –  PHP研究所 (1997/6/1)鈴木 真砂女  (著), 黛 まどか  (著)「私は百まで恋の句を詠いますよ」(真砂女) 「私は恋も俳句も"瞬発力"なんで...

… 続きを読む

2022/06/02 () 旧暦: 54日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  日出: 426分 日没:  1851分 月出:  609分 月没:  2127分 月齢: 2.65 潮汐:  大潮 干支:  丙戌 六曜:  友引 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 更衣

clip_image001
(恋がすべて 単行本  PHP
研究所 (1997/6/1
鈴木 真砂女  (), 黛 まどか  ()
「私は百まで恋の句を詠いますよ」(真砂女) 「私は恋も俳句も"瞬発力"なんです」(まどか) 現役最高齢の女流俳人と若手の中心的存在の女流俳人の二人が、恋、俳句、女の時代、文章について語り合った対談集。

Amazon
より転載


『更衣: 更衣ふ

  初夏

江戸時代、四月一日と書いて「わたぬき」と読んだ。
この日に綿入れを脱いだからだという。
今では冬から春に着用していた衣を夏物に替えることをいう。』
(季語と歳時記)




更衣の俳句:

・ 更衣海おだやかに暮るゝかな 鈴木真砂女 卯浪

・ 更衣年輪人をつくりけり 鈴木真砂女 夏帯

・ 衣更へて小店一つをきりまはし 鈴木真砂女 夕螢

・ 衣更へて口紅指して店の貌 鈴木真砂女 紫木蓮

・ 衣更へて人に溺るゝ齢でもなし 鈴木真砂女

・ 銀座ママ老いも若きも更衣 鈴木真砂女 紫木蓮

・ そむきたる子の行末や更衣 鈴木真砂女 生簀籠

・ 倖せはわがつくるもの更衣 鈴木真砂女 夏帯

・ 更衣独りぐらしの言葉持たず 鈴木真砂女 夏帯

・ 身の細るほどの苦労や更衣 鈴木真砂女 生簀籠

・ 衣更へてこののちとてもこのくらし 鈴木真砂女

・ しばらくは職なき衣更へにけり 鈴木真砂女 卯浪

・ 来る運を待つ気の衣更へにけり 鈴木真砂女 夏帯

・ 衣更へて女将たりまた家長たり 鈴木真砂女 夕螢

・ この月の雨多き衣更へにけり 鈴木真砂女

・ 己が手でひらきし運や更衣 鈴木真砂女 夏帯

・ 子の苦労絶えまなき衣更へにけり 鈴木真砂女 生簀籠

・ 汐風の強きをいとへ更衣 鈴木真砂女 生簀籠

・ 去るものは去りたり衣更へにけり 鈴木真砂女 夏帯

・ 海日々にまぶしさ増すや更衣 鈴木真砂女 生簀籠

・ 衣更へて去年より老いぬ筈はなし 鈴木真砂女 夕螢

・ われのみと思ふ不幸や更衣 鈴木真砂女 生簀籠

・ ひとまはりちがふ夫婦や更衣 鈴木真砂女 生簀籠




更衣の例句を読んでいて、鈴木真砂女の句が多いことに気づいた。

旅館の女将・銀座のママとして生きながら、情熱の女として俳句では恋の句を多く読んだ真砂女。
 職業柄か、更衣は重要な生活習慣であったのだろう、その折々に、まっすぐに更衣を詠んでいる。


真っすぐは、気持ち良いものだ。
一寸、怖いが。