2021年10月03日 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2021-10-03 (Sun)

2021/10/03 日記 秋の風 

2021/10/03 日記 秋の風 

2021/10/03 (日)  旧暦: 8月27日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 5時37分  日没: 17時22分  月出: 1時39分  月没: 15時51分  月齢: 26.09  潮汐: 中潮  干支: 甲申  六曜: 仏滅  九星: 一白水星  今日のあれこれ: 秋の風 「久住高原の秋 風に戯れるサルビア」 https://youtu.be/gan0xg1-0dc 『秋風(あきかぜ) 三秋 【子季語】  秋の風、白風、金風、爽籟、風...

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2021/10/03 ()  旧暦: 827日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 537分  日没: 1722分  月出: 139分  月没: 1551分  月齢: 26.09  潮汐: 中潮  干支: 甲申  六曜: 仏滅  九星: 一白水星 


今日のあれこれ: 秋の風

「久住高原の秋 風に戯れるサルビア」

https://youtu.be/gan0xg1-0dc



『秋風(あきかぜ) 三秋

【子季語】
 秋の風、白風、金風、爽籟、風爽か

【関連季語】
 色なき風

【解説】
 秋になって吹く風。立秋のころ吹く秋風は秋の訪れを知らせる風である。秋の進行とともに風の吹き方も変化し、初秋には残暑をともなって吹き、しだいに爽やかになり、晩秋には冷気をともなって蕭条と吹く。
 秋が五行説の金行にあたるので「金風」、また、秋の色が白にあたるので「白風」ともいう。

【来歴】
 『世話盡』(明暦2年、1656年)に所出。

【文学での言及】
秋風に阿倍野靡く河傍の和草のにこよかにしも思ほゆるかも 大伴家持『万葉集』
秋風の寒き朝けを佐農の岡越ゆらむ君に衣借さましを 山部赤人『万葉集』
昨日こそ早苗とりしかいつのまに稲葉そよぎて秋風ぞ吹く よみ人しらず『古今集』
秋風の吹きにし日より音羽内峰のこずゑも色づきにけり 紀貫之『古今集』
初秋風涼しき夕べ解かむとて紐は結びし妹に逢はむため 犬伴家持『万葉集』
ふきいづるねどころ高く聞ゆなり初秋風はいざ手馴らさじ 小弐のめのと『後撰集』
月かげの初秋風と吹きゆけばこころづくしに物をこそ坦へ 円融院『新古今集』
わがせこが衣のすそを吹きかへし裏めづらしき秋の初風 よみ人しらず『古今集』

おしなべて物を思はぬ人にさへ心をつくる秋の初風 西行『新古今集』

(季語と歳時記)



秋の風の俳句:


・藍色の湖の深さや秋の風   大川智美


・檸檬青し海光秋の風に澄み  西島麦南


・夕やみが迫りころりと秋の風   中島好江


・話しても分からぬ猫や秋の風   さのれいこ


・淋しさに飯をくふ也秋の風  小林一茶
         文政八年乙酉(六十三歳
)



昨日、今日とからりと晴れて秋の日になった。
日中、太陽が高い間は、まだ陽射しの暑さを感じるが、風は軽やかに吹いている。
 スマホで天気を見ると、湿度が30%台になっている。
空気も軽い訳だ。

秋の風の例句を読んでいて、秋の風は爽やかなのだが、何か、心の中を過るものがあるような想いがした。

秋の風は爽やかではあるが、爽やかばかりではない。
「ころり」と変わるもの。
通じない猫に気付かされる秋の風。

一茶の秋の風は淋しい。
調べてみると、この句は亡くなる2年前の句だった。
一茶の晩年は、俳諧では成功したが、私生活では不幸が続いた。若い妻に先立たれ、4人の子どもも相次いで幼児のうちに無くしてしまった。
 加えて自分自身も中風の発作を起こし、言葉も不自由になってしまった。
 その頃の一茶にとって、秋の風は淋しさを運ぶものだったに違いない。


明日も爽やかな風が吹けばよいのだが。