2021年09月17日 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2021-09-17 (Fri)

2021/09/17 日記 野分

2021/09/17 日記 野分

2021/09/17 (金)  旧暦: 8月11日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 5時24分  日没: 17時45分  月出: 15時56分  月没: 0時54分  月齢: 10.09  潮汐: 中潮  干支: 戊辰  六曜: 赤口  九星: 八白土星  今日のあれこれ: 野分 「台風14号 今後の進路は? 各地で記録的大雨」 https://youtu.be/FriRCC74ccc 『野分(のわき)  仲秋 【子季語】  野わけ、野分だつ、野分...

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2021/09/17 ()  旧暦: 811日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 524分  日没: 1745分  月出: 1556分  月没: 054分  月齢: 10.09  潮汐: 中潮  干支: 戊辰  六曜: 赤口  九星: 八白土星 


今日のあれこれ: 野分

「台風14号 今後の進路は? 各地で記録的大雨」

https://youtu.be/FriRCC74ccc



『野分(のわき)  仲秋

【子季語】
 野わけ、野分だつ、野分波、野分雲、野分跡、野分晴

【関連季語】
 台風、初嵐、やまじ、おしあな

【解説】
 野の草を吹き分けて通る秋の強い風のこと。主に台風のもたらす風をさす。地方によっては「やまじ」「おしあな」などと呼ぶところもある。『枕草子』(百八十八段)では「野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ」とあり、野分の翌日はしみじみとした趣があるとする。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 野分のまたの日こそ、いみじうあはれに、をかしけれ。立蔀、透垣などの乱れたるに、前栽どもいと心苦しげなり。大きなる木どもも倒れ、技など吹き折られたるが、萩、女郎花などの上に、横ろばひ伏せる、いと思はずなり。格子の壷などに、木の葉をことさらにしたらむやうに、こまごまと吹き入れたるこそ、荒かりつる風のしわざとはおぼえね『枕草子』百八十八段

 野分、例の年よりもおどろおどろしく、空の色変りて吹き出づ。花どものしをるるを、いとさしも思ひしまぬ人だに、あなわりなと思ひ騒がるるを、まして、草むらの露の玉の緒乱るるままに、御心まどひもしぬべくおぼしたり。おほふばかりの袖は、秋の空にしもこそ欲しげなりけれ。暮れゆくままに、ものも見えず吹きまよはして、いとむくつけければ、御格子など参りぬるに、うしろめたくいみじと、花の上をおぼし嘆く『源氏物語』野分巻

 荻の葉にかはりし風の秋のこゑやがて野分のつゆくだくなり 藤原定家『六百番歌合』

 かりにさす庵までこそなびきけれのわきにたへぬ小野の篠原 藤原家隆『六百番歌合』

(季語と歳時記)



野分の俳句:


・機影一点黄河をよぎる野分かな  加藤秋邨


・一村を丸洗ひして大野分   松岡和子


・葦さわぐ湖に野分の兆しかな   松元末則


・押し返す草木のうねり野分かな   秋場貞枝


・一ト部屋に家族集まり待つ野分   有松洋子




超大型の台風14号、北上して大陸の中国方面に向かうと思っていたら、尖閣諸島辺りで立ち止まり、迷走し始めた。
 迷っているうちに勢力を弱めたが、あろうことか、真東に向きを変え、日本列島に向かい始めた。

災害列島日本でも、北九州に初上陸する台風は初めてだそうだ。それ程変わりものの台風14号、東に向かい始めたら勢力を取り戻しつつあるという。
 変な台風がやってくるのは、やはり異常気象なのだろう。


有松の句を読んで、子供の頃の記憶が蘇った。
東海地方を襲った台風の夜、二階の窓ガラスが風で飛ばされ、家の中に暴風雨が吹き付けた。
 家族全員、一階に避難し、真っ暗闇の中、蠟燭に火をともし嵐が去るのを待ち続けた。大人たちは、一階の戸が防風に飛ばされないように、内から戸を支え続けた。
 その一夜の光景は、今もまだ心の底に眠っている。