2021/04/02 (金) 旧暦: 2月21日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 5時26分 日没: 18時03分 月出: 23時26分 月没: 8時25分 月齢: 19.69 潮汐: 中潮 干支: 庚辰 六曜: 仏滅 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 花影(かえい、はなかげ) 「桜の花が舞う信州の春・4K撮影」 https://youtu.be/NVaCKfH49H4 『花影(かえい) 詩歌などの中で、ただ「花」と書かれる場...
2021/04/02
(金) 旧暦: 2月21日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 5時26分 日没: 18時03分 月出: 23時26分
月没: 8時25分 月齢: 19.69 潮汐: 中潮 干支: 庚辰 六曜: 仏滅 九星: 五黄土星
今日のあれこれ: 花影(かえい、はなかげ)
「桜の花が舞う信州の春・4K撮影」
https://youtu.be/NVaCKfH49H4
『花影(かえい)
詩歌などの中で、ただ「花」と書かれる場合は「桜の花」を指しています。 つまり、花影は「桜の花の影」のこと。満開の桜花の落とす陰影に、華やかさと寂しさの両方を発見した、いかにも日本人らしい余韻のある言葉です。
』
(暮しの中の季語
https://www.cleansui.com/club/web/cleansui_column/201204/index.html
より転載)
花影の俳句:
・花影をはんなり流す高瀬川 雨宮しをん
・まぼろしのごとき花影水にあり 三枝かずを
・花影に入り今生のうつくしき 西井琴子
桜の木に木陰ができるのは、若葉が広がり、その下を通ると桜餅のような甘い香りがする時だ。
若葉は夏に向かい濃さを増し、秋が深まるに連れ紅葉し、やがて枯れて散ると桜は黒いシルエットが残るだけだ。
枝に近づいてよく見ると、次の春のために準備された芽は見ることができる。
春になり、桜の木に影ができる刻がやってくる。
それは満開の刻だ。
先競う花が枝をびっしりと取り囲み、もう花の咲く空間は無いように見えるが、開花を待つ花の蕾は咲き場所を探して伸びている。
それは、骨についた筋肉のような逞しさを感じさせる。
満開の桜の下には死体があるのではなく、あるのはただ花の影で、それは美しく艶やかな影だ。
花も美しいが影も美しいのは、桜なればこそ。