2021/02/24 (水) 旧暦: 1月13日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 6時17分 日没: 17時31分 月出: 14時05分 月没: 4時11分 月齢: 12.33 潮汐: 中潮 干支: 癸卯 六曜: 先勝 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 薄氷 「[4K]野鳥:ヒヨドリ/HT公園-薄氷の池」 https://youtu.be/1feK1Z5-ps0 『薄氷(うすらい、うすらひ) 初春 子季語: うすらひ、薄氷、春...
2021/02/24
(水) 旧暦: 1月13日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出:
6時17分 日没: 17時31分 月出: 14時05分
月没: 4時11分 月齢: 12.33 潮汐: 中潮 干支: 癸卯 六曜: 先勝 九星: 四緑木星
今日のあれこれ: 薄氷
「[4K]野鳥:ヒヨドリ/HT公園-薄氷の池」
https://youtu.be/1feK1Z5-ps0
『薄氷(うすらい、うすらひ) 初春
子季語: うすらひ、薄氷、春の氷
関連季語
解説: 春浅いころの薄く張った氷のこと。または、解け残った薄い氷のこともいう。
冬の氷と違い、消えやすいことから、淡くはかない印象がある。
来歴: 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。
文学での言及: 佐保河にこほりわたれるうすらびのうすき心を我が思はなくに 大原桜井真人『万葉集』
』
(季語と歳時記)
薄氷の俳句:
・芦の間の薄氷を日のかがやかす 清崎敏郎
・ひとときの日ざしくれなゐ薄氷 鷹羽狩行
・パキパキと薄氷つぶし児が通る 湯本正友
・やがて消えゆくもの恋も薄氷も 松尾規子
・愛されてゐて薄氷を踏むあそび 辻美奈子
・愛憎にとほく薄氷見つめをり つじ加代子
暖かい日が続いた後、陽射しはあるが冷たい風が強く吹くに変わった。それも明日までで、その後はまた暖かくなるらしい。
明日までは寒い朝、平地では氷が張るほど気温は下がらないが、岐阜県や愛知県でも高い土地では氷も張るだろう。
公魚を釣るような氷ではなく、薄氷は薄く、気温が上がれば消えてしまうものだが、薄いが故に、光が当たるとキラキラと輝き美しい。束の間の輝きだけに、儚さの中だからこそ美しく思われる。
薄氷を詠む人が多いのは、その儚い美しさを愛してのことだろう。
薄氷についての句を選んでみた。
偶々だが上の3句は男、下の3句は女性になった。
男の句は、薄氷の輝き、美、儚さをスッキリと愛している。
下の3句は、スッキリとは行かない世界だ。
松尾は恋と言う。
辻は愛の遊びと言う。
つじは愛憎だと言う。
個人的には松尾、つじは理解できるように感じる。
辻は理解は難しい。
愛されているのなら、それで良いのでは。
血みどろの葛藤など恐ろしいものだ。
幾ら薄く、儚く、美しいものでも、踏みつけて遊ぶのは趣味が悪いんじゃないの!!