2021/02/07 (日) 旧暦: 12月26日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 6時36分 日没: 17時14分 月出: 2時34分 月没: 12時33分 月齢: 24.92 潮汐: 若潮 干支: 丙戌 六曜: 先勝 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 春光 「金平糖はこうやって作っている!京都老舗の職人技「緑寿庵清水」」 https://youtu.be/g6J7Zd-rHn8 『春光(しゅんこう、しゆんくわう) 三春 ...
2021/02/07
(日) 旧暦: 12月26日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 6時36分 日没: 17時14分 月出: 2時34分
月没: 12時33分 月齢: 24.92 潮汐: 若潮 干支: 丙戌 六曜: 先勝 九星: 五黄土星
今日のあれこれ: 春光
「金平糖はこうやって作っている!京都老舗の職人技「緑寿庵清水」」
https://youtu.be/g6J7Zd-rHn8
『春光(しゅんこう、しゆんくわう) 三春
子季語: 春の色、春色、春望、春の匂、春景色、春景、春の光
関連季語: 春日
解説: もともとは春の風光、春の景色をいったが、春の日の光としても用いられる。
来歴: 『俳諧大成新式』(元禄11年、1698年)に所出。
文学での言及:
誰か言つし春の色東生より到ると、露暖かにして南枝花始めて開く 菅原文時『和漢朗詠集』
野煙の春の光に嘯いて、各々一句を吟じ、山霞の晩の色を酌んで、忽ちに数盃に酔ゑり 橘在列『新撰朗詠集』
』
(季語と歳時記)
春光の俳句:
・春光やこぼれてはづむ金米糖 龍野よし絵
・父と子に春の光のをしみなし 松藤夏山
・春光を得てやはらかき薔薇の棘 後藤比奈夫
・白味噌に春の光を和へにけり 高橋将夫
・春光や快癒者ものを撫で撫づる 中村草田男
・春光や嫁して子を成し乳も足り 関森勝夫
昨日は、春の光が一杯で、風が止めばその儘春になる陽気だった。
今日は、朝は良かったのだが、予報は外れて昼前から雲が出て、次第に厚く空を多い冬空に変わってしまった。
そうなると、今日の季語は春光、春の光にしたくなった。
春光、春の光の句は読んでいても快い、明るい景色が広がっていく。
お菓子の金平糖は明るい。
勿論子供は好きだが、大人でも金平糖が好きな人は多い。
明るさと夢があるからだ。
京都の老舗の金平糖、口の中に入れれば、春の光が輝くだろう。
白味噌に春の光を和えるのなら、春菊などはどうだろう。
少しほろ苦い山菜の風味に似て大人の味になるのでは。
春の光にはめでたい事がよく似合う。
死の病から生還した人の目には、目に見えるすべてが、美しく愛おしい。
撫でて、撫でて、撫でて、撫で尽くす。
それが、恋人の髪だったり、幼子の頬だったり、愛犬の頭だったりすれば勿論の事、そこらにある椅子や茶碗や橋の欄干も良いのだ。
蘇った眼には、春の光の中のすべてが美しい。
めでたく子供を賜った女性が、春の光の中、赤ちゃんに乳を含ませている光景は、めでたい、めでたいとしか言えない。