今日は、藤井聡太2冠の記念日。これは記事を書いて祝わなければいけない。藤井2冠が、とうとう天敵とも言える豊島竜王を下し、厚い壁に穴を開けることに成功した。過去6戦全敗だったが、前回は優勢だったが最後に大逆転され負けてしまった残念な負け方だった。ただ、そろそろ勝機が来そうな対局であった。今日は、早指し戦なので、藤井2冠の得意とするところだが、兎に角勝つことが大切なので、これで区切りがついた。次は、持ち時...
今日は、藤井聡太2冠の記念日。
これは記事を書いて祝わなければいけない。
藤井2冠が、とうとう天敵とも言える豊島竜王を下し、厚い壁に穴を開けることに成功した。
過去6戦全敗だったが、前回は優勢だったが最後に大逆転され負けてしまった残念な負け方だった。ただ、そろそろ勝機が来そうな対局であった。
今日は、早指し戦なので、藤井2冠の得意とするところだが、兎に角勝つことが大切なので、これで区切りがついた。
次は、持ち時間が長い対局で勝てば良い。
藤井2冠の「強い相手は楽しい」という言葉は凄いとしか言いようがない。
この気迫だからこそ、勝率8割を超えられる。
次の渡辺名人との対戦も、楽しんで、そして勝って欲しい。
『“ラスボス”倒した藤井2冠「強い相手は楽しい」
[2021年1月17日16時29分]
第14期朝日杯オープン戦の本戦トーナメント準々決勝に臨んだ藤井聡太2冠(日本将棋連盟提供)
将棋の高校生プロ、藤井聡太2冠(棋聖・王位=18)が17日、名古屋市内で行われた第14期朝日杯オープン戦の本戦トーナメント準々決勝で、豊島将之竜王(叡王=30)を破り、ベスト4に進出した。同棋戦は4年連続ベスト4となった。同じ愛知県出身の豊島には、17年8月の初対局から公式戦6戦全敗だった。絶壁のごとく立ちはだかる“ラスボス”から藤井が、ついに初白星を挙げた。
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策をとった上での公開対局。藤井は午前中の1回戦、大石直嗣七段(31)との対局では、安定した指し回しで勝利を収めた。午後からの豊島との準々決勝では、序盤から藤井は積極的に攻めた。戦型は角換わり。藤井は早繰り銀の作戦を採用する“秘策”を繰り出した。両者とも持ち時間の40分を使い切って1分将棋となり、超ハイレベルな攻防戦となった。最後は、藤井が押し切った。
終局後、藤井は「積極的に攻めていくつもりでやっていたが、手厚く受け止められる場面が多く、自信がなかった。際どかった」と振り返った。
昨年7月には17歳11カ月の最年少で棋聖の初タイトルを獲得した。18歳1カ月となった8月に王位も獲得し、史上初の「10代2冠」を達成した。異次元の強さを見せる藤井だが、どうしても勝てない難敵が豊島だった。
豊島からの公式戦初白星に「強い相手とできるのは楽しいことなので、過去の成績は忘れ、一生懸命に指そうと思っていた」と話した。
これで藤井は名古屋市での公開対局はデビュー4年で8戦8勝。朝日杯は持ち時間各40分の早指し棋戦。準決勝と決勝は2月に東京で行われる予定。2年ぶり3度目の優勝を目指す藤井は2月11日、東京都内での準決勝で渡辺明名人(棋王・王将=36)と対戦する。藤井は「強敵との連戦ですが、いい将棋を指したい」と意気込んだ。』
(日刊スポーツ)
『藤井2冠に破れた豊島竜王「序盤失敗してしまった」
[2021年1月17日16時12分]
将棋の高校生プロ、藤井聡太2冠(棋聖・王位=18)が17日、名古屋市内で行われた第14期朝日杯オープン戦の本戦トーナメント準々決勝で、豊島将之竜王(叡王=30)を破り、ベスト4に進出した。同棋戦は4年連続ベスト4。同じ愛知県出身の豊島には、17年8月の初対局から公式戦6戦全敗だった。
初めて黒星を喫した豊島は終局後、「序盤に失敗してしまった。中盤あたりで難しくしたかと思ったが、終盤分からなかった。朝日杯はここ数年、成績が良くないのでまた来年頑張りたい」と話した。』
(日刊スポーツ)
2021/01/19 追記:
ひふみんが藤井聡太2冠の将棋内容を解説し、評価している記事があったので追記した。
『藤井2冠幅広げる新戦法で豊島突破/ひふみんEYE
[2021年1月18日7時5分]
<ひふみんEYE>
将棋の高校生プロ、藤井聡太2冠(棋聖・王位=18)が17日、名古屋市内で行われた第14期朝日杯オープン戦の本戦トーナメント1回戦で大石直嗣七段(31)、準々決勝で豊島将之竜王(叡王=30)を破り、ベスト4に進出した。過去6戦全敗だった“ラスボス”の豊島と7度目の対戦でついに初勝利を挙げ、超えられなかった壁を突き破った。
3月には高校を卒業するが、卒業後も地元・愛知を本拠地にし、史上初の「10代3冠」を目指す。
◇ ◇ ◇
新しい戦法の「早繰り銀」を豊島竜王にぶつけて勝て、大きな壁を突破できたと思います。研究してきたと思われる序盤の踏み込み、後手3九銀の飛車金両取り、後手1三桂の活用、後手8六歩~後手8七歩といった絶妙手は、今後の戦いに幅が持てそうです。
私もかつて中原誠十六世名人に8年間で20連敗しました。苦手意識を振り払うため、相手を上回るさえた攻め、序盤の研究、優勢になっても底力で逆転されないよう慎重に指すことを心掛け、中原さんから多くのタイトルを奪いました。
藤井さんはあの若さで、昨年4~6月のコロナ禍による対局中止時、冷静に自分の指し方を見つめ、棋聖と王位を奪取したほどの人。今年も順位戦B級2組の全勝昇級、朝日杯2年ぶりの優勝、3月の高校卒業後のタイトル防衛と、活躍を期待しましょう。(加藤一二三・九段)
(日刊スポーツ)
』