2020年11月10日 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2020-11-10 (Tue)

2020/11/10  日記  鮭

2020/11/10  日記  鮭

2020/11/10 (火) 旧暦:  9月25日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  6時11分 日没:  16時37分 月出:  ---- 月没:  13時47分 月齢:  24.31 潮汐:  長潮 干支:  丁巳 六曜: 先負 今日のあれこれ: 鮭 「【鮭の遡上】死ぬ間際!ボロボロになっても力の限り生きるサケを水中から見てみた」 https://youtu.be/GXnyADXJ-WY 『鮭: しやけ、秋味、初...

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2020/11/10 () 旧暦:  925日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  611分 日没:  1637分 月出:  ---- 月没:  1347分 月齢:  24.31 潮汐:  長潮 干支:  丁巳 六曜: 先負


今日のあれこれ: 鮭

「【鮭の遡上】死ぬ間際!ボロボロになっても力の限り生きるサケを水中から見てみた」


https://youtu.be/GXnyADXJ-WY



『鮭: しやけ、秋味、初鮭、鼻曲り鮭

  三秋

川で生まれて海に育ち、また産卵のため川に戻ってくる。塩鮭にしたりいくらや筋子にしたりと、幅広い料理に使われる。日本人の好む魚である。』
(季語と歳時記)



 鮭の俳句:


・のぼる鮭堰にひしめき千歳川  清水うらら


・さざなみの光りは空へ鮭のぼる  花谷和子


・ふる里の水面盛り上げ鮭のぼる   庵原敏典


・のぼりきし鮭は藻の色石の色   升田ヤス子


・群鮭の身を震はせて浅瀬打つ  紺野美代子


・かくも鰭ぼろぼろ産卵終へし鮭   田所節子


・こびりつく汚れのごとく鮭死せり  岡田史乃




動画を見て、生命というものを想わされた。
科学文明の時代、生命が創り出せることになったのか知らない。
 自分の狭い考えの中では、今生きている生命は、すべて過去のどこかで生まれた生命の子孫だと思っている。
 生まれた生命は、次の生命を生んで死ぬ、生きる究極の目的は生む事だ、その行動をとった生命の末裔だけが、今生きている。
 今生きている我々も、その原理の結果として生きている。

鮭の一生は4年サイクルが基本だという。
鮎の一生は1年サイクルが基本だという。
いずれも川で生まれ、海で育ち、産卵のために、また生まれた川に遡って次の世代を生む。
 卵を産めば、もう生きることはない、卵の行末を見届けることはない。

雌鮭が生む卵は約3000個、それを何回かに分けて生むそうだ
 孵化し、無事海に出られるのはそのうち何個かは判らない。
 そして、海に無事出た鮭のうち、元の川に無事戻って来られるのは、凡そ4%程度だそうだ。

これでも多いのではないだろうか?
3000
0.04=120
1
尾の雌が3000個の卵を生み、120尾が大人になって戻ってくるとしたら、4年毎に、120倍のn乗の鮭になっていくことになる、そうであれば川は鮭で溢れてしまうことになる。

鮭の数が増えていない実情から逆に考えれば、4年後戻る子の鮭は限りなく1尾に近いのではないか。

だとすれば、1尾の子のために3000の卵を生み、ボロボロになって死んでいく鮭の姿は哀しくも貴い。

俳人たちも、鮭のその辺りの様子を句に詠んで、共感している。

たるんではいられない、ボロボロになっても、生命を全うするのだ。