2020年05月21日 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2020-05-21 (Thu)

2020/05/21 日記  卯の花

2020/05/21 日記  卯の花

2020/05/21 (木) 旧暦:  4月29日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  4時31分 日没:  18時43分 月出:  3時45分 月没:  17時14分 月齢:  28.02 潮汐:  中潮 干支:  甲子 六曜: 友引 今日のあれこれ: 卯の花 「空木(夏の訪れ)」 https://youtu.be/Si8teGUQYHY 『卯の花(うのはな) 初夏 子季語: 空木の花、花卯木、初卯の花、卯の花月夜...

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2020/05/21 () 旧暦:  429日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  431分 日没:  1843分 月出:  345分 月没:  1714分 月齢:  28.02 潮汐:  中潮 干支:  甲子 六曜: 友引


今日のあれこれ: 卯の花

「空木(夏の訪れ)」


https://youtu.be/Si8teGUQYHY


『卯の花(うのはな) 初夏

子季語: 空木の花、花卯木、初卯の花、卯の花月夜、卯の花垣
関連季語: 箱根空木の花、卯の花腐し
解説: 空木の花のこと。開花は五月中旬~六月頃。
白く清々しい花を咲かせる。古歌には月光のようとも雪のようとも詠われる。旧暦四月(卯月)ころ咲くことからこの名がある。茎が空洞なので空木(うつぎ)ともいう。「夏は来ぬ」の唱歌にも歌われているように、夏の訪れを感じさせる花である。
来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
文学での言及:
          
卯の花の過ぎば惜しみか霍公鳥雨間も置かずこゆ鳴きわたる 大伴家持『万葉集』
ほととぎす我とはなしに卯の花のうき世の中になきわたるらむ 凡河内躬恒『続古今集』
夕月夜ほのめく影も卯の花のさけるわたりはさやけかりけり 藤原実房『千載集』
実証的見解: ウツギはユキノシタ科ウツギ属の落葉低木。本州、四国、九州などの山地に自生し、生垣などにも利用される。よく枝分かれし、高さは二メートルくらいになる。卵形の葉は対生し、縁に鋸歯をもつ。五月から六月にかけて、円錐花序を多くのばし白い小花を多数つける。』
(季語と歳時記)



卯の花の俳句:


・仄白き卯の花匂ふ宵の口   松木清川


・連歌して卯の花月夜帰りけり  長尾琴雨


・白匂う卯の花月となりしかな  宇咲冬男


・母の背のちよこんと卯の花月夜かな   今木偉郎


・娘と歩く卯の花月の堤かな   代田青鳥




唱歌「夏は来ぬ」に歌われる卯の花の匂いはどの様なものか知らない。
 沈丁花のように高く遠く香るものでは無いそうだ。甘くふんわりと漂うような香りらしい。それは花の蜜と花粉から放たれるものだそうだ。

花の色は基本は白で明るい。
晴れた日の月と仲が良い卯の花は、歌にも句にも月と一緒に詠まれている。
 月の光に映える白と仄かな甘い香りが心をときめかせるからだろう。

母と共に在った月夜、娘と連れ立って歩いた堤に懸かった月、どちらも消すことのできない心の証だ。
その様な輝く月夜に卯の花はいつも一緒だ。

卯の花くたしが降る前に、月が美しい夜があれば、卯の花を求めて家を出てみよう。
 傍らに人があれば佳し、無くとも良し。
月と卯の花と自分が在れば、それでよいではないか。