FC2ブログ

  • 2018年02月 の記事一覧

2018年02月28日(水) 記事No.547

2018/02/28 () 旧暦:113日 祝日・節気:  日出:612分 日没:1734分 月出:1536分 月没:446分 月齢:12.25 干支: 辛卯 六曜: 先勝 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 春嵐

JAL B767 メインギア接地させるもゴーアラウンド!@伊丹空港」


https://youtu.be/hRj-_yb2VNU



『春疾風(はるはやて) 三春
子季語: 春荒、春嵐、春はやち
関連季語: 春の風、春一番
解説: 春の烈風のこと。冬の西高東低の気圧配置がくずれ、低気圧が東海上に抜けるにともなって荒れた天気となり、ときには嵐となる。』
(季語と歳時記)



春嵐の俳句:



・花舗の荷の解かれぬままに春嵐  上林孝子



・春嵐に追はれての旅岬の宿  伊東和子



・春嵐われに未還のひと一人 平間真木子





今日から明日にかけて九州から北海道まで、日本海側も太平洋側も大荒れの天気予報だ。
台風並みの風速35mの風が吹くそうだ。

東海地方が最も荒れるのは、日が変わる頃から未明にかけてだそうだから、夜中の時刻なので交通機関への影響は少ない。

二月の末から三月のはじめにかけては、天気が荒れることが多い。
天気が良くても春一番だし、春疾風や春荒れの季語もある。
飛行にに乗るのは、この時季と台風シーズンは避けたい。
予約した飛行機には乗らざるを得ない、本当に危険なら欠航するが、宿泊先はキャンセルできない。
今日の飛行機を予約した人は、色々心配があったに違いない。

春嵐の中では、首をすくめて、嵐が去るのを待つのが一番。
お花屋さんも荷を解くこともない。
農家も作業は中止し、天からの水まき程度を期待するだろう。

平間の春嵐は心の中のことだろう。
それなら良いが、本当に春嵐で帰らぬ人ができたのなら気の毒だ。
心の嵐なら、心が、時間が解決してくれる。




(2)日記 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月27日(火) 記事No.548

2018/02/27 () 旧暦:112日 祝日・節気:  日出:614分 日没:1733分 月出:1428分 月没:353分 月齢:11.25 干支: 庚寅 六曜: 赤口 九星: 六白金星

clip_image002

(岩手山 里山の旅日記
https://sites.google.com/a/meizan-hitoritabi.com/yamanikki/2-3a-kurakake-yama-070121
より転載)

今日のあれこれ: 春兆す



『はるきざす(春兆す)
26/02/2014 00:22

[「はる(春)」+「きざす(兆す・萌す)」。]
春の気配が感じられるさま。[季:春]
季語としては、「春めく」の傍題の一つで「春動く」とも。同じ初春で別題の「春浅し」よりもさらに春が近付いてきた兆候の感じられる時季に用いる季語。
(参考: 「俳句 季語 連句 みんなで俳句」など。)

Agora Sofia日本語辞典
http://jiten.eu/article/156501
より転載




春兆すの俳句:



・春きざすけふ大いなる岩手山  土井ゆう子



・春兆すむく犬に似し雪浮かび  石川かおり



・杭を打つ農夫の背に春兆す  小林恵子



・海越えてはがき一葉春兆す  三谷道子



・枝先に雨粒とどめ春きざす  北川とも子





今日の昼の陽射しは春の強さを感じた。
郊外の道を車で走ると、窓が閉めてある車内は温室のように温かい。

先週はまだ冬の枯れた刈田だったが、今日はもう変わっていた。
見渡す限りの刈田は、耕されていた。
トラクターに乗った農夫がゆっくりと土を起こしながら進んでいる。
整然と耕された見渡す限りの田に春が兆していた。

月末から月初は荒れた天気で、場所によっては風も雨も激しいとの予報だ。
適度な雨が降れば、土が黒く蘇り、膨らみを増し春の到来を感じさせるはずだ。






(2)日記 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月26日(月) 記事No.549

2018/02/26 () 旧暦:111日 祝日・節気:  日出:615分 日没:1733分 月出:1323分 月没:255分 月齢:10.25 干支: 己丑 六曜: 大安 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: 冴え返る

Soto Zen - Heart Sutra / 曹洞宗大本山總持寺- 般若波羅蜜多心經」


https://youtu.be/De15EaR_irk



『冴返る(さえかえる、さえかへる) 初春
子季語: しみ返る、寒返る、寒戻り
関連季語: 余寒
解説: 春さき、暖かくなりかけたかと思うとまた寒さが戻ってくること。一度暖かさを経験しただけに、より冴え冴えとしたものを感じさせる。
来歴   『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
文学での言及  さえかへり山風あるる常盤木に降りもたまらぬ春の沫雪 藤原為家『玉葉集』
』(季語と歳時記)



冴返るの俳句:



・瑠璃色の空どこまでも冴返る  山田閏子



・冴返る櫟林に水の音  鈴木とおる



・風流れて冴返る日となりにけり  稲畑汀子



・夕暮れの鼻の先より冴返る  江崎成則



・本堂の今朝の勤行冴返る  細川房代





三寒四温と言う言葉がある。
三日寒い日が続いたあと四日暖かい日が続き、繰り返しながら暖かくなっていくイメージだ。

『三寒四温(さんかんしおん)とは冬季に寒い日が3日ほど続くと、そのあと4日ほど温暖な日が続き、また寒くなるというように7日周期で寒暖が繰り返される現象。朝鮮半島や中国北東部に典型的に現れる現象で、日本でもみられる。一般に寒い日は晴れで、暖かい日は天気が悪い。日本では本来は冬の気候の特徴として使われたが、最近では春先に使われることが多い。

概要
もともとは中国北東部や朝鮮半島におけることわざであって、シベリア高気圧の勢力がほぼ7日の周期で強まったり弱まったりするからと考えられている[1]

しかし、日本付近の天候はシベリア高気圧だけでなく、太平洋の高気圧の影響も受けるので、三寒四温が日本でははっきりと現れることはなく、一冬に一度あるかないかという程度である。そのため近年では本来の意味から外れて、春先に低気圧と高気圧が交互にやってきたときの気温の周期的な変化、という意味合いで使用されることが多くなっている[2]。』
Wikipedia

それ程はっきりとした周期はまだ無いが、東海地方は、今日は最高気温が15度を超えて暖かくなった。
どうやら、不規則でも蛇行しながら、春に近づいていくように思わせた。

それでも、まだ朝夕は冬の寒さだ。
まだまだ厳しい冬だ。
お寺の朝の勤行は凛とした空気の中に冴返る。





(2)日記 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月25日(日) 記事No.550


設楽悠太が2:06:11の日本新で2位になり、200210月に高岡寿成が記録した2:06:1616年振りに5秒更新した。
この結果、日本実業団陸上連合から1億円の賞金を受け取ることになった。

5
位になった井上大仁も6分台をマークしており、東京マラソンは記録が出るようにお膳立てされているとは言え、漸く日本も6分台のレースに参加できるようになった。

今後は夏場のレースでも記録が出せるようにする必要があるが、日本のマラソン界にも明るさが戻ったようだ。



『設楽は2時間611秒で日本記録を更新! 優勝はチュンバ


順位

選手名

所属/国

記録

1

clip_image001ディクソン・チュンバ

ケニア

2:05:30

2

clip_image002設楽悠太

Honda

2:06:11
(日本記録)

3

clip_image003アモス・キプルト

ケニア

2:06:33

5

井上大仁

MHPS

2:06:54

7

木滑良

MHPS

2:08:08

8

宮脇千博

トヨタ自動車

2:08:45

9

山本憲二

マツダ

2:08:48

10

佐藤悠基

日清食品グループ

2:08:58


総括
clip_image004
2
時間611秒の日本記録を更新し2位に入った設楽悠太【写真は共同】

東京マラソン2018が25日、東京都庁から東京駅前・行幸通りまでの42.195キロのコースで行われ、設楽悠太(Honda)が2時間6分11秒の日本記録を更新し2位に入った。優勝はディクソン・チュンバ(ケニア)で2時間5分30秒に終わっている。


昨年からのコース変更で“高速レース”が予想された東京マラソン。序盤から1キロ2分55秒前後のハイペースで先頭集団が進んでいく。その中で日本人選手では井上大仁(MHPS)が積極的に集団についていく。やや先頭のペースメーカーが安定しないため、第2集団のペースメーカーを務めた村山謙太(旭化成)が前について、設楽も一緒に第1集団に加わる。途中で昨年の王者で世界記録を狙っていたウィルソン・キプサング(ケニア)がリタイアするが、先頭は日本記録を上回るペースで進み、設楽と井上が付いていく。


30キロを過ぎペースメーカーが外れると、いったん井上が前に出るが、チュンバら海外勢3人が先頭に立つ。その後、チュンバが独走状態になるが、その後ろを走っていた海外勢2人を設楽が追い抜き2位に上がると同時に16年間破られなかった日本記録2時間6分16秒を越える2時間6分11秒でゴールした。


また同レースでは10位の佐藤悠基(日清食品グループ)までが2時間9分を切り、設楽、井上、木滑良(MHPS)、宮脇千博(トヨタ自動車)、山本憲二(マツダ)、佐藤の6人がMGC出場権を獲得した。

<レース後コメント>

設楽悠太コメント
「今回は記録よりも勝つことを意識していたので、総合1位は取れなかったけど、日本人トップが取れてうれしかったです。

(日本記録は)僕もそんなに狙っていなかったので、記者会見では2時間9分切りを目標に走り、目標を達成できて良かったです。2時間9分以内といことで、6分台もありえるということで。

(沿道から記録更新の報奨金である1億円と声をかけられていたが)最後まで1億円取って来いと声をかけてくれる方がいたので、最後までしっかり走ることができました。

(今後は)今は休みたいですね。次は試合が決まっていないので、3月はもう走らないです。

(さらに記録を伸ばすためには)今の練習は間違っていないので、これからも同じ練習をしていけば必ず結果が付いてくると思います」


井上大仁コメント
「ただただ悔しいです。出すと言っていた日本記録を目の前で出されて、昨年とは逆のシチュエーションで負けてしまったので悔しいです。

(2時間6分台を記録したが)タイムは何とも思っていないです。負けたことが悔しいです。

今回は日本のマラソン界も日本記録が出たということは心から祝福したいし、自分も出せるんだという気持ちも出てきました。本気で出せると思ったので、この負けた悔しさを糧に、2時間5分台を目指していきたいです」

...』
Sportsnavi
https://live-sports.yahoo.co.jp/live/sports/athletic_all/8526
より転載)



『設楽悠、日本新で1億円ゲット!「正直、狙っていなかった」/マラソン
2/25(
) 11:50配信 サンケイスポーツ

clip_image005
2位でゴールした設楽悠太=東京都千代田区(撮影・今野顕)

東京マラソン(25日、東京都庁前-東京駅前)2020年東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権が懸かる大会。設楽悠太(26)=ホンダ=が日本新記録の2時間6分11秒で日本勢最高の2位に入り、2002年10月に高岡寿成がマークした2時間6分16秒を更新した。14年東京覇者ディクソン・チュンバ(31)=ケニア=が2時間5分30秒で制した。(タイムは速報値)

設楽悠との一問一答は以下の通り。

--ゴールの瞬間、倒れ込んだ

「今回は記録よりも勝つことを意識していた。総合1位を取ることはできなかったが、日本人1位を取ることができてうれしい。前は見えていたけど、あれが僕の限界だった」

--日本記録を16年ぶりに更新した

「僕もそんなに正直、狙っていなかった。2時間9分以内を目標にやっていたので、達成できてよかった」

--実業団マラソン特別強化プロジェクトから1億円の報奨金

「最後まで『1億円取ってこい』と声をかけてくれる方々がいたので、しっかりがんばれた」

--現在の心境は

「いまはちょっと休みたい。次はまだ試合の予定がない。3月はもう走らない。土日試合がないとサボっちゃうので…。次の試合がある分、日頃の練習をがんばれる。いまの練習は間違っていない。これからも同じ練習をすれば必ず結果がついてくる。たくさん沿道から応援されるのは東京マラソンしかない。沿道の方々のおかげで取れた」

--38キロ過ぎで井上を抜いた

「32キロぐらいで負けたと思ったけど、30キロ以降は応援があったから、がんばることができた。家族の応援は声でわかったので、会社の方々もたくさん応援に来ていたので、あきらめずに走ることができた。30キロ以降は走力ではなく応援の力で走れた」』
(SANSPO.COM
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180225-00000517-sanspo-spo
より転載)





(22)格闘技・スポーツ |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月25日(日) 記事No.551


高木菜那の作戦勝ちの決勝だった。

大柄で体力のあるオランダ勢に勝つ方法は、パシュートで実証されていた。
小柄でも1列になり、前との間隔を95cmまで近くして滑れば抵抗を減らすことができ体力の消耗を減らすことができる。
温存した体力で最後に勝負する。これが作戦だった。

最終周のカーブで、トップのイレーネ・シャウテンは最後の加速の際身体が大きいために外に膨らんだ。
その時、高木は身体の小ささを活かしてインから中に入り子こみ、温存した体力を直線で爆発させ、後ろの韓国の金を振り切った。

Cool
な高木の綿密な作戦通りの金メダルだった。
この作戦を実行できたのは、パシュートでの年300日もの練習の体験が生きていた。

前の選手を風よけに使うのはマラソンでも使われる
日本の武道では、「柔よく剛を制す」とか「小よく大を制す」とかの命題が言われる。
元々は中国の古典『三略』の「
軍讖曰、柔能制剛、弱能制強」から派生しているそうだが、日本人はこの考え方が好きで、信じている。

小さくても、やればできる。
Cool Japan
の戦略だ。


『高木菜那「小柄だからこそ」金への原点、美帆の発破
2/25(
) 8:07配信 日刊スポーツ

clip_image001
女子マススタート決勝 金メダルに輝きガッツポーズする高木菜。左は3位のオランダ・スハウテン(撮影・黒川智章)

スピードスケートの新種目、マススタートの女子で、高木菜那(25=日本電産サンキョー)が金メダルを獲得した。1回戦1組を5位で通過すると、決勝も勝負強さを発揮。最終カーブでトップに立ち、そのままフィニッシュした。プレ五輪の昨年2月の世界距離別選手権で銀メダルに輝いた得意種目で、21日の団体追い抜きに続く金メダル。日本女子が同一大会で金2個を手にするのは夏季五輪を含めて初めて。

【写真】高木姉妹比較表

50センチの隙間を高木菜は見逃さなかった。最終16周目の最終コーナー出口。先頭を滑る選手がわずかに外に膨らんで出来たスペースに、155センチの体を傾けながら切り込んだ。「ここで行かなきゃ、いつ行くんだ」。鮮やかに逆転すると、細かなピッチを刻み、フィニッシュラインを駆け抜けた。「やったー!」。両手を突き上げ、叫ぶように、何度も喜びを爆発させた。

頭は冷静だった。1回戦で佐藤が転倒。2人で協力する作戦が使えなくなったが、妹美帆からの「いけるよ!」の一言で、腹をくくった。大柄のオランダ選手の後ろに付き、隠れるようにして体力を温存。幼い頃にサッカーで培った視野の広さも生かし、ラスト勝負で残った足を爆発させた。「美帆だけじゃなく、菜那もいるんだというところを見せられた。本当にうれしい」。表彰台の中央で25歳の笑みがはじけた。

決勝に残った16人で身長は最も低かった。「もう少し大きかったらな」-。中2で背が止まり、悩んだ時期もあった。だが、世界と戦い続ける中で、それはいつしか心の支えにもなった。「この身長でよくやっている」。自分を励ます材料に変えることで、逆境に立ち向かってきた。今回の五輪で採用された新種目。その小柄な体は、選手がぶつかり合うように滑るレースで、最大の武器となった。

昨季痛めた右膝は、限界ギリギリだった。良くなったと思えば、また痛む。朝起きて、何をするよりも先に膝の状態を確かめた。練習ができず、国内での試合でも精彩を欠いた。支えてくれたのは周囲の声だった。トレーナーからは「今は悔しい思いをしてもいい」と背中を押され、五輪選考会前に弱音を漏らすと、美帆からも「もう諦めるの?」とハッパを掛けられた。

妹のような、恵まれた才能があったわけではない。世界と戦うため、1歩ずつ滑りを磨いてきた。高校卒業後に名門・日本電産サンキョーに入社。10年バンクーバー五輪メダリストの長島、加藤が鬼気迫る表情で練習に臨む姿を見て、五輪の意味を知った。「小柄だからこそ、技術を磨く」。この日の金メダルにつながる覚悟の原点だった。

個人で管理栄養士と契約し、メンタルトレーナーもつけた。やれることは全てやってきた。その自信が、2個の金メダルにつながった。5000メートルでは最下位の12位に終わったが、集団の中で滑る団体追い抜き、マススタートでは誰にも負けない輝きを放った。小さな「職人」が、一瞬の切れ味で世界を驚かせた。【奥山将志】

◆マススタート 2人1組で滑る他の個人種目と異なり、大勢で一斉に長距離を滑る今大会から実施の新種目。五輪決勝は16人で、1周約400メートルのリンクを16周。内側の練習レーンも使用し、4周ごとの通過順とゴール時の順位に応じた得点の合計で争う。1~3位はゴールの着順と同じになるが、4位以下は獲得ポイントで決まる。個人戦だが、同じ国やチームの選手が協力し合い、優位に進められるかも重要なポイント。』
(日刊スポーツ)



『高木菜那「金2個」獲得も謙虚 妹・美帆に「勝ったなっていうのは全然ない」
2/25(
) 12:14配信 東スポWeb

clip_image002
高木菜那(左)と高木美帆

【韓国・平昌25日発】スピードスケート女子団体追い抜き(チームパシュート)で金メダルを獲得した高木美帆(23=日体大助手)、高木菜那(25=日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(21=高崎健康福祉大)、菊池彩花(30=富士急)が会見を開いた。

【写真】メダル獲得で笑顔全開の高木美帆

新種目の女子マススタートで金メダルを追加した高木菜は「本当にすごい予想通りの展開になってくれた。最後のスプリントで勝つことができました。まだ金メダルを取ったという実感はない」と一夜明けた心境を告白。

続けて「妹が(12日の)1500メートルでメダルを取ってくれたのでチームジャパンが波に乗って、どんどんメダルを取ることができた。刺激にもなりましたし、いい風が吹いた。妹のおかげで」と高木美に感謝し、笑顔を見せた。

高木美も金銀銅とメダルを全色コンプリートする快挙だった。金メダルの数では上回った高木菜だが「(マススタートは)新しい種目で、また、駆け引きもある種目なので(妹に)勝ったなっていうのは全然なくて、個人種目でもっともっと上を目指したい。スピードは個人種目なので、そういう気持ちのほうが強い。まだまだ追いかけ、追い越せという気持ちでいます」と謙虚に語った。

一方、高木美はマススタートを振り返り「最後、内側のほうから前の選手を差しにいけたのはさすがだなと思って見ていました」と姉の勝負強さに感心した様子。自身の大活躍にも「どの種目もしっかりとそのレースに向き合って挑むことができた。特に最後のパシュートでは、ずっと金メダルを狙っていたので、応援してくださったり、サポートしてくださる方々の思いも結果に出すことができてよかった」と胸を張った。

また、菊池は今後の目標について「世界選手権とW杯最終戦に出場する。世界選手権で自分の滑りをして優勝したい。W杯最終戦も楽しみながら自己ベスト目指して頑張りたい」と表明。

冬季女子最年少金メダリストになった佐藤は、スケート意外の目標として「今年はあまり学校にも行けてなくて、勉強もあまりすることができなかった。学校に行って、もう少し勉強したい」と学業に意欲を見せた。』
(東スポWeb



『高木菜那、その見事な戦術に銅のオランダ選手脱帽 「やりたいレースができなかった」
2/25(
) 14:17配信 THE ANSWER

clip_image004
高木菜那【写真:Getty Images

高木は後ろにつけて最後に絶妙のインつきで金、このレース運びは完璧だった

平昌五輪は24日、スピードスケート新種目の女子マススタートで高木菜那(日本電産サンキョー)が金メダルを獲得した。チームパシュート(団体追い抜き)に続き、2個目の金メダルを獲得した高木の偉業に称賛が集まっているが、銅メダルだったオランダのイレーネ・シャウテンは、高木の見事な戦略に脱帽している。


オランダテレビ局「NOS」のインタビューに答えたシャウテンは悔しさを隠さなかった。

「まだ飲み込めていない。タカギとキムに勝利することは可能だと思っていたが、あまりにも早くに先頭に立ってしまい、このまま行くべきか、それとももっと後まで(力を)残すべきかと悩んだ結果、行ってしまえと。最後に彼女たちに抜かれてしまったことは残念」

残り1周と少しの時点で先頭に立ち、そのまま押し切りを狙った。最終コーナー付近まで先頭に立っていたが、コーナーで膨らんだ間隙を高木とキム・ボルム(韓国)に突かれ、3位フィニッシュ。

「銅メダルは嬉しいけど、とにかく自分たちがやりたいレースができなかった。本来のプランではアヌーク(ファンデルバイデン)が最後の2周を思いっきり行って引っ張り、私が最後の300mで抜け出すつもりだった」

シャウテンは展開面での誤算があったと振り返った。リンクを16周するマススタートでは風よけのために前に選手を置いたり、スパートのタイミングなど、駆け引きが大きなウエートを占める。決勝の16人の中にオランダ選手が2人いたのは、圧倒的に有利かと思われたが、そうではなかった。
オランダから2選手が決勝に進んだことで、マークが激しくなった

「さらに不利に働いたのは、オランダ人が2人、日本人1人、韓国人1人だったこと。彼女たちが私達を意識することはわかりきっていた。タカギは私の後ろにつくために、押したり色々したりしているのは感じていた。レース中いちども私の後ろからはなれなかった。とにかく他にやりようがなかった。(残り)500メートルで先頭に立ってしまった。今はこの結果に満足している。これも戦略の一つだから」

オランダ勢が2人いたことが、逆に徹底したマークを受ける要因になってしまったと、シャウテンは分析。自身の真後ろにピタリとつけ、力を温存しつつ、最後にかける――。そんな高木の見事な戦略に脱帽していた。

そしてレース前に、日本スケートチームのヨハン・デビット・コーチとの間に、こんなやりとりがあったとも明かしている。

「先週、ヨハンは私に、『全然良くない』と言ってきたの。それでも彼はナナを私の後ろにつけるように指示したのだから、私を優勝候補に思ってたんでしょうね。全員が私の後ろについていた。昨年は一度もW杯は表彰台に登っていないのによ。練習でも見てるのかな」

ヨハン・デビットはシャウテンの元コーチでもある。力量、メンタル面、すべてにおいて彼女のことを知り尽くしていたのだろう。試合前の駆け引きから、シャウテンは翻弄されていたのかもしれない。高木菜那の金メダルの裏には、詳細で綿密な計算が隠されていた。
THE ANSWER
編集部』




(22)格闘技・スポーツ |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月25日(日) 記事No.552

2018/02/25 () 旧暦:110日 祝日・節気:  日出:616分 日没:1732分 月出:1224分 月没:152分 月齢:9.25 干支: 戊子 六曜: 仏滅 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 探梅

clip_image002
2018/02/25 庭の梅)



『探梅: 梅探る、探梅行、春の便り
晩冬
春を待ちかねて、まだ冬のうちに早咲きの梅を求めて山野に入ること。枯れ尽くした大地の中に春の兆しを探す心映えを尊ぶ。寒気の残る山野を、一輪の梅を探し求める姿は、人生の真を追い続ける心の旅にも似ている。』
(季語と歳時記)



探梅の俳句:



・紅ほつと目に触れてより梅探る  稲畑廣太郎



・腰までの雪にひるまず梅探る  山田六甲



・近道とて人の軒先探梅行  金國久子



・城歩きいつの程にか探梅に  渡邊孝彦



・探梅というて白鳳仏を見に  山田春生





梅の名所や暖かい場所ではもう梅も咲いて花を楽しむこともできるだろう。
今更、探梅でもないが庭の白梅はまだ一輪も咲いていない。

北風の吹き晒す北に植えられた梅は、春と言っても名ばかりよ、まだまだ冷たい北の風と言っている。

それでも、よく見ると蕾は膨らみ、僅かに紅味を差してきている。

山田は腰までの雪の中探梅を決行しているが、梅など咲いているのだろうか。
と考えては、お叱りを受けるだろう。

観梅は咲いた花を楽しむもの。
探梅は梅を探すもの。

梅が咲いていればよし。
咲いていなくても、軒先はある、城もある、白鳳仏もある。
花を求めて蝶のようにここそこを彷徨い歩くことが心の糧と言われるだろう。

毎日、探梅の心が続けば、それが生きる楽しみではないかと。




(2)日記 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月24日(土) 記事No.553

2018/02/24 () 旧暦:19日 祝日・節気:  日出:617分 日没:1731分 月出:1131分 月没:048分 月齢:8.25 干支: 丁亥 六曜: 先負 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: 芝不器男の忌日


clip_image001
(写真提供/松野町教育委員会
吟行ナビえひめ
https://www.iyokannet.jp/ginkou/poet/detail/haiku_poet_id/13/
より転載




今日、224日は俳人芝不器男の命日。
芝不器男は、夭折の俳人で、26歳で亡くなった。
父も兄も俳句を詠んだ家に生まれたとは言え、高々5年程の句作期間で名を残す句を詠んだ不器男は天賦の才能を持っていたと思わざるをえない。

没後4年、不器男の作品が埋もれるのを惜しんだ横山白虹が『不器男句集』を編み刊行した。
その際、白虹は「彗星(コメット)の如く俳壇の空を通過した」と不器男を評しているそうだ。
残された句を読むと、白虹の評の通り不器男の言葉の感覚の煌めきを感じる。

無事これ名馬の人生もあるが、彗星の様に一瞬煌めいて終わる人生もある。

芝不器男は前から変な俳号と思っていたが、本名だそうだ。


『芝不器男

芝 不器男(しば ふきお、1903年(明治36年)418- 1930年(昭和5年)224日)は、愛媛県出身の俳人。「天の川」の代表作家として活躍、「ホトトギス」でも四S以降の新人として注目されたが、句歴四年、26歳で夭折した。

生涯
愛媛県北宇和郡明治村(現・松野町)で生まれる。父・来三郎、母・キチの四男。父は教員や村長を歴任し俳句も作った。「不器男」の命名は『論語』の「子曰、君子不器」(子曰く、君子は器ならず)による。1920年(大正9年)、宇和島中学校(一級上に富澤赤黄男がいた)を卒業し、松山高等学校に入学。 高校では山岳部に所属、日本アルプスを踏破した。

1923
年(大正12年)、東京帝国大学農学部林学科に入学。夏期休暇で愛媛に帰省中に関東大震災が起こったため休学。以後東京へは行かなかった。家郷にて、姉の誘いで長谷川零余子が主宰する「枯野」句会に出席し句作を始める。当初、号を芙樹雄または不狂としていた。1925年(大正14年)東京帝大を中退し、東北帝国大学工学部機械工学科に入学。兄の勧めで吉岡禅寺洞の主宰する「天の川」12月号より投句。翌月号で早くも巻頭を取り、以後内田慕情、日野草城と巻頭を競う。また禅寺洞に勧められ、本名の不器男を俳号とした。

1926
年(大正15年)、「ホトトギス」にも9月号より投句を始め、入選句「あなたなる夜雨の葛のあなたかな」が高浜虚子の名鑑賞を受け注目を浴びる。冬季休暇で帰省して以後は仙台に戻らず、1927年(昭和2年)東北帝大より授業料の滞納を理由に除籍処分を受ける。

1928
年(昭和3年)、伊予鉄道電気副社長・太宰孫九の長女・文江と結婚し、太宰家の養嗣子となる。1929年(昭和4年)、睾丸炎を発病し、福岡市の九州帝国大学附属病院後藤外科に妻を伴い入院。この時に初めて禅寺洞と対面した。12月に退院し福岡市薬院庄に仮寓。「天の川」の俳人であった主治医・横山白虹の治療を受ける。1930年(昭和5年)1月になると病状が悪化し、224日午前215分永眠、享年26

1934
年(昭和9年)、横山白虹によって限定300部の『不器男句集』が編まれ、175句が収められた。白虹は「彗星(コメット)の如く俳壇の空を通過した」と不器男を評している。その後は『定本芝不器男句集』(1970年)、『不器男全句集』(1980年)などが出ている。

郷里の松野町では、毎年命日に「不器男忌俳句大会」が開催されている。1988年(昭和63年)、松野町が生家を改装し、「芝不器男記念館」が開館。2002年(平成14年)には生誕100年を記念し、愛媛県文化振興財団により芝不器男俳句新人賞が設けられた。

作品
   
永き日のにはとり柵を越えにけり
   
麦車馬におくれて動き出づ
   
向日葵の蘂を見るとき海消えし
   
あなたなる夜雨の葛のあなたかな
   
卒業の兄と来てゐる堤かな
   
白藤や揺りやみしかばうすみどり
   
一片のパセリ掃かるゝ暖炉かな

などが代表句。古語を生かした情趣の深い作風であり、新興俳句運動の勃興期にあって伝統俳句に新たな息吹を吹き込んだ点で評価される[1]。とくに写生の対象としての外界の風物を、自身の内面で独自の静謐な時間性のうちに捉えなおすことに特色があるとされており、「天の川」でのライバルであった内田慕情はこれを「情懐の写生」と呼んだ[1][2]

「あなたなる夜雨の葛のあなたかな」は、「二十五日仙台に着く みちはるかなる伊予のわが家をおもへば」の前書きがある句である。高浜虚子の「この句は作者が仙台にはるばるついて、その道途を顧み、あなたなる、まず白河あたりだろうか、そこで眺めた夜雨の中の葛を心に浮かべ、さらにそのあなたに故国伊予を思ふ、あたかも絵巻物風の表現をとったのである」という評が名鑑賞として知られる。石田波郷はさらにこれに触れて「不器男の句には幽惋なる情趣、遊子のかなしみがある」と評している[3]

「一片のパセリ掃かるゝ暖炉かな」は絶筆で、「大舷の窓被ふある暖炉かな」「ストーブや黒奴給仕の銭ボタン」とともに死後「天の川」の追悼号に掲載された。病床の不器男を慰めるために、横山白虹ら「天の川」の句友によって開かれた句会で作られたものである[4]

作品集
   
『不器男句集』 横山白虹編、天の川遠賀支社、1934年/現代俳句社(復刊)、1947
   
『定本芝不器男句集』 昭森社、1970
   
『不器男全句集』 私家版、1980
    
『麦車-芝不器男句集』 飴山実編、ふらんす堂〈ふらんす堂文庫〉、1992
   
『不器男句文集』 私家版、1980年』
Wikipedia



(2)日記 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月24日(土) 記事No.554


ネット上で読むことができる不器男の句を集めてみた。
(記載順に意味はなく、番号は単なる整理番号にすぎない。)

1.       
ストーブや黒奴給仕の銭ボタン
2.        
蛙の子鮒さわがして游ぐあり
3.        
風早の檜原となりぬ夕霞
4.        
永き日のにはとり柵を越えにけり
5.        
迎え火に門土焦げぬうすうすと
6.        
学生の一泊行や露の秋
7.        
梟の目()じろぎ出でぬ年木樵
8.        
繭玉に寝がての腕あげにけり
9.        
蜜柑山警察船の着きにけり
10.      
時鳥垣辺のわらび闌けにけり
11.      
北風や青空ながら暮れはてて
12.      
大晴や籾摺競ふ谷向
13.      
ゐこぼれて草藉くもあり遍路茶屋
14.      
打水や土につきたる蜂の尻
15.      
白藤や揺りやみしかばうすみどり
16.      
鴉はや唖々とゐるなり菌狩
17.      
渓水や花烏賊墨を吐きつくす
18.      
炭出すやさし入る日すぢ汚しつゝ
19.      
梟の目じろぎいでぬ年木樵
20.      
下萌や雪嶺はろけき牧の柵
21.      
小百姓ひそと高きに上りけり
22.      
落椿燭木橋揺る子はしらず
23.      
針山も紅絹うつろへる供養かな
24.      
濯ぎ場のほとりの菱や今朝の秋
25.      
花うばらふたたび堰にめぐり合ふ
26.      
澤の邊に童と居りて蜘蛛合
27.      
瀧音の息づきのひまや蝉時雨
28.      
芽起しの雨となりたるの忌 池内淳子
29.      
常闇の空を照せる冬田かな
30.      
桐の実の鳴りいでにけり冬構
31.      
虚国(むなぐに)の尻無川や夏霞
32.      
山が門や照れば遠退く秋の嶺呂
33.      
川蟹のしろきむくろや秋磧
34.      
流燈のまざまざありし朝洲かな
35.      
あちこちの祠まつりや露の秋
36.      
蘗に杣が薪棚荒れにけり
37.      
うまや路や鴬なける馬酔木山
38.      
いはけなき法師蝉きく端居かな
39.      
村の灯のまうへ山ある蛙かな
40.      
大舷の窓被ふある暖炉かな
41.      
鵙来啼く榛にそこはか雕りにけり
42.      
春愁や草の柔毛のいちしるく
43.      
年貢米うちちりばみぬ門の上
44.      
枯山を断つ崩え跡や夕立雲
45.      
奥津城に犬を葬る二月かな
46.      
野路ここにあつまる欅落葉かな
47.      
遠野火や松の畷の夕景色
48.      
よべの雨閾ぬらしぬ霊祭
49.      
麦車馬に遅れて動き出づ
50.      
種蒔くや大いなる幹うちめぐり
51.      
裏戸より高きに上るうから哉
52.      
町空のくらき氷雨や白魚売
53.      
草市や夜雨となりし地の匂ひ
54.      
畑打に沼の浮洲のあそぶなり
55.      
蜻蛉や秀嶺の雲は常なけれ
56.      
一歩出て塵を棄てけり露の宿
57.      
くちなはのわたりし水尾や夕渡舟
58.      
栗山の空谷ふかきところかな
59.      
秋晴やあえかの葛を馬の標
60.      
牧牛にながめられたる狭霧かな
61.      
秋の日をとづる碧玉数しれず
62.      
雪融くる苔ぞ*しもとぞ山始
63.      
銀杏にちりぢりの空暮れにけり
64.      
卒業の兄と来てゐる堤かな
65.      
さゝがにの壁に凝る夜や弥生尽
66.      
ぬばたまの寝屋かいまみぬ嫁が君
67.      
うまや路の春惜しみぬる門辺かな
68.      
花木瓜の底のあら土見えにけり
69.      
水のめば葱のにほひや小料亭
70.      
春月や宿とるまでの小買物
71.      
そのかみの貝掘りあてつ鍬始
72.      
墓の門に塵取かゝる盆会かな
73.      
にごり江を鎖す水泡や雲の峰
74.      
はばかりですがる十字架や夜半の秋
75.      
ゆく秋を乙女さびせり坊が妻
76.      
背戸の母呼びますらしき芙蓉かな
77.      
山守のいこふ御墓や花ぐもり
78.      
朝ぼらけ水隠る螢飛びにけり
79.      
すれざまに汽車はやす子や金鳳華
80.      
落葉すやこの頃灯す虚空蔵
81.      
豆の花いつか過ぎたる畑かな
82.      
出代を明日といふなる雨籠
83.      
枯野はや暮るゝ蔀をおろしけり
84.      
うちまもる母のまろ寝や法師蟬
85.      
酸模の野路くもりくる帰省かな
86.      
水涸れやいやたかしらす山不動
87.      
機窓や打たるゝ蝶のふためき来
88.      
たはれ男の口笛過ぎぬ春の月
89.      
うまや路や松のはろかに狂ひ凧
90.      
落栗やなにかと言へばすぐ谺
91.      
寒鴉己(し)が影の上におりたちぬ
92.      
秋の夜の影絵をうつす褥かな
93.      
新涼の家こぼち焚く煙かな
94.      
扇風機まはれる茶の間ぬけにけり
95.      
残雪に挽きこぼしたる木屑かな
96.      
石塊ののりし鳥居や法師蝉
97.      
郭公や国の真洞は夕茜
98.      
あなたなる夜雨の葛のあなたかな  (雨多し今年の葛の咲く頃もみどり女二十五日仙台につくみちはるかなる伊予の我が家をおもへば)
99.      
古雪や花ざかりなる林檎園

100.     
野霞のこぼす小雨や蓬摘
101.     
登高やはろか平に陸稲刈
102.     
坐礁船そのまま暁けぬ蜜柑山
103.     
柿熟るる旧居の撥釣瓶 安村みね子
104.     
大年やおのづからなる梁響
105.     
棹さして来る砂舟や水ぬるむ
106.     
泥濘におどろが影やきりぎりす
107.     
霽れ降りの霽るゝ高きに上りけり
108.     
大雨となりゐし真夜の蚊帳かな
109.     
春浅し小白き灰に燠つくり
110.     
杉籬や杏の若木咲きいでぬ
111.     
岨に向く片町古リぬ菊の秋
112.     
昼ながら杉に月ある河鹿かな
113.     
短夜や傾ぎたまへる母の脛
114.     
半蔀に鼠花火の燃え尽きぬ
115.     
山霧や黄土と匂ひて花あやめ
116.     
山国の雨けはしさよ田植笠
117.     
一片のパセリ掃かるる暖炉かな
118.     
松過や織りかけ機の左右に風
119.     
大年やころほひわかぬ燠くづれ
120.     
苔の雨かへるでの花いづこゆか
121.     
山の蚊の縞あきらかや嗽
122.     
前山の吹きどよみゐる霞かな
123.     
風立ちて星消え失せし枯木かな
124.     
夜長さを衝きあたり消えし婢かな
125.     
松の塵をりをり落つれ墓詣
126.     
まながひに青空落つる茅花かな
127.     
籬根をくゞりそめたり田植水
128.     
遍路宿泥しぶきたる行燈かな
129.     
向日葵の蕊を見るとき海消えし
130.     
旭にあうてみだれ衣や寒ざらへ
131.     
行春や四方とざしたる浮御堂
132.     
夕されば戸々の竈火や啄木鳥
133.     
つゆじもに冷えにぞ冷えし通草くふ
134.     
枯木宿はたして犬に吠えられし
135.     
山風に雨沿うて来ぬ蕨餅
136.     
板橋や春もふけゆく水あかり 
137.     
どくだみに降る雨のみを近く見る

138.     
蘆の葉を揺がしゐるは小蟹かな
139.     
古草のそめきぞめきや雪間谷
140.     
門川に得てし小漁や秋の暮
141.     
向ふ家にかゞやき入りぬ石鹸玉
142.     
中二階くだりて炊ぐ遍路かな
143.     
冬ごもり未だにわれぬ松の瘤
144.     
桑の実や馬車の通ひ路行きしかば
145.     
汽車見えてやがて失せたる田打ちかな
146.     
空の光の湯の面にありぬ二月風呂
147.     
研ぎあげて干す鉞や雪解宿
148.     
夜長星窓移りしてきらびやか
149.     
窓の外にゐる山彦や夜学校
150.     
燦爛と波荒るるなり浮寝鳥



(5)俳句 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月24日(土) 記事No.555


151.     
枝つゞきて青空に入る枯木かな
152.     
ふるさとを去ぬ日来向ふ芙蓉かな
153.     
寒声や高誦のまゝ朝ぼらけ
154.     
さんらんと日照雨降る接穂かな
155.     
枯野行く山浮き沈む路の涯
156.     
ひねもすの山垣曇稲の花
157.     
みじろぎにきしむ木椅子や秋日和
158.     
乞食のめをとあがるや花の山
159.     
淡雪のやみたる草に夕日かな
160.     
樺の中奇しくも明き夕立かな
161.     
だいだいの花香にいでしうまやかな
162.     
山祭近し落葉を今日も掃く
163.     
蓬生に土けむり立つ夕立かな
164.     
十夜寺をいゆるがすなり山颪
165.     
まながひに蜉蝣ひかりぬ日南ぼこ
166.     
野火映ゆや藁たゝきつゝ暮るゝ手に
167.     
御僧の法話すませし団扇かな
168.     
秋の夜やつゞるほころび且つほぐれ
169.     
杉山の杉籬づくり花ぐもり
170.     
風鈴の空は荒星はかりかな
171.     
軒かげに春雪あそぶしづかかな
172.     
松風に蝌蚪生れたる山田かな
173.     
水流れきて流れゆく田打かな
174.     
溝川に古花ながす墓参かな
175.     
森かけてうちかすみたる門辺かな
176.     
行春や宿場はづれの松の月
177.     
凩や倒れざまにも三つ星座
178.     
さきだてる鵞鳥踏まじと帰省かな
179.     
稲原の吹きしらけゐる墓参かな
180.     
鞦韆の月に散じぬ同窓会
181.     
薬草の乾く庇や山の秋
182.     
飼屋の灯母屋の闇と更けゆきぬ
183.     
井にとゞく釣瓶の音や夏木立
184.     
行厨に下り立つ渓や若葉山
185.     
国府寺の露のなほ干ぬ野菊かな
186.     
溝川に花篩ひけり墓詣
187.     
春の月砂絵の童らにさしそめぬ
188.     
下萌のいたくふまれて御開帳 
189.     
山青しかえるでの花ちりみだリ

190.     
春の雷鯉は苔被て老いにけり
191.     
石垣の菊灸らるゝ藁火かな
192.     
風ふけば蝿とだゆなり菊の宿
193.     
国原の水満ちたらふ蛙かな
194.     
苔の花かへるでの花いづこゆか 「句集」
195.     
巣鴉や春日に出ては翔ちもどり
196.     
桔梗や褥干すまの日南ぼこ
197.     
鮠釣るやほのかに匂ふ花楊
198.     
寝ざめます母の莨や遠蛙
199.     
南風の蟻吹きこぼす畳かな
200.     
摘草や汽車の煙をふりかむり
201.     
春雪や学期も末の苜蓿
202.     
春月や鞦韆に凭る宿直の師
203.     
新涼のー嶺のぞく盆地かな
204.     
鳥の巣やそこらあたりの小竹の風
205.     
蟬時雨つくつく法師きこえそめぬ
206.     
松頼にまどろむもある遍路かな
207.     
古桑に掛けある魚籠や青嵐
208.     
隠沼は椴に亡びぬ閑古鳥
209.     
摺り溜る籾掻くことや子供の手
210.     
蘗に日あたる渓のふかさかな
211.     
新涼に山芋売の来りけり
212.     
沈む日のたまゆら青し落穂狩
213.     
ふるさとの幾山垣や今朝の秋
214.     
鳴子引入りたる障子灯りけり
215.     
蓑虫の鳥啄まぬいのちかな
216.     
蚕莚を干しならべたる野川かな
217.     
御灯のうへした暗し涅槃像
218.     
枯れつゝも草穂みのりぬ蝶の秋
219.     
南風や生れつ失せつ蟻の城
220.     
秋ゆくと照りこぞりけり裏の山
221.     
庭掻いて菊を傷めし熊手かな
222.     
礫よく水をすべるよ夕霞
223.     
ひやゝかや黍も爆ぜゐる夕まうけ
224.     
早春や空巣吹かるゝ茨の中
225.     
柿もぐや殊にもろ手の山落暉
226.     
丹の袖の山田僧都に逢ひにけり
227.     
楓のしゞの垂花いつかなし
228.     
野分してしづかにも熱いでにけり
229.     
鴨うてばとみに匂ひぬ水辺草
230.     
落鮎や空山萌えてよどみたり
231.     
泡ひいてながるゝ水葱や誘蛾燈
232.     
茶の花や子等の砦のあるところ
233.     
高桜の乙女ぞしらね小花火師
234.     
露けしや高草隠り北斗星
235.     
凧ひとつうつして暮れぬ水田圃
236.     
蝌蚪ひとつ水漬く楊を越ゆるなり
237.     
三椏のはなやぎ咲けるうらゝかな
238.     
火を消して夜振の人と立話
239.     
早春や鶺鴒きたる林檎園
240.     
蜻蛉やいま起つ賤も夕日中
241.     
人入つて門のこりたる暮春かな
242.     
八つどきの炉火のちらつく花茶かな
243.     
鮎落ちて水もめぐらぬ巌かな
244.     
空洞木に生かしおく火や年木樵
245.     
雛暮れて面輪もわかずなりにけり
246.     
凩に菊こそ映ゆれ田居辺り
247.     
蟇鳴いて闇づく生家かな 山下三年
248.     
川淀や夕づきがたき楓の芽
249.     
汽車着くや焼山晴れてまのあたり
250.     
新藁や永劫太き納屋の梁 
251.     
椿落ちて色うしなひぬたちどころ

252.     
大雨に鏡も濡れし田植かな
253.     
つかの間の野火のくゞりし茨かな
254.     
わかものゝ妻問ひ更けぬ露の村
255.     
谷水を撒きてしづむるとんどかな
256.     
草餅や野川にながす袂草
257.     
櫟より櫟に落つる椿かな
258.     
鵙高音学校つとに始りぬ
259.     
駅路や麦の黒穂の踏まれたる 「句集」
260.     
畑打や影まねびゐる向ふ山
261.     
りんだうや時たまゆれて松落葉
262.     
紅葉山の忽然生みし童女かな
263.     
桑原に登校舟つく出水かな
264.     
星祭る窓の下なる野川かな
265.     
八つどきの助炭に日さす時雨かな
266.     
団欒にも倦みけん木菟をまねびけり
267.     
わらんべや麦稈籠に草苺
268.     
この奥に暮るゝ峡ある柳かな
269.     
口柴に雪しまくなり炭俵
270.     
盃洗にさゞなみ立つや扇風機
271.     
花枇杷や昼の月魄いまいづこ
272.     
ふるさとや石垣歯朶に春の月
273.     
庵の犬露けき紫蘇に吠えにけり
274.     
古町の路くさぐさや秋の暮
275.     
月雲をいづれば燃ゆる蚊遣かな
276.     
まのあたり天降りし蝶や桜草
277.     
日昃るやねむる山よリ街道へ
278.     
宵宮の一と雨霽れし花火かな
279.     
岩水の朱きが湧けり余花の宮
280.     
沢の辺に童と居りて蜘蛛合
281.     
薪積みしあとのひそ音や秋日和
282.     
浸りゐて水馴れぬ葛やけさの秋
283.     
白波を一度かかげぬ海霞
284.     
石楠花にいづべの月や桜狩
285.     
ころぶすや蜂腰なる夏瘦女
286.     
山川の砂焦したるどんどかな
287.     
峡の家夜すがら灯す出水かな
288.     
泳ぎ女の葛隠るまで羞ぢらひぬ
289.     
かの窓のかの夜長星ひかりいづ
290.     
りんだうのーかぶ咲きぬ山毛棒がもと
291.     
薊野やはや灯を入れし水車守
292.     
まぼろしの国映ろへり石鹸玉
293.     
蝉時雨つくつく法師きこえそめぬ
294.     
白藤や揺りやみしかばうすみどり 
295.     
小水葱被てあぎとふ鯰誘蛾燈

296.     
筆始歌仙ひそめくけしきかな
297.     
たはやすく昼月消えし茅花かな 
298.     
夕釣や蛇のひきゆく水脈あかり

299.     
鳥居より初竈の火のぞきけり
300.     
産土神に灯あがれる若葉かな
301.     
籾磨や遠くなりゆく小夜嵐





(5)俳句 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2018年02月23日(金) 記事No.556

荻野目洋子のダンシング・ヒーローは、今では日本のダンスソングのスタンダードになっている。
今後も、歌い踊り続けられるだろうし、カバーする歌手も登場するはずだ。

知られている通り、ダンシング・ヒーローはカバー曲で原曲は、イギリスのAngie Gold1985年にリリースしたもの。
ダンシング・ヒーローは198511月にリリースされているので、カバーというより同時発売といえるかもしれない。


Eat You Up
はヨーロッパでヒットし、Angie Gold最大のヒット曲と言われるが、1985年当時の動画はあまり見つからない。
画像の良くない物しか見つからない。

Angie Gold - Eat You Up (1985)


https://youtu.be/0FjAaIl5FKE


2012
年のLive動画も聴いてみよう。

Angie Gold (Eat you up) Blackpool Gaypride 2012


https://youtu.be/iNfT_fA3mEk



Angie Gold
は、今ではメジャーな歌手としては扱われていないようだが、Eat you up
1980
年代のダンスナンバーとしては生きている。

Angie Gold Eat you up


https://youtu.be/WnMCBez-MF8


スタジオでも踊られている

Maya Waacking - Eat you up by Angie Gold


https://youtu.be/7YQZWI-Gecc



Angie Gold
Eat You upは今でも使われているが、荻野目洋子のダンシング・ヒーローに比べるとスタンダード・ナンバーにはなりきれていないようだ。

その原因は歌詞にあるような気がする。
Angie Gold
自身の作詞した歌詞だが、長さが異なるバージョンが有り定まっていないようだ。

<歌詞>

Angie Gold "Eat You up"

You told me once that you loved me
You said that I was the only one
It took sometime and now I know
The joy would prevail the earth
(Son of a b**** now)

The thought it was me wasn't wise, boy
Keys up and around for too long
And now you're gonna pay for those lies, boy
I'm gonna put you back down
(Where you belong, boy)

I'm gonna eat you up, spit you out
And run you right into the ground
I'm gonna wind you up, turn you on
And burn all your bridges right down
I'm gonna eat you up, spit you out
Here you should never come around
I'm gonna wind you up, turn you on
And run you right out of this town

You're such a fool to believe in
That I let you two-time on me
And I know all about your deceivin'
I'm paying back this to you
(Just wait and see now)
You thought you took me for a ride, boy
I was only a part of your game
The joy had more than the wise, boy
You'll never do it again
(You missed her big)


I'm gonna eat you up, spit you out
And run you right into the ground
I'm gonna wind you up, turn you on
And burn all your bridges right down
I'm gonna eat you up, spit you out
Here you should never come around
I'm gonna wind you up, turn you on
And run you right out of this town
You're such a fool to believe in
That I let you two-time on me
And I know all about your deceivin'
I'm paying back this to you
(Just wait and see now)
You thought you took me for a ride, boy
I was only a part of your game
The joy had more than the wise, boy
You'll never do it again
(You missed her big)


Now I know a girl that hurts easy
Here's an explorer after being turned
And what you going to make doesn't please me
You better watch out because...
(She'll give it with the thrill, boy)


和訳の例は、以下に掲載がある。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1024990385?__ysp=44Ki44Oz44K444O844O744K044O844Or44OJICBFQVQgWU9VIFVQICDlkozoqLM%3D


愛を裏側から歌っている世界なので、表舞台には相応しくない印象がある。

荻野目洋子がカバーするにあたって、この辺りを考慮したのか、曲名も歌詞も大きく変更したのは正解だったといえる。

歌詞はよく知られている様に、表から真っ直ぐに歌っている。
知らない人は、以下のサイトで見ることができる。
Jet Lyrics
http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=689348


“...
ビーズのため息 夜空にこぼして
ステップ踏むエンジェル
感じてほしいの……
今夜だけでも シンデレラ・ボーイ
Do you wanna dance tonight
ロマンティックを さらって
Do you wanna hold me tight
...”

の世界はEat you upの世界とはかなり違う。

歌詞は大事だ。



Angie Gold
は日本に縁のある歌手だ。
Eat you up
をリリースする前、1982年に東京音楽祭世界大会に参加し銀賞を受賞している。

その時の、インタビューが残っている。
まだ若いAngie Goldだ。

ANGIE GOLD interview (Tokyo Prince Hotel) April 1, 1982


https://youtu.be/bFKqMd4RUGg


銀賞を受賞した曲Get It Over Withを聴いてみよう。
1982
年当時は、まだビートの効いたダンスミュージックではなかった。

Angie Gold - Get It Over With


https://youtu.be/OAKDmtXEEr4


その頃の背景も含めて、Angie Goldのキャリアについて下記記事にまとめられている。

THE NOLANS
講座 ANGIE GOLDについて
http://www.geocities.jp/welovenolans/Reference-ANGIEGOLD/


Angie Gold
は、今は忘れられた歌手なのかもしれないが、1980年代のダンスシーンを語る場合は、触れなければならない歌手だ。

荻野目洋子のようにリバイバルする日がいつかあるかも知れない。




【データ】

Angie Gold


OfficialSite
http://web.archive.org/web/20111216182626/http://www.angiegold.com:80/


facebook
https://www.facebook.com/Theangiegold


twitter
https://twitter.com/angiegold8



Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89



(7)音楽 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 |