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2012年07月31日(火) 記事No.4120

2012/7/31() 旧暦:613 祝日・節気: 日出:448 日没:1846 月出:1706 月没:226 月齢:11.94 干支:癸巳 六曜: 赤口 九星:七赤金星

今日の季語:

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(鰻のシラス うなぎ☆うなめ~る より転載)

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(TT-Spiral より転載)

『ウナギ(鰻、うなぎ)は、ウナギ目ウナギ科 Anguillidae に属する魚の総称。その内の一種 Anguilla japonica (英名:Japanese eel)を指し、これをウナギ属 Anguilla に属する他の魚と区別してニホンウナギと呼ぶこともある。

蒲焼や鰻丼などの調理方法が考案され、古くから日本の食文化に深い関わりを持つ魚である。しかし川と海を行き来(回遊)し、ある程度地上を這って移動するなど、その生態は意外と知られていない。また研究者の間でも、近年まで産卵場すら正確には把握されていなかった。詳しい生態に関しては、まだ謎の部分が多い。

なお、ヤツメウナギは「ウナギ」の名は付けられているが、硬骨魚類に属するウナギの仲間ではなく、原始的な無顎魚類(円口類)に分類される[1]。このほかヌタウナギも無顎魚類に分類されウナギ目の魚種ではない。

形態
成魚は全長1 m、最大で1.3 mほどになる。細長い体形で、体の断面は円形である。眼は丸く、口は大きい。体表は粘膜に覆われぬるぬるしているが、皮下に小さな鱗を持つ(ただし、顕微鏡で見なければ分からないほど完全に埋没しており、ニホンウナギのウロコは世界で最も小さい鱗とされる[2])。

腹鰭はなく、背鰭、尾鰭、臀鰭が繋がって体の後半部に位置している。体色は背中側が黒く、腹側は白いが、野生個体には背中側が青緑色や灰褐色、腹側が黄色の個体もいる。また、産卵のため海に下った成魚は背中側が黒色、腹側が銀白色になる婚姻色を生じ、胸鰭が大きくなる。
...
食材としてのウナギ
ウナギの蒲焼
ウナギは高タンパクで消化も良く、日本料理の食材としても重要で、鰻屋と呼ばれるウナギ料理の専門店も多い。皮に生息地の水の臭いやエサの臭いが残っているため、天然、養殖を問わずきれいな水に1日~2日入れて、臭みを抜いたものを料理する。[要出典]泥抜き・臭み抜きと呼ばれる。夏バテを防ぐためにウナギを食べる習慣は、日本では大変古く、『万葉集』にまでその痕跡をさかのぼる。以下の歌は大伴家持による(括弧内は国歌大観番号)。「むなぎ」はウナギの古形。

徳川家康の時代に江戸を開発した際、干拓によって多くの泥炭湿地が出来、そこに鰻が住み着くようになったため鰻は労働者の食べ物となったが、当時は蒲焼の文字通り、蒲の穂のようにぶつ切りにしたウナギを串に刺して焼いただけという食べ方で、値段もそばと変わらなかった[9]。現在のように開いてタレにつけて焼くようになったのは、上方、江戸とも享保の頃(1716~1736年)と思われる[9]

蕎麦ほど徹底した美学はないものの、「鰻屋でせかすのは野暮」(注文があってから一つひとつ裂いて焼くために時間が掛かる)、「蒲焼が出てくるまでは新香で酒を飲む」(白焼きなどを取って間を繋ぐのは邪道。したがって鰻屋は新香に気を遣うものとされた)など、江戸っ子にとっては一家言ある食べ物である。

ウナギの血液はヒト[10]およびその他のほ乳類に対して有毒である[11][12][13]。この血清毒は100 kDaのタンパク質であり60℃、5分の加熱で変性し毒性を失うので、加熱調理した分には危険はない[14]。生でも血液を完全に抜いて酢でしめれば刺身で食べることもできる。

ウナギの血清に由来する毒素は、アナフィラキシーの発見によりノーベル賞を受賞したシャルル・ロベール・リシェに使用された(ウナギ血清を犬に注射し効果を観察した)。

ちなみに土用の丑の日や夏バテ予防に食べられるが、ウナギの旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、秋から春に比べても夏のものは味が落ちる。

また古くから、鰻と梅干は食い合わせが悪いとされる。これは食禁の代表的な例として挙げられることが多いが、貝原益軒の『養生訓』にも記載がなく、江戸時代中期以降に広まった日本固有の俗信と考えられる。鰻も梅干も決して安いものではなく、両方を同時に食べるような贅沢を戒めるため、このような迷信が広まったという説もある。医科学的な根拠は(少なくとも現時点では)見出せない。

ヨーロッパでもイギリスやオランダを中心にウナギ食文化があり、内陸部でも淡水ウナギを使った料理が存在する。
...』(Wikipedia

鰻の俳句:

・庖丁で鰻よりつゝ夕すゞみ 小林一茶

・宗右衛門町の裏見て鰻食ふ 浦野芳南

・鰻の日三島本町匂ひけり 谷川昇

・ひと切れの鰻啖へり土用丑 石塚友二

・鰻より穴子を裂くは滑らざる 尾崎木星

今年の土用の入りは719日、土用の明けは86日、         丑の日は727日であったそうな。
まだまだ暑い日が続く、景気づけに鰻を食べに行かなくては。

今年はしらすが不漁で、年初からしらすの価格が鰻登りで、2倍にもなった。一時は、閉店する蒲焼専門店も出た緊急事態だった。

鰻が駄目なら、穴子で代用、あるメーカーは豚肉の蒲焼を発売した処完売したそうだ。
アジアが駄目なら、ヨーロッパ種でということでマダガスカル産鰻の輸入とか鰻狂騒曲の年になってしまった。

ところが、夏が近づき同様が近づくに連れて、鰻の卸値が下がり始めた。業者が売れ残りを警戒して出荷量を増やしたらしい。
丑の日には、高くなったうな丼の価格を2割下げたりする店もあった。

独占が大好きな強欲国家によって、日本の夏の風物詩が庶民の手の届かぬものになってはいけない。
難しかった鰻の完全養殖は、研究者の努力で可能になり、残る問題は、一匹1万円と言われるコストだけになった。
完全養殖の鰻が、鰻不足を解消する日は遠くないだろう。



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2012年07月30日(月) 記事No.4121


コンデジの未来は暗いと言われて久しいが、現実は必ずしもそうなっては居ない。
最早、コンデジは一家に一台では無く、一人が複数台の時代で、新しい機種が出れば、食指が動いて、購入することになる。
投げ売りされている下級品は兎も角、ハイエンドコンデジと呼ばれる高級機種は人気商品になっている。

今一番の人気機種は、SONYサイバーショット DSC-RX100だろう。

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一番の売りは、コンデジの規格を無視したような大きなセンサーを搭載していることだ。1インチのサイズはNIKONのミラーレスNIKON V1と同じサイズだ。しかも画素数は2090万画素で、V1の約2倍の画素数だ。
レンズもF1.8の明るさがあり、重量213gと小型軽量を外していない。

CANON PowerShot G1 X
のセンサーサイズは、1.5インチでRX100より大きい。

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だが、レンズはF2.8で、重量492gである。
こんなに大きいカメラは、コンデジとは呼べない。コンパクトでなければ、コンデジではない。
大きくても重くても良ければミラーレシに良いカメラは沢山ある。

登場が期待されたパナソニックLUMIX DMC-LX7は、大口径レンズを搭載し、F1.4の明るさは魅力的だ。

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だが、センサーは1/1.7インチで画素数1280万であり、この点は大型センサー期待していた人は期待外れだったようだ。
重量は269gでコンデジといえるだろう。


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月から秋にかけてのカメラ業界のイベントシーズンには、ハイエンドコンデジの新型が登場すると言われている。
少なくともOLYMPUSNIKONは登場しそうだ。

OLYMPUS XZ-1
の後継機種はセンサーサイズが大型化が噂されている。

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F1.8
のレンズで28mmスタートの4倍ズーム。レンズは今でも不足はないが、センサーサイズは1/1.63インチの1000万画素。これを大型にすれば、RX100に対抗することができる。
SONY1インチセンサーが搭載されれば、人気機種になるはずだ。
SONYとの提携が始まったことから考えれば、荒唐無稽なことではない。

NIKON
のハイエンドコンデジはどうなるのだろう。
出来れば、V1には高画素センサーを用意し、今のV1のセンサーをコンデジに載せれば魅力的になる。
サイズ・重量はP310クラスで、明るさはF1.8で良いが、24mmスタートとマクロを維持すれば、RX100を打倒できるだろう。


デジタルカメラのトレンドは小型軽量化に向かっていることは間違いない。
大きくて重いデジイチも小型軽量化が進むだろう、恐らく秋までには、フルサイズの小型軽量樹が登場しているだろう。
ミラーレス機の新機種も登場するだろうが、小型軽量は限度がある。
ハイエンドコンデジは、写りの良い小型軽量機として受け入れられる存在だ。
全体として小型軽量はは進むが、ハイエンドコンデジの機動性は益々評価されるはずだ。
デジイチはフルサイズ化し、ミラーレスは高画素化し、ハイエンドコンデジは機動性で評価され、棲み分けが行われるだろう。

年末商戦で、どこのカメラが笑っているか楽しみだ。




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2012年07月30日(月) 記事No.4122

2012/7/30() 旧暦:612 祝日・節気: 日出:447 日没:1847 月出:1613 月没:123 月齢:10.94 干支:壬辰 六曜: 大安 九星:八白土星

今日の季語: 清水

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(写句撮虫の句写味 より転載)

清水の俳句:

・冷し瓜富士の真清水戸々に湧き 勝亦年男

・顔ふつて水のうまさの山清水 河野南畦

・山清水ささやくままに聞入りぬ 松本たかし

・山清水魂冷ゆるまで掬びけり 臼田亜浪

・棲む魚の砂走りせる清水かな 中村汀女


日盛のアスファルトジャングルを歩いていると目眩のするような暑さだ。

街の中では涼しい高原の空気が恋しくなる。
この夏、避暑に山に行く人も多いだろう。

ハイキング程度の山歩きでも、陽の当たる道を歩き続ければ、汗も流れ喉も渇く。
そんな時に清水の流れる処に出れば、こんなに嬉しいことはない。

顔を洗い乾きを癒して空を見あげれば青い空に肉感のある夏雲が浮かんでいる。

家を離れる事が出来る人は、この夏も清水を求めて山に行きたい。




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2012年07月29日(日) 記事No.4123


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回目の「季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」の副題は「楮さんで真夏の酒会」。

今日の会は、金賞受賞酒を並べて、品位の高い名酒に合わせた楮の創作料理を楽しむ贅沢な会だ。

例年、夏の会は蔵元も複数参加する事が多いが、今日は東京で「岐阜の地酒に酔う2012in東京」が開催されており、岐阜の蔵元は東京出張中であり、愛知の神の井の蔵元さんだけの参加である。

岐阜駅から外に出ると、今日も真夏の太陽が輝いてる。
降り注ぐ熱線にもたじろぐこともなく、駅前の黄金の信長公は、日本を睥睨している。
うだるような暑さの中で視る信長公は元気をもらえる存在だ。

元気をもらって、会場の楮に歩いて行く。
日曜日の昼下がりの商店街は人影がまばらだ。
処どころ閉められた店の前の椅子に人が座っている。外の風に当たっているのかと思ったら、手にカウンターを持っていた。通行量の調査をしているらしい。

開始時間の15:00少し前に楮に到着。
早速受け付けを済ませ、出品酒の記載のある「利き酒メモ」を受け取る。
着席し、このメモを開く時の緊張感と期待感は快い。

参加者は、十数名で落ち着いて酒と料理を楽しむことができるサイズだ。

お酒が順を追って出されるに連れて、料理も出されるので、金賞酒を聞きながら、楮さんの酒に合わせた創作料理を楽しむことになるので、結構忙しい。
この記事は、判りやすさのために酒と料理を分けて記載しているが、実際は酒と料理が渾然としてしており、其処に酒と料理の出会いがある。

【今日の出品酒】
この会の出品酒は、主催者の中島屋店主の演出により、多岐にわたる酒を楽しむ事ができるように構成がされている。
 
テーマはコーナーごとに設定されている。
今日のコーナーは3つ、勿論、金賞受賞酒の飲み比べが中心である。
金賞受賞酒を6本一時に飲み比べるのは贅沢の極みだ。


<本日ご参加の『神の井』さんのお酒を楽しみます>


(1)

神の井 大吟醸 ひとつ火 神の井酒造 (愛知)
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甘目の入り口。丸い舌触りでバランスの良い味。中盤の苦味の後、含み香に吟香を感じる。後口はピリ辛系。


(2)
神の井 純米吟醸 美山錦 神の井酒造 (愛知)
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甘い入り口。酸のふくらみあり。後半にかけて苦味は少なく、後口は切れる。

神の井は愛知の蔵である。
愛知には名酒が沢山あるが、神の井は大吟醸を筆頭にスッキリとした味わいと上品さがある酒質だ。

名古屋市内の大高地区には、蔵が3つもある。
近い所に蔵が3つもある地域は、灘とか伏見は別格として、そう多くはない。
3つの蔵はそれぞれの個性があり面白い。
神の井は、最も美しい酒を醸し、山盛酒造(鷹の夢)は伝統的な日本酒を保ちながら新しいものも取り入れる幅の広さがあり、萬乗醸造(醸し人九平次)は、ワインのようなフルーティーな酸が特徴だ。

蔵元さんに大高に3つも蔵が残っている理由を、失礼だが聞いてみた。
答えは、水とのことだ。

大高の水脈は、他の場所では得られない仕込み水がでるそうだ。
井戸を常に整備しておくことは大変だそうで、先代が10本近く、現蔵元は10本以上、合計20本を超える井戸を掘っておられるそうだ。
追求する酒質を得るための努力は並大抵ではないようだ。


<今日の贅沢・金賞受賞酒の大吟醸飲み比べ>


(3)
神の井 大吟醸 金賞受賞酒 神の井酒造 (愛知)
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立香は仄か。甘目のスッキリとした入り口。含み香に吟香を感じる。中盤からの苦味は軽めで、切れが良い。後口はピリ辛系。


(4)
玉川 大吟醸 金賞受賞酒 木下酒造 (京都)
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入り口は甘く。滑らかな舌触り。丸いバランスの取れた味わい。純米酒風の感じがする大吟醸。


(5)
酔鯨 大吟醸 金賞受賞酒 酔鯨酒造 (高知)

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立香は甘い香りと吟香。舌触りは丸く、酸のふくらみがある。含み香は吟香。肉付きの良い大吟醸だが、味のバランス良い。


(6)
喜楽長 大吟醸 金賞受賞酒 喜多酒造 (滋賀)
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甘い入り口。酸はあるがふくらみは大きくなく、スッキリとしている。中盤から切れる。後口も良い。品の良い世界で、人によっては物足りなさを感じるかもしれない。


(7)
三井の壽 大吟醸 金賞受賞酒 井上合名株
(
福岡)
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甘い入り口。酸はふくらまず、スピード早い。後半苦味があり押しを感じる。味の推移は、中盤までの展開が早いが、後半の押しがあるので、中抜け後ろ重の印象になる。


(8)
開運 大吟醸 金賞受賞酒 土井酒造場 (静岡)
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立香は吟香。甘い入り口。スッキリとした味。含み香は吟香が高い。中盤からピリとした辛味がある。何か骨の太さを感じさせる主張の強い大吟醸。


6
本の金賞受賞酒を飲み比べた印象:
スペックは大吟醸で、いずれも金賞を受賞した出来の良い酒で条件は揃っているが、実際に並べて利いて見ると微妙な違いがあり、それぞれの個性があることがわかる。
開運のしっかりとした骨格の男らしさを感じる世界だが、喜楽長は桃の様は可愛らしさを感じる世界だ。

世界が似ている神の井と喜楽長の比較:
一通り利いた後で、品の良さで似た印象である神の井と喜楽長を並べて飲み比べた。
立香- 神の井は甘く仄か 喜楽長は、相対的に酸味の香。
味-神の井甘い入り口、酸味の後辛味苦味。 喜楽長は甘い入り口、酸は広がらない、苦味はある。

全体の印象- 一言で言うと、神の井は大きいおおらかな世界、喜楽長はプリティーな可愛らしい世界。




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2012年07月29日(日) 記事No.4124

 


<新入荷酒あり、熟成酒あり・楽しい飲み比べ>



(9)
墨廼江 特別本醸造 本辛墨廼江酒造 (宮城)
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スッキリとした入り口。丸いふくらみを感じる、味のバランスよく偏りがない。


(10)
喜楽長 純米 琵琶湖の夏喜多酒造 (滋賀)
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甘い入り口。味わいは酸味系の味。含み香に個性がある。


(11)
梵 純米吟醸 磨き五割五分加藤吉平商店 (福井)
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甘い入り口。酸の膨らみあるが、味のバランスが良く嫌味がない。中盤からの切れも穏やかに切れる。後口も良い。
燗:甘味と酸が大きく膨らむ。押しが強くなる。燗にすると肉系の肴に合いそうな印象。


(12)
ゆきの美人 純吟 夏仕込み しぼりたて秋田醸造 (秋田)

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個性的な立香。甘い入り口の後、酸味の味。発泡感の名残を感じる。中盤から爽やかに切れる。


(13)
ゆきの美人 純米吟醸 雄町 H22BY 秋田醸造 (秋田)
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立香は揮発性の個性的なもの。酸のふくらみはあるが、落ち着いた酸になっている。含み香にも鼻をくすぐるものを感じる。


(14)
ひこ孫 純米吟醸 20063月瓶詰神亀酒造 (埼玉)

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冷:香ばしい香り、何か燻製のような香りもする。入り口は甘く、酸はスッキリとしている。終盤にかけて、底に苦味・渋味を感じる。
燗:熱燗での印象は、酸の透明感のあるふくらみがあり、苦味・渋味が消えてまったりとしたふくらみのある世界になる。燗という操作のすばらしさを感じる。


(15)
松の司 陶酔 大吟醸本生 20046月瓶詰松瀬酒造 (滋賀)
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冷:立香は甘い乳くさいような香り。入り口は甘く、含み香は香ばしさと仄かな老香の香り。甘さがふくらみ熟成した味わいを感じる。苦渋は感じない。
燗: 飲み忘れた。


(16)
神の井 純米神の井酒造 (愛知)

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酸のふくらみは大きくなく、スッキリとした味わい。味のバランスが良い。軽い苦味が底にあり味を引き締めている。吟醸酒風の世界である。


このコーナーで、印象的だったのは、新規入荷の酒と燗という方法。

新入荷の酒のコーナーに入ると、「墨廼江 特別本醸造 本辛」の穏やかな世界がいい感じだった。
研ぎ澄まされた切れのある金賞受賞酒を利くのは、矢張り緊張する。6本の金賞酒が続いた後の、墨廼江はホッとする寛ぎがあった。
その後、出てきた「梵 純米吟醸 磨き五割五分」はもう少しスケールの大きさを感じさせる世界で良かった。
この2本は、12500円以下だそうなので、家で飲むならお薦めのコストパーホーマンスだ。

「ひこ孫 純米吟醸」は、6年間蔵元の新亀で氷温で熟成された後、今年の7月に出荷されたものだそうだ。
燗向きと謳っていないので冷で飲むのが前提なのだろうが、この酒は熱燗がお薦めだ。
日本酒の味わいは、温度によって変わることが実感できる。苦味・渋味を消してふくらみのある旨さを楽しむには燗という操作で可能になる。




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2012年07月29日(日) 記事No.4125


今日の楽しみの、もう一本の柱は楮の料理だ。
品格のある金賞受賞酒は、肴を必要としない。自己完結的な美しさのある世界。下手な料理を合わせると、ミスマッチになるおそれがある。だから、金賞受賞酒の肴は難しい。

楮さんが今日の出品酒に対し、どんな料理を出してくれるのか楽しみである。


【今日の料理】
品書きは用意されていないので、表現は筆者が勝手に書いたもので間違いがあるかもしれない。

<ゴーヤー・鰹節・ゴマの和え物>
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ゴーヤーのほろ苦さが夏の減退した食欲を蘇らせる。
酒にも苦味が必要なのは、特に夏の酒。
ゴーヤーは夏の酒に合う肴である。

<冷製スープ>
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冷やしたポタージュスープがカクテルグラスに入っている。
スープは冷たいがミルクの風味が立つもの。表面に青じその実と花が浮かせてあり、ほんのりとした紫蘇の香りを感じる。

<寿司三種盛り>
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手前から赤パプリカ、シシトウ、ローストビーフ。薄味のトロリとした煮きりがかけられている。
赤パプリカは甘いパプリカの味と香り、さっぱりとした味。
シシトウは甘くはなくシャキシャキとした触感が楽しい。
ローストビーフは、添えられた山葵の風味が口に広がり、噛むほどに牛肉の旨味が出て広がる。これは美味しい。

<焼き茄子のお椀>
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出汁の中に焼き茄子・焼きミニトマト・蓴菜が入っており葱の細切りが載せられている。
茄子の甘さ、ミニトマトの酸味、蓴菜の食感がコンビネーションされた夏のお椀。出汁はみりんの旨みと旨みを感じる。

<お造り三点盛り>
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上がアワビ、左が金目鯛、下が鯵。山葵とカイワレのおひたしが添えられている。

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つけダレは二種類。
左はアワビ専用のアワビの肝のタレ。肝を酒蒸しにし、酒と濃口を合わせたものらしい。肝の癖・臭みは全くなく旨みだけが取り出されている。
右は醤油ではなくタレで金目鯛と鯵用。説明は訊かなかったので印象だけ書くと、鰹だしと塩・味醂がベースだろうか。

金目鯛も鯵も美味しかったが、肝のタレをつけたアワビは、素晴らしかった。
コリコリとした食感のアワビにタレがホンワリとした癖のない旨みを添える。
これが金賞受賞酒によく合った。品の良い酒の世界を壊さない淡白な旨味と食感。
これは最も贅沢な取り合わせだった。

<鱧の南蛮酢>
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鱧の揚げ物にズッキーニ・玉葱・人参を合わせて甘酢で締めてある。
ズッキーニはサクサクとした食感が面白い。鱧はモッチリとした食感だ。

<焼き物>
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天使海老の塩焼きと穴子の塩麹の白焼き。
天使の海老は、ニューカレドニアで養殖されている高級海老だそうだ。シンプルな塩焼きがエビの甘さ・旨さと香ばしさを引き立てている。

ホンワリとした麹のふくらみが穴子に淡白な旨さを添える。

両方共吟醸酒の肴に合う

<鮎の柔らか煮>
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柔らかく炊いてあるので頭から尻尾まで食べられる。
ホロホロとした食感と鮎の内臓のほろ苦さ、酢と薬味のサッパリ感が夏の味わいを感じさせる。これも無濾過生原酒ではなく吟醸酒によく合う肴だ。

<豚ロースの燻製>
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香ばしい香りと豚肉の旨味を生かした薄味。
この肴は梵によく合った。

<冷やしうどん>
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薄い出しに鰹節の味と香りが加わり、酢橘の香りが爽やか。

<デザート>
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杏仁豆腐の上に赤いシロップが掛けられ赤い丸いフルーツが乗っている。
杏仁豆腐は、ミルクの風味がたっぷりで美味しい。沖縄のだいこんの花のプリンを思い出してしまった。
ミルクの余韻が快い。
赤いフルーツがよく判らなかったので、後で尋ねた処、巨峰を湯剥きして皮を除いたものとのことだった。


金賞受賞酒を並べるだけでも贅沢なのだが、その贅沢さにチューニングした夏の料理との取り合わせは、更に贅沢なものだった。
難しい吟醸酒の肴だが、今日のアワビの肝の造り、天使海老と穴子の焼き物、鮎の柔らか煮は吟醸酒にもよく合った。
もし同じ企画が行われれば再び参加したい贅を尽くした時間が楽しめる宴だった。


外に出るとまだ暑い。
岐阜で有名な甘味処赤鰐で豪華なかき氷を楽しもうという事になった。
行ってみると長蛇の冽、順番が回るのに2時間待ち。

残念ながら諦めることになったが、心残りはない。
今日は大吟醸と楮の夏の料理の贅沢さを十分楽しんだのだから...





【データ】

今日の出品酒が入手できる。
酒の中島屋
Tel
:058-262-2515
住所:岐阜県岐阜市吉野町1-1
サイト:
http://www4.ocn.ne.jp/~nakashim/


楮(こうぞ)
TEL
058-263-7799
住所:岐阜県岐阜市八幡町
35-2
営業時間:11:3014:00 17:30
22:00
ランチ営業、日曜営業

定休日:無休
予約:予約可
駐車場:無


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2012年07月29日(日) 記事No.4126

2012/7/29() 旧暦:611 祝日・節気: 日出:446 日没:1847 月出:1514 月没:024 月齢:9.94 干支:辛卯 六曜: 仏滅 九星:九紫火星

今日の季語: かき氷

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(岐阜 茶房赤鰐 フルーツかき氷 グルメウォーカー東海 より転載)



かき氷の俳句:

・かき氷キウイを添へてアラカルト 久米谷和子

・かき氷のみよく売れる駅前店 八木下ヨネ

・かき氷さくさく減らし同世代 大木あまり

・かき氷顎つきあげてしびれくる 清水静子

・かき氷父が一言ほめしこと 松永晃芳


今日も暑い日だった。
かき氷がよく売れた日だったはずだ。

かき氷を食べながら、昔、珍しく父が褒めてくれたことがあった。
かき氷にそんなかけがえのない思い出が詰まっている松永は幸せだ。

今日、岐阜で日本酒と料理を楽しむ会があった。
宴が終わり、外に出ると暑い。
12:00
から始まったので終わっても3時過ぎ、まだまだ暑い。

かき氷が有名な茶房赤鰐に行く話がまとまった。
行ってみると予想通り長い列ができている。
先頭の人に聞くと1時間半待っているとのこと、店内にも待っている様子なので、2時間待ち。

諦めて帰ることにした。
この店のかき氷は肌理が細やかだそうだ。
写真のような豪華なかき氷が食べたかったのだが...




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2012年07月28日(土) 記事No.4127

2012/7/28() 旧暦:610 祝日・節気: 日出:445 日没:1848 月出:1410 月没:---- 月齢:8.94 干支:庚寅 六曜: 先負 九星:一白水星

今日の季語: パラソル

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(コココの日記帳 より転載

『日傘は、雨ではなく、強い日差しを避けるための物であり、地面に軸を突き刺して利用する大判の物もあるが、一般に「日傘」と呼ぶ場合は、雨傘と同じく手にもって使う小型の物を指す。大判の物は「パラソル(parasol、フランス語)」と呼ばれることがあるが、parasol は、フランス語の元来の意味では婦人用の日傘を指す。

日傘はその用途上、防水機能よりも紫外線の遮断・反射機能(以降、UVカット機能とする)や装飾性が求められ、雨傘と比較してサイズが小さめである場合が多いが、大寸のドーム型パラソルも登場してきた。ガーデンパラソルやマーケットアンブレラのように屋外の一定の場所に固定して用いられるものもある。ビーチで使われるものは日本ではビーチパラソル、英語ではbeach umbrellaが一般的だが、beach parasolも用いられる[5]

都会の雑踏の中で日傘を愛好する人は適度な大きさを選び、道幅に余裕があったり徹底的にUVカット機能を望む人は逆に大きいものを好む。関東では総じて街中でも邪魔にならない小さめが好まれ、関西では焼けない大きめを求めるという研究結果もあり、パラソル用途に対するニーズの多様化を示している。また、男性は殆ど利用しないという特徴もあったが、昨今は男性も美肌や熱中症予防、そしてクールビズの用途で愛好家が増えている。沖縄県では男性の日傘愛好会も出来たほどで、「静かながらムーブメントが起きつつあるのではないか」ともいわれる。』(Wikipedia


パラソルの俳句:

・砂丘ゆくパラソルの色海の色 藤崎久を

・パラソルは私のつばさ風の道 神木美恵

・パラソルをさしてト書のやうに行く 内田美紗

・パラソルをさし絵葉書を買ひに行く 西村和子

・パラソルを廻し胎児をよろこばす 中尾寿美子


浜辺に設置されている大型の日除け傘がパラソルのイメージとしてあるが、ここでは個人がさして歩く日傘。

カタカナの所為かパラソルにはモダンな明るいイメージがある。
真夏の日盛りを歩くには、傘が必需品だ。

パラソルは、日を避ける実用だけではなく、心を明るくする力も持っている。
お気に入りのパラソルをさして、外を歩けばそれだけで気分も弾んでくる。




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2012年07月27日(金) 記事No.4128

2012/7/27() 旧暦:69 祝日・節気: 日出:445 日没:1849 月出:1304 月没:2332 月齢:7.94 干支:己丑 六曜: 友引 九星:二黒土星

今日の季語: 水中花

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(オモチャのとらや より転載)

『水中花
水中に投じると花や葉が開く造花で、夏場に涼を得たいときに金魚の入った水槽や金魚鉢、透明なガラスのコップなどに投じて観賞する。季節商品であり、それなりに見えればいいという考えから他の造花に比較してつくりは稚拙だが、沈んだときの演出効果を考えて色使いは原色を多用したかなり派手なものになっている。また水を入れた器のサイズに制約されるので全体的に小さく、水中に沈んだときに重石となる鉢に相当する部分がかならず付いている。素材は古くは和紙製だったが、現代のものはこれもまたポリエステル製である。
...』(Wikipedia


水中花の俳句:

・水中花愛冷ゆるときひらくべし 仙田洋子

・水中花何か失ひつつひらく 森重昭

・水中花昨日のまゝが悲しけれ 久本 澄子

・水中花にも花了りたきこころ 後藤比奈夫

・水中花開く一瞬こそいのち 藤陵紫泡

水中花は見て涼しい。
だが見続けると心は寒くなってくるようだ。

水中花は造花。
人が花を見るときは、色や形を見ているのだが、本当に見ているのは、花の命だ。
蕾には未来を、花ざかりには生命の燃焼を見ている。

水中花は、命あるものではない。
だから、水中花を見る時の人の目は醒めている。
美しいが命なきものの虚ろさを見ている。
そうだから、俳人たちは水中花に喪失感を感じている。

ひとり藤陵は、水に入れて花開くまでが水中花の生命と詠んでいる。

「愛の水中花」と言うヒット曲がある。
五木寛之の歌詞も、水・レモン・バラ色のワインで水中花の心を満たしてくださいと歌っている。

「愛の水中花 (唄)松坂慶子」

http://youtu.be/N0SR20udS_I

<歌詞>
作詞:五木寛之
作曲:小松原まさし

これも愛 あれも愛
たぶん愛 きっと愛

だって淋しいものよ 泣けないなんて
そっと涙で頬を 濡らしてみたいわ
ひとりぼっちの部屋の ベッドの上で
ちょっとブルーな恋の 夢を見ている
乾いたこの花に 水を与えて下さい
金色のレモンひとつ 胸にしぼって下さい
わたしは愛の水中花
これも愛 あれも愛
たぶん愛 きっと愛

だって悲しいものよ 酔えないなんて
そっとあなたの胸に 甘えてみたいの
そうよ人生なんて ドラマじゃないわ
だから今夜はせめて 夢を見たいの
乾いたこの花に 水を与えて下さい
バラ色のワイングラス 胸にそそいで下さい
わたしは愛の水中花
これも愛 あれも愛
たぶん愛
きっと愛




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2012年07月26日(木) 記事No.4129


NHK
のクローズアップ現代が脱原発デモを取り上げた。

日本のデモが、組織闘争のための手段として使われてきた日本の歴史の中で、市民がデモは自分の主張をする場所ではないと思い続けてきた過去を紹介する。

そして、最初300人から始まったが、大飯原発の再稼働を機に、10万を超える規模になったことを紹介する。

デモの参加者は、若者、子供連れのファミリー、老人、勤め帰りのサラリーマンなどであることを紹介する。

参加者は、自分の意志で足を運び、自分の意見を表明することを目的として集まっていることを説明し、日本の歴史の中で、初めてのことが起きていると説明している。

多くの報道機関が、正面から取り上げることに躊躇している状況の中で、NHKが取り上げたことは、報道の歴史の中でも画期的なことだと思う。

報道がなくても、IT、ツイッターなどで情報を取得し、行動する市民の動きは、無視すれば収まった昔とは時代が違っていることを、理解すべきだ。


『デモは社会を変えるか
~声をあげはじめた市民たち~

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毎週金曜日、首相官邸前で「脱原発」を訴えるデモ。政治や社会運動とは無縁だった介護士や会社員がツイッターなどで呼びかけたところ、参加者が爆発的に増え、数万人規模にまで広がっている。政党や労働組合が組織的に動員する旧来型のデモと異なり、ネットなどで情報を得た個人が自発的に参加しているのが大きな特徴だ。子ども連れの主婦、仕事帰りの会社員、高齢者など多岐にわたる。さらにデモで知り合った“デモ友”同士が交流を深め、脱原発以外のテーマで連携する動きも出ている。いまなぜ、人々はデモに集うのか。民主主義のあり方を問う市民たちの姿を追う。

出演者
森 達也 さん
(映画監督・明治大学特任教授)
』(NHK
オンライン)




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