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  • 2012年02月 の記事一覧

2012年02月29日(水) 記事No.4398


2012/2/29(
) 旧暦:28 祝日・節気: 日出:612 日没:1735 月出:951 月没:---- 月齢:7.18 干支:庚申 六曜: 先負 九星:三碧木星

今日の季語: 残雪
(春になってもまだ残っている雪。「三省堂 大辞林」)

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hantubojinusiさんのページより転載)


残雪の雪:

・残雪といふといへども深かりし 成嶋瓢雨

・残雪に兔のみちと鳥のみち 穴井 研石

・残雪の山みな甲斐の面構へ 三嶋隆英

・残雪の尾根星ぞらの若々し 千代田葛彦

・残雪や雲に消えゆく伊賀の道 加藤楸邨


止めの大雪により18県で250人が負傷したそうだ。
残雪と呼ぶにはまだまだだとして新雪が降っている。

今日で2月もおしまい。
明日から3
月、もういくら何でも春は近いだろう。




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2012年02月28日(火) 記事No.4399


2012/2/28(
) 旧暦:27 祝日・節気: 日出:613 日没:1734 月出:911 月没:2332 月齢:6.18 干支:己未 六曜: 友引 九星:二黒土星

今日の季語: 和布(わかめ)

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(水俣 ダイビング 日記 より転載)


『ワカメ(若布、和布、稚海藻、裙蔕菜、学名:Undaria pinnatifida)は、褐藻綱コンブ目チガイソ科の海藻である。

概要
日本海側では北海道以南、太平洋岸では北海道南西部から九州にかけての海岸で、低潮線付近から下に生育する。根状の部分で岩などに固着し、葉状部を水中に伸ばし、長さは2mにも達する。葉状部の中心には主軸があって、それを中心に左右に広く伸び、大きく羽状に裂ける。広がった葉の基部には、とても厚くなった葉状部がちぢまり、折れ重なったような部分がある。これをメカブ(和布蕪)と呼び、生殖細胞が集まっている部分である。
ワカメは世代交代を行なう。一般に知られているワカメは胞子体(複相世代)であり、メカブで作られた遊走子から発芽した配偶体は、ごく小さなものである。
海苔と同じく、古くから日本人に親しまれてきた海藻であり、『万葉集』にも「和海藻(にぎめ)」として百首近く残されている。主に食用として用いられ、酢の物、汁物の具として使われたが、豊作祈願の神事などにも利用されていた。
...
健康食品としての機能
高血圧症とワカメ
ワカメ等の海草類に含まれるアルギン酸は、消化管中で食物中のナトリウムと化合し一部がアルギン酸ナトリウムに変化する。アルギン酸ナトリウムはヒトの腸管内の消化酵素では分解できないため便として排出される、結果的に体内へのナトリウム吸収量が抑制されることになる。また、ペプチド類にはアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用のタイプも含まれており、ラットによる動物実験では吸収されたペプチドによる血圧降下作用が示されている[2]
肥満予防効果
ワカメに微量に含まれるフコキサンチンは肥満予防効果があることが解明されている[3][4]
水質浄化機能 [編集]
横浜の「みなとみらい地区」の地先海域では、「夢ワカメ・ワークショップ」という環境教育のプロジェクトを行っており、地元の小学生など総勢三百名で横浜港でワカメを養殖している。ワカメは海中のリンや窒素を取り込みながら成長し、海水をきれいにする。
...』(Wikipedia


和布の俳句:

・神の火に闇をあつめて和布刈る 冨永壽一

・海士の家や若和布干す日は波遠し 蓼太

・乾きつゝふかみどりなる和布かな 高浜年尾

・時化名残なほあり和布拾ひをり 高浜年尾

・春深く和布の塩を払ひけり 召波


宮城県産の和布の初入札が行われたそうだ。
品薄・御祝儀相場もあり、昨年の2倍の価格で取引された。

宮城県沖は放射能の影響も無いようで高値で取引されて、良かった。
海に生きている地域で、放射能汚染があっては、それほど不幸なことはない。

『宮城 “三陸わかめ”の初入札
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28 1255

国内で養殖されるわかめのおよそ6割を占める「三陸わかめ」の今シーズン初めての入札が、宮城県気仙沼市で行われ、東日本大震災の影響で、出荷量は去年の半分程度にとどまりました。
宮城県内のわかめの養殖施設は、津波で大きな被害を受けましたが、去年6月ごろから徐々に復旧が進み、今月からは一部で収穫が始まりました。
今シーズン初めての入札は、気仙沼市の仮設の「わかめ流通センター」で行われ、全国から来たおよそ50の業者が品質を確かめながら買い付けていました。
宮城県漁業協同組合によりますと、27日に出荷されたのは、宮城県内で収穫された塩漬けの「塩蔵わかめ」およそ60トンと、干わかめ100キロ余りで、震災の影響で出荷量は去年の初入札のおよそ半分ですが、色付きなど品質はよいということです。
27日は、10キロ当たりの値段で最も高いものが、「塩蔵わかめ」は去年の倍近い2万円余り、干わかめは去年より5000円高い3万1000円で取り引きされました。
宮城県漁協わかめ・こんぶ部会の小野寺清繁部会長は「この日を迎えられ感無量です。全国の皆さんのおかげで出荷できたわかめなので、ぜひ味わってほしいです」と話していました。
宮城県産の「三陸わかめ」の入札は、このあと4月まで8回行われる予定です。』(NHK NEWS





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2012年02月27日(月) 記事No.4400


2012/2/27(
) 旧暦:26祝日・節気:日出:614日没:1733月出:835月没:2237月齢:5.18 干支:戊午六曜:先勝九星:一白水星

今日の季語:猫柳

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(ピンク猫柳 科学実験・製作倶楽部 より転載)


『ネコヤナギ(猫柳、学名:Salix gracilistyla)は、ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生する、ヤナギの1種である。

解説
北海道~九州までの河川の水辺で見られ、早春に川辺で穂の出る姿は美しいものである。他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物とみなされる。他のヤナギ類よりも水際に生育し、株元は水に浸かるところに育つ。根本からも枝を出し、水に浸ったところからは根を下ろして株が増える。葉は細い楕円形でつやがない。初夏には綿毛につつまれた種子を飛ばす。
花期は34月。雌雄異株で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かす。高さは3mほど。
銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。花穂は生け花にもよく用いられる。
ネコヤナギの樹液もカブトムシやクワガタムシ、カナブン、スズメバチの好物である。』(Wikipedia


猫柳の俳句:

・安曇野は雪嶺連なり猫柳森澄雄

・さざなみは切子光りに猫柳上田五千石

・ひもすがら日は枯くさに猫柳松村蒼石

・一つづつ光輪まとひ猫柳伊藤柏翠

・帰郷とは父を訪ふこと猫柳山田弘子

・根に雪を置き猫柳光りけり大熊輝一


自らは雪の中に身を置きながら、春の暖かさを感じさせる猫柳。
風はまだ冷たいが、フワフワとした綿毛が暖かそうだ。

にわかに強くなった光を身にまとい、輝いている。
そっと指先を触れてみたくなる柔らかさ。

ピンクの猫柳は、年少さん前の女の子のように可愛らしい。
桃の節句に桃の花が間に合わない新暦の時代には、桃の花に代わり猫柳を飾ってみるのはどうだろう。




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2012年02月26日(日) 記事No.4401

 

今日の日曜日も、力強くなった陽の光に恵まれた良い日になった。
風は冷たいが、光がいっぱいなので外出に心が向かう。

今日は久しぶりに、岐阜の酒の中島屋さん主催の日本酒の会に出席だ。
日曜日に開催の楮での開催であれば、酒蔵開放もある日だが、こちら優先はやむを得ない。

岐阜駅を出ると、駅前は明るい。
春めいた光に駅前の信長公は光り輝いている。

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いつもは、通路の高架デッキから遠望するだけだが、今日は階段を降りて、近くに行ってご挨拶することにする。

駅前のロータリーの像の前は、広場になっており、ベンチもある。風がなければひなたぼっこもいいだろう。
像の前では小学生ぐらいの男の子と父親が何か表示板を持って像の前で写真を撮っている。
その回りには鳩たちが餌を求めて、歩きまわっている。

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近くで見ると信長公は、やはりカッコいい。

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望遠で撮ると迫力充分だ。

岐阜公園では、信長公居館の発掘・整備が行われているそうだ。
いつの日か、発掘された通り金箔を施された瓦が燦然と輝く居館が再建されることだろう。

今のような、危機が迫る中、混迷を極める日本の状況では、織田信長公は、より一層輝いて見える。


会場の楮は、駅から歩いて10分程だ。
途中、以前は日曜日開催の会場であった「ざっぶん」の前を通った。
また、ここでの会も再開されると良いのだが...

楮の離れに入ると、すでに多くの人が入場していた。
受付を済ませ、きき酒メモを受け取ると、ウエルカムドリンクが用意されている。

今日は2種類。
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・三千盛 薔薇の誘惑 三千盛 (岐阜)
・井筒にごり生ワイン 白 2010 井筒ワイン (長野
)

・三千盛 薔薇の誘惑

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以前は悠花酔艶の名前で発売されていた薔薇のリキュールの後継品だそうだ。
印象は、立香は薔薇の香り。甘くフルーティな味。ジュースのようなフレッシュさがあり、飲み易い。
初期の悠花酔艶は、中盤に軽い苦味があり、そのビターさが大人のリキュールといった風情があって好きだったが、薔薇の誘惑は甘くフルーティーで女性に好まれそうだ。

・井筒にごり生ワイン 白 2010
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無添加の生のワインの熟成酒だそうで、口に含む前はどんなものだろうという感じだったが、驚いたことにフレッシュさを感じる香の良いワインだった
印象は、 立香はフルーティでワインらしい香り。2010年とは思えないフレッシュさがある。スッキリとした入り口の後、中盤は酸の厚み。含み香もワインの香り高い。2010年とは思えないフレッシュさを感じる世界。

ウエルカムドリンクは、薔薇の香りと葡萄の香が満ちていた。

【今日の出品酒】
今日は、蔵が3蔵参加しておられ、その提供品を含めると24銘柄にもなる。
お猪口半分以下にしないと、かなり強い人でも、最後まで酔わずに利くことは難しい銘柄数だ。
以下、利いた印象を書くが、個人的な嗜好によるもので客観性はない。関心のある方は、各自利いてみる必要がある。

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銘柄は、中島屋店主のシナリオで6つのコーナーが設営されている。
まずは、乾杯のコーナーだ。
<乾杯>


http://youtu.be/TYoKMaDCJtE

1 玉柏 開 純米 無濾過生原酒 蔵元やまだ (岐阜)
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シャンパンのような発泡感のある日本酒だ。


http://youtu.be/8pdrPecrGio

開栓すると、瓶の下からかなり細かい泡が立ち上っているのが見える。

立香は仄かな麹香に酸味の香りが加わったもの。軽くシュワシュワとした発泡感のある入り口。甘みの後スッキリとした軽い酸が続く。終盤にかけて軽い苦味・渋味もあり味がしまる。後口はスッキリと切れる。

シャンパン替わりに、和の乾杯酒として、また洒落たデザインの瓶でもありパーティーのテーブルにも似合いそうだ。


<本日ご参加の蔵元のお酒>

高木酒造、三千盛、関谷醸造の4銘柄。

2 初緑 特別純米 無濾過生原酒 高木酒造 (岐阜)
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甘い立香。甘い滑らかな舌触り中盤から苦味と辛味が来る。辛味の押しがありパンチがある味わい。
毎年好みの白ラベルだが、今年は少し辛口でパンチのある無濾過生原酒らしい味わいだ。

 

3 初緑 純米吟醸 無濾過生原酒 高木酒造 (岐阜)
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甘い立香スッキリとした入り口。広がりがあり味のバランスも良い。舌触りはトロリとしている。上級酒の世界がある。後口良い。
今年は白ラベルと緑ラベルの違いがはっきりと分かる。今年の緑ラベルはいい感じの吟醸酒に仕上がっている。


4 三千盛 ひなたぼっこ 純米大吟醸 生酒 H23BY 三千盛 (岐阜)
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スペックは、

純米大吟醸酒

酒米: 美山錦

精米歩合: 45%

日本酒度: +11

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立香は仄かな吟醸香。スッキリとした入り口の後、軽いとろみ感とふくらみを感じる。澱がらみのはずだがお猪口がグラスではない陶器なので、澱は見え難い。澱の香りは感じないが、舌触りとふくらみに澱が感じられる。
味のバランスが良く偏りがない。味の厚みはあるが透明感があり、上品さも感じさせる。生酒なのだが落ち着いた世界があり、一瞬熟成酒かと思わせるが香りは新酒のフレッシュさがある面白い世界だ。

三千盛のコンセプトは、料理の邪魔をせず、料理に寄り添う食中酒。
霞のかかったような透明感の中にスッキリとした厚みがあるのが柱だが、バリエーションもある。
超得は切れ味鋭い呑口で酒好きには癖になる酒だし、まる尾は酸味とふくらみを感じさせる厚みと幅のある酒だ。

三千盛は、食中酒として飲み飽きしない酒だが単独で飲む酒としては、このひなたぼっこが筆者は一番好きだ。
仄かな吟醸香・バランスのとれた味わい・ふくらみと舌触り・後口の良さが相まって上品さを感じさせる。

熟成酒のような穏やかな落ち着きがありながら香りが新酒の香りを仄かに立たせる不思議さがある。

 

この時期のみの限定酒であり、お薦めの酒だ。

 

5 一念不動 特別純米熟成原酒 夢山水60 関谷醸造 (愛知)

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立香は甘いと言うよりなにか辛さを感じさせる香。甘い入り口の後スッキリとした辛味。酸のふくらみは大きくはなく中位。含み香は何か香ばしいような香りを感じる。



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2012年02月26日(日) 記事No.4402


<新酒しぼりたての生のお酒>
酒米玉栄・山田錦・雄町の造りの利き比べ、生酛生酒の新酒と1年熟成の利き比べができる8銘柄。

6 七本鎗 純米 玉栄 無濾過生原酒 冨田酒造 (滋賀)
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立香はあまり感じない。甘いトロリとした入り口。麹の香りの含み香。中盤からはスッキリと切れる。残香も麹の香り。新酒らしい世界。

7 七本鎗 純米垂口直汲生原酒 玉栄60% 直詰 冨田酒造 (滋賀)
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立香は甘い香りと仄かな麹の香り。微発泡感がある。酸の膨らみあるが軽い苦味・渋みが味を締める。

2012/02/17
に開催された 日本酒の会sake nagoya 10周年記念定例会に出品された「七本鎗 袋吊り斗瓶取り大吟醸 H22BY」は、今までの七本鎗のイメージを変えるものだった。穏やかな上品さと透明感とふくらみで品位を感じさせるものだった。
今日の2本は、従来の七本鎗の活発さとパンチを感じさせるイメージ通りだった。


8 東一 純米 山田錦 本生 五町田酒造 (佐賀)
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仄かに甘い香り。微発泡感を感じる。酸の厚みと甘みの後、苦味・渋味と続く、味の推移がある多味の酒だ。


9 梅乃宿 生酛純米 無濾過生原酒 梅乃宿酒造 (奈良)
(写真を撮り忘れたらしく写っていない。)


立香は軽い甘い香り。甘い入り口、トロリとした舌触り。含み香は生酛らしい香り。中盤からの切れよい。生酛・無濾過にしては後口スッキリ。


10 松の司 ふゆみずたんぼ 生酛純米生 H23BY 松瀬酒造 (滋賀)
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立香は感じない。トロリとした舌触り。味のバランス良い。ふくらみ大きい。含み香は生酛らしい香り。後口良い。残香も生酛らしい香り。梅乃宿よりふくらみが大きい。

11 松の司 ふゆみずたんぼ 生酛純米生 H22BY 松瀬酒造 (滋賀)
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立香はかすかに枯れたような香り。甘い入り口。酸のふくらみあり、中盤から辛くなる。後半にかけて苦味も感じる。H23BYに比べると味が別れ甘み・辛味・苦味と推移する。23BYのほうがバランスが良い。

12 松の司 純米吟醸 竜王町山田錦 生 松瀬酒造 (滋賀)
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立香は仄か。甘い入り口。酸は膨らまない。丸いとろみはあるが大きくはない。苦味は底にあり締めている。

13 開運 純米吟醸 備前雄町 無濾過生 土井酒造場 (静岡)
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甘い入り口。バランスの良い味。酸は厚くなくスッキリ。トロリとした上品な舌触り。終盤にかけての切れ良く、飲み易い。

雄町は、筆者の印象では無骨な酒米で、角ばって、渋味・苦味を感じさせる男っぽさを感じさせるものが多いが、これはスッキリと上品に仕上げられている。


<燗酒を楽しみます>
冷酒で定評のある〆張鶴と白岳仙の本醸造を燗にして飲み比べ。

14 〆張鶴 月 本醸造 宮尾酒造 (新潟)
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冷: スッキリとした入り口。バランスのとれた味。甘みも感じる。中盤から軽い苦味がある。
燗: 熱燗で、トロリとしたふくらみを感じる。味のバランスも良い。熱燗がお薦め。

15 白岳仙 袋搾り 本醸造 安本酒造 (福井)
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冷: 甘いがスッキリとした入り口。酸は膨らまない。舌触りは滑らかでトロリとした舌触り。残り香は生酛風の香りがする。
燗: 仄かに老香・熟香風のものを感じる。甘さと酸のふくらみ。後半軽い渋みを感じる。
冷は甘いが、燗にすると辛味系になりスッキリとする。

燗という方法は、一種の魔法である。
燗をすると、香り、ふくらみ、苦味、渋味が変化して、味わいが大きくふくらみ、苦味。渋味も取れこれが同じ酒かと思うことがしばしばある。
この2
本は、冷でも美味しいが、燗でもいける両刀遣いだ。




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2012年02月26日(日) 記事No.4403


<今日の贅沢・大吟醸酒 飲み比べ>
昨年の金賞受賞酒を含む3銘柄の飲み比べ。

16)一念不動 純米大吟醸熟成原酒 夢山水45 20122月詰 関谷醸造 (愛知)
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甘い入り口。酸のふくらみは中位。中盤から軽い苦味・渋味で締める。味のバランス良い。


17 清泉 亀の尾 大吟醸生貯蔵 平成22BY 久須美酒造 (新潟)
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甘い入り口。スッキリとしたバランスの良い味。広がりふくらみあり。上品な世界である。酸がやや峠を越した感じもあるが上品さにもつながっている。


18 松の司 大吟醸 クラシック2010 松瀬酒造 (滋賀)
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木箱に納められたこだわりの逸品だ。
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本の限定酒。
スペックは
酒米: 兵庫東条産山田錦特上米
精米: 35%
日本酒度:
+4
酸度:
1.4
アルコール度数:
17.8%
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まずは冷で、次に燗で利いてみた。

冷: バランスの良い穏やかな入り口。トロリまでは行かないが滑らかな舌触り。味の厚みがあるが偏りなくクセは感じられない。後口良い。
フレッシュさではなく、穏やかなおおらかさ・落ち着いた上品な大人の世界である。

燗: 口に含むと、入り口から味が口中に膨らむ。大きく丸く広がる。味は偏りなくバランス良い。大きなふくらみのある世界を感じる。
穏やかに広がる大きな味のふくらみと広がり、味のバランスが良いので、五味の個々は感じられず味わいが一体となっている。大きな世界である。

冷でも燗でも素晴らしいパーフォーマンスだ。
このような酒に出会うと、巡りあえて良かったと思う酒である。


<熟・醇・を飲む>
熟成酒のコーナーで、毎回とんでもないものが登場する。
今日も1993年の吟醸生酒が登場する。

19 玉柏 むかしのまんま 純米 200810 蔵元やまだ (岐阜)

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ひだほまれ55%精米の純米酒。酒の中島屋冷蔵庫で3年半熟成したもの。

立香はあまり感じない。甘い入り口。スッキリとして、酸のふくらみはない。中盤から甘みと苦味を感じる。後口は切れ良く、癖はない。


20 三千盛 朋醸 純米大吟醸生 200911 三千盛 (岐阜)
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美山錦45%精米の5年熟成純米大吟醸。
酒の中島屋で2年半常温熟成したもの。
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冷は、飲み逃した。
ぬる燗で飲む。丸いふくらみ、甘い入り口だが、スッキリとした酸のふくらみを感じる。含み香に仄かな熟香を感じる。中盤からの切れ良い。


21 郷乃誉 花あわせ 吟醸生 19932 須藤本家 (茨城)
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これは1993年の生酒を19年低温熟成させたもので、所謂酒の中島屋実験室の熟成実験である。
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冷: 立香は香ばしい熟香。香りに反してスッキリとした甘い入り口。酸のふくらみ薄いが切れ良い。終盤にかけ仄かな苦味。含み香は立香と同じ香りが続く。
ぬる燗: 立香はあまり変化しない。甘い入り口。酸はスッキリ、辛味が出る。含み香も熟香+老香。


22 奥飛騨 極寒搾り 本醸造 高木酒造 (岐阜)
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立香は感じないが鼻をくすぐる刺激がありくしゃみが出る。甘い入り口の後、スッキリとした酸味。背後に辛味も感じる。後口の切れ良い。




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2012年02月26日(日) 記事No.4404


今日の会場、「楮(こうぞ)」については、何度も記事に書いているが、創作料理の店で日本酒に合わせた料理を出してもらえるので、その都度楽しみである。
老舗の料亭などでは、殆どお決まりのメニューを出すところがあり、日本酒であろうがワインであろうが変わることはない。
創作料理の店は、その点フットワークが軽いので、面白い。

今日の料理も面白かった。

今日はお品書きがなかったので、料理の名前は不明である。

(1)
スープ
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出された時、茶碗蒸しかと思ったが、汁が固まっていない。匙で掬って口に含むと、茶碗蒸しのような卵の味もあるが、酒粕の味と香りがあり西京味噌が入れられている。 サラリとした舌触りだ。中身は白玉と南瓜の蒸し物が入っている。
残り香に柑橘系の香りがある。洋風スープの感じなのでレモンが入れられているかと思ったが、帰りに訊いてみると柚子との事だった。

(2)
お造り3点盛
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右から鰆の昆布締め、マグロの腹身の炙り、桜鯛
鰆の昆布締め: 生臭さが全く無く味の旨みが増し、まろやかさがある。脂は乗っているが舌触りはさっぱりしている。一手間加えて仕事をするのは江戸前の発想だ。
この昆布締めはいい感じだ。
昔は鰆といえば、粕漬け・西京味噌漬けの焼き物しか知らなかったが、ざっぶんの会で初めて刺身を食べ、新鮮な鰆は刺身でも美味しいことを知った。
ハマチほど脂ぎってはいないが、脂が乗っている鰆は刺身が美味しい。

マグロの腹身の炙り: 炙りで表面はさっぱりとした舌触りになるが、マグロのトロのコッテリとした旨みが、熟酒・燗酒に合う。

桜鯛: 白身の鯛は、上品な旨みが吟醸酒にぴったりだ。

(3)
天ぷら3点盛 金柑の甘露煮添
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左はサツマイモ: 最初はじゃが芋かと思ったが甘いのでサツマイモだろう。
上は独活: シャキシャキとした食感が楽しい。癖のない上品な味。
下は蕗の薹: 口に入れるとサクリとした食感の後、口の中にホロリとした苦味と蕗の香りが広がる。初春の味わいだ。

天つゆではなく皿に撒かれた白砂塩を付けていただいたが、春の香りには丁度良く合った。


(4)
焼き物
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椎茸と鱒の粕漬けとウニ。
鱒の粕漬けは美味い。
粕漬けであるから日本酒によく合うのは当然だが、生魚の焼き物と違って穏やかな味と粕の香りによってどんな日本酒にも合う。


(5)
口取り3点盛
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左から白子のポン酢おろし添え、菜の花のおひたし黄身のミモザ掛けとだし昆布のから揚げ、ミニトマトの卵白マヨネーズ。

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白子に酸味の効いたとろみのあるポン酢が掛けられている。その上におろしが添えられている。
白子のトロリとした舌触り、淡白な味をポン酢の酸味と辛味がアクセントを付け、生臭さはおろしでさっぱりとする。

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だし昆布のから揚げは、カリカリの食感で味はややほろ苦く癖がある。

菜花のおひたしには、卵の黄身を裏ごししたものが掛けられている。サラダならミモザ風と呼ぶのだが。
菜の花も春を感じさせる。

甘酸っぱいミニトマトに掛けられているのは、卵白だけで作られたマヨネーズ。
ふんわりとして雲のような軽やかな味。ほのかな塩味と柚子の香りがする。


(6)猪肉と焼き葱と牛蒡の甘醤油煮白髪葱添え
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肉は思ったよりあっさりしている。焼き葱の香りが立ち甘みもあり、葱が主役とも言える。


(7)
伊勢うどん風半熟卵添え
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常温のうどんに伊勢うどん風の醤油タレがかけられて、半熟卵がトッピングされている。薬味は刻みネギ。

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このタレが良かった。
うどんの専門店ではないのだが、色の濃さとは違って味は塩辛くはなくさっぱりと枯れた味わいのタレで美味しい。


(8)梅酒のゼリー
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デザートは梅酒のゼリー。
甘さひかえめのスッキリとしたゼリーに後口に梅の香りが立つ。


終了の時間になり楽しい宴は終わってしまった。
外に出るがまだ明るい。
いつもならば、駅に向かい途中で二次会ということになるのだが、こだわりの逸品を飲み手間のかかった創作料理を楽しんだ後に、普通のお酒と居酒屋料理を食べたくはない。
どうしたものかと思っていると、今日はカラオケに行くことになった。

蔵元さん3名とNご夫妻6名でカラオケに行き、歌を楽しんだ。
人に迷惑をかけることなくカラオケルームで、酔った勢いで大声で歌うのは、ストレス発散に効果的だ。
それにしても、皆さん歌は上手だ。


【感想】
・新酒・古酒、大吟醸、酒米、造りなど多方面な日本酒と手を掛けられた創作料理に満足した会だった。
自宅で揃えることは難しい24種類もの酒を楽しみ、新しく考えられた創作料理を楽しむことが出来だ時間は贅沢な時間だ。
他の人にもおすすめしたい程だ。
・先日の日本酒の会10周年の酒も素晴らしかったが、今日の松の司大吟醸2010も素晴らしかった。
日本酒の味の広がり・ふくらみ・まろやかさ・穏やかさ・品位を感じさせるものだった。
今年の三千盛ひなたぼっこも良かった。花見には連れていきたい酒だ。
・日曜日の昼から飲む酒は、快い。
夜は明日のことを考えてしまうが、昼ならのんびりと穏やかに酔うことができる。
今日もそのような日で、そのような快さだった。




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2012年02月26日(日) 記事No.4405

2012/2/26() 旧暦:25 祝日・節気: 日出:616 日没:1732 月出:803 月没:2141 月齢:4.18 干支:丁巳 六曜: 赤口 九星:九紫火星

今日の季語: 余寒(よかん)

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(プレ隠居の写真俳句 より転載)

『余寒
立春後の寒さ。寒(かん)が明けてまだ残る寒さ。残寒。[季]春。《鎌倉を驚かしたる―あり/虚子》
』(三省堂大辞林)


余寒の俳句:

・関守の火鉢小さき余寒かな 蕪村

・水に落ちし椿の氷る余寒かな 几董

・ひらき見る手になにもなき余寒かな 加藤耕子

・浦安の貝剥く路地の余寒かな 田中幹也

・帰り来て余寒の部屋に鞄置く 安斉清子


長らく冬の時代が続いてきた男子マラソン会に、少し春の陽がさした。
老いたりとは言え“皇帝”ハイレ・ゲブレシラシエを藤原が抜いたのは立派だった。
世界の第一線から取り残されていた日本が、浮上するきっかけになることを期待した。

『東京マラソン、藤原新が2位…五輪代表に前進
(読売新聞) 20120226 1353

ロンドン五輪の男子代表選考会を兼ねた「東京マラソン2012」(読売新聞社など共催)が26日、東京都庁から東京ビッグサイトまでのコースで行われ、男子フルマラソンは、マイケル・キピエゴ(ケニア)が2時間7分37秒で初優勝した。

前々回2位の藤原新(あらた)(東京陸協)が2時間7分48秒で日本人最高の2位に入り、五輪代表を確実にした。

「公務員ランナー」として注目される川内優輝(埼玉県庁)は2時間12分51秒と振るわず、14位に終わった。』
(読売新聞)




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2012年02月25日(土) 記事No.4406


この時期は、イベントが重なるので、どこに行くか困ることが多い。
今日もそうだが、豆味噌が少なくなってきたので丸加醸造暖簾市に行くことにした。
醤油はまだあるが、寝かせたほうが良いので2本追加しよう。

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天候が今ひとつはっきりしないので、折角の暖簾市だが人出は今ひとつだ。

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入り口右側で、お茶と味噌おでんの施しがある。

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茹でたこんにゃくに赤味噌をかけて食べるのは、東海地区のスタイルだろう。
こんにゃくはシコシコとした食感が良い。味噌は豆味噌に砂糖を入れただけのシンプルなもの。
こんにゃくの茹で汁のせいか、少し立香が生臭い。
山椒とか柚子とかを少し効かせたほうがよさそうだ。

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豆味噌1kg220円。
茅野の味噌屋さんで買った豆味噌がもう品切れ寸前なので、2袋購入。

スーパーにも豆味噌はあるが、大手のメーカーのものばかりだ。手造りの豆味噌は置いてあっても、600円程で売っているので高い。

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漬物、味噌・醤油関連商品が色々売られている。
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お刺身も東海地区ではたまりでいただくのが伝統的だ。コッテリ好みのこの地区の嗜好だ。
脂っこい刺身にはたまりのほうがよく合う。


販売されている商品の試食コーナーがある。
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毎年この時期の恒例だが、今年の暖簾市は、今日から27日までの3日間。

春が近づいてきていることを知らせる歳時記のようなもので、その季節になったのかと思うことができる。


【丸加醸造場】
住所: 愛知県豊田市越戸町上能田91
電話:
0565-45-1001
URL:
http://www.marukajozo.com/




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2012年02月25日(土) 記事No.4407


2012/2/25(
) 旧暦:24 祝日・節気: 日出:617 日没:1731 月出:732 月没:2045 月齢:3.18 干支:丙辰 六曜: 大安 九星:八白土星

今日の季語: 春時雨

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(須磨の辺から 転載)

『【春時雨】 (はるしぐれ)
春になって降る時雨のこと。
時雨とは、晴れていたかと思うと急に降りだし、やんだかと思うとまた降り
だすというように、照り降り定めない通り雨のこと。
「時雨」は冬の季語であるが、「春時雨」は春の季語。

時雨という言葉にはわびしさとか寂しさが漂いますが、その言葉に「春」の
一文字が加わるだけで、暖かさや明るさ、清々しさなどまるで違った言葉と
なってしまいます。
言葉とは不思議です。』(こよみのページ より転載)


春時雨の俳句:

・ぐい呑みを所望の客や春時雨 鈴木真砂女

・絵馬百の願いを濡らし春時雨 乾修平

・金閣に日のありながら春時雨 中村正代

・香に満ちて花の荷つくる春時雨 平松弥栄子

・四万十の流れの幅へ春時雨 宮津昭彦


秋冬の時雨は、淋しく佗びしい。
これから秋が深まり厳しい冬がやってくる。
雨が降るごとに世は暗く寒くなっていく。
心も身体も冷たくなってしまいそうだ。

春時雨は、雨が降っても明るい。
雨が降る度草木は緑を取り戻していく。
心も身体もあたたかく明るくなっていく。

ぐい呑みも絵馬も金閣も花の香も四万十も
時雨れる雨の中、明るく光っている。

今日、菜の花を今年初めて見た。
梅の花は遅いが菜の花は寒さに負けていないようだ。
そう言えば、去年の澤田酒造の蔵開きの日には、菜の花が咲き乱れていた。

黄色の花を見ていると、目の底まで明るく照らされる。




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