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2011年10月31日(月) 記事No.4628


WBC世界ミニマム級王者井岡一翔は、国内最速記録の7戦目の世界王座獲得に成功したチャンピオンである。
 まだ、22歳と若いがバランスのとれた強いチャンピオンである。
 8月には初防衛戦で強い挑戦者に圧勝して実力を証明したが、まだ若いのでこれからもっと強くなる期待の王者だ。
 父親はプロボクサーで、叔父は世界王座2階級制覇の井岡弘樹である。
 ボクシングのサラブレッドと思っていたが、先日見たTVでは意外にも、子供の頃は運動神経はよくなかったとのことだ。
 
「TBS 10月18日放送
 19:00 - 20:54
 教科書にのせたい!驚きの映像 秋の謎 大解明スペシャル!!」



この番組で、井岡一翔は、身体鍛錬法について具体的に実演してみせてくれた。
 井岡が証明したことは、「人間の体は鍛えれば鍛えるほど強くなること」だ。当たり前といえば当たり前の事だが、説得力のある証明をすることは難しい。


井岡の強さは、攻守のバランスの良さ。
ハードパンチャーでもコロリと負けることがある。自分が相手にパンチを見舞う前に、相手のパンチを受ければKOされるのが、タイトルマッチだ。
井岡は、守が素晴らしい。年は若いが、ベテランのように相手の攻撃を躱すことができる。だから、ダメージを受けること無く相手を攻撃することができる。簡単にいえば、殴られないで殴ることができる老獪さを、若いにもかかわらずプロ経験が浅いにもかかわらず身につけている。


番組は、井岡の守りの良さが血筋とか天性のものではなく鍛錬に拠るものであることを映像で説明した。


まず井岡は、相手のパンチを受けてもダメージを軽減する方法を考え、その方法で身体を鍛錬した。


相手のパンチを受けた時、立ち上がれなくなるのは、脳がダメージを受けめまいを起こすからだが、めまいの原因のひとつは、脳へ伝わる2つの情報(三半規管と眼)のズレによるものだそうだ。
 そこで、井岡は三半規管からの情報を遮断し、目からの情報を優先して立ち上がることを考えた。


その方法は、二つある。
一つは、「でんぐりかえり」である。
リングの上で何度も連続してでんぐりかえりを行うことによって三半規管を鍛える方法である。
 実際に、芸能人と井岡が連続でんぐりかえりを行なってみせた。芸能人は10回でも、生まれたばかりに鹿のようになり立つことが出来なかった。井岡は15回やった後、シャドウボクシングをやってみせた。


もう一つは、反射神経である。
反射神経を鍛えて相手のパンチを躱す方法である。
相手のパンチを躱す反射神経を練習して鍛える方法である。


井岡の反射神経を、証明するために、番組は、指の間で落とされた30cmの物差しを何cmのところで摘む事ができる検証した。 若い番組スタッフは14cmだったが、井岡は3cmで摘んで見せた。


実際に、井岡のパンチを躱す鍛錬を見せてくれた。
若いタレントが登場した。彼は趣味で4年間ボクシングジムで練習をしている経験があり、全くの素人ではない。


2分間2ラウンドの間に、井岡の顔に有効なパンチを当てることが出来ればタレントの勝ちである。
 第1ラウンドでは、井岡はパンチを避け続け、パンチを予想して躱し続けた。
 第2ラウンドでは、相手に打たせながら、自分のパンチを出し防御する方法を実演してみせた。
 結局、井岡は有効なパンチを顔面に受けることはなかった。
ヘッドギヤを着けていなかったが、その必要はないことを証明してみせた。


井岡の防御の方法は、2段階仕立てである。
 まず反射神経を磨き、相手のパンチを躱し、機を見て反撃する。
次に、仮にパンチを受けたとしても、めまいを起こさないように三半規管が鍛えてあるので、相手の追撃を躱すことができ、めまいが無いので反撃することができる。


格闘技で守りが重要なことは、良く言われるが、具体的な鍛錬法を実演してみせてくれたことは面白かった。
 井岡は、4階級制覇を公言したが、やってくれそうな気がする。
口先だけの男ではない。8月の挑戦者エルナンデスもマッチメークの挑戦者ではなく、最強の挑戦者だった。口だけの王者とは違う実力と鍛錬の裏打ちがある。
 これから何処まで強くなるのか興味深い王者だ。


 
(真理のひとり言 より転載)


WBC世界ミニマム級タイトルマッチ挑戦の時、井岡はチャンピオンシスサマーチャイのパンチを躱し、左ボディブローチャンピオンに見舞ってKOした。
 絵に描いたような勝ち方だった。


 

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2011年10月31日(月) 記事No.4629

2011/10/31 (月) 旧暦: 10月5日 祝日・節気: ハロウィン 日出: 6時01分 日没: 16時47分 月出: 10時35分 月没: 20時45分 月齢: 4.29 干支: 己未 (きび,つちのとひつじ) 六曜: 友引 九星: 二黒土星


今日の季語: 銀杏(ぎんなん)


 
(ヤマポン総研 より転載)


『晩秋になるとお寺や神社の境内、公園などでは黄色く紅葉したイチョウの木の下に、腐って萎れたサクランボのようなギンナンの果実がウンコそのものの臭いを発散して大量に落ちている。ギンナンのくさい果肉を取り除くのはけっこう大変で、食べる際に種の殻を割って中身を取り出すのもまたひと苦労なのだが、手間が掛かる分なおさら美味しく感じるというもの。果肉を取り除く際は非常にカブレやすいので必ずゴム手袋をして、果肉が皮膚に触れないようにくれぐれも注意が必要。
漢方では古来よりせき止めや、膀胱の括約筋を強くする効果から夜尿症・頻尿の改善に使われていて、 良質のタンパク質はコレステロールを減らし、滋養強壮にも効果があるなど様々な薬効がある一方で、ギンナンには神経に働くビタミンB6の作用を妨げる中毒物質が含まれていて、食べ過ぎると痙攣などの中毒が起きることがある。大人は肝臓に解毒する酵素を持っているが、幼児は解毒能力が発達していないため中毒になりやすいので特に要注意。治療は、ビタミンB6の注射により数時間で症状は消えるとのことだが、美味しいからと調子に乗って食べ過ぎないことが何よりです。』(ヤマポン総研)


銀杏の俳句:


・銀杏の皮剥き鼻が曲ろうと 高澤良一


・銀杏を見知らぬ人と拾ひけり 清水芳子


・銀杏を焼きてもてなすまだぬくし 星野立子


・銀杏を炒る香なりけり巫女溜 山尾玉藻


・銀杏拾ふ妻として充つ友の声 籏こと



銀杏の実は、臭いそうだしかぶれたりもするらしいので拾ったことはない。
 だが、綺麗に洗われた輝くような銀杏は大好きだ。


小左衛門の中島醸造の屋敷内に大きな銀杏の木がある。
ある年のの蔵見学の歳、銀杏の樹の下に青いビニールシートが敷き詰められていた。その上には銀杏の熟れた実が落ちている。
 敷地内を流れる小川に掛けられた小さな水車に中に、銀杏の実が入れられていた。
 水の流に水車は勢い良く回ると、中の銀杏はこすれあって、磨かれた銀杏になっていく。
 実に豊かな光景だった。


茶碗蒸しにもよいが、空炒りにして塩で酒の肴にするのが季節感があって味わい深い。


妻として充つのは、籏自身なのか友なのか?
寂しいがおそらく友なのだろう。
だが良いではないか!
拾った銀杏で秋あがりを呑めば、それはそれで幸せなことなのだから。



 

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2011年10月30日(日) 記事No.4630

2011/10/30 (日) 旧暦: 10月4日 祝日・節気: ---- 日出: 6時00分 日没: 16時48分 月出: 9時40分 月没: 19時41分 月齢: 3.29 干支: 戊午 (ぼご,つちのえうま) 六曜: 先勝 九星: 三碧木星


今日の季語: 新蕎麦



(そば打ち親父の独り言 より転載)



(恵那山ネット より転載)


『 新そばの時期や季節はいつ?


新そばの時期
 「新そばの時期や季節はいつですか?」
とお客様からよく質問されます。


新そばには2種類あり、夏新と秋新があります。
通常、新そばというと、秋新のほうをいい、秋の新そばが出回るのは10月下旬から11月上旬となります。
 山笑では、毎年10月下旬には新そば(秋新)が入荷しています。
 (100%信州産の蕎麦を玄そばで仕入れ、自家製粉しております。)
戸隠そばの新そばは少し遅めで、11月中旬くらいにはすべてのお店で出そろう感じになりますね。


当店では 10月下旬には確実に入荷できるようになると思いますが、その年によって変わってきます。
 (2010年は10月23日に新そばをお出しできました)
』(手打ちそば 山笑 より転載)


『「新そば」とは秋蒔きのそばで9月から11月に採れたものを年内に食べる「秋新」と呼ばれるソバのこと。じつは「秋新」に対し、「夏新」というのもあり、これは6月中旬から8月中旬に収穫されます。  「あれっ、夏新のほうが収穫が早いじゃないか?」と思いますが、夏新より秋新のほうが味・香りが断然優れるため、あえて秋新だけが「新そば」と呼ばれもてはやされてきました。  収穫されたばかりの「新そば」は高い香りはもちろんその味わいは何とも言い難いうまさ。
  ぜひこの秋は江戸の頃より愛される秋一番の味をご自分の舌でお確かめ下さい。』(日穀製粉株式会社 より転載)



新蕎麦の俳句:


・新蕎麦に猿聞く山の夕かな 横井也有


・新蕎麦や花と見し日もきのふけふ 青蘿


・新蕎麦と書かれし紙の白さかな 磯野外美子


・新蕎麦の香に相席となりにけり 山内茉莉


・新蕎麦の氏素性あるうまさかな 福原貴子


新しいものが収穫される喜びは、蕎麦の場合でも同じだ。
打ち立ての新蕎麦は、薄い緑がかかっているそうだが、新蕎麦という言葉には、真っ白な新しい紙が似合う。
s三たての新蕎麦の香りと味を求める人は多いはずだ。
蕎麦は嗜好性の高い食べ物だから、拘り様も一通りでは済まない。
先日の開田高原の新そば祭りの試食は乾麺だったので、香りは感じなかった。手打ちであれば香りが立つことだろう。
どこか、新蕎麦を食べに行かねば。


秋新の蕎麦も、産地ごとに出荷が分かれているらしいので、拘る人は時期と産地に拘るのだろう。



 

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2011年10月29日(土) 記事No.4631


NIKON1 V1が10月20日に発売され、10日が経過した。
待ちかねた人は、もう入手し使い回しているし、様子見の人もいるし、酸っぱい葡萄の狐に化けている人もいる。
人それぞれだ。


 


価格コムの口コミで評判を読んでみると、評価は様々だ。
デザインが嫌い、センサーサイズが小さいと言った買わない人の無い物ねだりから買った上での評価まで色々書かれている。


評価が高いのは
・AFの速度 動画の追随性は評価が高い。
・高感度特性 センサーサイズにしては、良い。
・画質もセンサーサイズにしては良い。
・EVFが良い(視野率100%)
・RAW現像が出来る
・センサーサイズが小さい
・マウントアダプターでAF可能
・バッテーリーの持ちが良い
・動画撮影中に写真が撮れる



評価が低いのは
・価格が高い
・デザインが悪い(特にNikonの下の1)
・重い・厚い・大きい
・センサーサイズが小さい
・ダイヤルの撮影モードが足りない
・設定が面倒
・ダイヤルが動きやすい
・ストロボマウントカバーが外れやすい
・10mmレンズの脱着が硬い
・レンズ無しレリーズ設定ができない


物欲を抑えるには冷静になる必要がある。
買った人の評価を、教えてもらうのが一番だ。
まだ、10日の評価なので、これからだが、現時点での評判を一言で言えば、「操作系はダメだけど画質は素晴らしい」という事のようだ。


センサーサイズの評価については、良い方にも悪い方にも評価されている。
 悪いという人は、フルサイズとかAPS-Cに比較して発言している人が多いが、それは当たり前で、画質中心ならフルサイズ機を使えば良いことで、V1は必要はない。


むしろ、センサーサイズが小さい利点を評価すべきなのだと思う。
PENTAX-Qでも述べたことだが、35mm換算で望遠に強くなる利点がある。換算倍率が高いので野鳥・動物撮影に向いている。


筆者は、その趣味はないが、その趣味ですぐに使いこなしておられる人もいる。
 望遠に加えて、高速度撮影によるスローモーションの素晴らしい作例が紹介されている。
「panoramaheadの蔵」
http://panoramahead.blog123.fc2.com/
youtubeに行き、panoramaheadさんの動画を見るとスローモーションが楽しめる。
 鳥が魚をとるシーンは面白い。口に加えて魚を石に叩きつけるやり方が克明に描写されている。


この人の作例を見ていると、V1は良いと思う。
だが、今、買いかといえば、そうではない気がする。
まだ、価格が高いこともあるが、機能的な面で気になることがある。


筆者が気になる点は、「レンズ無しレリーズ設定ができない」ことだ。
 これができないと露出がマニュアルになってしまう。
アダプターを用意しても、マニュアルレンズは使用できるが、露出は自分で設定しなければならない。
 風景写真等であれば、露出計なしでも何とかなりそうだが、接写では心細い。


此処から先は、想像でしか無いが、このV1はNIKON1のVシリーズでは、エントリー機の位置づけではないかと想像される。
 この仕様は、NIKONのエントリークラスのデジイチでも同じ仕様だ。しかし、中級機以上では、レンズ無しレリーズ設定は、可能で露出はAEが可能だ。


憶測でしか無いが、今後の展開を考えると、別のVシリーズが出てきそうな気がする。
 今回のV1は、操作系・ダイヤル等はコンデジの延長線上にある。つまりだれでも撮れるコンデジのハイクラスで、コンデジにスタンスを置いている。


NIKONのデジイチユーザーからの不満は、従来のデジイチの操作系とは違った操作に対する違和感から来ていると考えられる。
 マニュアル操作機械的に設定できる、マニア向けのVシリーズが近い将来発表されそうな気がする。
 その機種では、当然レンズ無しレリーズ設定ができるようになり、NIKONのオールドレンズもAEで使うことができる。そうなれば他社製のオールドレンズ向けのアダプターも登場することになるだろう。
 以前、NIKONのミラーレス機は、プロ仕様との噂があったが、V1の機能が最終型とは思われないので、もう一段マニア向けのものが登場すると考えるのが自然だ。


Panasonic LumixG1を購入した後、間もなくG2が発表され動画機能が付加された時は、購入を早まったと思った。
Vシリーズでは同じ過ちをしたくはない。
暫くは、人の評判を聞いていよう。


 


[2011/11/10 追記]
上記の記事の内容で正確でない部分があるので、追記する。


「レンズ無しレリーズ設定」に関して、できないとしているが、正確にはMFモードにすればできるそうだ。デジカメWatchの記事に、NIKONへのインタビュー記事が掲載された。この記事の中でNIKONの技術者が述べているので間違いない。


「インタビュー:「Nikon 1」の秘密に迫る(前編)」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20111109_487716.html
「インタビュー:「Nikon 1」の秘密に迫る(後編)」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20111110_487719.html



――CPU非内蔵レンズを装着した場合はどうなりますか?
井村:MFだけになりますが、露出は絞り優先AEで撮影できます。測光は中央重点とスポットのみで、マルチパターン測光は使用できません。


  
CPU非内蔵レンズの1つ「Ai-S Nikkor 50mm F1.4 S」を装着したところ


――MF時にフォーカスエイドも使えるのでしょうか?
井村:位相差AFですので、フォーカスエイドも使えます。』(前編)



――レンズ無しレリーズはできますか?
鈴木:マニュアルモードにすれば可能です。


 
マニュアルモード以外ではこのように警告が出るが、マニュアルモードにすればレンズを付けなくてもレリーズできる』(後編)


12月に発売予定のマウントアダプターFT1を使用してNIKKORのマニュアルレンズを使用する場合は、モードをMFにすれば、焦点はMF(フォーカスエイドは利用可能)だが、露出は絞り優先AEが可能だ。


FT1を使えば、従来のNIKONユーザーはAF-Sレンズは、焦点もVRも露出もオートで利用可能であり、AF-S以外でもMFモードで使えば、絞り優先AEで使うことができる。
 そうであれば、従来のNIKKORユーザーにとって、V1の利用範囲は大きく広がる。
 マクロ撮影も問題なく可能だ。現行のV1もかなり完成度の高いカメラだといえる。
 残る問題としては、デザイン、使い勝手、価格だが、これは機能的な問題ではないので大きな問題ではない。
 買い時を考える必要がありそうだ。


ただ、インタビュー記事によれば、NIKON1は、これからユーザーの要望にそってラインアップが充実されるそうで、NIKONデジイチサイドのサブカメラを想定した機種が将来考えられているそうだ。気になる話だ。




 

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2011年10月29日(土) 記事No.4632

2011/10/29 (土) 旧暦: 10月3日 祝日・節気: ---- 日出: 5時59分 日没: 16時49分 月出: 8時36分 月没: 18時40分 月齢: 2.29 干支: 丁巳 (ていし,ひのとみ) 六曜: 赤口 九星: 四緑木星


今日の季語: 柚子味噌(ゆずみそ)



(苺のきむら農園 より転載)


柚子味噌の作り方
 一般的には、味噌、味醂、酒、砂糖を弱火で練り、柚子の皮を加えて練って作るが、以下は火を使わない作り方。
『?ゆずの皮の黄色い部分をおろし金ですりおろす。参考にしたレシピでは1/2個だったが、分量は当然ゆずの大きさや味の好みにも左右されるので、結局丸1個使用して好みの味になった。
?味噌・みりん・砂糖を投入。砂糖は最初はやや少なめに入れて、味見をしながら足すようにする。
?味を整えながらスリコギで練り合わせて完成。


材料
ユズ 1/2~1個(皮のみ)
※参考にしたサイトのレシピでは1/2個だったが、
味を整えながら作ったら結局丸1個使用した。
味噌 1/2カップ
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ3~5』(地産地消を楽しむ より転載)



柚子味噌の俳句:


・柚子味噌の作り方聞き柚子五つ 米田規子


・雨三日柚味噌づくりの炭赤し 井上雪


・酔ふ主客柚味噌焦してしまふかや 阿波野青畝


・すり鉢に残り少き柚味噌哉 寺田寅彦


・柚子味噌や手間暇かかる人を愛す 幸喜美恵子


柚子味噌は、火を使うほうが一般的だそうだ。
火を使わないと日持ちがしないだろうし、皮の苦味も除去できないのだろう。
 だが、簡単に旬の香りを楽しむのであれば、火を使わない方が良さそうだ。
 比較的簡単なので、燗酒のお供にどうだろう。


手間暇をかけたほうが美味しくなるのは料理の常識だが、人間もそうだろうか。
 手間暇かかる人を愛すと詠む幸喜はそのようだ。


生まれたばかりの赤ちゃんは手間暇のかかるもの、それを厭っていては母親ではない。
 一般的には、手間暇をかけるのは避けたいものだが、女性の場合は、子供を産んで育てることから手間暇と愛が同じ事を本能的に知っているのかもしれない。


千利休と柚子味噌の逸話に、次のような話がある。
『ある冬の日、大坂から京へ向かっていた利休は、親しい茶人の家へ立ち寄り、主人は来訪に驚きながら迎え入れた。利休は突然の訪問にも関わらず手入れされている邸内や、庭で柚子の実を取り料理に柚子味噌を出す主人のとっさの客をもてなせる趣向に喜んだが、料理に当時は高級品で日持ちもしない蒲鉾が出されたところで顔色を変えた。実は主人は利休がこの日に自邸のそばを通ることをあらかじめ知っており、準備を整えた上で素知らぬ態で突然の客でも十分にもてなすことが出来るように見せかけていただけだったのである。蒲鉾が用意されていたことからそれを察した利休は、わざわざ驚いたように見せた主人の見栄に失望しその場で退席した。』(Wikipedia)


この話が事実かどうか分らないが、事実とすれば、利休は尻の穴の小さな男と言わざるを得ない。
 柚子味噌で歓待し、蒲鉾まで用意している主人の心で充分ではないか。それ以上何を望むのかと思う。


歓待を受ければ、ありがとうと思うのが茶の心だと思うのだが。



 

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2011年10月28日(金) 記事No.4633

2011/10/28 (金) 旧暦: 10月2日 祝日・節気: ---- 日出: 5時58分 日没: 16時50分 月出: 7時26分 月没: 17時43分 月齢: 1.29 干支: 丙辰 (へいしん,ひのえたつ) 六曜: 大安 九星: 五黄土星


今日の季語: 無花果(いちじく)


 
(きまぐれ七変化日記 より転載)


『イチジク(無花果、映日果)は、クワ科イチジク属の落葉高木。また、その果実のこと。原産地はアラビア南部。不老長寿の果物とも呼ばれる。


名称
「無花果」の字は、花を咲かせずに実をつけるように見える[1]ことに由来する漢語で、日本語ではこれに「イチジク」という熟字訓を与えている。
 
「映日果」は、中世ペルシア語「アンジール」(anj?r)[2]を当時の中国語で音写した「映日」に「果」を補足したもの。通説として、日本語名「イチジク」はこれの音読「エイジツカ」の転訛とする[3][4]。 中国の古語では他に「阿?[5]」「阿驛」などとも音写され、「底珍樹」「天仙果」などの別名もある[要出典]。
 
伝来当時の日本では「蓬莱柿(ほうらいし)」「南蛮柿(なんばんがき)」「唐柿(とうがき)」などと呼ばれた。いずれも"異国の果物"といった含みを当時の言葉で表現したものである。
形態・生態
葉は三裂または五裂掌状で互生する。日本では、浅く三裂するものは江戸時代に日本に移入された品種で、深く五裂して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来したものである。葉の裏には荒い毛が密生する。葉や茎を切ると乳汁が出る。
 
初夏、花軸が肥大化した花嚢の内面に無数の花をつける。このような花のつき方を隠頭花序(いんとうかじょ)という。雌雄異花であるが同一の花嚢に両方の花をつける。栽培品種には雄花がないものもある。 自然では花嚢内部にはイチジクコバチが生息し、受粉を媒介する。日本で栽培されているイチジクはほとんどが果実肥大にイチジクコバチによる受粉を必要としない単為結果性品種である。
 
果実は秋に熟すと濃い紫色になる。食用とする部分は果肉ではなく花托(かたく)である。』(Wikipedia)



無花果の俳句:


・雨知らぬ無花果裂けて熟れにけり 水原秋桜子


・音ひとつせぬ無花果の木を好む 百合山羽公


・無花果が甘し旅愁を舌で消す 武田和郎


・無花果のみだりに多くして卑し 百合山羽公


・無花果のゆたかに実る水の上 山口誓子


詠む人の心もそれぞれだ。
実を沢山付けている無花果を、百合山は卑しいと見るが山口は豊かと見る。
 実を付けている無花果は、そんなの関係ねぇと実っている。


人が自分をどう考えているかを気にして生きるなど、無花果に及ばない態度といえる。
 人の評価・言葉などどうでも良いことだ。


熟した無花果は、虫に鳥に好きな人に採って食べられるだろうし、卑しいという人はまさか食べないだろうが、甘ければ食べるかもしれない。


無花果は、喜んでくれる虫や鳥や人がいれば、それで充分なのだ。



 

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2011年10月27日(木) 記事No.4634

2011/10/27 (木) 旧暦: 10月1日 祝日・節気: 朔 日出: 5時57分 日没: 16時52分 月出: 6時12分 月没: 16時53分 月齢: 0.29 干支: 乙卯 (いつぼう,きのとう) 六曜: 仏滅 九星: 六白金星


今日の季語: 橙(だいだい)



(ぐるたび より転載)



『ダイダイ(橙、学名:Citrus aurantium)は、ミカン科ミカン属の常緑樹、およびその果実。柑橘類に属する。別名、ビターオレンジ。
 
特徴
インド、ヒマラヤが原産。日本へは中国から渡来した[1][2]。果実は春になると再び緑色に戻る[2]。また、ヨーロッパへも伝わり、ビターオレンジとして栽培されている。
 
日本では静岡県の伊豆半島や和歌山県の田辺市が主産地。その多くは正月飾り用であったが、近年は消費が落ち込んでいたため、ポン酢などに加工されるようになった。なお、萩市では夏ミカンのことをダイダイと言う。[3]
 
高さ4-5mになる常緑小高木で枝には刺がある。初夏に白い花が咲き、冬に果実が黄熟する。果実の色は橙色と呼ばれる。葉柄には翼状になっており、葉身との境にくびれがある[2]。果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのまま木に置くと2-3年は枝についている[2]。この特徴から「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされ[2]、また、「回青橙」とも呼ばれる[4]。
利用
 食料
酸味と苦味が強いため、直接食するのには適さない。マーマレードおよび調味料、漢方薬の材料として利用される。果汁は酸味が強く風味がいいことからポン酢の材料としても好まれる。[5]
 
薬効
漢方では、果実の皮を乾燥させものを橙皮(とうひ)といい、去痰薬・健胃薬として用いられたり、香りづけに用いられる。また、未熟果実を乾燥させものを枳実(きじつ)といい、芳香性苦味健胃、去痰、排膿、緩下薬として用いられる。
 
ダイダイの皮と果実には、シネフリンという化合物を含み[1]、生薬の麻黄(エフェドラ)に含まれる成分、エフェドリンと類似の構造をして交感神経、副交感神経混合型興奮作用を有していることから、この成分を加工し、「シトラス」という名称でアメリカでダイエット用の健康食品として使用されているが、エフェドラと同様の作用を示すことから、副作用報告も出ている[6]。なお、「体脂肪を燃焼する」、「運動機能を向上させる」などの、ヒトでの有効性については、信頼できるデータが十分ではない[1]。
 
精油
全体から採取でき、採取した部分で品名が異なる。これらはアロマテラピーや化粧品等の香料として使用される。
 果実や果皮からは圧搾法でビターオレンジ、枝葉からは水蒸気蒸留でプチグレンの精油が得られる。
 花を水蒸気蒸留して得た精油はネロリ、溶剤抽出して得た精油はネロリアブソリュート(ネロリAbsとも書く)、またはオレンジフラワーアブソリュートがありこれらは高価である。
 
文化
日本では、名前が「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、鏡餅などの正月の飾りに用いられる。』(Wikipedia)


橙の俳句:


・橙のめでたくある矢持の上 吉田東洋


・橙のただひと色を飾りけり 原 石鼎


・軒ごとに橙照るや田子あたり 甲賀山村


・黙つている優しさ 橙の全円は 伊丹公子


・橙に雨柔らかき二日かな 浅賀渡洋


橙が鏡餅に飾られる理由は、橙と代々の語呂合わせだそうだ。
ゴロだけで他の柑橘類や果物を差し置いて飾りに重用されるのは、名前のお陰。
 名前というのは重要なことだ


最近の子供の名前は、昔の水商売の源氏名のようなものが多い。それはまだ許せるとして、人が読めない難読の名前も多い。
 難しい名前だと、聞きなおしてもらえて記憶に残りやすいのだそうな。
 毎回説明しなければならない子供はどう考えているのだろう。



 

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2011年10月26日(水) 記事No.4635

2011/10/26 (水) 旧暦: 9月30日 祝日・節気: ---- 日出: 5時56分 日没: 16時53分 月出: 4時58分 月没: 16時08分 月齢: 28.66 干支: 甲寅 (こういん,きのえとら) 六曜: 友引 九星: 七赤金星


今日の季語:酸橘(すだち)




『酸橘(すだち)
●わが国が原産で、「ユズ(柚子)」の近縁種です。古くから食用酢として使われ、「スタチバナ(酢橘)」が語源とされています。主産地は徳島県ですが、鳴門市の大麻比古神社の裏山には原木があるそうです。5月から6月ごろ、枝先の葉腋に白い5弁花を咲かせます。果実は冬に橙黄色に熟しますが、香味料として利用するときは、8月から9月ごろにまだ緑色のものを収穫します。
●ミカン科ミカン属の常緑低木で、学名は Citrus sudachi。英名は Sudachi。』(植物図鑑 より転載)


酸橘の俳句:


・酸橘熟る阿波水軍の砦跡 安藤衛門


・おくんちの酸橘のいたく沁みにけり 古舘曹人


・初酸橘十指からめて拭いけり 丸岡 忍


・酸橘得しされど秋刀魚は旬ならず 高澤良


・うすあぢに落す酸橘も月の夜や 岡田鉄


酸橘はまだ青いものを使うので秋刀魚の旬にまだ時間がある。
さんまの旬に合うのは柚子だろう。


うすあぢのものは何か分からないが素材を活かす味付けならば、バランスの良い軽やかな日本酒がよく似合いそうだ。
酸橘の香の香もほんのりと漂う程度に留めたい。
泡盛、焼酎ならたっぷりでも良いだろう。



 

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2011年10月25日(火) 記事No.4636

2011/10/25 (火) 旧暦: 9月29日 祝日・節気: ---- 日出: 5時55分 日没: 16時54分 月出: 3時45分 月没: 15時29分 月齢: 27.66 干支: 癸丑 (きちゅう,みずのとうし) 六曜: 先勝 九星: 八白土星


今日の季語: きりたんぽ



(MEGWINTV より転載)


『きりたんぽ(切蒲英)とは秋田県の郷土料理である。杉の棒につぶした粳米のご飯を竹輪のように巻き付けて焼き、棒から外して食べやすく切った物をいう。鶏がらのだし汁に入れて煮込んだり、味噌を付けて焼いて食べたりする。秋田県内では、冬場に学校給食のメニューとなる。
 
主な種類と概要
 たんぽ
 切る前の段階でのきりたんぽのことを指し、ほとんどの人がこれを「きりたんぽ」と思い込むが切っていないので「たんぽ」という。「たんぽ」とは本来稽古用の槍につける綿を丸めて布で包んだものを指し、杉(秋田杉)の棒に半殺し(半分潰すという意味)のご飯を巻き付けたところがたんぽをつけた槍(たんぽ槍)に似ていることからその名が付いた。


みそつけたんぽ
 焼いたたんぽに味噌を塗って食べるもの。みそたんぽとも呼ばれる。


きりたんぽ鍋
 鶏(比内地鶏)のガラでとっただし汁をベースにこいくち醤油、酒と砂糖(または味醂)で醤油ベースのスープを作る。煮えにくい順にゴボウ、マイタケ(金茸、銀茸)、比内地鶏を並べ中火で煮立てる。きりたんぽとネギを入れ、味が染みる直前でセリを投入する。セリに火が通ったら完成。 比内地鶏が品種開発される以前は比内鶏のものを用いていた。比内地鶏が手に入らない場合はブロイラーのトリガラ、もも肉、鳥皮、ネクタイ(首の肉)で代用すると良い味が出る。 基本的に鶏ベースのキリっとした醤油スープ。具材については邪道とされるものがいくつかあり甘味と水分が多く出る白菜、風味が変わってしまう魚肉(竹輪などの練りもの)、匂いが変わるニンジン、風味が変わるシイタケは入れない。基本はゴボウ、鶏肉、マイタケ、ネギ、たんぽ、セリの6種[1]である。


起源
家庭料理であることから、もともと鍋に入れる鶏肉に決まりはないが、比内地鶏は煮込んでも硬くなりすぎず鍋物に最適なことから、比内地鶏の産地である大館市の企業がセットで売り出すことに成功した。その後鹿角市が発祥、大館市が本場に定着し、秋田県の郷土料理として広く親しまれるようになった。一方で県北部が起源であるため由利本荘市、大仙市、横手市、湯沢市周辺の県南部では北部ほどのなじみはない。県南部は山形県や宮城県などで広く行われている芋煮会の分布範囲である。
 
また、マタギが山から帰った際、残した飯を潰して棒につけて焼き、獲物のヤマドリや山菜、キノコとともに煮たり味噌をつけて食べたりしていたため、秋田県北部に住むマタギの料理が起源だったとも考えられているが、当の阿仁町(現・北秋田市)のマタギは、きりたんぽは当時最高の贅沢であった米の料理法の一種であったのではないかとして、マタギ料理起源説を明確に否定している。曰く、「冬に米が食える身分なら(わざわざ危険を冒して)冬山に登らない。マタギにとっての狩りとは米を食えない身分が生存権獲得のために行うギリギリの(山神から食を賜る)宗教行為なのであって、おにぎり片手に行うハンティングではない」。』(Wikipedia)


きりたんぽの俳句:


・きりたんぽ嫁と共にす国訛 宮崎とき女


・きりたんぽ焼くやどの子も憎からず 縄田屋朗々


・きりたんぽ能代は北の海の町 今井迪生


・きりたんぽ話せば長くなるけれど 榎本好宏


・子等孫等集ふ団欒きりたんぽ 奥田恵美


明日からは、ぐっと寒くなるそうだ。

金曜日の定例会の鍋は、きりたんぽ鍋だった。
東北の人には一入温かい鍋だろう。


故郷に直結した鍋はいいものだ。
囲炉裏を囲んで一家団欒。
嫁も子もばあちゃんもじいちゃんも。
お国訛りでお話をする。


酒を酌みながら
きりたんぽ鍋は一層温かい。



 

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2011年10月24日(月) 記事No.4637

2011/10/24 (月) 旧暦: 9月28日 祝日・節気: 霜降 日出: 5時54分 日没: 16時55分 月出: 2時35分 月没: 14時52分 月齢: 26.66 干支: 壬子 (じんし,みずのえね) 六曜: 赤口 九星: 九紫火星


今日の季語: 柚子(ゆず)



(写真俳句日記「小さな感動」(かるがも作) より転載)


『ユズ(柚子、学名:Citrus junos、シノニムC. ichangensis x C. reticulata var. austera)は、ミカン科の常緑樹。柑橘類の1つ。


概要
ホンユズとも呼ばれ、果実は比較的大きく、果皮の表面はでこぼこしている。果実が小形で早熟性のハナユズ(ハナユ、一才ユズ、Citrus hanayu)とは別種である。日本では両方をユズと言い、混同している場合が多い。タネの多いものが多い。
 
消費・生産ともに日本が最大である。柑橘類の中では耐寒性が強く、極東でも自生出来る数少ない種である。酸味は強く香りもある。日本では東北以南で広く栽培されている常緑小高木である。花言葉は"健康美"と言われる。また、柑橘類に多いそうか病、かいよう病への耐久があるためほとんど消毒の必要がなく、他の柑橘類より手が掛からない事、無農薬栽培が比較的簡単にできる事も特徴のひとつである。
 なお、収穫時にその実をすべて収穫しないカキノキの「木守柿」の風習と同様に、ユズにも「木守柚」という風習がある地方もある。
 成長が遅いことでも知られ、「ユズの大馬鹿18年」などと呼ばれることがある。このため、栽培に当たっては種から育てる実生栽培では結実まで10数年掛かってしまうため、結実までの期間を短縮する為、カラタチに接木することにより数年で収穫可能にすることが多い。
 ...
利用方法
 食材
ユズの果汁は日本料理等において調味料として、香味・酸味を加えるために用いられる。また、果肉部分だけでなく皮も七味唐辛子に加えられるなど、香辛料・薬味として使用される。いずれも、青い状態・熟れた状態の両方とも用いられる。九州地方では、柚子胡椒と呼ばれる調味料としても使用される。これは柚子の皮に、皮が青い時は青唐辛子を、黄色く熟している時は赤唐辛子を、そして塩を混ぜて作るもので、緑色または赤色をしている。幽庵焼きにも用いられる。
 
熟したユズでも酸味が非常に強いため、普通は直接食用とすることはない。薬味としてではなくユズ自体を味わう調理例としては、果皮ごと薄く輪切りにして砂糖や蜂蜜に漬け込む方法などがある。
 
ユズの果汁を砂糖と無発泡水で割ったレモネードのような飲み物もある。果汁はチューハイ等にも用いられ、ユズから作られたワインもある。
 
独特の爽やかな香りのため、様々な香水に使用されている。最近、日本の植物から精油を精製する国内メーカーが増えており、果皮を圧搾することにより精油を採油している。その他、多彩な方法で利用されている。
 
柚子の果実のうち果肉の部分をくりぬいて器状にしたものは「柚子釜」と呼ばれ、料理の盛りつけなどに用いられる。
 
入浴剤
収穫時期の冬場に果実全体または果皮を布袋にいれて湯船に浮かべる。薬効の成分は特定されていないが、血行を促進させることにより体温を上昇させ、風邪を引きにくくさせる効果があるとされている。』(Wikipedia)


柚子の俳句:


・一日を卓に飾りし柚子三つ 高橋禎子


・果て近き旅を柚子湯にひたりけり 金尾梅の門


・渓深き落人の里柚子熟るる 土佐喜美恵


・秋刀魚食ふ月夜の柚子を*もいできて 加藤楸邨


・いい顔の秋刀魚に柚子を絞りけり 鈴木鷹夫


秋刀魚も柚子も秋の季語。
一緒に詠めば季重なりだ。
初心者でない俳人が、そうするのだから、百も承知で詠んでいる。
秋刀魚と柚子、これは切り離すことはできない。
一体の秋の醍醐味だ。
これに燗酒でもあれば、もう本望だ。
一緒に詠まずにはいられない。



 

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