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2010年12月31日(金) 記事No.5207


紅白歌合戦より格闘技なので9時からDynamite!!をTV観戦した。


Dynamite!! ~勇気のチカラ2010~
日付: 2010年12月31日(金) 
開始: 16:00 
会場: 埼玉・さいたまスーパーアリーナ 
放送: CBCテレビ
日時:  12月31日(金) 21:00-23:39


 


第9試合 DREAMヘビー級暫定王座決定戦 
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)  ○1R 0分19秒KO  ● トッド・ダフィー(米国/グラッジ・トレーニング・センター) 


トッド・ダフィーは初めて見るが、今年のK-1GPの覇者になったばかりの筋肉モンスターオーフレイムとどう戦うか興味があった。


リングに登場したトッドは胸の筋肉が盛り上がり贅肉がなく練習量が豊富なことがわかった。秒殺マシーンのニックネームだからパンチ力もあるはずだ。
 トッドのパンチが当たれば、オーフレイムも打たれ弱いのでチャンスはある。


ゴングがなると同時に、飛び込みトッドが右のストレートを出す。これは面白くなりそうだと思わせた。
 トッドは左フック、離れ際に右アッパーをだすが当たらない。当て感はあまり良くなさそうだ。


オーフレイムは、面倒だと思ったのか、捕まえて膝蹴りでボデー攻める。トッドはボデーを腕でカバーするが、オーフレイムは構わず膝でボデーを打つ。


3回目の膝蹴りでロープ際に詰められた、トッドはアリスターの左のフックでKOされた。


 


トッドの敗因は、正面から行き過ぎたこととオーフレイムが首を両手で抱えることを許したことだ。これで膝蹴りをまともに食ってしまった。
 足を使い回りこみHIT&AWAYを行うべきだった。


これでオーフレイムは3冠になった。
今最も強い男であることを証明した。



第8試合 DREAM/K-1 MIX 特別ルール 
青木 真也(パラエストラ東京)  ●2R 0分04秒KO   ○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾) 


DREAMの青木とK-1の長島どちらも一癖あるテクニシャンだが、どう戦うかなと思ったら、1Rはk-1ルール、2Rは総合格闘技のルールで戦う変則ルールらしい。


このルールであれば、長島は1Rで勝たなければ、2Rは総合格闘技での戦いになるので絶望的だ。


1R長島はパンチを繰り出していくが、青木は相手にせず逃げまわる。長島が近づくと飛び上がって蹴りを入れる。だがこれは長島が近づくのを邪魔する防御的な蹴りだ。
 柔道であればかけ逃げ反則が取られるが、このルールではそんなものはない。
 青木は逃げまわり、1Rが終了。これで長島は絶対的に不利。2R長島はどのように青木から攻められるかと皆思った。


2Rが始まると意外な結末が待っていた。
青木はしめたとばかり、寝技に入ろうと長島の足にタックルをするべく、しゃがみこんだ。
 長島はそれを待ち構えていた。右膝で入ってくる青木の顎・喉あたりに右の膝蹴りを入れた。狙いすました膝の一発だった。
 青木はその儘失神してしまった。


 


青木は1Rを逃げきり、2Rで勝ったと思って不用意に入ったのが、油断だった。もう少し慎重に入るべきだった。長島の勝ちよりの青木の自滅と言えるだろう。



第4試合 DREAMフェザー級ワンマッチ
所 英男(チームZST)  ○3R 2分50秒腕ひしぎ逆十字固め   ● 渡辺 一久(フリー) 


所が渡辺のパンチを避けることが出来るかが勝敗の分かれ目と思った。


試合が始まってみると、簡単に所はグラウンドに持ち込むことが出来る。
 寝技であれば所、何度も決め技、絞め技のチャンスが来るが、その都度渡辺は驚異的な闘志で逃げ延びた。
 決められそうになると所を抱え上げ、投げ飛ばした。


このまま行けば、決めきれないうちに、渡辺のパンチが決まるのではないかと思われたが、最後は学習したところが、巧く渡辺の左腕が伸びたところを股を使って使って持ち上げ、決めきって関節技で勝った。


 


 所は疲労困憊だった。渡辺は悔しがって、飛び回っていた。


最後は、渡辺は所の腕を挙げ勝者をたたえた。
今日の試合で、ファンの心をつかんだのは渡辺だろう。


その後の石井のつまらない試合をみれば、渡辺の男らしさはファンなら応援したくなる。


京太郎は、ムサシをインローキックで攻めたところは良かった。それを2ラウンドが終わるまで続けるべきだったが、自分のパンチを過信して、出ていったところを右のフックをカウンターされてしまった。この右1発で負けてしまった。


 
 セコンドも解説の魔裟斗もキックをまだ続けるべきだと言ってた矢先に右のフックを受けてしまった。
 油断としては青木に油断と同じだった。
勝負なのだから、果敢であると同時に慎重に行かなければならない。
 頭の良い冷静な戦いが必要だ。


プロ野球出身の古木克明はよくやったが、経験不足だった。
石井慧はジェロム・レ・バンナとやったが、相変わらず見るべき華のない試合ぶりでプロの試合としては面白くない。
 プロの試合は勝てばよいだけではない。K-1GPのシュルトは強いが試合は面白くない。それと同じだ。観客に見せるものが不足している。その気持がない。



大晦日のDynamite!!はK-1に比べるとつまらないことが多かったが、今日のDynamite!!は緊張感のある試合があり面白かった。


今日のスターは長島と試合に負けて男を上げた渡辺だ。



 

(22)格闘技・スポーツ |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2010年12月31日(金) 記事No.5208


2010年を振り返ることは多いが、日本酒の回顧をまとめて整理しておかねば、新年の日本酒が美味しくない。


大きく見ると今年は、中だるみの年だった。春までは常きげんの鹿野酒造蔵見学を筆頭に快調だった。
 しかし、夏の猛暑にはまいってしまった。日本酒を飲もうとする気が起きなくて飲めなくなってしまった。
 しかし、秋が深まるに連れて日本酒が美味しくなってきた。
 矢張り酒の季語が多く秋の季語であるように、日本酒は秋からなのだと思い知らされた。


今年も、日本酒の会、イベント、蔵開放などの機会に数多くの日本酒を利くことができ、幸せであった。
 日本酒を飲むことが出来るのは、酒米を栽培する農家、酒を醸す杜氏、酒を市場に出す蔵元、消費者に販売する酒販店、客に酒肴を提供する飲みどころの存在があってこそである。
 日本酒に関係する関係者の繋がりがなくては日本酒を飲むことはできない。
 関係者のおかげで美味しい日本酒を飲むことが出来る。


日本酒の会sake nagoya、岐阜の酒の中島屋、春日井の酒のうかいの日本酒の会は基盤であった、そのおかげでどれほどの銘酒を楽しむ機会があったことか。
 酒蔵訪問では、常きげんの鹿野酒造、美濃天狗の林酒造、
三千盛、小左衛門の中島醸造、五条川桜の勲碧、鷹の夢の山盛酒造、千古乃岩、氷見の高澤酒造にお世話になった。
 飲みどころは、挙げきれないが、旬菜どころかのう、ざっぶん、楮、...ごく最近には地炉の間、ジェニー・スーにお世話になった。


特に、記憶に残る出来事は以下の2つだ。
1.常きげんの鹿野酒造の蔵見学
 大吟醸の袋搾りの段階であるにもかかわらず、蔵内を見せていただき、袋搾りの状況も見せていただいた鹿野社長の心の広さには感心させられた。
 また、NHKのプロフェッショナルで取り上げた農口杜氏から親しくお話をお聞きすることができたのは幸運だった。
 農口杜氏の最後の造りだとNHKが報じていたが、誰もそうあって欲しいと思わないはずだ。


これについては、次の記事に書いた。
2010/02/20 日本酒の会合宿1日目(その2)-常きげん(鹿野酒造)
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/1db70a357bcf6fe357dfe9b69d32a9b7



2.磯自慢・中取り純米大吟醸35を楽しむ会
入手が殆ど困難な磯自慢の中取り純米大吟醸35を10年分揃えて垂直飲みをする夢のような企画である。
 加えて、この会には、磯自慢の寺岡洋司社長が焼津から参加していただいたこともあった。
 蔵見学にお邪魔した時もそうだったが寺岡社長は自信にあふれた方だが全く嫌味のない人だった。この社長にしてこの銘酒ありである。
 磯自慢 酒友 Adagio Premium 熟成 中取り純米大吟醸35のイタリア製のボトルが今後使われなくなるという話は興味深い話だった。


これについては、以下に記事に書いた。
2010/05/09 夢の企画「磯自慢・中取り純米大吟醸35を楽しむ会」(その1)
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/ef8aaa3ae02fc685cde99b25e2ac48c2


一年を振り返り、数多くの銘酒を楽しむ機会に巡り会えたのは、 企画をして、主催して、もてなしていただいたすべての関係者に感謝するのみである。



【印象に残る酒】
数多くの銘酒を、利く機会があり、造られた杜氏の思いを受け止めながら飲ませていただいた。
 その中で筆者の印象に残った銘柄を、例示的に記載する。勿論、美味しい酒は他にも多くあるので、これらは極一部に過ぎない。
 理由は単純、すべてを書くのは大変だし、読まされるのも大変だ。


()内の番号は順位を表すものではなく、単なる番号である(念の為)。


A.大吟醸
(1)美濃天狗 大吟醸 鼻高々
  立ち香はあまり感じないが、スッキリとした入り口の後、丸いトロリとした舌触りがある。甘味の下に辛味も潜に締めている。
 大吟醸らしい広がりのある世界を感じる。中盤からの引きは速く切れが良い。大吟醸らしい品の良い世界である。
 美濃天狗は実力があるのに、飲まれる機会が少なく、過小評価されているように感じる。


(2)神の井 大吟醸 金賞受賞酒
  甘い入り口の後、酸の膨らみがある。丸い舌触りだが、キレは良い。後口も良い。
 愛知の大吟醸は、勲碧もよいが、今年は神の井が良かった。
神の井ももっと評判になって良い酒だ。


(3)日本泉 大吟醸 ふなくちとり
  やや甘い入り口。スッキリとしているが厚みのある味。味のバランスも良く膨らみもある。軽い大吟醸ではなく厚みのある大吟醸。聞くと原酒であった。
スレンダーな大吟醸は多いが、豊満な大吟醸は少ないので其処に存在理由がある。スレンダーと豊満と飲み比べも面白い。
 今年の岐阜の酒で最も変化率が大きかったのが日本泉。


B.純米大吟醸
(1) 万齢 純米大吟醸 中汲み おりがらみ 無濾過生原酒
  霞酒である。立ち香はあまり感じない。スッキリとしたバランスの取れた穏やかな世界。まったりとした膨らみがある。残香に仄かな醪の香。花見のお酒として適している。


(2) 御代櫻 三十四才の春 純米大吟醸
  立ち香は吟醸香高く、仄かに甘い入り口。まったりとしたふくらみのあるバランスの取れた味。透明感もあり、舌触り丸く良い。後半やや辛味・苦味があらわれるが気にならない程度で後口良い。石川の酒に通じるものを感じた。


(3) 日下無双 純米大吟醸
  仄かな立香。丸い舌触りの軽く甘い入り口。膨らみがあり、味のバランスが良い。含み香も快い。後半も切れが良い。透明感があり、上品さを感じる。


C.純米吟醸・純米
 (1) 鏡山 特別純米 備前雄町 無濾過生原酒
  立ち香は甘い香り。甘い入り口、吟醸香の含み香。トロリとした舌触りバランスの取れた味わい。始めから終わりまで吟醸香がついて回る。後口良い。


 (2) 東龍 純米吟醸 蔵
 同じ東龍の双白鷺の後に飲んだが、同じような味のバランスの良さと膨らみを感じた。後半の苦味の浮きもなく後口も癖が無く良かった。今年の蔵は一段と良い感じだった。


(3)小左衛門 純米吟醸 備前雄町 21BY
 立香はお菓子のような立香だが何の香か思い出せない。スッキリとした入り口。フルーティな酸の後甘味が続く。舌触り丸い。渋み。苦味なく、爽やかな味わい。後口も癖がなく良い。
 雄町は山田錦に比べ膨らみ・透明感が足りないと感じることが多いが、この小左衛門の雄町は、不足感がなかった。


(4) 屋守(おくのかみ) 純米 瓶火入 ひやおろし
  立香は感じない。透明なフルーティな酸。口中に含み香が広がる。広がりは大きくはないが、香りが最後まで良い。


(5) 竹葉 吟醸仕込み純米酒
 立ち過ぎない軽やかな香りの後、透明感のある膨らみが口に広がる。中に小さく纏まらない、豊かな大きな世界である。味のバランスもよく、後口も良い。単独でも、肴と一緒でもいける万能型の酒だ。
 常きげんと並びゆったりとした膨らみを感じさせ、石川県の味・風格を感じさせる代表的な酒と思う。
 五百万石を55%まで磨いているので、スペックは純米吟醸だが、吟醸仕込純米酒と表示されている。酒販店では常温で保管されることが多いと思われるが、香りも良い酒なので冷蔵保管をして欲しいものだ。



D.本醸造
 常きげん 本醸造
常きげんは、山廃仕込大吟醸も大吟醸全国新酒品評会金賞受賞酒も当然ながら素晴らしい物だったが、敢えて本醸造を挙げておきたい。
 本醸造の酒は、添加アルコールの存在を感じさせるとドロリとした透明感のない甘さがあることが多いが、常きげんの本醸造は、アルコール添加を感じさせないスムーズさ滑らかさがある。味の厚み豊かさがあるが嫌味はなく、晩酌で飲む酒として格好の酒である。
 鹿野酒造の応接室の利き酒コーナーで農口杜氏のお話をお聞きした。杜氏は、飲む人の嗜好はそれぞれで良く、お酒も色々あって良い、この中にきっと気に入っていただけるお酒があるはずですと、ずらりと並んだ利き猪口を見ながら話されたのを思い出す。


E.古酒・熟成酒
(1) 磯自慢・中取り純米大吟醸35 2004年
 仄かな立香。丸いバランスのとれた味。酸はフルーティーで軽い。後口も爽やかで良い。
 10年分垂直で2004年が最も良いと思った。


(2) 磯自慢 酒友 Adagio Premium 熟成 中取り純米大吟醸35
 甘い仄かな立香。酸味系だが軽いフルーティな味わい。軽く透明感があるが旨みもある。中盤からのキレ良い。後口も雑味が無く余韻がある。"
 ジェロボアム・ボトルは今後出荷されることはない。


 (1)、(2)は今後再び飲む機会は訪れないと思われる一期一会の銘酒だ。



(3) 蓬莱泉 純米大吟醸 空
  穏やかな立香、ほんのりと甘い入り口のあとバランスのとれた偏りのない味わいが広がる。舌触りの丸さと後口の綺麗さに上級酒の風格を感じる。
 今更ながらの空だが、いつ飲んでも上級酒の風格を感じる。遠山杜氏が話しておられた「再現性のある造り」の言葉を思い出す安定感がある。出荷段階で熟成されているが、2年前の空も味が増々乗り良かった。


(4) 若戎 貴醸酒 純米仕込み <1991年瓶詰>
酒の中島屋で常温熟成で20年囲われた物。同じ商品が2本あったが熟成の経路が違うためか、それぞれが別の世界を持っていた。


A:香りよい上品な香りがある老香は全く無い。口に含むとふんわりと浮き上がるように広がる。後口は消えるような余韻。貴醸酒の超熟成酒は2度目だが、いずれも気高いものを感じる。20年の熟成を1週間で完成する科学的方法が見つからないかと夢想する世界がある。
B:もう一方の個体。Aに比べ香りは落ち着く。紹興酒の陳年のような香である。膨らまずスッキリと終わる。


比べればAの方が良いが、20年の熟成の時を感じさせる個体差だった。


(5) 三井の寿 穀良都 山廃純米 H16BY
 立香に老香は無く、丸い舌触り。酸の膨らみあるが中盤からキレが早く後口が良い。後口はピリ辛系。
 同時に飲み比べた18BYとはかなり違いがあり18BYの2年後の延長線にあるとは思い難い味わいだった。


F.その他
 三千盛 超特


三千盛は、独自の道を行く酒であると思う。A~Eのジャンルに区分けすることが難しいが、回顧からは外せないのでFで特に記載することとした。


三千盛は明確な考えに基づいて、造られ世に送り出され、それがその儘受け入れられている見事な酒である。
 三千盛主人の言葉によれば、それは「水口の酒」である。
『西洋料理は料理が主であって、ワインは従、すなわちワインは料理の味を引き立てるためのもの。それに反して日本酒は酒が主で、料理は酒を引き立てるためのものであるといわれますが、私はこの考え方にこだわっていません。料理の味を引き立てる日本酒があってもよいし、刺身に合う酒、鰻に合う酒、天ぷらに合う酒等いろいろなタイプの酒があるべきだと考えています。その点「水口」の酒は刺身にも、鰻にも、天ぷらにでも何でも合って、しかもその味を引き立てる。そういうお酒です。「水口」の酒というと金魚酒みたいで、キャッチフレーズにすることも出来ないので、辛口といっておりますが、三千盛のねらいは、まさしくこの「水口」の酒なのです。』


三千盛の酒は、個人の推測だが、鑑評会で金賞を狙って造ることは考えていないだろうし、ブラインドの利き比べの中に入っても第1位になることはないように思われる。
 だが、筆者は鰻屋でも縄のれんの味噌おでんでも三千盛を注文し、燗にして楽しませてもらっている。
 うなぎの旨さも赤味噌おでんの旨さも三千盛は邪魔せず、支えて尚その後、酒の旨さを忘れさせない出処進退がある。


超特は精米歩合:45% だから大吟醸の規格だが大吟醸として売られてはいない。価格も2810円(税込)で安い。
 原料米は美山錦ともいわれるが、蔵の紹介記事にも酒米の表示がないのでよく解らないが、酒米を巧く使って造ることで価格がリーズナブルかもしれない。
 消費者としては、旨い酒であれば安いほうが良いのだから重要なことだ。


酒は飲むが、日本酒はそれ程でもない人を案内して、蔵開きに参加した時、皆異口同音に飲みやすい酒だと言った。飲み飽きしないのだ。
 買い求めた超特2本は、帰るときには空になっていた。


三千盛の酒は、ある意味では危険だ。
それは飲み飽きしないからだ。
自己抑制ができない人は、三千盛は飲むべきではない。
 今、名古屋で話題の日本酒の会の主催者N氏が若く、酒に溺れていた頃、毎日1升瓶を空にしていたそうだ。それが三千盛だったそうだ。
 香りプンプン、酸が辛味が渋味が苦味が押しこんでくるような酒は飲み続けられるものではない。水口の三千盛は飲むことが出来るのだろう。
 三千盛は、肴を味わい酒を陶然の気の下に余裕を持って楽しむ穏やかな紳士淑女に相応しい酒。つまり自己抑制が出来る大人の酒なのだと言える。



来る2011年は、どんな酒に巡り逢えるだろう。
今年の食米は良くなかったが、酒米はどうだったのだろう。
各蔵で今、難しい課題を乗り越えているだろうから良い酒がきっと搾られるだろう。
 その酒が楽しみである。



 

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2010年12月31日(金) 記事No.5209


「愛と評価」と言う表題は、内容が取りにくいが、結構、根の深い根源的なまた普遍的な問題を含んでいる。
 うるさい話が嫌いな人は読まない方が良いかも知れない。


日本酒に関して気になる話を耳にした。
驚くと同時に呆れたのだが、日本酒を愛する一消費者として考えてしまったので、自分の考えを記事にして2010年の日本酒を締めくくりたい。


その話は、この秋頃のことだったらしいが、筆者はその後伝聞として聞いた話なので、事実がどのようなものだったか明確には承知していない。
 その場に居合わせてもしないし、関係者から直接話しを聞いたわけでもない。だから、事実の問題よりも話の本質・理論的側面を問題としているのである。


日本酒の会sake nagoyaという日本酒の会がある。
筆者も毎月の定例会に参加して、日本酒を楽しみ勉強させてもらっているかけがえのない会である。


定例会は、毎月1回第3金曜日に定席「旬菜どころかのう」で開催されている。
 会と言っても毎月の会費納入義務が課せられているわけではなく、当日に会費さえ支払えば誰でも参加できる極めてオープンな会である。


申し込みは先着順で新規参加者も常連さんも同じ取扱いで、人気銘柄が登場する月には、直ぐ満席になり常連さんが締め切りの憂き目を見ることも多い、非常に平等な運営が行われている。
 締め出された常連にしてみれば、平等すぎる・悪平等だとの気持ちもあるだろうが、そんな声を出さない程常連さんは紳士・淑女揃いのようだ。


この会の特色は、当日の参加者全員による日本酒のブラインド評価を行うことだ。
 出品酒(約12銘柄)をブラインド評価のため番号のみ書かれたデキャンターから猪口に注いで、10点満点で評価する。
 日本酒を飲み込んだベテラン・マニアも初心者も同じ10点満点で評価する、これも平等だ。
 今利いている酒の銘柄が何なのかは、酒の瓶からデキャンターに移している幹事以外は誰も知らない。有名銘柄とかスペックとか価格とか何も情報はない。自分の舌が頼るべき唯一もので、他に何も助けてくれるものはない。
 ここでの評価基準は個人の嗜好に拠るもので、要するに好き嫌いである。
 個人の評価シートは、その場で回収され集計され、当日の参加者全員でのブラインド評価結果が公表される。


1位から最下位まで順番にブラインドが外され、評価結果と銘柄が白日の元にさらされる。
 有名な酒が意外にも下位だったりすることもある。自分が最下位に評価した酒が1位だったりすることもある。


参加者全員の評価結果という事実の持つ重みが表面化し実感できるスリリングな瞬間である。
 この全員の評価結果は、後日日本酒の会のサイトにアップされる。


全員による評価が終われば、その後は普通の宴会である。
 銘柄の書かれた瓶から、お猪口に注いで飲むことが出来る。
全体の評価と自分の評価と銘柄を見ながら、色々な感慨を込めて再び利くことになる。



これでこの記事の事前準備が終り、ここからが「日本酒 愛と評価」の本論である。


問題は、全員の評価の結果の公表にある。


この秋頃、こんな話が日本酒の会にあったそうだ。
1.評価を公表するのは良くない。失礼だ。
2.参加者が評価を強制させられている。
 直接、話を聞いたわけではないので細かい趣旨とかニュアンスは判らないが要約すれば以上の表現になる。


筆者は、全く違った見解を持っているので参加者の一人の声として記事にするのが、この「日本酒 愛と評価」である。


まず、1の問題について。
論点は2つある。
1つは、評価の公表の持つ意味。
2つは、参加者自身の嗜好の自覚


1.【評価の公表の意味】
参加者全員の評価結果を公表するのは、発売している蔵元・造っている杜氏にも大きな意味がある。失礼どころか感謝されるべきことと考える。


上位になった銘柄は特段論じる必要はないが、問題は下位になった場合である。
 つまりこれを悪評と考えるべきなのかという問題である。
伝聞では、この話は、居酒屋の店主が蔵元から聞いた内容が話として伝えられたとのことだが、営業妨害だ・民事訴訟を起こし損害賠償を請求するという穏やかでない話もあったそうだ。


どの蔵元・杜氏も自分が販売・醸造している酒は可愛い。その酒が最下位に評価されたりすれば、悲しいことは確かだ。
 ただ、それで公表してほしくないと本当に思うのだろうか、蔵元から日本酒の会に苦情が入ったということは聞かないし、滋賀県の酒特集の定例会にはわざわざ滋賀から蔵元・杜氏さん達が定例会まで足を運び参加され、評価結果に一喜一憂されておられた。


日本酒の会の毎月の参加者は50名程だが、前に書いたように全くの初心者から全国の銘柄のスペックを諳んじ印象を語れるほど飲み込んだ剛の者まで参加している。
 言い換えれば、母数は少ないが日本酒に関心がある日本人による評価の統計データなのである。


世の中に日本酒を楽しむ会は数多いが、特定の酒屋・料理店・居酒屋などが主催するものが多く、内容は扱っている銘柄とか提供している銘柄を楽しむ企画である。
 日本酒の会のように特定のテーマのもとに毎月10銘柄以上をブラインド評価をし、公表している会は寡聞にして聞かない。


蔵元・杜氏にとってわが子のように可愛い酒が、一般消費者にどのように飲まれたかは当然知りたいことのはずだ。
 もし蔵元・杜氏がそのように考えないとしたら、物事の道理・本質をしらないボンボン・偏屈職人でしかない。
 造られ・販売される酒は一点物の芸術作品とは異なる。消費者が身銭を出して買ってくれてなんぼのものである。
 いくら造っても消費者が買ってくれなければ、死蔵品になり商売にならないのは明白だ。こんな道理が判らない様な蔵では将来は暗いとしかいい様がない。


有名な経済学者のケインズの言葉に「美人投票」がある。
ケインズは自分自身が株で成功した実利にも強い学者であったが、空理空論家ではなく現実をよく見ていた。
 投資行動の原則は、美人投票の結果を当てるようなものである。自分が美人と思っても大多数の人が美人と思わなければ投資にならないのである。
 なぜならば、独りよがりの投資は、他の人の評価を得られず、投資のリターンが得られない。言い換えれば、自分が良い酒だと思っても、消費者が良いと思い金を払ってくれなければ売れないのである。
 金を払って飲んでくれる多くの消費者の評価が得られるような酒を出さなければ商売にはならず、趣味で終わってしまう。
 つまり商品設計の段階から消費者の好む酒を造り・販売することが業として酒を作り続けることの要件である。


評価の問題は難しい。
消費者意識の発達したアメリカには、Consumer Reportsという月刊誌がある。
 この雑誌は、非営利の消費者組織であるコンスーマーズ・ユニオン(Consumers Union)が1936年から発行しているものだがアメリカの消費者行動に大きな影響を与えているそうだ。


日本酒の評価にかんしては、最も権威があるのは全国新酒鑑評会だが、これは市販酒ではないし、評価者もプロが多く、一般消費者ではない。
 だから、この新酒鑑評会に参加しない蔵もあるようだ。


日本でも日本酒に関するConsumer Reportsのような雑誌があれば、製造・販売者も消費者も便利だが、そのような雑誌は存在しない。dancyuの特集のようなものは存在するが、選択の基準が明確でないし、透明性も不明だ。


このような環境の中で、日本酒の会の参加者による評価・公表は、大袈裟に言えば機能としてはConsumer Reportsと同じなのである。
 特定の蔵・酒屋と全く関係の無い一般消費者により行われる厳密なブラインド評価結果である。
 あるテーブルの参加者たちは、評価の条件を同じにするために、利き酒が終わるまで料理に手をつけない。食べることにより利き酒が影響されることを防ぐためだ。それくらい真剣に酒に向き合い厳格に禁欲的に利いて評価している。それは日本酒への愛からである。
 だから全体の評価結果は、全国の酒好きの消費者の参考になるし、心ある道理の判った蔵元・杜氏にも参考になる、本当は金を出しても手に入れたいデータがフリーで手に入るのである。


参加者全員の評価を公表することは、蔵元・杜氏に失礼でも何でも無く有益なことなのだ。


有価証券市場では、価格操作の目的で悪意を持って人を騙す目的で噂を流すことがあるが、これは法律で禁じられている。いわゆる風説の流布である。
 日本酒の愛好者が、どのように評価したかを公表したからと言って、それは悪評ではない。愛による評価なのだ。その結果を公表したからと言って、名誉毀損・損害賠償の訴訟が成り立つはずもない。



2.【嗜好の自覚】
伝聞では、その蔵の関係者は、判りもしない素人が酒を評価して何が解るのかと言ったそうだ。


本当の話かどうか分からないが本当だとすれば視野の狭い人だ。
ブラインド評価の持つ事実は大きな意味を持つ。全体評価と自分の評価との間を行ったり来たりすることにより、酒だけでは無く自分と言う厄介な妄念を客観的に見て、公と私を自覚することも出来る。
 己を知ることは、社会生活でも宗教でも株式投資でも世の中の多くのことで必要とされることだ。


ブラインド評価をしている時は、全く情報がない。自分が好きな酒に高得点を与えようにも、それが入っているかどうかも入っていても何番なのかも判らないので、高得点を与えようがない。
 すべてが終わり公表されたとき、自分が1位にした酒が愛知・岐阜の酒だったりすると嬉しいものだし、もし全体評価でも1位だったりすると我事のように嬉しく感じるものだ。


逆に、好きな銘柄なのに、ブラインド評価のために下位にランクづけしてしまい、そうした自分に驚くこともある。


全体評価と自分の個人的評価とを見比べると、大変勉強になる。
自分の嗜好とは一体何なのか、それを知ることができるのだ。
好き嫌いは子どもでも解るが、自覚することは難しい。


会に出て、同好の士と話をしたり、全体の評価結果と自分の評価結果を比較検討すると、自分の嗜好・好みがあぶり出されてくる。
 嗜好は十人十色、蓼食う虫も好き好きだが、それだけでは自分の嗜好はわからないままだ。
 会に出て様々な銘酒を飲み、人の意見を訊き、全体評価と個人の結果を謙虚に見比べるときに自分が自覚できる。


日本酒の会は、日本酒を愛する人の勉強の場であり、ブラインド評価をして、他の評価と比べてみるとき大きな収穫が得られる。
 愛することは誰でも出来る。しかし他人の目の評価で検証することによって、自分の好きな日本酒への愛が自覚できる。


この意味でブラインド評価と公表は、個人の自覚の鍵と言える。



次に2番目の問題。
「2.参加者が評価を強制させられている。」


この問題は、誤解に基づいている。
参加者も人それぞれであり、色々な考えで参加される。
以前こんなこともあったようだ。
3000円で酒10銘柄と料理が楽しめるのであれば、グループで参加し、宴会をしょうというものだ。
 50名の参加者の中であるグループだけが宴会状態になることは出来ない。
 それは、この会の目指すところを誤解している。
勿論、ブラインド評価が終われば、目隠しを外して、酒を改めて飲むのだから全体が宴会状態になる。
 だが、個人のブラインド評価をするのがこの会の特色なのだ。


ブラインドの目的は、明示されていないが、各人が酒を愛を持って評価し、参加者全体の評価と比べ自分というものを知り、自分と言う妄念を離れて、それぞれの酒の公的な評価を知ることだ。それが自覚というものだ。


この会の参加者は、ある種のリゴリズムを要求される。
目の前に出された肴を横目で睨みながら、ひと通り評価するまでは、公平さの観点から自己を抑制して手をつけない人も参加しているのである。
 勿論、食べながら利いても良いし、そうしている人も多いだろう。どちらにせよと強制されるものではない。
 だが、個人のブラインドの評価はしなければならないのである。
ある酒を評価するということは、その酒に対する愛と責任が必要だ。だがそれは誰から強制されるものではない。そこにリゴリズムが存在する。


酒は楽しく飲むことは論を待たない。気を許した酒友との語らいの宴は楽しい。
 このような宴の機会・場所は数多くある。探せば苦労なく見つけられるはずだ。
 楽しいだけで良いのなら、そのような宴に参加されれば良いのだ。


この会は、ブラインド評価という方法によって、日本酒への理解と愛と自分を自覚する場所なのだ。



2011年も、ブラインドが外された時の驚きと全体評価を聞かされた時の自覚とを楽しみに日本酒への愛を語り合うために、この会に参加するつもりだ。



 

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2010年12月31日(金) 記事No.5210

2010/12/31 (金) 旧暦: 11月26日    日出: 6時50分  日没: 16時37分  月出: 2時38分  月没: 12時55分  月齢: 25.39  乙卯 (いつぼう,きのとう)  六曜: 赤口  九星: 九紫火星  選日:


今日の季語: 大晦日


 



(知恩院 JanjanNews より転載)



『大晦日(おおみそか)は、1年の最後の日。天保暦(旧暦)など日本の太陰太陽暦では12月30日、または12月29日である。現在のグレゴリオ暦(新暦)では12月31日。翌日は新年である。大つごもりともいう。日本では、年神を迎えることにちなむ行事が行われる。
 
 由来
旧暦では毎月の最終日を晦日(みそか)といった。晦日のうち、年内で最後の晦日、つまり12月(または閏12月)の晦日を大晦日といった。もともと"みそ"は"三十"であり、"みそか"は30日の意味だった。ただし、月の大小が年によって変動するので、実際には29日のこともあった。現在は、新暦の12月31日を指す。


大晦日を大つごもりともいった。「つごもり」は、晦日の別名であり、「月隠り(つきごもり)」が転じたものである。


 大晦日の行事
大晦日には、様々な年越しの行事が行われる。年越しの夜のことを除夜(じょや)とも言う。かつては、除夜は年神を迎えるために一晩中起きている習わしがあり、この夜に早く寝ると白髪になるとか、皺が寄るとかいった俗信があった。また、


大晦日の伝統的な風習には以下のようなものがある。


年越し蕎麦(地方によっては他の食事)
除夜の鐘(108つの煩悩を祓う)
二年参り(初詣)
お雑煮(古くは、大晦日の夜から一日が始まるため既に新年であり、正月の食事をとる家庭もある)
神社仏閣や各地方では伝統的な行事が行われ、その他にも年越しを祝うイベントが行われる。また、そういった行事やイベント、初日の出など元旦のイベントの為に移動する人が多いため、電車などの交通機関が営業する事もある。
...』(Wikipedia)


 


大晦日の俳句:


・大晦日定めなき世のさだめ哉 井原西鶴


・酒五合寝てすむものを大晦日 幸田露伴


・大晦日こゝに生きとし生けるもの 高浜虚子


・屋根掃いて妻を見下ろす大晦日 辻田克巳


・黒髪を洗ひて宿の大晦日 飯田法子



朝9時頃から雪が降り始め、見る間に屋根も庭も道路も白く雪化粧した。
 このまま雪が降り続くかと思われたが、昼から薄日が射し道路の雪はすべて溶けてしまった。
 夜になり急激に冷え込んできているので、明日は白銀の元旦になるかも。


金閣寺は、もう雪化粧を始めたそうだ。


『この冬初、金閣寺が雪化粧 京都市内、早朝から大雪
2010年12月31日(金)12:16


 



(共同通信)


 強い寒気が流れ込んだ31日、京都市内は早朝から大雪となり、この冬初めて金閣寺(鹿苑寺、京都市北区)が雪化粧した。白く染まった屋根との対比で金色が一層際立ち、観光客は傘の下から「すごくきれい」と歓声を上げながら写真を撮っていた。家族と一緒に来た横浜市の小学6年佐藤信平君(12)は「真っ白でびっくりした。初めて見たのが雪の金閣寺でうれしい」と目を輝かせた。』(KYODO NEWS)



 

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2010年12月30日(木) 記事No.5211


男にも更年期があるそうだ。
医学の進歩で、今までわからなかった病気が特定されるようになってきた。


医者に行っても、原因が解らず、本人の自覚症状だけで、他人からみるとなまけ病とか一人芝居とみられてしまうこともあった。


この事例のように、診察と投薬・処置で回復することが出来れば、本人しかわからなかった苦しみから開放される歓びは喩えようもないだろう。



『<あなたの処方箋>/61 更年期障害/4 男性のうつ、不調は泌尿器科へ
2010年12月30日(木)13:00


 更年期障害は男性にも起こる。40代後半~50代前半に男性ホルモンの減少により、ほてりや発汗、動悸(どうき)、不眠など女性と同様の症状に加え、勃起障害(ED)などの性機能低下も表れる。ただ、女性ホルモンは閉経前後に激減するのに対し、男性ホルモンは20代から徐々に減っていくため、男性は女性に比べ発症者が少なく、症状の表れ方も緩やかな傾向がある。


 長野県内の男性会社員(55)は3年前、営業マンから支店長に抜てきされた。営業時代は抜群の成績で、「バリバリのエリート社員」と評されていたが、異動して間もなく体に異変が起きた。「カーッとなる」ほてりと多汗などが定期的に表れ、集中力が低下。気力の低下や不安感も激しく、午前中で支店を早退しがちになった。病院に行っても原因が分からず、休職を余儀なくされた。


 約1週間後、妻が新聞で男性の更年期障害に関する記事を読んだことがきっかけで、県内の総合病院の泌尿器科を受診。男性ホルモンの筋肉注射と漢方薬の服用により、ほてりと脱力感は数日で緩和した。うつ的な精神症状も徐々に改善し、約1年で通院を終えて復職した。


 長野赤十字病院の天野俊康・第2泌尿器科部長によると、治療はホルモン剤の注射が中心だが、抗うつ薬や漢方薬も併用する。EDには「バイアグラ」を使うこともある。天野部長は「きちょうめんで仕事をきっちりこなす人ほど更年期にうつになりやすく、会社の人間関係や家庭のトラブルを機に発症するケースが多い。更年期障害が疑われる場合は泌尿器科に相談してほしい」と話す。=つづく』



 

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2010年12月30日(木) 記事No.5212

2010/12/30 (木) 旧暦: 11月25日    日出: 6時50分  日没: 16時36分  月出: 1時30分  月没: 12時13分  月齢: 24.39  甲寅 (こういん,きのえとら)  六曜: 大安  九星: 一白水星  選日: 三隣亡


今日の季語: 年送る


 



(黄色いドカと青いドカ YELLOW DESMO and MK-3 より転載)


季語「年送る」は、行く年、流るる年と同じ。
今年も残るところあと僅かまで押し詰まり、振り返ると改めて歳月の流れ去る早さに驚き、過ぎ去りし日々の感慨に思いを深くする語感。



年送るの俳句:


・一年の心放して年送る 長谷川歌子


・起き臥しのこの居間に趺坐年送る 村越化石


・事無きをよしと心得年送る 久永淳子


・爪の色新しくして年送る 赤座典子


・年送る汽笛港の近ければ 木村茂登子



残すところ2日。
年賀状は何とかできたが、まだまだやり残していることが多い。
今更じたばたしても始まらないので、のんびりと構えるしか方法はない。
 今年できなければ、来年がある。



 

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2010年12月29日(水) 記事No.5213

2010/12/29 (水) 旧暦: 11月24日    日出: 6時49分  日没: 16時36分  月出: 0時22分  月没: 11時37分  月齢: 23.39  癸丑 (きちゅう,みずのとうし)  六曜: 仏滅  九星: 二黒土星  選日: 八専間日


今日の季語: 年用意


 



(きままに季語 より転載)



季語年用意、傍題「年設(としもうけ)」。
大掃除、年賀状作成、餅搗き・門松・松飾りなど、新年を迎えるため準備にあわただしい時期であるが、来るべき新年への期待もある。



年用意の俳句:


・もの捨つることより始め年用意 藤陵紫泡


・カレンダー掛換へて終ふ年用意 永野 祥子


・すぐ妻を呼ぶ年用意始まれり 白岩三郎


・子の丈の妻におよべり年用意 平野彩雨


・ふる雪のかりそめならず年用意 久保田万太郎



庭木の剪定、アプローチの清掃など外回りの準備は早めに手がけ完了したが、家の中はまだ不十分、特に自室は捨てるもの捨てられずに遅々として進まない。
 瑣末な世事に時間を取られているうちに年の暮れが迫っている。まだ年賀状も完成していないのだが。


今年の年末年始は、大雪の荒れ模様だそうだ。
帰省人たちが無事に里帰りができますように。



 

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2010年12月28日(火) 記事No.5214

今日は仕事納めの日。
毎年恒例の日本酒仲間の忘年会。


一足先に仕事を納めて、走りまわって私用の瑣事を済ませれば、後は自由な時間と忘年会のみ。
 忘年会までにはまだ時間があるので、丸善で本を見て、年末年始用の酒を探しに吉田屋に行くことにした。


丸善は思ったより客が少なく、カレンダー売り場も閑散としている。もうすでに購入は皆済ませたのだろう。
 俳句コーナーに行く。長谷川櫂の歳時記の新刊が置いてある。正岡子規に関する本が数冊並んでいる。今、子規が注目されているのか。
 新刊書、文学、宗教コーナー...とりとめもなく、背表紙を見て歩く。本は重い、酒も重い、手荷物は軽くする必要がある。
 文庫本新刊を見る。岩波の復刊、中公文庫、講談社学術文庫の新刊には気をそそられるものがある。
 小泉武夫の酒と肴についてのエッセイも楽しそうだが、岩波の「俳家奇人談・続俳家奇人談」を買う。俳諧の通史としても読めそうだ。


外に出ると、雨が降っていた。
 そういえば、昨夜の天気予報で夕方から雨となっていたことをすっかり忘れて笠を持ってこなかった。
 この雨では吉田屋は無理だ、仕方なく、地下街にもぐりこんで久屋大通りまで歩く。



地下鉄久屋大通り駅のギャラリーで富士山の写真展が開催されていた。
 
第31回 富士山写真展 
場 所: セントラルギャラリー
期 間: 12月28日(火)~1月7日(金)
時 間: 10:00~21:00
主 催: 名古屋富嶽会
内 容: 31回目を迎える名古屋富嶽会による「富士山」の写真展。 様々な表情をもつ「富士山」は、時代・年代を超えて、常に人々の心を魅了しています。
日本の象徴ともいえる「富士山」の四季折々の姿を紹介し、新年を飾るにふさわしい展覧会を開催します。
 


 


富士山を東西南北、海から陸から山からあらゆる方角、角度で撮影されている。
 時間も昼・夜・夕方・夜明け前、季節は春夏秋冬、花もあれば雪もある、月も星も花火もある。
 撮した人の執念が感じられる。


反射があり巧く撮れなかったが、この青い富嶽が最も印象的だった。


階段を上がり、地上に出ると雨は小降りになっていた。これくらいなら吉田屋に行けるが、もう時間がないので、会場に向かった。


Panasonicビルの前を北に歩き、1本目を右折、左側を注意しながら歩く。会場のジェニー・スーは初めてなので、場所がわからない。
 前を歩いている若い女性、おじさん二人も忘年会なのか店を探して歩いている。縄のれんの店の前で"ああ、ここか"と言いながら入っていく。こちらのジェニーは見つからない。
 引き返し、途中の小路を右に折れてみる。注意しながら行くと、明かりのない暗い空間に横文字で欠かれているジェニーを発見した。隠れ家的な店構えだ。
 入ると、それでもカウンターに男性客が4人腰掛けている。店主に主催者の名前を言うと、2階だがまだ誰も来ていないとの話し。


2階には客は誰も居ず、貸切状態だった。
すぐに幹事のTさんが到着、6時には2名を残して揃ったので、宴の開始。
 残りの二人は、時間を間違えていたがまもなく到着、全員揃ったところで再度乾杯する。


 
持ち込んだ酒は、4銘柄。



左から
(1)ゆきの美人 純米吟醸 愛山麹 秋田醸造(秋田)
 ゆきの美人純米吟醸は山田錦麹のものだったようだが、これは新しく愛山20%使用の麹で醸された物。掛米あきたこまち。
精米歩合:55%
日本酒度:+2
酸 度 :1.7
使用酵母: 金沢酵母
製造年月日: H22年11月
アルコール度数: 16.5%


空より後に飲んだが空に似た印象のまとまりの良い、丸みのある酸の膨らみがある。
 空は2年前に製造、神の井は長期熟成酒の顔ぶれの中で、熟成酒でもないゆきの美人が粗さも未熟さも感じさせなかったのは立派だった。
 価格は1300円程度だから、コストパーフォーマンスが極めて高い。


(2)龍力 生もと造り 祇園 本田商店(兵庫)
 兵庫特A山田錦100%使用
 製造年月日: 2010年11月
 アルコール度数: 19~20%
 価格3150円


この酒は、特Aの山田錦を92%精米で、生もと造りの吟醸仕込だそうで、個性的な造りの酒である。


バランスの良い入り口で中盤まではよく膨らみ豊かだが、後半にかけて、あまり切れていかず、コツンとした押しがある。
 スペックを見ると20度近い、日本酒の上限の度数。この度数に拠るものなのか92%精米に拠るものなのか、後半は力強い。
 合わせるとしたら肉か赤味噌系の料理だろう。


(3)神の井 大吟醸 生詰 長期瓶熟成酒 神の井(愛知)
 
精米歩合: 35%
アルコール度数: 16~17%
製造年月日: H21年12月


大吟醸の生詰の長期瓶熟成酒。神の井の新酒の金賞受賞酒他は飲んだことがあるが、この熟成酒は飲んだことがないのでどんな姿か予想がつかなかったので購入した。


色は軽い熟成色、立香は老香までは行かないがカルメラ風の甘い香り。含み香も香ばしいカルメラ香。穏やかな丸にと膨らみが広がり大吟醸らしい透明感がある。中盤から後半にかけての切れは良い。後口も良い。
 吟醸香を求める人には向かないが、食中酒としては合わせやすい大吟醸。燗にすれば姿が変わりそうだ。
 価格も2625円(税込)であり、品の良い熟成酒としては求めやすい。


(4)蓬莱泉 純米大吟醸 空 関谷醸造(愛知)


麹 米   :  山田錦 (精米歩合40%)
掛 米   :  山田錦 (精米歩合45%)
アルコール度数   :  15度~16度未満
価格 3518円(税込)


言わずと知れた愛知を代表する銘酒。
この空は普通の空ではなく、物語がある。参加者が2年前に関谷醸造本社蔵で酒造り体験した時期に造られた空なのである。
つまり思い入れ・愛着の味のする空なのである。


もともと空は熟成の上出荷されているが、2年間熟成されたこの空は物語も加えて、一段と膨らみ味わいが豊かな世界を作り上げていた。
 空10年は勿論美味かったが、この物語空もまだ将来性を残していることを感じさせる膨らみ豊かさがあった。



今夜の4本は、事前の打ち合わせ無く、持参者が勝手に持ち寄ったものだが、吟醸香高く、メリハリのきいた新酒ではなく、穏やかな膨らみとまるさと上品さをもった酒が揃った。
 流石に
酒をよく知った人たちの眼鏡にかなった酒であった。



【今日の肴】
会場の美食空間ジェニー・スーは、初めての場所だが、幹事さんに選択された場所だけあり良い場所だった。
 日本酒・料理・雰囲気・店主すべてバランスが良い。


写真は明かりが暗くよく写っていない。
 
あさりの煮物。



じゃがいもとトマトのサラダ


 
生牡蠣。


 

お造り。鯖、マグロ、鰤。


 
カキフライ。揚げたて。


 
ぶり大根。大根を探さなければならないほど鰤が多い。


 
鯛の魚すき。


 
締めは、十割蕎麦。


料理はみな美味しかったが、特に締めの蕎麦は逸品。
蕎麦専門店より美味しい。


もう一度行きたくなる店であった。


【美食空間 ジェニースー】
住所: 愛知県名古屋市東区泉1丁目16-18
電話:0066-9678-3274(予約専用、通話料無料)
   052-962-4389


交通手段:桜通線久屋大通駅 / A出口より徒歩2分
営業時間:【月~金】ランチ 11:45~13:30、
     ディナー 17:00~24:00
定休日:日曜定休
座席数:28席(テーブル20席・カウンター8席)
平均予算:2500~5000円 ディナー
     8000~21000円 宴会・2次会


 


もうお酒は十分だったが、このまま別れがたい参加者は、最近足の向く日本酒Bar「地炉の間」に行く。


この店はまだ開店して間もないが、もう日本酒好きの人たちが集まってくるようになっている。


 
店主お気に入りの竹鶴 酸味一体。


冷蔵庫の中の吟醸酒、棚の上の熟成酒などおもいおもいに注文して呑む。
 お客の注文にも気軽に応じてくれる気持ちの良さがこの店にはある。


美食空間ジェニー・スーも地炉の間も、日本酒好きにはお薦め。隠れ家にたどり着いたように安心出来る場所である。



【日本酒Bar 地炉の間】
住所:名古屋市中区錦3-14-20 ヤマタケビル2F
電話:052-962-5679
営業:19:00~翌3:00 [金・土] 19:00~翌4:00
定休:日曜


店主ブログ: http://ameblo.jp/jironoma1/


店の紹介記事が以下にある。
【デリシューブログ】 delicieux blog
http://richebourg.blog110.fc2.com/blog-entry-286.html



 

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2010年12月28日(火) 記事No.5215

2010/12/28 (火) 旧暦: 11月23日  下弦  日出: 6時49分  日没: 16時35分  月出: #NAME?  月没: 11時03分  月齢: 22.39  壬子 (じんし,みずのえね)  六曜: 先負  九星: 三碧木星  選日: 一粒万倍日、八専入


今日の季語: 仕事納め、ご用納め


 



(システムサーブコム・営業マン[岸田克己] より転載)


『仕事納め(しごとおさめ)とは年末となる12月の下旬の、最後の仕事のこと。


 解説
日本の官公庁では行政機関の休日に関する法律(昭和63年12月13日、法律第91号)により、12月29日から1月3日までを休日として定めており、12月28日を御用納めとして、その年の最後の業務日となっている。12月28日が土曜日、日曜日に当たるときは、それぞれ12月27日、12月26日が御用納めとなる。


一般企業でもこれに準じていることが多いが(12月29日を仕事納めとする企業もある)、銀行などの金融機関は12月30日まで窓口業務を行っている。金融機関では12月30日が土曜日に当たるときは12月29日で窓口業務を終了する。


なお、年明けの業務開始日(仕事始め・御用始め)は官公庁や金融機関では1月4日となる。1月4日が土曜日、日曜日に当たるときは、それぞれ1月6日、1月5日が御用始めとなる。企業によっては1月5日などの場合もある。』(Wikipedia)


 


仕事納めの俳句:


・茸山の仕事納の一焚火 杉 艸子


・投函の音もて仕事納とす 山崎ひさを


・掛けかへし暦めでたし用納 佐藤眉峰



各仕事場は、年末の大掃除。
古い書類を捨てたりの身辺掃除が終われば、周辺の整理、全体の掃除・整理整頓。


入口のガラスには新年のご挨拶のポスターを貼る。
カレンダーの差し替え、まだ日を残しているが古暦は惜しげもなく捨て、新しい暦を掛ける。
 今度仕事場に来るときは、すべてが新しく始まる新年だ。



 

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2010年12月27日(月) 記事No.5216

2010/12/27 (月) 旧暦: 11月22日    日出: 6時49分  日没: 16時34分  月出: 23時15分  月没: 10時31分  月齢: 21.39  辛亥 (しんがい,かのとい)  六曜: 友引  九星: 四緑木星  選日: 一粒万倍日


今日の季語: 年惜しむ


 



(洛北日和 より転載)


年惜しむ: 年末に、過ぎ行く年を惜しむ。冬の季語。
              (広辞苑・第五版)



年惜しむの俳句:


・ものを焼く煙の行方年惜しむ 平手むつ子


・わが遊び月雪花と年惜しむ 下村梅子


・湖を見てきし心年惜しむ 高野素十


・地下鉄は詩作工房年惜しむ 皆吉司


・用なきに野川に来たり年惜しむ 細見綾子



2010年も余す所僅か、片手で指折る事ができるようになってしまった。
 日々が記憶に残らぬまま流れ去っていく。


流れを一刻止めて振り返ることが必要だ。
2010年を回顧して、どんな年だったのか意識に定着しなくては。また、のっぺらぼうの日が走り去ってしまうから。



 

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