2010年02月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2010-02-28 (Sun)

2010/02/28 テンプレート変更

2010/02/28 テンプレート変更

雪景色の季節も終りなので、雛祭りに変更した。 雪原から ひな祭りに変更。しかし、古来桃の節句と言うように、雛祭りに相応しい桃の花はまだまだ先。今日漸く庭の梅の花が咲き始めたばかりだ。 ...

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雪景色の季節も終りなので、雛祭りに変更した。


 
雪原
から


 
ひな祭り
に変更。



しかし、古来桃の節句と言うように、雛祭りに相応しい桃の花はまだまだ先。


今日漸く庭の梅の花が咲き始めたばかりだ。


 

2010-02-28 (Sun)

2010/02/28 バカヤローの日

2010/02/28 バカヤローの日

1953年の今日2月28日、吉田茂首相が衆議院予算委員会で社会党の西村栄一との質疑の際、「バカヤロー」と発言し衆議院解散に至った事に由来する。『「バカヤロー」と書くと大声を出したような印象を与えるが、映像資料で見れば分かるように、吉田は非常に小さな声で席に着きつつ「ばかやろう」とつぶやいたのみで、それを偶然マイクが拾った為に騒ぎが大きくなったというのが実態である。 質疑応答問題となった、吉田茂と西村...

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1953年の今日2月28日、吉田茂首相が衆議院予算委員会で社会党の西村栄一との質疑の際、「バカヤロー」と発言し衆議院解散に至った事に由来する。


『「バカヤロー」と書くと大声を出したような印象を与えるが、映像資料で見れば分かるように、吉田は非常に小さな声で席に着きつつ「ばかやろう」とつぶやいたのみで、それを偶然マイクが拾った為に騒ぎが大きくなったというのが実態である。


 質疑応答
問題となった、吉田茂と西村栄一の質疑応答の内容。


西村「総理大臣が過日の施政演説で述べられました国際情勢は楽観すべきであるという根拠は一体どこにお求めになりましたか」
吉田「私は国際情勢は楽観すべしと述べたのではなくして、戦争の危険が遠ざかりつつあるということをイギリスの総理大臣、あるいはアイゼンハウアー大統領自身も言われたと思いますが、英米の首脳者が言われておるから、私もそう信じたのであります(中略)」
西村「私は日本国総理大臣に国際情勢の見通しを承っておる。イギリス総理大臣の翻訳を承っておるのではない。(中略)イギリスの総理大臣の楽観論あるいは外国の総理大臣の楽観論ではなしに、(中略)日本の総理大臣に日本国民は問わんとしておるのであります。(中略)やはり日本の総理大臣としての国際情勢の見通しとその対策をお述べになることが当然ではないか、こう思うのであります」
吉田「ただいまの私の答弁は、日本の総理大臣として御答弁いたしたのであります。私は確信するのであります」
西村「総理大臣は興奮しない方がよろしい。別に興奮する必要はないじゃないか」
吉田「無礼なことを言うな!」
西村「何が無礼だ!」
吉田「無礼じゃないか!」
西村「質問しているのに何が無礼だ。君の言うことが無礼だ。(中略)翻訳した言葉を述べずに、日本の総理大臣として答弁しなさいということが何が無礼だ! 答弁できないのか、君は……」
吉田「ばかやろう…[3]…」
西村「何がバカヤローだ!国民の代表に対してバカヤローとは何事だ!!(以下略)」』(Wikipedia)



バカヤローの日には、日頃、頭にきている事に対して「バカヤロー」と叫んで良いとされている。


ただ、みんなでやれば怖くないが、独りバカヤロー、バカヤロー...とやっていると、狂ったかと思われる可能性があるので注意しなければならない。


最近の首相はバカヤローと言う元気が無いから良くならない。



 

2010-02-28 (Sun)

2010/02/28 日記 めまぐるしいお天気

2010/02/28 日記 めまぐるしいお天気

2010/2/28 (日) 旧暦: 1月15日    日出: 6時12分  日没: 17時34分  月出: 17時13分  月没: 5時29分  月齢: 14.01  己酉 (きゆう,つちのととり)  六曜: 先負  九星: 一白水星  選日: 今日の季語: 土佐水木(とさみずき) (四季の草花写真集 より転載)『土佐水木 ・満作(まんさく)科。               ...

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2010/2/28 (日) 旧暦: 1月15日    日出: 6時12分  日没: 17時34分  月出: 17時13分  月没: 5時29分  月齢: 14.01  己酉 (きゆう,つちのととり)  六曜: 先負  九星: 一白水星  選日:


今日の季語: 土佐水木(とさみずき)


 



(四季の草花写真集 より転載)


『土佐水木
 ・満作(まんさく)科。                             
・学名  Corylopsis spicata                         
          Corylopsis : トサミズキ属                
          spicata    : 穂状花序をもつ              
  Corylopsis(コリロプシス)は、ギリシャ語の       
  「corys(兜(かぶと))+ opsis(似ている)」が語源。
学名 C へ
 
 
・開花時期は、  3/10頃~  4/  5頃。         
・自生しているのは土佐(高知県)の蛇紋岩地帯のみだが
  全国で植栽されている。                           
 
・日向水木と比べて、一房の花の数が多くて花も大きい。
  おしべの部分は茶色。                             
    (開花直後はおしべは赤っぽい。                 
      花が開いてくると次第に茶色くなるようです)   
  土佐水木の仲間に支那水木があります。』(季節の花300 より転載)


 


土佐水木の俳句:


・巡礼に浅黄明りの土佐みづき 池田日野


・鐘一つ撞いて札所の土佐水木 宮川貴子


・野の川の向う明るき土佐水木 東條未英


・土佐水木良寛堂を燭しけり 松崎鉄之介


・土佐水木仰ぎて星の息と合ふ 古賀まり子



朝、起きたら打って変わって雨。
昨日は突然晴れたが、今日は突然雨。
雨では外に出掛けることは取りやめ。
すると、また、突然晴れた。
めまぐるしい。
晴れたが、少し疲労気味だし、今日はゆっくりすることとした。



 

2010-02-27 (Sat)

2010/02/27 丸加醸造のれん市

2010/02/27 丸加醸造のれん市

晴れ上がった青空の下ドライブを兼ねて、年1回開催される丸加醸造のれん市にでかけた。スーパーで売っている大手メーカーの醤油は味わいが無いので、醤油と刺身用のたまりは此処のものを使っている。 醤油はまだ昨年のものが残っているが、刺身たまりが底を着いた。愛知の味は濃い。刺身も醤油では物足りない。たまりでなくてはというのが愛知県周辺の人の感覚だ。『たまり(溜)しょうゆ 国内生産量は全体の2%弱くらいです。食...

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晴れ上がった青空の下ドライブを兼ねて、年1回開催される丸加醸造のれん市にでかけた。


スーパーで売っている大手メーカーの醤油は味わいが無いので、醤油と刺身用のたまりは此処のものを使っている。
 醤油はまだ昨年のものが残っているが、刺身たまりが底を着いた。


愛知の味は濃い。刺身も醤油では物足りない。たまりでなくてはというのが愛知県周辺の人の感覚だ。


『たまり(溜)しょうゆ
国内生産量は全体の2%弱くらいです。食塩分はこいくちと同程度です。 こいくちやうすくちは大豆と小麦をほぼ等量ずつ用いるのに対し 、このしょうゆはほとんど大豆だけでつくられます。大豆を蒸してみそ玉を作り、これに麹菌を植えつけ、塩水に仕込んで1年間熟成させます。愛知県を中心に中部地方で愛用され、刺身のつけじ ょうゆはもちろんのこと、加熱すると美しい赤みを帯びるので、煎餅やあられなどのつけ焼きなどによく使われます。


たまりしょうゆの諸味(もろみ)はとても固く撹拌(かくはん)できないので、諸味の中に細長い竹篭を入れ、この篭にたまってくる液汁を汲んでは諸味の上にかけるという、古式ゆかしい製造方法がとられています。熟成したら、底のほうから液を抜き、そのまま製品にします。仕上げの火入れはしません。 こうしてつくられるたまりしょうゆは、大豆のタンパク質から得られるうま味成分が多いため、とろりと濃厚で、香りも重たい感 じがしますが、最近では香り立ちを重視すべく、小麦を1割程度加えた製法が主流になってきています。』(KIKKOMANしょうゆ博物館)


魚臭くて刺身が嫌いな人も、醤油ではなくてたまりを付ければ好きになるかもしれないな~。
 岐阜の山川醸造が出している卵かけご飯とかアイスクリーム用のたまりも好評だ。


 


建物入口では、味噌おでんが振舞われている。
 
熱いお茶はサーバーから自分で紙コップに入れ、味噌おでんを楽しむ。
 こんにゃくを串にさし、湯の中に入れ茹で上がったところに、赤味噌と砂糖を練ってから緩めた甘辛い味噌ダレをかけるのは愛知周辺でのおでんのスタイルだ。


こんにゃくの歯ごたえのあるプルプル感も良いが、矢張り赤味噌の五味を伴うコクのある味が味噌おでんの生命だ。
 この味噌ダレは当然丸加醸造製だ。おでん味噌として販売されている。


店の中に入ると、醤油・味噌の他にも様々なものが販売されている。


 
お菓子、漬物、佃煮、珍味(蜂の子など)



丸加醸造の製品も年1回ののれん市なので安く提供されている。
金印醤油(濃口醤油)1升 630円→420円
豆味噌1kg 315円→220円
赤だし味噌1kg 346円→250円
おでん味噌 370円→280円
刺身たまり1升瓶 980円→630円
...


 
店の中央には、販売されている商品の試食コーナーがある。


右の4つの右上: 小魚の佃煮 三河湾は佃煮の産地である。美味しい。
右の4つの左上: 公魚の佃煮 熟・濃い目の日本酒の肴に合う。


左の4つの右下: 畑の肉というもの。豆腐の板を干してから甘辛く煮てあるのだろうか、美味しい。


試食して気に入ったこの3つを購入。


 



下の右から3番目。
「生漬(きづけ)菊芋」 食べてみると食感がシャリシャリして快い。先日、千古乃岩酒造の蔵見学の時食べた自家製の菊芋の漬物に似ている。これは2袋購入。


のれん市は、蔵開放ではないので蔵見学は無い。商品の購入が済めば、もう用は無いので帰ることにする。
 味噌蔵の見学がしたい人は、岡崎に行けば、おみやげ付きの味噌蔵見学ができる。


今年ののれん市は今日(2/27)から3月1日まで3日間開催されている。
 開催時間9:00~17:00


関心のある方は、以下へ。


【データ】


?丸加醸造場
住所:愛知県豊田市越戸町上能田91
電話:0565-45-1001
URL: http://www.marukajozo.com/


 

2010-02-27 (Sat)

2010/02/27 はま寿司 豊田朝日店

2010/02/27 はま寿司 豊田朝日店

昼食を豊田で摂るときは、桜えびの蕎麦かルイジアナママのパスタ。今日はパスタにしようと出かけたが、車を走らせていると新しく寿司屋が出来ていた。新規開店のオープンの幟が立てられ、広い駐車場には誘導員の姿もある。 回転寿司で、一皿105円と書いてある。探究心に駆られて、パスタから寿司に乗り換える。回転寿司の「はま寿司」、見たことも聞いたことも無い。名古屋周辺は、かっぱ、スシロー、くら寿司ばかりである。食べ...

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昼食を豊田で摂るときは、桜えびの蕎麦かルイジアナママのパスタ。今日はパスタにしようと出かけたが、車を走らせていると新しく寿司屋が出来ていた。


新規開店のオープンの幟が立てられ、広い駐車場には誘導員の姿もある。
 回転寿司で、一皿105円と書いてある。
探究心に駆られて、パスタから寿司に乗り換える。
回転寿司の「はま寿司」、見たことも聞いたことも無い。


名古屋周辺は、かっぱ、スシロー、くら寿司ばかりである。
食べて美味しくなければ、すぐまたパスタに戻れば良い。


 



 
メニューは全皿105円で判りやすい。


 
此処の注文システムは、独自だ。
注文システムは、かっぱは新幹線が別レーンで注文主の前まで運んでくる、他は客席番号とか客席の色とかをさらに表示して回転させる店が多い。
 注文の品と書かれた皿が回ってくるが注文者の番号も色の表示も無い。どうして区別するのかと思っていると、液晶画面の注文一覧に「お届け中」の表示が出た後、皿が客席に近づくとブザーが鳴り、液晶画面に到着表示がされる。
 見ると皿の裏にICチップが埋め込まれており、ICチップのデータと客席の液晶装置と同調させて管理している様だ。


場内のアナウンスで皿を間違えて取らないように放送しているのは、間違えて取る人がいるからだ。


 


かっぱ、スシロー、くら寿司は似た様なメニューが多くなってきている。
 はま寿司は独自のメニューもあるので、それを試みることにする。


 
生桜えび。
捕れたての新鮮さはないが、桜えびの味わいはある。


 
生しらす。
生しらすのサッパリ感がある。


 
蝦蛄。
中型の大きさで小さくはない。食べると蝦蛄の旨みの身汁を感じる。
 105円で2貫出すのは難しいと思うので、これはお薦め。


 
マグロの腹身。
サッパリとして歯ごたえのある触感、最後にマグロの旨みがある。


 
北京ダック。
回転寿司に北京ダック?
ここはニューヨーク、北京?
北京ダックを寿司ネタにする感覚は理解できないが、探究心から試みる。
 北京ダック自身は美味しい。特に肉のところは美味しい。
だが、寿司飯と一緒にするのはどうか? が正直なところ。


 
カルフォルニアロール。
此処はアメリカ。
カニ(風味?)アボガド、胡瓜、マヨネーズを海苔で裏巻きにしてトビッコがまぶしてある。
最後のトビッコの食感がよい。


 
トルティーヤロール。
鶏肉、胡瓜、トマト、玉ねぎを和えてタコスの皮のようなもので巻いてある。
不思議な寿司だが不味くはない。


他の回転寿司にもあるネタも食べてみた。


 
生帆立貝柱。
貝柱の甘味があり鮮度は良い。


 
左:トロびんちょう 右:活きしめハマチ
脂が乗っており美味しい。


 
赤貝。
赤貝も105円で2貫は難しいはずだ。


全体の印象として素材の味がするので、ネタの鮮度は良い印象がした。
 聞いたことの無い回転寿司だが、くらよりは良く、かっぱ、スシローに対抗できるレベルと感じた。


帰って調べてみたところ、はま寿司はZENSHOグループの回転寿司チェーン店だった。
 ZENSHOグループにはファーストフードで有名な「すき家」、「なか卯」が属している。


商圏は東北から静岡ぐらいが中心で、愛知県には高浜市に1店舗のみ。豊田が2店舗目のようだ。
 大阪以西では3店舗しか無い。知らないはずである。
ただ、今日の内容・水準が維持出来れば、中京地区にも受け入れられて、店舗が増えそうな気がする。



【データ】


店舗: はま寿司 豊田朝日店 
住所: 愛知県豊田市朝日町7-16-1


社名 株式会社はま寿司
Hamazushi Co.,Ltd.
住所 〒108-0075 東京都港区港南2-18-1 JR品川イーストビル (8階総合受付)
TEL : 03-6833-8032 
http://www.hamazushi.com/hamazushi/index.html


 

2010-02-27 (Sat)

2010/02/27 日記 突然の晴れ

2010/02/27 日記 突然の晴れ

2010/2/27 (土) 旧暦: 1月14日    日出: 6時14分  日没: 17時33分  月出: 15時58分  月没: 4時52分  月齢: 13.01  戊申 (ぼしん,つちのえさる)  六曜: 友引  九星: 九紫火星  選日: 天一天上終今日の季語: 猫柳(ねこやなぎ) (土屋薬局 中国漢方通信 より転載)『ネコヤナギ(猫柳、学名:Salix gracilistyla)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。山間部の渓流から町中の小川まで、広く川...

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2010/2/27 (土) 旧暦: 1月14日    日出: 6時14分  日没: 17時33分  月出: 15時58分  月没: 4時52分  月齢: 13.01  戊申 (ぼしん,つちのえさる)  六曜: 友引  九星: 九紫火星  選日: 天一天上終


今日の季語: 猫柳(ねこやなぎ)


 



(土屋薬局 中国漢方通信 より転載)


『ネコヤナギ(猫柳、学名:Salix gracilistyla)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生する、ヤナギの一種である。


 解説
北海道?九州までの河川の水辺で見られ、早春に川辺で穂の出る姿は美しいものである。他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物とみなされる。他のヤナギ類よりも水際に生育し、株元は水に浸かるところに育つ。根本からも枝を出し、水に浸ったところからは根を下ろして株が増える。葉は細い楕円形でつやがない。初夏には綿毛につつまれた種子を飛ばす。


花期は3?4月。雌雄異株で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かす。高さは3mほど。


銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。花穂は生け花にもよく用いられる。


ネコヤナギの樹液もカブトムシやクワガタムシ、カナブン、スズメバチの好物である。』(Wikipedia)


 


猫柳の俳句:


・猫柳高嶺は雪をあらたにす 山口誓子


・万葉の古江の春や猫柳 水原秋桜子


・猫柳水の何処より明日といふ 鎌倉佐弓


・ねこやなぎ音楽の尾のきらめきて 正木ゆう子


・人類の弱り始めや猫柳 和田悟朗



朝、カーテンを開けると突然の青空だ。
夜もすがら強い雨脚が続いたのだったが、突然の晴れ。


お休みの日の晴れ、奥さんは洗濯に、行楽地は売上に嬉しい日になった。


晴れたので、豊田市越戸の丸加醸造場ののれん市に行く。
車で走っていると、道端の畑、民家の庭に菜の花、白梅、紅梅が咲いているのが目に入る。


 



実梅の白梅だろうが、盛り上がっていたので、車を止めて窓から写した。


暖かい日が続き、雨がふれば、花は一斉に咲きはじめる。



 

2010-02-26 (Fri)

2010/02/26 日記 雨、雨、雨

2010/02/26 日記 雨、雨、雨

2010/2/26 (金) 旧暦: 1月13日    日出: 6時15分  日没: 17時32分  月出: 14時43分  月没: 4時11分  月齢: 12.01  丁未 (ていび,ひのとひつじ)  六曜: 先勝  九星: 八白土星  選日: 今日の季語: 残雪 (テントミータカ、山と猫の記憶 より転載)冬の間に降り積もった雪が、春になっても融けずに残っている状態。 雪は冬のものだが、残雪は春の季語。残雪の俳句:・家遠き大竹はらや残る...

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2010/2/26 (金) 旧暦: 1月13日    日出: 6時15分  日没: 17時32分  月出: 14時43分  月没: 4時11分  月齢: 12.01  丁未 (ていび,ひのとひつじ)  六曜: 先勝  九星: 八白土星  選日:


今日の季語: 残雪


 



(テントミータカ、山と猫の記憶 より転載)


冬の間に降り積もった雪が、春になっても融けずに残っている状態。
 雪は冬のものだが、残雪は春の季語。



残雪の俳句:


・家遠き大竹はらや残る雪 太祗


・雪国の雪もちよぼちよぼ残りけり  一茶


・鳥騒ぐ市中遠く残る雪  几董


・一枚の餅のごとくに雪残る  川端茅舎


・残雪やごうごうと吹く松の風 村上鬼城


・残雪に灰うち捨てし曇りかな  佐藤紅緑



昨日までの春の陽光の日が一転して雨、雨、雨。
終日降り続いている。
土曜・日曜は晴れて欲しいのだが、そうではないらしい。



 

2010-02-25 (Thu)

2010/02/25 日記 公共の場は全面禁煙

2010/02/25 日記 公共の場は全面禁煙

2010/2/25 (木) 旧暦: 1月12日    日出: 6時16分  日没: 17時32分  月出: 13時29分  月没: 3時23分  月齢: 11.01  丙午 (へいご,ひのえうま)  六曜: 赤口  九星: 七赤金星  選日: 一粒万倍日今日の季語: 公魚(わかさぎ) (琵琶湖の公魚 近江八幡の料理人は より転載)『ワカサギ(公魚、?、若鷺、学名 Hypomesus nipponensis)は、魚類キュウリウオ目キュウリウオ科の1種。日本の内湾...

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2010/2/25 (木) 旧暦: 1月12日    日出: 6時16分  日没: 17時32分  月出: 13時29分  月没: 3時23分  月齢: 11.01  丙午 (へいご,ひのえうま)  六曜: 赤口  九星: 七赤金星  選日: 一粒万倍日


今日の季語: 公魚(わかさぎ)


 



(琵琶湖の公魚 近江八幡の料理人は より転載)


『ワカサギ(公魚、?、若鷺、学名 Hypomesus nipponensis)は、魚類キュウリウオ目キュウリウオ科の1種。日本の内湾や湖に生息する硬骨魚で、食用魚でもある。


 名称
別名 アマサギ(山陰地方)、オオワカ、コワカ、サイカチ、サギ、シラサギ、シロイオ、メソグリなど


漢字で「公魚」と書くのは、かつての常陸国麻生藩が徳川11代将軍徳川家斉に年貢としてワカサギを納め、公儀御用魚とされたことに由来する。


 分布
本来の分布域は、太平洋側は千葉県以北、日本海側では島根県以北の北日本で、日本以外ではカリフォルニア州にも分布する。ただし水温や塩分には広い適応力があり、食用魚としての需要も高いことから、日本各地の湖やダムなどでも放流された個体が定着している。いまや南西諸島と伊豆・小笠原諸島を除く日本各地に分布域を広げている。


 形態
成魚の全長は15cmほど。体は細長く、各ひれは小さい。背びれの後ろには小さなあぶらびれがある。また、背びれは腹びれより少しだけ後ろについていることで近縁種のチカと区別できる。


 生態
内湾、汽水域、湖などに生息する。食性は肉食性で、ケンミジンコやヨコエビ、魚卵や稚魚などの動物プランクトンを捕食する。一方、敵は人間以外にも肉食魚や鳥類など数多い。


地域にもよるが産卵期は冬から春にかけてで、この時期になると大群をなして河川を遡り、水草や枯れ木などに付着性の卵を産みつける。卵は1mmほどで、1匹の産卵数は1000-2万粒にも達する。寿命は1年で、産卵が終わった親魚は死んでしまうが、北海道、野尻湖、仁科三湖など寒冷な地域では2年魚、3年魚も見られる。


富栄養化などの水質汚濁に対する適応力が高く、そのような湖沼でふつうに見られる。水質良好であることを表現する意図で「ワカサギが住める○○湖(沼)」といった解説がなされることがあるが、むしろ「ワカサギしか住めない」とみる方が妥当な場合もある。


 漁・釣り
 ワカサギの穴釣りの光景冬期(10月から3月程度)が漁期で、釣りや刺し網、地引網などで多く漁獲される。


中でも寒冷地での釣りは、凍りついた湖面にアイスドリルという専用の道具、またはつるはし等で直径15-20cmほどの穴をあけ、その穴からワカサギを釣り上げるもので、「穴釣り」と呼ばれ日本の冬の風物詩のひとつともされる。長野県の野尻湖や諏訪湖、山梨県の山中湖、河口湖などでは、ストーブを備えた「ドーム船」とよばれる船に乗りこみ、船内から釣る漁も行われている。


 料理
成長した親魚では骨が太くて硬いが、小ぶりなものは骨も細くて柔らかく、丸ごと食べられる。鮮度が悪くなると腹が破れやすい。味が繊細なため味付けを薄めにする事がある。天ぷら、フライ、から揚げ、マリネ、南蛮漬けなど、いろいろな料理にされる。』(Wikipedia)


 


公魚の俳句:


・公魚のよるさゞなみか降る雪に 渡辺水巴


・公魚をこぼれんばかり掌に受けし 新井秋芳


・暗き湖より獲し公魚の夢無数 藤田湘子


・公魚をさみしき顔となりて喰ふ 草間時彦


・春風にのって公魚子を孕み 和田弥治郎



『厚労省、「全面禁煙」要請を通知 飲食店、ホテルなど公共の場
2010年2月25日(木)17:23


 厚生労働省は25日、飲食店やホテルなどの公共の場では、建物内を原則として全面禁煙とするよう求める通知を都道府県など自治体に出した。受動喫煙による健康被害の防止を目的とした措置で、自治体を通じて関係施設への周知を図る。速やかな対応を求めているが、健康増進法は罰則を設けていないため強制力はなく、施設側が新たに対応を取らなくても処分対象にはならない。』(KYODO NEWS)


罰則・処分はないが法律で規制すれば、効果はある。
美味しい料理を食べようとしたとき、日本酒を呑もうとしたとき、食事をし終わった人が隣でタバコを吸ったりするとガッカリする。と言うより、その無神経さに腹が立つ。
 たばこ嫌いにとって飲食の場でのタバコは大変な問題なのだ。


鼻をつまんでものを食べてみればわかるが、美味しくないし、ものによっては何を食べているかも判らなくなる。
 たばこの煙の中で美味しい飲食ができるわけがない。


飲食店は徹底して欲しいものだ。



 

2010-02-25 (Thu)

2010/02/25 完全養殖クロマグロ出荷

2010/02/25 完全養殖クロマグロ出荷

EUが、大西洋・地中海産のクロマグロの国際取引禁止を来年実施する情勢にあり、このままではクロマグロが幻の魚になることは間違いないが、朗報がある。近大の養殖マグロの成功は知られているが、いよいよ商業ベースの出荷が始まるそうだ。問題は価格だが、幻の価格にならないようにして欲しいものだ。 (いけす内を泳ぐクロマグロ 近畿大学新聞WEB版)『完全養殖マグロ 世界初の量産化 天草の会社、米へ本格出荷へ2010...

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EUが、大西洋・地中海産のクロマグロの国際取引禁止を来年実施する情勢にあり、このままではクロマグロが幻の魚になることは間違いないが、朗報がある。


近大の養殖マグロの成功は知られているが、いよいよ商業ベースの出荷が始まるそうだ。


問題は価格だが、幻の価格にならないようにして欲しいものだ。



 



(いけす内を泳ぐクロマグロ 近畿大学新聞WEB版)



『完全養殖マグロ 世界初の量産化 天草の会社、米へ本格出荷へ
2010年2月25日(木)10:30


 熊本県天草市の水産加工会社「ブリミー」(濱忠臣社長)が24日、近畿大学水産研究所(和歌山県)と提携し、人工ふ化の卵を親魚に育てた完全養殖のクロマグロの量産化に世界で初めてめどをつけ、近く米国への出荷を本格化させると発表した。クロマグロは欧州を中心に漁獲規制を求める声が強く、同社の取り組みは安定供給と資源保護の両面から期待される。


 同社によると、2007年12月、人工ふ化させた稚魚1500匹(体長約40センチ、重さ約1・2キロ)を近大から購入。八代海の大型いけすで約2年間かけて、親魚(体長約1・2メートル、重さ約40キロ)に育てることに成功した。稚魚は毎年購入し、現在1万匹を保有。2年後には年間約7千-1万匹出荷できる運びで、約10億円の売り上げを見込む。


 回遊魚のクロマグロは動きが激しく、いけすでの養殖は困難とされる。しかし、同社はブリの養殖技術を生かし、大型いけす5基(40メートル四方、深さ約20メートル)を設置。網を汚すことで魚に障害物があると勘違いさせて衝突事故を減らし、約50%とされる生存率を80%近くまで高めた。八代海の水温の高さや水質のよさも有利に働いたという。


 クロマグロの養殖は天然幼魚の「ヨコワ」を捕獲して育てるのが一般的だが、ヨコワの減少も懸念されており、同社の濱隆博取締役は「技術がある程度確立できた。養殖マグロの人気が高い米国出荷に力を入れ、将来は国内出荷も検討したい」と述べた。


■完全養殖


 人工ふ化させたクロマグロを親魚に育て、産卵させるサイクルを人の手で行う技術。クロマグロはふ化から親魚になって産卵するまで約3年が必要とされる。近畿大水産研究所は2002年、世界で初めて完全養殖に成功した。近大は国内7社に稚魚を販売しているが、本格出荷に乗り出すのはブリミーが初めて。』(2010/02/25付 西日本新聞朝刊)



 

2010-02-24 (Wed)

2010/02/24 日記 春の陽気

2010/02/24 日記 春の陽気

2010/2/24 (水) 旧暦: 1月11日    日出: 6時17分  日没: 17時31分  月出: 12時19分  月没: 2時29分  月齢: 10.01  乙巳 (いつし,きのとみ)  六曜: 大安  九星: 六白金星  選日: 不成就日今日の季語: 梅、白梅、紅梅 (花好きオジさん山日記 より転載)『梅・薔薇(ばら)科。                 &nb...

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2010/2/24 (水) 旧暦: 1月11日    日出: 6時17分  日没: 17時31分  月出: 12時19分  月没: 2時29分  月齢: 10.01  乙巳 (いつし,きのとみ)  六曜: 大安  九星: 六白金星  選日: 不成就日


今日の季語: 梅、白梅、紅梅


 



(花好きオジさん山日記 より転載)


『梅
・薔薇(ばら)科。                           
・学名  Prunus mume(梅)                    
        Prunus mume var. bungo(豊後梅)     
          Prunus : サクラ属                  
          mume   : ウメ                      
                (江戸時代の梅の呼び名=ムメ)
          bungo  : ブンゴウメ(日本名)      
  Prunus(プラナス)は、                     
  ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。     
学名 P へ
 
 
・開花時期は、  1/25頃~  4/  5頃。   
  1月下旬から咲き出すもの、3月中旬から     
  咲き出すものなど、さまざまあり、また、     
  桜とちがって、咲き方も散り方もゆっくり。   
・木の花がほとんど咲いていない冬に、         
  「ついに梅が咲き出したか♪」という、       
  うれしさのインパクトは大きい。             
・漢名でもある「梅」の字音「め」が変化して   
  「うめ」になった。                         
 
 
・いろいろな園芸種がある。                   
・とてもよい香りの5弁花。                   
  「馥郁(ふくいく)たる梅の香り」の"馥郁" 
  とは、「とてもよい香り」の意味。           
  (そういえばこの言葉って、梅の香りにしか   
    使われないような気がする・・・)         
 
 
・中国原産。奈良時代の遣隋使(けんずいし)か 
  遣唐使(けんとうし)が中国から             
  持ち帰ったらしい。                         
  「万葉集」の頃は白梅が、平安時代になると   
  紅梅がもてはやされた。                     
  万葉集では梅について百首以上が詠まれており、
  植物の中では萩に次いで多い。               
 
 
・幹がゴツゴツしているのが梅の特徴。         
  花を見ただけでは桜などと区別がつきにくい。 
・実が梅干しとなる(白梅の場合)。           
  梅雨の頃に収穫する(梅干し、おいしいです)。
  江戸時代には、各藩が非常食として梅干を作る 
  ことを奨励したため、梅林が全国で見られるよう
  になった。                                 
  ちなみに「梅雨(つゆ)」の名の由来は、     
  梅の実がなる頃に雨が多いかららしい。       
・梅の字は「母」の字を含むが、中国ではつわりの
  ときに梅の実を食べる習慣があるとのこと。   
 
 
★「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の故事         
  ある時、宮殿の前の梅が枯れてしまった。     
  そのときの天皇、村上天皇はこれを残念に思い、
  かわりの木を探させていたが、               
  ある屋敷で良い梅の木を見つけて             
  それを勅命で宮殿に献上させた。             
  そしてその木を植えてみたところ、           
  屋敷の女主人の書いた歌が紙で結びつけてあり、
  「勅なれば  いともかしこし  鶯(うぐいす)の
    宿はと問(と)はば  いかがこたえむ」     
  とあった。                                 
  歌の心を知る天皇は、                       
  すぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという。 
                  (ほのぼのとしたお話です) 
 
 
・「松 竹 梅(しょうちくばい)」             
・中国で呼ばれる「四君子(竹、梅、菊、蘭)」 
  の一つ。水墨画の画材にもよく使われる。     
・「梅に鶯(うぐいす)」                     
    梅に鶯を配した豪華な図柄                 
     → とりあわせの良いもののたとえ         
        他に「獅子に牡丹」「紅葉に鹿」
 
   ・「桃 栗 3年、柿8年、梅は酸い酸い13年、    
     柚子は大馬鹿18年、林檎ニコニコ25年」。
    実を結ぶ時期のこと。                         
    何事も、時期が来なくてはできないというたとえ。
 
・別名  「好文木」(こうぶんぼく)、         
        「木の花」(このはな)、             
        「春告草」(はるつげぐさ)、         
        「風待草」(かぜまちぐさ)。』(季節の花300)



紅梅の俳句:


・紅梅は紅梅として灯るころ 阿部みどり女


・紅梅の紅の通へる幹ならん 高浜虚子


・厄介や紅梅の咲き満ちたるは 永田耕衣


・紅梅の空は蘇芳や実朝忌 久米三汀


・紅梅のあと白梅の散る軽さ 原裕



昨日今日と春の陽気。
気温20度、4月中旬の気候だそうだ。
暖かい陽は本当に気持ちが良い。



 

2010-02-24 (Wed)

2010/02/24 グーグル電子書籍問題その後

2010/02/24 グーグル電子書籍問題その後

『グーグル電子書籍、日本でも秋ごろ販売へ2010年2月24日(水)20:27 【マウンテンビュー(米カリフォルニア州)=赤田康和】インターネット検索大手の米グーグル幹部は23日、朝日新聞のインタビューで、今年夏から秋にかけ、日本を含む10カ国で電子書籍の販売を始めることを明らかにした。パソコンや電子書籍専用端末で本の全文を読める。当初の販売タイトル数は、10カ国を合わせ、最大200万冊規模になるという。 同社...

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『グーグル電子書籍、日本でも秋ごろ販売へ
2010年2月24日(水)20:27


 【マウンテンビュー(米カリフォルニア州)=赤田康和】インターネット検索大手の米グーグル幹部は23日、朝日新聞のインタビューで、今年夏から秋にかけ、日本を含む10カ国で電子書籍の販売を始めることを明らかにした。パソコンや電子書籍専用端末で本の全文を読める。当初の販売タイトル数は、10カ国を合わせ、最大200万冊規模になるという。


 同社戦略提携担当のディレクター、トム・ターベイ氏が取材に応じた。米、英、フランスなど5カ国では8月ごろ、日本、スペイン、イタリアなど5カ国では9月か10月ごろの販売開始を目指す。すでに、出版社などの許諾を得て本の一部を見せるサービスを世界的に200万冊規模で展開しており、これを全文に拡大するよう出版社と交渉しているという。


新サービスの名前は「グーグル・エディション」。グーグルのサイトに接続して購入すれば、いつでも電子ブックを読むことができる。日本国内では、「複数の大手出版社が前向きになっている」(同社日本法人の担当者)という。PHP研究所は当初、著者の了解を得た作品1千タイトル程度を提供する予定だ。』(asahi.com)


前にも書いたが、Googleが電子書籍の権利を排他的に持つとすれば問題である。
 著作者の権利は守らねばならないが、その国の文化そのものである。特定の国の一私企業が独占すべきものではない。
 個々の国の図書館が管理すべきものだと思う。


「グーグルエディション」と「グーグルブックス」の関係がよく解らないが、フランスでは「グーグルブックス」に対して禁止判決が出されている。


『グーグルの書籍電子化、禁止命令 パリ裁判所 現地報道2009年12月19日1時10分
 
 【パリ=飯竹恒一】米インターネット検索大手グーグルが進める電子化書籍の全文検索サービス「グーグルブックス」で著作権を侵害されたとして、フランスの出版グループなどが起こした損害賠償請求訴訟で、パリの裁判所は18日、グーグル側に対し、書籍の電子化の禁止と、30万ユーロ(約3900万円)の支払いを命じた。AFP通信が伝えた。


 また、電子化の禁止に違反した場合には、1日につき1万ユーロの罰金を科すとした。


 訴えていたのは、仏出版組合や作家協会などで、1500万ユーロの損害賠償を求めていた。


 グーグル側は訴訟で利用者が情報を得る権利を主張し、「デジタル化は米国で進めているため仏裁判所の権限が及ばない」などとした。しかし、判決は「電子化は書籍の複製にあたり、著作権者らの事前の承諾が必要だ」とした。
』(asahi.com)


書籍の電子化は公的な機関が行うべきなのは当然だと思う。
日本も遅まきながら、そんな動きが出始めた。


『国会図書館「電子納本義務化を」 中川文科副大臣2010年2月13日11時40分
    
 国内の出版社は、出版した書籍を国立国会図書館に納める義務がある。その納本制度をめぐり、文部科学省の中川正春副大臣が、朝日新聞の単独インタビューに応じ、製本過程などで作られる書籍の電子データも納入する「電子納本」を義務づける必要があるとの考えを明らかにした。世界規模で進む本のデジタル化の流れに後れをとらないようにするのが狙いだ。


 電子納本は、書籍のデジタル化と電子流通を一気に広げる契機になる可能性がある。


 本のデジタル化やネット経由での流通を進めるには、著作権の処理が不可欠だ。これまでも国会図書館の長尾真館長が「デジタル図書館」の構想を掲げ、権利者側の日本文芸家協会や日本書籍出版協会と協議してきた。それに対し著作権法を所管する文化庁は「当事者が契約で解決するべき問題」と静観してきた。


 だが、文化庁を担当する中川副大臣は、米グーグルによる世界中の書籍をデジタル化する動きなどを受けて、このままでは書籍デジタル化の潮流に日本が乗り遅れるという危機感を抱いたという。


 現在、国会図書館は膨大な蔵書のデジタル化を進めており、製本と同時に作られる電子データも図書館に納入すれば、デジタル化の手間がはぶける。さらに、電子納本が進めば、データの利用の仕方も図書館としての公的サービスだけでなく、商業利用も含めて多様に広がっていく可能性がある、と中川副大臣はみる。図書館の館内だけでなくネット経由で自宅で読んだりダウンロードして印刷したり。電子ブックリーダーへの配信もありうる。


 著作権法上はそうした利用にはそれぞれ著作権者の許諾が必要になる。それぞれの利用を認めるか否かを判断し、認める場合は、著作権使用料を利用者や企業から徴収する団体が必要になる。中川副大臣はこれを「制御機関」と呼び、作家らの権利者団体がつくる組織、と位置づける。
一方、出版社にとって、電子納本は必ずしも歓迎できる制度とは限らない。納入した書籍の電子データが、出版社抜きで、作家とデジタル企業との間で再利用されてしまう可能性があるからだ。中川副大臣は「出版社は色んなノウハウを使い、執筆者と対話をしながら本を作っている。何らかのことはしないといけない」と、出版社の権利確保のため、措置が必要と述べた。


 中川副大臣による、電子納本の義務化や、制御機関の構想は、国会図書館の長尾真館長の構想や、3団体協議の中で検討されている構想とも重なる部分が大きい。


 電子納本の義務化には国立国会図書館法の改正が必要。法改正は衆院の議院運営委員会の委員長が提案するのが通常だ。このため中川副大臣は関係者間の合意を重視する考えだ。政治が積極的な姿勢を示したことで、この問題が前進する可能性が出てきた。(赤田康和)』(asahi.com)


政府は、Googoleより迅速に書籍の電子化は国が行う宣言を国内外の関係者に行うべきだ



 

2010-02-23 (Tue)

2010/02/23 日記 長崎県民の良識

2010/02/23 日記 長崎県民の良識

2010/2/23 (火) 旧暦: 1月10日    日出: 6時19分  日没: 17時30分  月出: 11時16分  月没: 1時29分  月齢: 9.01  甲辰 (こうしん,きのえたつ)  六曜: 仏滅  九星: 五黄土星  選日: 今日の季語: 黄水仙 (筑紫の国から福岡シトリンの花つくし日記 より転載)『科名 ヒガンバナ科 属名 スイセン属 学名 Narcissus jonquillaL. 英名 Jonquilla narcissi  和名・別名 スイセン、ジョンキル...

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2010/2/23 (火) 旧暦: 1月10日    日出: 6時19分  日没: 17時30分  月出: 11時16分  月没: 1時29分  月齢: 9.01  甲辰 (こうしん,きのえたつ)  六曜: 仏滅  九星: 五黄土星  選日:


今日の季語: 黄水仙


 



(筑紫の国から福岡シトリンの花つくし日記 より転載)


『科名 ヒガンバナ科
属名 スイセン属
学名 Narcissus jonquillaL.
英名 Jonquilla narcissi 
和名・
別名 スイセン、ジョンキルスイセン、カオリスイセン
性状 多年草
原産地 南ヨーロッパ


交配親である Narcissus jonquilla L.の特徴を持つ品種です。原産地は南ヨーロッパで、日本へは江戸時代の後期に渡来し、草丈は30~45cmくらい。開花時期は3~4月である。花被片も副冠も黄色で、香りがとても良いので、カオリスイセンとも呼ばれます。なお、最近の園芸品種同士の多元交配によって、黄花以外の品種も作出されており、バリエーションが増えてきました。
写真はナルシサス・ミノール・プミルスという原種から改良された『ティタティタ』です。丈夫なことで人気があり、いまではミニアチュア・ラッパ水仙の代表種として有名です。』(Hanagoyomi)



黄水仙の俳句:


・道端の垣なき庭や黄水仙 前田普羅


・黄水仙人の声にも揺れゐたる 村沢夏風


・黄水仙みな横向くはよそよそし 長谷川照子


・今生を崖ぎりぎりの黄水仙 山崎久美江


・月よりの妻のこゑあり黄水仙 神蔵器


 


長崎県知事選で民主など与党3党の推薦候補が敗れた。
長崎県民の良識の結果だ。


法に違反しなければ何をしても良いと考えている人がリーダーである政党に票を投じないことは立派な良識だ。



 

2010-02-22 (Mon)

2010/02/22 日記 自然の摂理

2010/02/22 日記 自然の摂理

2010/2/22 (月) 旧暦: 1月9日  上弦  日出: 6時20分  日没: 17時29分  月出: 10時22分  月没: 0時26分  月齢: 8.01  癸卯 (きぼう,みずのとう)  六曜: 先負  九星: 四緑木星  選日: 今日の季語: 野焼き、山焼き (砥峰高原 山焼き 兵庫と神戸の写真ブログ-2009 より転載)『野焼き(のやき)は、野山の植生を焼くことである。主に半人工の植生を維持するためになされるが、半永久的に農地とし...

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2010/2/22 (月) 旧暦: 1月9日  上弦  日出: 6時20分  日没: 17時29分  月出: 10時22分  月没: 0時26分  月齢: 8.01  癸卯 (きぼう,みずのとう)  六曜: 先負  九星: 四緑木星  選日:


今日の季語: 野焼き、山焼き


 



(砥峰高原 山焼き 兵庫と神戸の写真ブログ-2009 より転載)


『野焼き(のやき)は、野山の植生を焼くことである。主に半人工の植生を維持するためになされるが、半永久的に農地として供するためになされることもある。


 日本の野焼き
 北海道の野焼き日本では、春先のまだ草本の新芽が出ない時期に、野山の枯れ草を焼く。山焼きとも言う。


日本の自然の状態では酷寒地を除き、草原は森林へと遷移する。野焼きを行うことで、この遷移が止まり、草地のままに維持される。また、有機物の蓄積を減らし、無機塩類とすることで新たに出る若草のための肥料とする効果があるとされ、また、害虫を焼き殺す効果もあるものと考えられてきた。古くから、日本人は、野山を草地として継続的に利用するために、野焼きを行っている。
 有名な場所
奈良・若草山の山焼き
阿蘇の野焼き
渡良瀬遊水地の葦焼き
大室山の山焼き
秋吉台の山焼き
房総の野焼き
仙石原の山焼き


 法律上の規制
森林法により、森林等の野焼き(法律用語では「火入れ」)を行う場合はその所在地の市町村長の許可を得なければならない。


また、平成13年施行の廃棄物の処理及び清掃に関する法律およびそれに基づく「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」により、風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却や、農業、林業又は漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却など以外は禁止されている。同法により違反した者は五年以下の懲役若しくは一千万円以下の罰金又はその両方を科せられる。』(Wikipedia)



野焼きの俳句:


・半鐘を打つて野焼の始まれり 太田土男


・かの松のもとに野焼の人数かな 高浜年尾


・喝采の音たててくる野焼かな 永田英子


・野焼始まる阿蘇上空のほうき星 野田田美子


・芦焼の合図指笛鋭けれ 柏木志浪



過ぎし日の枯れ草を焼き払い、春の新芽を出す。
これが野焼き。
新しい芽が出るためには、古い枯れ草は焼き払われねばならない。
焼き払われる枯れ草の立場にたてば、寂しいことだ。


しかし、それが自然の摂理。
今の世は、焼き払われてしかるべきものが残り過ぎている。


・野焼かれて野は新芽待つ陽をあびつ



 

2010-02-21 (Sun)

2010/02/21 日本酒の会合宿2日目(その1)-曙(高澤酒造)蔵開き

2010/02/21 日本酒の会合宿2日目(その1)-曙(高澤酒造)蔵開き

 朝目覚めると青空だった。日本海側の冬には珍しい程の青空だった。これも日頃の心がけの賜物。 民宿與市郎の駐車場で体操をしてから,道路を横断して浜辺に行く。 晴れた空と澄んだ空気の下、雪を被った山々までよく見える。今日の目的は、地元氷見の酒蔵である高澤酒造の蔵開きである。10:30からの開場なので、時間がたっぷりあり、銘々それぞれで時間をつぶす。散歩する人、呑む人、TV観る人...民宿のバスで送...

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朝目覚めると青空だった。
日本海側の冬には珍しい程の青空だった。
これも日頃の心がけの賜物。


 
民宿與市郎の駐車場で体操をしてから,道路を横断して浜辺に行く。


 
晴れた空と澄んだ空気の下、雪を被った山々までよく見える。


今日の目的は、地元氷見の酒蔵である高澤酒造の蔵開きである。
10:30からの開場なので、時間がたっぷりあり、銘々それぞれで時間をつぶす。散歩する人、呑む人、TV観る人...


民宿のバスで送って貰い、高澤酒造店の前に着いたのは10:20。丁度良い時間になった。


 
高澤酒造は、海側が蔵、街の表通り側が酒販店舗になっている。


 
新酒の目印である緑の酒林(杉玉)がお出迎え。


 
富山の蔵元めぐりの立看もお出迎え。


店舗の中に入ると、既に開場されており、挨拶もそこそこに蔵内の会場に通される。
 受付では、来場者全員に利右衛門搾りたて生原酒(180ml)とたっぷりと日本酒が残っている柔らかめの酒粕がプレゼントされた。高澤酒造の蔵開放は無料だがプレゼント付きである。施しを有り難くいただく。


 
椅子が並べられた場所で開会を待つ間に、甘酒と蒸しパンのようなもの(酒蒸し?)が配られる。
 文字通り温かいおもてなし。


 
甘酒はアルコールが飛ばしてあるので、子供でも車の人でも大丈夫。ほんのりと甘くさっぱりとした上品な味わい。
 蒸しパンも仄かに甘く、トッピングの小エビも臭いはなく香ばしい。


 
定刻になり、蔵元当主のご挨拶。
今年は寒い日が多く酒造りにとってはよかったそうだ。


 
長男であり杜氏である高澤龍一氏が、お酒の造り、蔵会報の内容に付いて挨拶と説明。


蔵開きが始まると、蔵開きの華である試飲コーナーに案内される。


 
利右ェ門しぼりたて生原酒と純米生原酒の2つの菰樽が用意されている。
プラスチックの御猪口に入れて貰い試飲。
隣のコーナーでは、購入することもできる。
バッグの重さを考えて利右ェ門4合瓶を1本購入した。


 
高澤酒造では搾りは、袋吊りと槽のみでヤブタは使っていない。
槽の方が細かい搾りができるからだそうである。


日本酒の搾りは,大きく分けると3段階「あらばしり」「中取り」「せめ」に分かれる。
 搾りを丁寧に行うことにより、日本酒の繊細な味わいを実現することができる。
 「せめ」は雑味が多いので、「あらばしり」「中取り」(合わせて「みずぶね」と言うそうである。)と混ぜてしまっては勿体無いのである。


今搾られているのは「せめ」の段階だそうだが,利いてみると力強さは感じるが特に雑味と行った印象は無く、搾りたてのフレッシュさが生き生きとした酒である。


 
蒸し場。


 
蒸しは、和釜では無く、ボイラーを使用した蒸気で蒸している。ただ機械の蒸気をそのままでは臭いの問題が起こりうるので、もう一度水蒸気を作り、2次的に作ったものを使用している人のことであった。


1階の見学が終わると2階へ上り、麹室の見学である。
杜氏の説明では、麹室が公開されるのは年1回、蔵開放の日だけであるとの説明。
 前回の訪問ではガラス越しでしか見えなかった麹室の中に入ることができる。楽しみである。


 
階段を上がると麹室の前の窓からは、酒林と氷見の海が見え、雪を冠にいただいた峰も見える。
 景色を楽しみながら麹も育つことができるだろう。生き物は環境に左右されるものだから。


 
麹室の外側も杉の板である。


 
日本酒造りは、一麹(いち麹) 二?(にもと) 三造り(さんつくり)」といわれるとおり、高澤酒造は麹にこだわっているようだ。


麹室は秋田杉の総張りで、美しく清潔である。
杉の板張りにしたのは、木材の調湿能力が良いためだそうである。
湿度が高すぎれば吸収し、乾燥しすぎれば杉材は湿度を吐出する。


 
換気口は空気の対流のために2箇所設けられている。


 
麹の管理は麹箱で行っている。
麹造りは全て手作業である。


 
出来上がった麹を、外気の雑菌から守り、一晩休ませるスペース。


高澤酒造の麹室は、今まで見た麹室の中で、と言っても麹室の中に入ることができる機会はそう多くはないが、最も綺麗で、清潔で、立派なものだった。
 年に1回のチャンスだが、一見の価値がある。


 
1階に戻り、醪管理の説明。
醪のタンクは冷媒のジャケットが巻いてあり、温度管理がされている。


TV局の取材が入っているようで、TVカメラが廻る中、参加者のインタビュー・取材も行われていた。局は,富山放送らしい。
 我が日本酒の会sake nagoyaも遠路到来の客と言うことで幹事が取材を受けている。


 
発酵タンクの中では、酵母が頑張って発酵している。


 


 



  
蔵見学が終わり、店舗に戻ると、そう広くはない店舗は、同じように買い物をする参加者で溢れている。


 
店の天井近くには、鑑評会の賞状が並べられている。
平成19年、20年の金沢国税局の優等賞の賞状で、最近の酒造年度のものである。いずれ全国の新酒鑑評会の賞状も並べられるに違いない。


 


蔵見学の際、高澤酒造の銘柄は曙であるが、正式には「有磯 曙」であるとの説明が杜氏からあった。


曙は日の出より前の状態のことで、まだ太陽が昇らない、これから上り始める空の輝いた状態のことを言い、これから昇る太陽のように輝きたいとの願いから銘々されたものとのことだった。


昔の人の感性は、繊細である。
「暁」、「曙」、「日出」と分けられている。
昔は暁と曙の間にはかなり明確な区別があったようで、仄かに明るくなる前の時間帯を暁と呼んでいた。
これに対して曙は、空がやや明るくなる時間帯。
「日出」は昇った時間帯。


「有磯」の説明はされなかったと思うが、調べてみると。
 有磯海(ありそうみ)は北陸の歌枕である。


歌枕「有磯海」の由来は、万葉集巻十七の大伴家持が越中で詠んだ歌にある。


・かからむとかねて知りせば越の海の荒磯の波も見せましものを


当時、家持は国守として越の国にいたが、弟が死んだ知らせを受け、詠んだ歌である。
 死んでしまった弟に、越の海の荒磯(有磯)に寄せる波を見せてやりたかったと詠んでいる。


銘柄名には、日本の文化が伝えられている。


もう一つ、小泉武夫東京農大教授の額が掲げられている。
 
小泉教授はTV出演でもお馴染みだが、高澤杜氏の大学時代の恩師であるらしい。
「青海白峰(うみしらみね)」は、高澤酒造の最上級酒、出品酒クラスの袋吊り大吟醸の銘柄である。
その命名者が、小泉教授であることが解る額だ。


蔵見学が終わると午後からは、ハープの演奏コンサートが行われるそうだが、明日の仕事を持つ参加者は遅くならないように名古屋に帰らなければならない。
 残念だが、コンサートは断念し、帰途につく。

2010-02-21 (Sun)

2010/02/21 日本酒の会合宿2日目(その2)-割烹しげはまと曙

2010/02/21 日本酒の会合宿2日目(その2)-割烹しげはまと曙

昼時なので、予約してあった昼食会場に歩いて向かう。会場は「割烹しげはま」。 有名な店らしく、入り口を入ると左に有名人の色紙が沢山貼ってある。階段を上がると2階の広い宴会場に通された。 額がかかっていた。「仁山智水」と言う言葉は初めてだが、山は仁、水は智のイメージは悪くない。 漢詩の屏風も置いてあった。 昼食だが丁寧な取り扱いである。 左上:野菜の煮物右上:焼き魚下:九谷風杯にお...

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昼時なので、予約してあった昼食会場に歩いて向かう。
会場は「割烹しげはま」。

 
有名な店らしく、入り口を入ると左に有名人の色紙が沢山貼ってある。


階段を上がると2階の広い宴会場に通された。


 
額がかかっていた。
「仁山智水」と言う言葉は初めてだが、山は仁、水は智のイメージは悪くない。


 
漢詩の屏風も置いてあった。


 
昼食だが丁寧な取り扱いである。


 
左上:野菜の煮物
右上:焼き魚
下:九谷風杯にお酒
  昆布の佃煮
  香の物


野菜の煮物は薄味の上品な味。前回の民宿魚恵も上品な薄味だったが、氷見は海の街だが味付けは上品だ。
自家製の昆布の佃煮はアッサリと煮てあって、磯臭さが無く美味しかった。日本酒の肴にピッタリだった。


 
嬉しかったのはこれ。
店の名がブランド名だが、中身は曙の純米吟醸。
魚恵は料理は良かったが、日本酒は銀嶺立山だった。
銀嶺立山も勿論良い酒だが、氷見には地酒曙がある。
「しげはま」は氷見の魚と氷見の酒を味わいことができる店だった。


氷見の肴には氷見の地酒が合うのは当然だ。
肴・魚と日本酒は一体のもの。
行政も町ぐるみで、氷見のキトキト料理と氷見の地酒を一体にして売り出せばより良いと思う。



昼食後現地解散。
一行はフィッシャマンズワーフに向かうが、前回行っているので、別れて一足先に帰ることにする。
氷見駅まで徒歩で歩いていくが、4合瓶3本が入ったバッグは重い。右手にしたり左手にしたり結構疲れる。蔵見学ならば、キャスター付きのケースが良い。


氷見から電車を乗り継ぎ、途中下車は金沢。
 前回は車だったので試みることが出来なかった日本酒の量り売り自動販売機を経験してみるためだ。


金沢も良い天気だった。


 


駅前にはでてみたが散策するほど時間はないので、駅構内の百番街を歩く。
 金沢らしいおみやげというか酒の肴を探す。蛍烏賊の沖漬けと白魚の塩辛を買った。小さいがガラス瓶は重い、またバッグが重くなった。


 
自動販売機は、百番街の日本酒売り場にある。


仕組みは、
・プラスチックのぐい呑を真ん中のトレイに置く。
・100円または300円をコイン投入口から入れる。
・ぐい呑に50mlだけ日本酒が注がれる。
簡単である。


50ml300円はやや高いので100円のものを試してみる。
上段の5酒が100円、下の5酒が300円である。
上段右端の能登路しぼりたて生酒 特別純米酒が気になる。
見ると売り切れのランプ。補充が出来ないか店の人に聞いてみると、評判がよくて瓶もすべて売り切れとのこと。


やむなく、「しぼりたて 寒造り吟醸原酒生酒」(中村酒造)を飲んでみる。
 金沢の酒らしく味わいもあるスッキリとした酒である。



目的を全て達したのでバッグは重くなったが、金沢から特急しらさぎに乗った。
 車中では飲み続けた疲れのせいか眠っているうちに名古屋へ到着した。


 

2010-02-21 (Sun)

2010/02/21 日記 漱石の日

2010/02/21 日記 漱石の日

2010/2/21 (日) 旧暦: 1月8日    日出: 6時21分  日没: 17時28分  月出: 9時37分  月没: ----  月齢: 7.01  壬寅 (じんいん,みずのえとら)  六曜: 友引  九星: 三碧木星  選日: 今日の季語: 冬菫(ふゆすみれ) (花鳥草木 より転載)冬菫とは冬に咲く菫。菫の花期は春だが、暖冬の日当たりの良い庭や道ばたなどに花を咲かせる。冬菫は、春の近いことを感じさせる。冬菫の俳句:ありしと...

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2010/2/21 (日) 旧暦: 1月8日    日出: 6時21分  日没: 17時28分  月出: 9時37分  月没: ----  月齢: 7.01  壬寅 (じんいん,みずのえとら)  六曜: 友引  九星: 三碧木星  選日:


今日の季語: 冬菫(ふゆすみれ)


 



(花鳥草木 より転載)


冬菫とは冬に咲く菫。菫の花期は春だが、暖冬の日当たりの良い庭や道ばたなどに花を咲かせる。
冬菫は、春の近いことを感じさせる。



冬菫の俳句:


ありしと思ふところにありし冬菫 勝又一透


さびしさの冬菫買ふ墓参帰途 及川貞


しやがむとき女やさしき冬菫 上田五千石


わが影に添ふ光あり冬菫 秋元草日居


唇のはや色失せぬ冬菫 龍岡晋



漱石の日は、
1911年(明治44年)、夏目漱石が文学博士号授与の辞退を表明した日。
文部省が作家・夏目漱石に文学博士の称号を送ると伝えたのに対して、漱石が「自分に肩書きは必要ない」として、1911年(明治44年)のこの日に博士号を辞退する旨を書いた手紙を時の文部省専門学部局長に送ったことに由来する。



 

2010-02-20 (Sat)

2010/02/20 日本酒の会合宿1日目(その1)

2010/02/20 日本酒の会合宿1日目(その1)

今回は、石川件加賀市の鹿野酒造(常きげん)・富山県氷見市の高澤酒造(曙)の蔵見学と氷見のキトキト料理がテーマ。8:00に名古屋駅に集合。8:55のしらさぎ3号乗車だが,指定が取れなかったため、自由席で参加者10人分の席を確保するために早目に到着。 列車はが到着する並んだ人はそんなに多くはなく余裕をもって座ることが出来た。今回は、自家用車ではなく贅沢な列車旅行である。車では酒が飲めない、列車なら飲める。そこが...

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今回は、石川件加賀市の鹿野酒造(常きげん)・富山県氷見市の高澤酒造(曙)の蔵見学と氷見のキトキト料理がテーマ。


8:00に名古屋駅に集合。
8:55のしらさぎ3号乗車だが,指定が取れなかったため、自由席で参加者10人分の席を確保するために早目に到着。
 列車はが到着する並んだ人はそんなに多くはなく余裕をもって座ることが出来た。


今回は、自家用車ではなく贅沢な列車旅行である。車では酒が飲めない、列車なら飲める。そこが贅沢である。
 出発すると早速おつまみと日本酒を取り出し、ゆったりと日本酒を楽しむ合宿の始まりである。


米原から乗客が多くなり、満席になった米原から先が一杯で指定が取れなかったことが解る。
 米原を過ぎると、雲が厚くなり日本海側の天気に変わった。車窓の景色に目をやっていると、トンネルを抜ける度に、急速に雪景色に変わっていく。いつの間にか雪が降り始め、北国に入ったなと感じる。杉林が続くと雪は、横から水平に降っている。吹雪いている。
 車なら吹雪いても困らないが、今日の目的の常きげんの蔵元鹿野酒造には、動橋(いぶりはし)駅から20分ほど歩かなければならない。吹雪いたらちょっと辛いかもしれないと思いながら日本酒を楽しんでいる。


加賀温泉でしらさぎから普通列車に乗り換え、動橋へ向かう。
 JRの料金は、距離が遠くなれば安くなるのが常識だが、実際はそうなっていないことを教えてもらった。
 名古屋→氷見の乗車券を通しで買うより、名古屋→動橋 動橋→氷見と分けて購入した方が安いのだ。
 物事は研究が大事で、研究の結果2分割より4分割にした方が安くなる方法があり、それを実践している人もいる。何事もゆるがせにしてはいけない。研究である。


11:32、動橋駅に到着すると、雪は降ってはいなかった。
駅前にある白川食堂に入り昼食。


  


  先客は1人しかいなくて貸切状態だった。メニューを見ると品数が結構多い。駅前食堂にしては少し高めの価格設定だ。
 牛乳ラーメンとかソースカツ丼とか豚骨チャーシュウ麺とか銘々注文。
 豚骨チャーシュウ麺にチャーシュウが1枚しか入っていない麺がでてきて、ラーメン通の注文者がこれは「チャーシュウ麺」の定義から外れるものではないかと気づき、店のおばちゃんに確認する。
"チャーシュウー麺は、チャーシューは何枚入っているんですか?"
おばちゃん "4枚です。"
注文者 "このチャーシュウ麺は1枚しか入っていないけど"
おばちゃん "そうですか。3枚持ってきますか?"
注文者 "..."
結局、ラーメンに無事3枚のあるべきチャーシュウは入れられたが、怒ることさえ忘れてしまうおばちゃんの天然ぶりには驚かされたがまた感心させられた。


 


筆者は、ソースカツ丼を注文したので、定義に反するようなものは登場しなかったのは幸運だった
 肉の厚さはないが、ヒレ肉の脂身の少ない肉。3枚重ねた方が美味しいかもしれない。ソースは薄く甘めの味。長野のものとは少し印象が違う。
 牛乳ラーメンはサッパリとしたクリームチャウダーと言った感じらしい。


無事に昼食を終え、目的の鹿野酒造に向かう。
昨年11月に来た時は、車であったが、今回は歩き。
雪解け水に浸された田んぼを見ながら、JRの線路沿いを歩いていく。前方の線路脇に3人ほどの人影があった。
 何をしているのだろうと思うと、三脚をそれぞれ立てていた。


雪を運ぶ日本海から吹く風が田んぼを抜け、吹きさらしの線路沿いに三脚を構えて、来るべき列車を待っている鉄道写真マニア達だ。
 誰かが言った。"こんな寒い中、好きな人達だ。"
雪風の中、田んぼの中道を酒蔵めざして歩いていく我々も好きな人達だ。
 列車と日本酒、対象は違うが、好きな人達は寒風の中すれ違った。


 

2010-02-20 (Sat)

2010/02/20 日本酒の会合宿1日目(その2)-常きげん(鹿野酒造)

2010/02/20 日本酒の会合宿1日目(その2)-常きげん(鹿野酒造)

歩いていくと鹿野酒造のコンテナーの冷蔵庫が目に入った。車で来た時とは逆方向から来たようだ。冷蔵庫の前を通り過ぎると、左側が鹿野酒造の玄関である。 寒いので玄関のガラス戸は閉められている。参加者たちはまず写真撮影である。撮影が終り、玄関に入り、声を掛けると、奥様が出てこられた。ご挨拶をすると、奥に入られ、社長が出てこられた。ご挨拶をお礼を申し上げ、荷物を置き、スリッパに履き替え早速蔵見学をさせて...

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歩いていくと鹿野酒造のコンテナーの冷蔵庫が目に入った。車で来た時とは逆方向から来たようだ。
冷蔵庫の前を通り過ぎると、左側が鹿野酒造の玄関である。



 
寒いので玄関のガラス戸は閉められている。
参加者たちはまず写真撮影である。
撮影が終り、玄関に入り、声を掛けると、奥様が出てこられた。


ご挨拶をすると、奥に入られ、社長が出てこられた。
ご挨拶をお礼を申し上げ、荷物を置き、スリッパに履き替え早速蔵見学をさせて頂く。


蔵見学に付いては、日本酒の会のレポートが作成されるはずなので詳細はそちらに譲り、簡単に記載する。


もう甑倒しを済まされたそうで、今からは醪の管理と上槽である。


 
槽場のヤブタで搾りが行われている。


 
搾られた日本酒が槽口から滴り落ちている。
早速、搾りたてを利かせていただく。
ピリピリとした発泡感のある味わいではなく、甘い入り口とゆったりとした酸の後微発泡感が残る。精米歩合の高い後口の良い酒である。


 
一番奥のタンクが今搾られている。梯子の掛けられているのもは次に搾られる40%精米の純米酒。


 
プロの杜氏は泡を見れば、醪の状態が解るそうだが。素人の我々には解らない。ただ、泡が小さく、平面的な泡であることは見える。ところどころ発泡の泡が下から盛り上がっている。


  



通りを挟んだ反対側では、袋吊りが行われていた。
袋吊りの作業を見ることは、貴重な経験だ。


 
袋から滴りおちた雫は、下の斗瓶にトロリトロリと、液面に小さな泡を立てながら落ちている。


 
タンクの上から覗かせていただくと、文字通り袋が吊られている。
頭をタンクの上まで入れるのは遠慮して、写真を撮る。ビニールの間から吟醸香が漂ってくる。
 ビニールを被せて置かなければ、香りの為にはよくないはずだ。余り迷惑は掛けられない。


 

槽も搾り作業に使われている。


お酒に応じて搾り方が使い分けられており、手作りによる品質の良さを失わないように留意されている。


 
ずらりと並んでいる暖気樽(だきだる)が頼もしく目に映る。


鹿野酒造は山廃の名人農口尚彦杜氏の蔵である。
 山廃造りは難しい。発酵管理の安全性が高い速醸系酒母で造ることは、全国的に行われており、マニュアル化・機械化にも馴染む面があるが、山廃造りは、職人の経験と知識がなければ生き物の酵母を思い通りに動かすことは出来無い。


山廃造りは、「櫂でつぶすな麹で溶かせ」という考え方により山卸しを行わない山廃酒母を使用する。
 山廃造りは、酒母の品温管理が重要だそうで、暖気樽はそのための道具だ。


酒米を自社栽培している蔵は多いが、鹿野酒造もそうである。
蔵の直ぐ裏には広大な酒米の圃場がある。


 
前回お聞きしたが,鹿野酒造では背が高い山田錦の欠点を、背を低く育てる技術を開発しているそうである。


 
圃場の先には、鹿野酒造の仕込み水である白水の井戸が見える。


酒米の圃場を見学した後、蔵内の応接室に戻り、鹿野酒造の酒造りのビデオを見学。
 著名な能登杜氏四天王である農口杜氏は、メディアに数多く取り上げられている。
 TV金沢が放送した「いしかわ大百科 能登杜氏」では農口杜氏の山廃造りを紹介している。
 石川TVが放送した夢SWINGでは、農口杜氏の醸した山廃に出会って,魂を奪われて、これしか無いと鹿野酒造に入った女性の糀担当である藤田蔵人が紹介されている。


 


ビデオ見学の後応接室で,常きげんの銘酒を試飲させていただいた。



右から5本が新酒である。


(1) 常きげん 無濾過本醸造 蔵出し生
 60%精米、日本酒度+6.0、酸度1.5、アミノ酸度1.4、酒精度18%


(2) 常きげん 無濾過純米酒 蔵出し生
 60%精米、日本酒度+3.0、酸度1.5、アミノ酸度1.3、酒精度17%


(3) 常きげん 山廃純米 無濾過生原酒
 65%精米、日本酒度+3.0、酸度2.5、アミノ酸度2.3、酒精度18% 


(4) 常きげん 山吟 山廃吟醸無濾過生原酒
 山田錦・美山錦55%精米、日本酒度+6.0、酸度1.5、アミノ酸度1.3、酒精度18~19%


(5) 常きげん 山純吟 山廃純米吟醸無濾過生原酒
 山田錦55%精米、日本酒度+4.5、酸度1.6、アミノ酸度1.4、酒精度16~17


ノートを取らなかったので詳しい印象を書くことは出来ないが、(1)~(3)では、(1)が、(4)と(5)では(4)が良かった。口に含んだ時の膨らみ、味の厚み・バランスがよく、後口のキレも良かった。


 
次の5本が火入され、熟成されたもの。

(6) 常きげん 山廃仕込 純米酒
 加賀五百万石65%精米、日本酒度+3.0、酸度1.6、アミノ酸度1.5、酒精度16~17


(6)は常きげんの看板酒である。昨年春から夏にかけて飲んだ時に驚かされた酒だ。
 厚みのある味わいは、力強く開封してもへこたれることが無い。非常に扱い易い酒であった。
 (3)を火入れ熟成させたものだそうであるが、印象はそれぞれの主張がある。(3)は生でありフレッシュさを感じる。(6)は安定感のある味わいで、堂々としており、少々のことではビクともしない力を感じる。


(7) 常きげん 本醸造
石川五百万石60%精米、日本酒度+6.0、酸度1.2、アミノ酸度1.0、酒精度16~17


 (8) 常きげん 純米
加賀五百万石60%精米、日本酒度1.0、酸度1.5、アミノ酸度--、酒精度15.3


(7)と(8)はレギュラークラスの酒だが、(7)の本醸造が良かった。口に含んだ時は軽く甘さを感じるが次に味わいのある厚みがあり、味の偏り・尖りが無くバランスが良い。後口も嫌なところが無く,上級酒の風格を持っている。
 後でスペックを確認すると日本酒度が6.0もある。辛口と言ってもピリピリしたところは全く無く、飲んだ印象は豊かな膨らみを感じる辛口だった。
 
(9) 常きげん 大吟醸
 山田錦40%精米、日本酒度+3.0、酸度1.3、アミノ酸度--、酒精度16.5


(10) 常きげん 純米大吟醸
 山田錦45%精米、日本酒度+2.0、酸度1.4、アミノ酸度--、酒精度16.5


大吟醸クラスは、広がりがあり同時に厚みのある腰を感じる。(9)と(10)比較では(9)の方が後口のキレが良かった。


写真には写っていないが、平成21年の全国新酒品評会金賞受賞酒である大吟醸も利かせていただいた。
(11) 常きげん 大吟醸 全国新酒品評会金賞受賞酒
 隣から利き猪口が回ってきたので、口に含んだところ、上品な吟醸香の立香の後、爽やかな広がりのある世界がひらける。
 この酒は何と聞くと、金賞受賞酒だった。
昨年11月訪問の際購入したが、まだ冷蔵庫に囲っており、飲むのはこれが初めて、流石に美味しかった。



酒を利いていると、突然応接のドアが開き、人が入ってきた。見ると農口杜氏だった。


 



蔵見学の際、姿が見えなかったので今日は不在と思っていたのだが、突然の登場に驚かされた。


蔵の外の用を済まされて、帰られた様だった。社長さんとの会話では、日本酒の会の人が来られると聞いていたので帰ってきたとのことだった。



『日本屈指の名杜氏と呼ばれる「農口尚彦」氏は、 昭和24年静岡県・三重県の酒蔵を振り出しに、 親子三代にわたる杜氏一家として昭和38年に 銘酒を醸す蔵として名高い「菊姫」の蔵元に杜氏として就任しました。
 その後、「菊姫」で36年間勤務し平成10年春、満65歳の定年を迎えるまで、 酒造り56年の熟達者として輝かしい実績を残したのです。
 「菊姫」を日本を代表する銘酒に育て上げたことはもちろんのこと、中でも全国清酒鑑評会において、連続12回、通算24回の金賞受賞に輝き、古今類例を見ない栄誉を受け、他の追随を許さない酒造りの名人として広く知られることとなったのです。


「菊姫」での定年退職後、農口尚彦氏の人柄をよく知る石川県の南加賀に位置する「常きげん」蔵元の鹿野酒造合資会社 代表鹿野頼宣氏は、「年齢に定年はあっても技術に定年はないはず」と農口杜氏の第一線引退を惜しみ、固辞する氏に説得を続け、復帰することを約して平成10年秋より鹿野酒造合資会社に着任しました。


特に、農口杜氏の得意技である山廃仕込みは、青年期に老丹波杜氏より伝授された技術で、無形文化財に値する秘伝です。


今後、日本酒文化の伝承と後継者育成も含めて、農口杜氏の技術は、21世紀に引継ぎ、未来永劫にわたり伝えるべき日本の酒文化であると期待されています。』(DRINKYA より転載)


花形杜氏の登場で、参加者の気分が一度に高揚した。
スターとの記念撮影の様に、入れ替わり立ち代りツーショットの記念撮影を申込む参加者に嫌な顔もされずに和やかに応じて居られる様は千両役者の趣である。


質問に答えていただいたり、日本酒に関するお話をお聞きしたが、相手の気持ちを大切に、ユーモアを交え気をそらさない応対をされる人柄であることがよく理解出来た。


お話の中で印象深かったことを2,3記載すると
(ただし、発言の言葉通りではなく要旨である。)


・菊姫時代と鹿野酒造との造りの違いについての質問にたいして
「日本酒は地酒なので、土地に根づいているもの。お客さんの好みに合わせて酒を造ることが大事。この地域は綺麗な酒を好む土地柄なので、菊姫の頃より綺麗な酒を造っている。
 作り手の立場だけでなくお客様に喜んでいただけるお酒を提供することが大切。
 お酒は嗜好品なので、お客様の好みも一様ではない。
此処に並んでいるお酒も、それぞれ個性があり、同じお酒ではない。みなさんが気に入っていただくお酒がこの中にあると思います。」


・アルコールを添加することに付いてのお考えを教えてくださいとの質問にたいして(これは、筆者が質問。利いた10種類の中でアルコール添加された吟醸・本醸造が特にバランス・味の厚み・キレが良かったため質問してみた。)
「お酒は純米酒でなくてはと言う考え方もあるが、造る立場から言えば、アルコール添加は意味がある。
 アルコールを加えると言っても昔のように増量するのではなく、今は少量しか加えない。
 アルコールを加えることには、作り手の立場からすると良いことがある。
 一つは、酒質が安定する。純米だけだと変化が速く大きくなる。アルコールを加えることで品質の管理が易しくなる。
 次に、香りを失わないこと。アルコールを加えると、お酒の良い香りがアルコールに抽出されて、お酒に残る。加えないと好い香りは粕の方にみんな行ってしまう。」


・「お酒は健康にも美容にも良い。飲みすぎないようにすれば百薬の長と言われる通りで、楽しみながら身体のためにもなる。」


・(驚かされた話。)
「自分は下戸で、お酒は飲めない。饅頭の方の甘党です。
飲めないけれど、お客のお話をよく聞いて造ります。」



時間は尽きないが、氷見へ向かう列車の時間もあるので切り上げて、玄関で農口杜氏と共に全員で記念撮影を取らせていただき、急いで参加者銘々がお好みの常きげんを購入し、急に重くなったカバンを揺らせながら動橋駅へ急いだ。


鹿野酒造は、本当に気持ちの良い蔵だ。
昨年11月も今回も忙しい中、鹿野社長さんが直々蔵をご案内いただき、蔵内を余さず見せていただき、前回は車のため出来なかったが今回は利き酒まで出来た。
 今回は、農口杜氏のお話も親しく伺い、あたたかい人柄も直に感じることが出来た。
 北陸地方の蔵は、一般消費者の蔵見学を認めていない蔵が多い中、鹿野酒造の消費者へのホスピタリティーには感謝する他はない。


お酒は造る人の人柄が出るものだと言われる。
お客様を大切に考えて居られる鹿野社長の方針と農口杜氏の名声に驕らない謙虚で温かい人柄が常きげんの厚み・バランス・後口のキレに通じていると言える。


最後に、ここまで読んでいただいた方のために取っておき情報を一つ。


NHKの番組で「プロフェッショナル 仕事の流儀」がある。
この番組に、農口尚彦杜氏が登場する予定だ。
鹿野酒造には農口杜氏に魅せられて、遠方から志願してきた蔵人が多い。その造りの技術は無形文化財だ。
昨年の12月から2ヶ月間の長期密着ロケが鹿野酒造で行われ、最後のインタビュー部分の収録のために農口氏は来週東京のNHKに行かれるそうだ。


放送予定
「プロフェッショナル 仕事の流儀 魂の酒、秘伝の技 ~杜氏・農口尚彦~」
日時: 2010年3月9日(火) 22:00~22:50
番組URL:
 http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/index.html


 
『第139回 3月9日(火) 放送予定
魂の酒、秘伝の技
~杜氏(とうじ)・農口尚彦~


 



日本酒造りの世界で広く尊敬を集める杜氏(とうじ)がいる。農口尚彦、77歳。16歳でこの道に入って61年、酒文化の発展に尽くした功績を評価され、現代の名工、黄綬褒章(おうじゅほうしょう)を受章。全国新酒鑑評会での金賞受賞は、11年連続を含む25回。「日本酒の神」の異名も取るカリスマ職人だ。
農口が目指すのは、米の旨みを濃厚に感じさせながらも、のど越しの切れが良く、いくらでも杯が進む日本酒造り。そのため、常に米の手触り、温度、味、香りに神経を研ぎ澄ませ、米の状態に合わせたち密な仕事を心がける。米に含まれる水の量を調整するため、米を洗う時間を秒単位で調整するほどだ。一日中、深夜もいとわず米をかみ続けてきたため、次第に歯が溶け、42歳で総入れ歯となった。それでも「米は毎年変わる。この年になっても、米がわかったとは、とても言えない」と、今も謙虚に米と向き合い続ける。
77歳となった農口は、今年が最後かもしれないという思いを抱いて、大吟醸造りに挑んだ。だが昨年の異常気象で米が極めて硬く、悪戦苦闘を強いられる。それでも農口は、最後まで最高の酒を造りたいと、これまで培ってきたあらゆる職人技を尽くして挑み続ける。極寒の北陸で繰り広げられる大吟醸造りに密着。あらゆる労苦をいとわない、ひたむきな職人の姿を描く。』
(NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 より転載)。

2010-02-20 (Sat)

2010/02/20 日本酒の会合宿1日目(その3)-氷見・民宿與市郎

2010/02/20 日本酒の会合宿1日目(その3)-氷見・民宿與市郎

鹿野酒造の蔵見学で幸せになった我々は,キトキト料理が待っている今日の宿舎氷見・民宿與市郎へ向かった。動橋から氷見へは2両編成のローカル線に乗る。2両のうち先頭車両は、忍者ハットリくんの装飾が施されていた。   『忍者ハットリくん』の作者藤子不二雄?は、氷見の生まれだそうである。氷見駅に到着すると與市郎のバスがお迎え。到着が6時になってしまったので、大急ぎで風呂に入り、1階の宴会場に向かう。&n...

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鹿野酒造の蔵見学で幸せになった我々は,キトキト料理が待っている今日の宿舎氷見・民宿與市郎へ向かった。


動橋から氷見へは2両編成のローカル線に乗る。
2両のうち先頭車両は、忍者ハットリくんの装飾が施されていた。


  



 
『忍者ハットリくん』の作者藤子不二雄?は、氷見の生まれだそうである。


氷見駅に到着すると與市郎のバスがお迎え。
到着が6時になってしまったので、大急ぎで風呂に入り、1階の宴会場に向かう。


 



テーブルの上には、舟盛りが待っていた。


愛知の有名酒蔵の有名杜氏であるT氏の御手配により、氷見の高澤酒造の利右衛門しぼりたての差し入れが届いていた。ご配慮に感謝しながら、乾杯!!。


 



 
左下の煮込みは、最初見たところ鶏の肝と思ったが,食べると違う。魚の肝のようだ。
仲居さんに聞くと、矢張りブリの内蔵だった。
コッテリとした味で、熟した日本酒に合う肴だった。


  
鰤の焼き物。


 
べニズワイが一人半身出る。


 
茶碗蒸し。



 
汁物は、鮟鱇鍋と氷見うどん。
氷見うどんは初めてだが、腰はなく柔らかくツルツルした舌触りの細い平打ちのうどんである。


鍋で終りかと思ったら、まだ次があった。


 
天ぷらはギブアップした人もいた程、満腹だった。


 
みずもの。


部屋に帰っても、日本酒の宴会は続く。
飲み続ける人、眠る人それぞれの内に、氷見の夜は更けた。


 
與市郎の朝食。


 
参加者が持参の酒。
昨夜は寝てしまったので、朝利かせていただく。
栃木県の姿。
香り高く、フルーティな厚みのある活発な酸がある。
鳳凰美田に似ているような気もする。


 
石川の酒らしく、厚みのある味である。


 

2010-02-20 (Sat)

2010/02/20 日記 赤蕪

2010/02/20 日記 赤蕪

2010/2/20 (土) 旧暦: 1月7日    日出: 6時22分  日没: 17時27分  月出: 8時59分  月没: 23時22分  月齢: 6.01  辛丑 (しんちゅう,かのとうし)  六曜: 先勝  九星: 二黒土星  選日: 一粒万倍日今日の季語: 赤蕪(あかかぶ) ( 赤蕪津軽紅 うねの農園日誌 より転載) (京都 丹波佐治兵衛(さじべえ) より転載)『カブ(蕪)はアブラナ科アブラナ属の越年草。代表的な野菜(根...

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2010/2/20 (土) 旧暦: 1月7日    日出: 6時22分  日没: 17時27分  月出: 8時59分  月没: 23時22分  月齢: 6.01  辛丑 (しんちゅう,かのとうし)  六曜: 先勝  九星: 二黒土星  選日: 一粒万倍日


今日の季語: 赤蕪(あかかぶ)


 
( 赤蕪津軽紅 うねの農園日誌 より転載)


 
(京都 丹波佐治兵衛(さじべえ) より転載)


『カブ(蕪)はアブラナ科アブラナ属の越年草。代表的な野菜(根菜類)の一つで、別名はカブラ、カブナ、カブラナ、スズナ(鈴菜)など数多い。
「カブ」の語源は諸説あり、頭を意味する「かぶり」、根を意味する「株」、またはカブラの女房詞である「オカブ」からとされている。
江戸時代は漢語で蕪菁(ブセイ、wuqing)、蔓菁(マンセイ、manqing)、扁蘿蔔(ヘンラフク、bianluobo)などと呼ばれていた。


 概要
カブは世界中で栽培されているが、分類上はアフガニスタン原産のアジア系と、中近東から地中海沿岸原産のヨーロッパ系との2変種に分かれる。


歴史は古く、中国では詩経に記載され、ヨーロッパ系も古代ギリシャの史料にみられる。ただし、ヨーロッパで広く普及したのは16世紀からで、飼料用途が多かった。


日本では、古事記の「吉備の菘菜(あおな)」がカブのことと見られるほか、日本書紀に持統天皇が栽培を推奨したと記されている。京野菜など西日本で見られる中国伝来のアジア系とともに、東日本でヨーロッパ系(野沢菜など関連する変種も含む)が在来種として確認され、シベリア経由と見られている。


根は多くの場合白色だが、赤色で赤蕪と呼ばれるものもあり、東日本に多いとされる一方、「黄河紅丸」など、最近中国から導入された品種もある。
・・・
 利用
特徴的な、大きな球形となる根を食用とするほか、茎や葉などの地上部も青菜類と同様に利用される。


固いため、生食より煮物や味噌汁・シチューの具材として利用される。加熱すると、一転して非常に柔らかくなるため、ダイコンのように煮込む料理には向かない。 また、浅漬け、糠漬け、千枚漬け(聖護院かぶら)、酸茎などの漬物に加工される。


麹漬:かぶら寿し
酢漬け:大かぶの千枚漬け
カブの葉はスズナ(鈴菜、または菘。根の形を鈴に見立てた)として、春の七草にも数えられていて、現代でも葉が付いた状態で販売されている事が多い。古代中国でも、春には苗、夏には心、秋には茎、冬には根をそれぞれ食する蔬菜として重要だった。


日本のカブは味がよく、明治期に西洋から導入された品種は不評で、根付かなかった。また、そもそも飼料用が中心で野菜ではなかったとされる。


種子は油分を豊富に含み、かつてはアブラナと並ぶ油用植物だったが、現代では利用されていない。』(Wikipedia)



赤蕪の俳句:


・緋かぶらをさげて伊賀より来りける 細見綾子


・赤蕪のサラダ葉に染む震災後 佐藤華子


・赤かぶら飛騨から冬がとんでくる 長谷秀花


・風の日の水さびさびと赤蕪 長谷川久々子


・飛騨一之宮抜きたての赤蕪 金子青銅



赤蕪の千枚漬けの作り方
『 
1 【かぶの皮むき】
 葉を切り落とし、かぶの皮をむきます。
2 【かぶを薄切り】
 2~3mmの薄い輪切りにします。
3 【塩水で下漬け】
 漬け物容器に輪切りにしたかぶをずらしながら並べ、水に溶かした塩を加えます。この状態で軽く重石をして、翌日までおきます。
4 【翌日、調味液の準備】
 酢、みりん、砂糖を混ぜ合わせ、砂糖を溶かしておきます。
5 【余計な水分をとる】
 下漬けしたかぶの水分をざるで切っておきます。
6 【赤とうがらしと昆布】
 赤とうがらしは、切り開いて種を取り、2mmくらいの輪切りにしておき、昆布も1~2cm幅に切っておきます。
7 【漬け込む】
 水分を切った(特に絞りません)かぶを容器に並べ、赤とうがらしと昆布を散らし、酢とみりん、砂糖を合わせた調味液をまわしかけるという手順を繰り返します。
8 【本漬けする】
 これを1~2日漬け込み、味をしみ込ませます。
9 【できあがり】
 そのまま食べたり、ちょこっと醤油に漬けていただきましょう。酸味があって、ほんのりと甘いのが、たまりませんねぇ。ご飯がすすみます。 』(男の趣肴 より転載)



今日明日と恒例の日本酒の会合宿。
今回は、石川・富山の蔵見学と氷見のキトキト料理がテーマ。



 

2010-02-19 (Fri)

2010/02/19 日本酒の会sake nagoya 定例会

2010/02/19 日本酒の会sake nagoya 定例会

今日は、日本酒の会の定例会。今月のテーマは、「燗酒」。【今月のお酒】ブラインド評価の個人的な結果を記載する。参加者全員の評価結果は、会のサイトにアップされている。http://www.sakenagoya.com/activity/2010/trk201002/trk201002.htm  左から(1) 浦霞  山廃特別純米酒    佐浦 (宮城) 立香はない。スッキリとした入り口。酸の膨らみは大きくない。甘いが薄い感じで、少しどんよりとし...

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今日は、日本酒の会の定例会。
今月のテーマは、「燗酒」。


【今月のお酒】
ブラインド評価の個人的な結果を記載する。
参加者全員の評価結果は、会のサイトにアップされている。
http://www.sakenagoya.com/activity/2010/trk201002/trk201002.htm


 


 
左から


(1) 浦霞  山廃特別純米酒    佐浦 (宮城)
 立香はない。スッキリとした入り口。酸の膨らみは大きくない。甘いが薄い感じで、少しどんよりとした印象。評価7.0。


(2) 麓井  特別純米酒生酛辛口四段    麓井酒造 (山形)
出羽燦々・55%。
立香はない。甘い入り口。丸みのある酸だが後半キレる。後口は辛口。評価8.0。


(3) 天領盃  新撰   天領盃酒造 (佐渡)
五百万石,一般米・65%。
酸の膨らみの後辛味。辛口の印象で、スッキリとしてキレる。評価8.0。


(4) 天狗舞  石蔵仕込山廃純米酒   車多酒造 (石川)
五百万石・60% 。
 立香あり。スッキリとした入り口。酸の丸みは小さく、中に集まる。後口はピリ辛が長く続く。頭大尾小の姿。評価7.5。


(5) 中屋  本醸造山廃仕込  富士高砂酒造 (静岡)
立香はない。軽い入り口。丸い舌触り。広がりのある軽い世界。上品な風味あり。評価8.5。


(6) 杉錦  生?純米中取り原酒     杉井酒造 (静岡)
山田錦・60% 立香無い。スッキリとした入り口。酸は大きくは膨らまない。後口はピリ辛。評価7.5。


(7) 蓬莱泉  特別純米 ?   関谷醸造 (愛知)
軽い。甘い入り口。広がりある。品がよい。評価8.5。


(8) 蓬莱泉  特別純米山廃   2001瓶詰   関谷醸造 (愛知)
 立ち香仄か。甘い入り口。熟味あるがスッキリとキレる。後半のキレが良く、後口も癖がない。吟醸酒の古酒か? 評価8.8。


後で,聞くとこの酒は、岐阜の中島屋さんで7年ほど寝ており,その後日本酒の会バイヤーのI氏の冷蔵庫で囲われていたものらしい。
蔵元の関谷醸造にも無いレヤものだった。


(9) 小左衛門  山廃純米    中島醸造 (岐阜)
山田錦・70% 
立ち香無い。酸味の入り口。後半に軽い渋味。後口は辛味系。評価8.0。


(10) 蓬莱泉  純米吟醸「和」    関谷醸造 (愛知)
軽い入り口。広がりのある世界。甘さと味のバランスがよい。後口はスッキリとしている。残り香が鼻に抜けて香り良い。評価9.0。


全体評価のTOPと個人評価のTOPが一致した。
矢張り、愛知県の飲み手には愛知の銘酒だ。
今日久し振りに参加された醸造元の関谷醸造T杜氏は、飲んでいただく人に評価されるような酒を造ることが杜氏の技術であるとおっしゃっていたが、正に関谷醸造の酒はそのコンセプトで造られている。


(11) 美田  山廃純米「豊醸」    井上合名 (福岡)
山田錦・ 味は酸味のふくらみ。後半のキレよい。後口は辛味系。評価7.5。


(12) 七田  山廃辛口純米   天山酒造 (佐賀)
山田錦・65%  軽い入り口。口に含むと含み香がある。熟香?酸の膨らみがある。後口はやや辛い。残り香は熟香。評価8.0。



【今日の料理】
どうしたことか今日はカメラを忘れてしまった。
写真が無くては、様にならないので、会の幹事H氏にお願いして、提供していただいた写真である。


 
蛍烏賊の酢味噌和え。



 
メインは、海鮮鍋。


白子、ズワイガニ、河豚、豆腐。


 


牡蠣が追加された。


これらの出汁が出た鍋の汁は、絶品の肴であったことは言うまでもない。
 そして、燗酒にも良くあった。


明日から、日本酒の会の合宿である。
朝が早い。
今日は2次会は止めて、自宅へ直帰する人が多かった。



 

2010-02-19 (Fri)

2010/02/19 日記 黄梅

2010/02/19 日記 黄梅

2010/2/19 (金) 旧暦: 1月6日  雨水  日出: 6時23分  日没: 17時26分  月出: 8時27分  月没: 22時20分  月齢: 5.01  庚子 (こうし,かのえね)  六曜: 赤口  九星: 一白水星  選日: 今日の季語: 黄梅(おうばい)、迎春花(げいしゅんか) (Botanical garden より転載)『・木犀(もくせい)科。               &n...

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2010/2/19 (金) 旧暦: 1月6日  雨水  日出: 6時23分  日没: 17時26分  月出: 8時27分  月没: 22時20分  月齢: 5.01  庚子 (こうし,かのえね)  六曜: 赤口  九星: 一白水星  選日:


今日の季語: 黄梅(おうばい)、迎春花(げいしゅんか)


 



(Botanical garden より転載)


『・木犀(もくせい)科。                   
・学名  Jasminum nudiflorum              
         Jasminum : ソケイ(ジャスミン)属
         nudiflorum : 裸花の、無毛の花の 
  Jasminum(ジャスミン)は、アラビア語の 
  「yasmin(マツリカ)」の名に由来する。 
学名 J へ
 
 
・開花時期は、  1/10頃~  3/20頃。
・中国原産。江戸時代初期の頃に渡来。     
・春先に鮮やかな黄色の花が咲く。         
・昔から鉢植えや盆栽などに利用されている。
・一重と八重のものがある。               
 
・黄色い花が梅に似ていることと咲く時期が 
  同じことからこの名前になったが、       
  本来、梅とは関係なく、ジャスミンの仲間。
                      (香りはありません)
・中国では旧正月(2月)頃に咲き出すので 
    「迎春花(げいしゅんか)」と呼ばれる。』
(季節の花300 より転載)


 


黄梅の俳句:


・黄梅の春のはじめの黄なるかな 大橋敦子


・黄梅の花の明りの揺れており 川崎 ヒデ子


・黄梅や息きらさずに越えし山 鷲谷七菜子


・石垣の家黄梅と人妻と 山上樹実雄


・黄梅に佇ちては恃む明日の日を 三橋鷹女


・一患者黄梅ひらきたるを言ふ 金田咲子


 


今日第3金曜日は日本酒の会sake nagoyaの2月定例会。
春にかけて蔵人は忙しいが、呑助も結構忙しい。
 美味しく呑むには健康管理も必要だし。



 

2010-02-18 (Thu)

2010/02/18 日記 良寛忌

2010/02/18 日記 良寛忌

2010/2/18 (木) 旧暦: 1月5日    日出: 6時25分  日没: 17時25分  月出: 7時58分  月没: 21時20分  月齢: 4.01  己亥 (きがい,つちのとい)  六曜: 大安  九星: 九紫火星  選日: 三隣亡今日の季語: 治部煮(じぶに) (あさぴーのおいしい独り言 より転載)『治部煮(じぶに)は、石川県金沢市の代表的な郷土料理。 概要鴨肉(もしくは鶏肉)をそぎ切りにして小麦粉をまぶし、だし汁...

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2010/2/18 (木) 旧暦: 1月5日    日出: 6時25分  日没: 17時25分  月出: 7時58分  月没: 21時20分  月齢: 4.01  己亥 (きがい,つちのとい)  六曜: 大安  九星: 九紫火星  選日: 三隣亡


今日の季語: 治部煮(じぶに)


 



(あさぴーのおいしい独り言 より転載)


『治部煮(じぶに)は、石川県金沢市の代表的な郷土料理。
 概要
鴨肉(もしくは鶏肉)をそぎ切りにして小麦粉をまぶし、だし汁に醤油、砂糖、みりん、酒をあわせたもので鴨肉、麩(金沢特産の「すだれ麩」)、しいたけ、青菜(せりなど)を煮てできる。肉にまぶした粉がうまみを閉じ込めると同時に汁にとろみをつける。薬味はわさびを使う。本来は小鳥を用いるとされ、その際は丸ごとすり潰してひき肉状にし、これをつくねのように固めたものを煮立てたという。


 歴史
本来の『じぶ』は「カモ肉を鍋に張った汁(醤油、たまり、煎り酒などを混ぜる)を付けながら鍋肌で焼き、汁を張った椀に5切れほど盛ってワサビを添えて出す料理」で、カモの鍋焼きのことだった。これとは別に「ガン・カモ・白鳥などの肉をそぎ切りにし、麦の粉を付けて濃い醤油味の汁で煮、ワサビを添える」という『麦鳥(むぎどり)』と呼ばれる料理があり、これが誤って『じゅぶ』と呼ばれたため、後者のほうが『じぶ』として伝わることになった。


加賀藩前田家に仕えた料理人の舟木伝内が備忘録として書いた『料理の栞』(東京都立中央図書館加賀文庫所蔵)による。筑波大学綿貫豊明教授らの研究で明らかになった。
高山右近が加賀にいた折に伝えた欧風料理だともされる。 なお、『じぶ』の名前の由来は
豊臣秀吉の兵糧奉行だった岡部治部右衛門が朝鮮から持ち込んだことに因んで呼ばれた。
材料を『じぶじぶ』と煎りつけるようにして作ることから呼ばれた。
野生の鴨肉を使うことから、フランス料理のジビエから変化した。
など諸説あるが本当の由来は定かでない。』(Wikipedia)



冶部煮の俳句:


・じぶ煮椀鴨と豆腐が寄り添へる 佐竹絋栄


・朱の椀の両手に温きじぶ煮かな 桜敏子


・雪に傘さして治部煮の運ばるる 深見けん二


・朱塗椀蒔絵くぐもる治部煮かな 加藤耕子


・松見えてじぶ煮の蓋を取りにけり 秋山百合子


 


1831年の今日2月18日(天保2年1月6日)は、良寛の忌日。


雪に鎖される越後の冬、国上山の五合庵に一人住む心境は解るようで解らない。
 春、秋ならば童と手まりをついてひがな一日を過ごすことも出来ようが、国上山の上の五合庵は雪の中里に降りるのも大変だ、国上寺に登るのも厄介だ。
 冴返る平常心なくして冬の五合庵では暮らせない。


「災難に逢う時節には逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。是はこれ災難からのがるゝ妙法にて候。」



 

2010-02-17 (Wed)

2010/02/17 日記 春は遠く、また、近く

2010/02/17 日記 春は遠く、また、近く

2010/2/17 (水) 旧暦: 1月4日    日出: 6時26分  日没: 17時24分  月出: 7時32分  月没: 20時21分  月齢: 3.01  戊戌 (ぼじゅつ,つちのえいぬ)  六曜: 仏滅  九星: 八白土星  選日: 今日の季語: 冴返る(さえかえる) (夕映え人生 より転載)春浅く、寒さが一度弛んで暖かい日が来たかと思うと、また冬の寒さがぶり返す。春の暖かさを一度経た後の寒さは一層冴え冴えとしている。冴返る...

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2010/2/17 (水) 旧暦: 1月4日    日出: 6時26分  日没: 17時24分  月出: 7時32分  月没: 20時21分  月齢: 3.01  戊戌 (ぼじゅつ,つちのえいぬ)  六曜: 仏滅  九星: 八白土星  選日:


今日の季語: 冴返る(さえかえる)


 



(夕映え人生 より転載)


春浅く、寒さが一度弛んで暖かい日が来たかと思うと、また冬の寒さがぶり返す。春の暖かさを一度経た後の寒さは一層冴え冴えとしている。



冴返るの俳句:


・柊にさえかへりたる月夜かな 丈草


・三か月はそるぞ寒は冴えかへる 一茶


・真青な木賊の色や冴返る 夏目漱石


・山がひの杉冴え返る谺かな 芥川龍之介


・酒蔵の酒生きてゐて冴返る 中島木曽子 



今日はまた厳冬のような寒さが舞い戻った。
指先が喜んでいた暖かい日が嘘のように冷たい。


酒蔵では寒の時季に仕込まれた醪が活発に泡を出して発酵している。
 酒蔵の蔵開きが春まで続く。休みの日が来れば、人は蔵開きに足を運ぶ。蔵開きは寒いが、お酒は温かい。


造り終えた醪が搾られ、しぼりたてが出荷される頃、桜も咲き、春本番になる。
 春は遠く、また近い。



 

2010-02-16 (Tue)

2010/02/16 無花粉スギが実用化

2010/02/16 無花粉スギが実用化

『無花粉スギ初出荷へ 「ムズムズの春」解消なるか 2010年2月15日 夕刊 選別の結果、無花粉と分かった苗には白いテープが付けられた=横浜市戸塚区で   究極の花粉症対策として、神奈川県自然環境保全センター(厚木市)が取り組んでいた「無花粉スギ」が順調に育ち、苗木を出荷し始めることになった。天皇、皇后両陛下が出席され、同県秦野市などで5月に開かれる全国植樹祭でお披露目される。担当者は「何とか実用...

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『無花粉スギ初出荷へ 「ムズムズの春」解消なるか 
2010年2月15日 夕刊


 



選別の結果、無花粉と分かった苗には白いテープが付けられた=横浜市戸塚区で
 
 究極の花粉症対策として、神奈川県自然環境保全センター(厚木市)が取り組んでいた「無花粉スギ」が順調に育ち、苗木を出荷し始めることになった。天皇、皇后両陛下が出席され、同県秦野市などで5月に開かれる全国植樹祭でお披露目される。担当者は「何とか実用化のレベルまできた。種からの無花粉スギの出荷は日本初ではないか」と手応えをつかんでいる。


 県の研究機関の同センターは、2004年に発見した突然変異の無花粉スギの苗木に、花粉が少ない品種を選び交配。この種子を横浜市戸塚区の苗生産農家羽太喜久雄さん(46)らの畑にまき、問題なく種子が採取できるか研究してきた。


 遺伝の法則上、この種子からは無花粉スギが50%生まれるはずだった。種をつくる過程で、想定外の花粉が付着したようで、40~60センチ程度に成長した苗のうち、無花粉スギは3分の1程度。実用化に必要な量は何とか確保できた。


 さらに、苗を見ただけでは花粉の有無が分からず、効率的な選別方法を探る必要にも迫られた。こちらは雄花をペンチでつぶすと、花粉があれば白っぽくなることが判明。一目瞭然(りょうぜん)の選別方法に羽太さんも「これなら選別に時間もかからない」と言う。


 確度を高める研究を続ける一方、出荷は県内の種苗業者らでつくる県山林種苗協同組合が担当。選別した無花粉スギは、植樹祭で多くの人々の手で植えられることになる。


 同センターの斎藤央嗣さん(39)は「植樹祭までに出荷を間に合わせるのが目標だった。今後は、より効率的に生産、出荷できるようにしたい」と話している。』(CHUNICHI WEB より転載)


スギ花粉だけが花粉症の原因ではないが、花粉症の原因の大きな割合を占めることは疑いが無い。
 多くの人が悩まされる花粉症がこれにより軽減されるとすれば、社会的に素晴らしいことだ。


その日が来るのはかなり先になるとしても、そう思うだけで目のかゆみとかクシャミが軽くなるような気がする。



 

2010-02-16 (Tue)

2010/02/16 日記 白魚

2010/02/16 日記 白魚

2010/2/16 (火) 旧暦: 1月3日    日出: 6時27分  日没: 17時23分  月出: 7時07分  月没: 19時24分  月齢: 2.01  丁酉 (ていゆう,ひのととり)  六曜: 先負  九星: 七赤金星  選日: 不成就日今日の季語: 白魚(しらうお) (気の向くまま日記 より転載)『標準和名:シラウオ 分 類  サケ目シラウオ科シラウオ属 成魚の大きさ:全長10?程度 形 態 : 体は細長く、背鰭の後方に脂...

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2010/2/16 (火) 旧暦: 1月3日    日出: 6時27分  日没: 17時23分  月出: 7時07分  月没: 19時24分  月齢: 2.01  丁酉 (ていゆう,ひのととり)  六曜: 先負  九星: 七赤金星  選日: 不成就日


今日の季語: 白魚(しらうお)


 



(気の向くまま日記 より転載)


『標準和名:シラウオ
分 類  サケ目シラウオ科シラウオ属
成魚の大きさ:全長10?程度
形 態 : 
体は細長く、背鰭の後方に脂びれ
がある。体は透明で、体側腹面に
黒点が2列に並ぶ。
生態:
 内湾や湖に生息し、降海型と陸封型がある。早春、砂の多い川の下流域に遡上し産卵。仔稚魚は汽水域や海に入って成長(浮遊性の小動物を摂食)。
寿命: 約1年
漁法:
産卵遡上群を対象として、河口域で灯火によって集魚し、刺網や曳網、四つ手網で漁獲する(早春)。
主な食べ方:
飴煮・佃煮、おどり食い、おろし和え、すまし汁、かき揚げ』(和歌山・湯浅町HP)


 


白魚の俳句:


・白魚のほね身を透かすかがりかな 暁台


・白魚の水より淡く掬はるゝ 田畑美穂女


・ふるひ寄せて白魚崩れんばかりなり 夏目漱石


・白魚の水に戻せば水の色 久木原 みよこ


・白魚汲みたくさんの目を汲みにけり 後藤比奈夫



初春の魚、白魚。
一番新鮮な食べ方は、お椀に入れた白魚を網ですくっていただく踊り食い。
 興趣のある食べ方には違いないが、余り好まない。


栄螺、伊勢エビの残酷焼きとか魚が口をパクパクしている姿盛りとかも好きではない。
 偽善者といわれても、嫌なものは嫌だ。
命をいただく以上感謝して食べることはしているが。



 

2010-02-15 (Mon)

2010/02/15 日記 西南戦争の始まった日

2010/02/15 日記 西南戦争の始まった日

2010/2/15 (月) 旧暦: 1月2日    日出: 6時28分  日没: 17時22分  月出: 6時42分  月没: 18時28分  月齢: 1.01  丙申 (へいしん,ひのえさる)  六曜: 友引  九星: 六白金星  選日: 今日の季語: 寒鮒 (いづみやブログ より転載)『~寒 鮒 釣 り~フナ釣りと言うと一番先に頭に浮かぶのが、へらぶな釣りではないかと思います。「釣りはへらぶなに始まり、へらぶなに終わる」と言った、言葉...

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2010/2/15 (月) 旧暦: 1月2日    日出: 6時28分  日没: 17時22分  月出: 6時42分  月没: 18時28分  月齢: 1.01  丙申 (へいしん,ひのえさる)  六曜: 友引  九星: 六白金星  選日:


今日の季語: 寒鮒


 



(いづみやブログ より転載)


『~寒 鮒 釣 り~
フナ釣りと言うと一番先に頭に浮かぶのが、へらぶな釣りではないかと思います。「釣りはへらぶなに始まり、へらぶなに終わる」と言った、言葉があるくらいですから当然だとおもいます。
残念ながらここで紹介するのはへらぶなではなく、どこの川や池にもいるマブナのほうになります。タイトルにあるようにマブナもそれも真冬の寒ブナと呼ばれる時期の釣り方を紹介していきます。


まず釣りの時期ですが、その名の通り寒の時期つまり真冬になります。わたしの住む長野では、12月初めから2月の終わり頃まで時期になっています。


なぜ、真冬の寒い時期に釣るかと言うと、マブナは冬の間群れを作り、深場の流れの無い場所や、テトラの間などに入って越冬する習慣があるため、その群れがいる場所を見つけると、同じ一つの穴で多いときで30匹以上のマブナが釣れるからです。


そして、この時期のマブナは自ら餌を食べにいくことがないため、川魚独特の臭みが無く、「甘露煮」や茹でたものにポン酢をかけていただくと美味とされ、地元の人達に食されています。わたし自身はあまり食べないのですが、両親が好きなため冬になると釣りにいくといった訳です。 』(Take's Fishingroom より転載)



寒鮒の俳句:


寒鮒の近江にふかく入りけり 秋山巳之流


寒鮒にそえあたたかき飯なりき 古沢太穂


寒鮒焼く戸に降るばかり山の星 有馬籌子


また忍ぶ恋寒鮒のひかるとき 小川双々子


寒鮒の一夜の生に水にごる 桂信子



1877年(明治10年)2月15日
60年ぶりといわれる大雪の中、薩軍の一番大隊が鹿児島から熊本方面へ先発し、西南戦争が始まった日。


雪の降る中の事件と言うのは、赤穂義士討ち入り、桜田門外、西南戦争、2・26事件とか思い起こされる。
雪には事件が似合うのだろうか。



 

2010-02-14 (Sun)

2010/02/14 第235回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い

2010/02/14 第235回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い

今回は申し込みが遅れ、満席になってしまったが、キャンセル待ちで生きかえって、参加することが出来た。ざっぶんを会場として開かれるこの会はマラソン宴会である。日曜日の午後1時から開催され終りは午後7時頃までが普通。 ペース配分が必要で、前半から飲みすぎるとゴール前に沈没する危険がある。 だが参加者たちはベテランが多く、飲みつぶれたり具合が悪くなったりしないのは流石である。まだ造りが終わっていないので、蔵...

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今回は申し込みが遅れ、満席になってしまったが、キャンセル待ちで生きかえって、参加することが出来た。


ざっぶんを会場として開かれるこの会はマラソン宴会である。日曜日の午後1時から開催され終りは午後7時頃までが普通。
 ペース配分が必要で、前半から飲みすぎるとゴール前に沈没する危険がある。
 だが参加者たちはベテランが多く、飲みつぶれたり具合が悪くなったりしないのは流石である。


まだ造りが終わっていないので、蔵元の参加は2蔵、愛知の関谷醸造と岐阜の三千盛。出席者はいずれも営業担当の三千盛のK氏と関谷醸造のKさん。日本酒通には馴染みの人たちだ。


定刻の1時になり、主催者の酒の中島屋西川氏の音頭で乾杯でマラソン宴会のスタート。


【今日の出品酒】
蔵元が持参されたお酒を含めて19本。
新酒から18年ものの超古酒まで、スペックも本醸造から純米大吟醸まで多士済々。何が出てくるか判らない、何と出逢うか予断がつかないのが、この会の楽しみ。


マラソン宴会は、5区間に区切られているが、駅伝ではなくマラソンなので一人で最後まで走りきらねばならない。
5区間は以下の通り。
<乾杯>
<生酒を楽しみます>
<燗酒を楽しみます>
<今日の贅沢・大吟醸飲み比べ>
<熟・醇・を飲む>


 日本酒の勉強をするには、これほどの場はない。日本酒道場と言っても良いかもしれない。


<乾杯>
まずは西川店主の発声で乾杯の酒は三千盛のうすにごりの純米大吟醸

 


(1) 三千盛 ひなたぼっこ 純米大吟醸 うすにごり生   三千盛 (岐阜)
仄かに爽やかな立香。スッと入る入口。丸い舌触り、膨らみがじんわり広がる。味の尖りはなく落ち着いている。中位の大きさで丸く真ん中に集まる。後口はスッキリとしている。
 ひなたぼっこは冬の季語だが、縁側に陽だまりで穏やかな空気の中にいる感じである。春霞の中と言っても良い感じなので花見酒の雰囲気もある。評価8.8。


<生酒を楽しみます>
(2) 三千盛 純米大吟醸 にごり酒   三千盛 (岐阜)
発泡性のにごり酒。立香はない。口に含むとピリピリと発泡感が辛い。活発な活力のある新酒。頭のパンチは大きいが中盤からのキレはよく、後口スッキリ。評価8.0。


(3) 東一 純米 山田錦 生酒   五町田酒造 (佐賀)
新酒らしい立香。たっぷりとした酸味と甘味を感じる濃い味。後口は辛味系。残香も新酒らしい香。評価8.0。


(4) 手取川 吟醸あらばしり   吉田酒造 (石川)
45%精米の大吟醸しぼりたて。
フルーティな立香。入り口甘いが酸の膨らみも感じる。穏やかなバランスの良い味。中盤からスッキリと切れ、後口良い。評価8.5。


(5) 房島屋 純米吟醸 五百万石 生原酒   所酒造 (岐阜)
スッキリとした入り口。酸味は控えめで味のバランスが良い。綺麗な酒である。周辺の人は房島屋らしくない酒と言っていた。評価8.5。
酸の厚みのある房島屋のイメージから離れ、綺麗なスッキリとした酒である。色々なお酒を楽しんで造っている様子だ。


(6) 開運 赤磐雄町 純米吟醸 無濾過生原酒   土井酒造場 (静岡)
立香は感じない。入り口は甘く中盤から辛くなる。後口にかけて苦味・渋味が強くなり、後口が重い。後口に微かに発泡感を感じた。周辺の人の評価は高かったが、参加者の評価は2分されていたらしい。評価8.0。
 無濾過生原酒の後半の重さをどう評価するかだろう。


(7) 菊姫 山廃純米 無濾過生   菊姫 (石川)
立香は感じない。甘い入り口だが酸味も同等に感じる。中盤からスッキリとした切れがある。山廃らしい癖のある香味は余り感じない、飲みやすく綺麗な酒で、今までの菊姫のイメージには無いものを感じた。後口はピリ辛系だが良い。評価8.5。
燗:酸の膨らみが大きくなり、後半に甘みが出る。香りが良い。評価8.5。


<燗酒を楽しみます>
(8) 〆張鶴 雪 特別本醸造   宮尾酒造 (新潟)
冷:甘い入り口。トロリとした入り口だが、アル添酒特有のドロリとした舌触りを感じる。評価7.5。
燗:燗の効果により劇的に変化する。ドロリとした舌触りがなくなり、甘くスッキリする。味のバランスがよくなる。燗向きの酒。評価8.0。


(9) 梅乃宿 雄町 山廃純米吟醸   梅乃宿酒造 (奈良)
冷:酸の膨らみがあるが、後口の切れが良い。評価8.5。
燗:N/A。


(10) 益荒男 花山亭 山廃純米   鹿野酒造 (石川)
冷:酸の膨らみが大きい。山廃らしい香味を感じる。味わいが長く持続する。後半に掛け減衰するのではなく,中盤の味がそのまま持続する感じ。評価8.0。
燗:N/A この酒の燗を利かなかったのは、ミスだった。


(11) 三千盛 朋醸 純米大吟醸   三千盛 (岐阜)
 味の偏りはない。半透明な透明感のある厚い味わいの世界が最初から最後まで続く。後口の癖はない。他の蔵にはない、三千盛の独自な世界を感じる。食中酒としてうなぎの蒲焼、豚の角煮などに合わせてみたい。評価8.5。
 三千盛の世界は、独自だと思う。食中酒指向は最近の流行だが、三千盛は流行以前最初から辛口の食中酒で全国にファンが居る。


<今日の贅沢・大吟醸飲み比べ>
(12) 蓬莱泉 春のことぶれ 純米大吟醸生 21BY   関谷醸造 (愛知)
甘い入り口。厚みのある味と膨らみ、味のバランス良い。後口はやや重い。残香に新酒らしい香。評価8.5。


(13) 蓬莱泉 春のことぶれ 純米大吟醸生 20BY   関谷醸造 (愛知)
 甘い入り口。酸の膨らみがある。中盤からのキレがよくなり、後口も軽くなり癖が無い。評価8.8。


生酒を寝かすことは、余り推奨されていないが、今日の結果を見ても、寝かせた方が品格が上がることが判る。
 周辺の参加者も異口同音に20BYの方が良いとの声だった。


(14) 芳水 大吟醸 平成19BY   芳水酒造 (徳島)
 軽い入り口。甘い味の後穏やかなバランスの良い味。落ち着いた世界だがまだ枯れてはいない。後半の苦味はあるが、底にあり浮いてはいない。評価9.0。


芳水の新酒は力強い。3年ほど寝かせると丁度バランスがよくなる印象だ。


(15) 梅乃宿 純米大吟醸 雄町 平成18BY   梅乃宿酒造 (奈良)
立香なし。甘い入り口。酸は軽くなっている。中盤は軽いが、後半に辛味が出る。味の前後のバランスが後半型。評価8.5。


<熟・醇・を飲む>
このコーナーが、この会の最もこの会らしいコーナー。
重要どころで、マラソンで言えば35km地点か。
 酒の中島屋実験室と言ってよいコーナーだ。
新奇に満ちた実験、ある意味では無謀な、ある意味では革新的な、ある意味では常識破りな,ある意味では非常識な、ある意味ではかけがえの無い貴重な試みが行われている。


(16) 松の司 心酔 山廃純米吟醸生 平成19BY   松瀬酒造 (滋賀)
甘い入り口。酸の膨らみがあり、丸い舌触り。後半は辛味系で、後口も辛い。評価8.5。


(17) 出羽桜 桜花吟醸 本生 2006年12月詰   出羽桜酒造 (山形)
老香なし。仄かに好い香りがする。スッキリとした入り口。酸の厚みはなく、中盤から軽くなる。丸い味わいでバランスが良い。後口は辛味系だが良い。評価8.8。


吟醸香の立つ香り豊かな生酒で有名な桜花吟醸を寝かすことは誰も考えまい。
 寝かしたらどうなるか、その好奇心の結果はこうなのである。
寝かしても良い、いや、寝かした方が良いかもしれない。
 しかし、試みる方は4,5年の忍耐力を必要とする。


(18) 出羽桜 雪漫々 大吟醸 2007年7月詰   出羽桜酒造 (山形)
老香無い。軽い入り口。まったりとした味の厚みはあるが、酸のふくらみは感じない辛口の熟成経路。後半に掛け仄かに甘い。後口も癖が無く良い。三千盛の世界に近い。評価8.5。


(19) 能代 亀の穂 純米吟醸 1992年6月詰   喜久水酒造合資 (秋田)
老香は全く感じない。酸の膨らみがあり、18年ものの古酒とは思えない。まだまだ枯れてはいない。もう10年寝せても良いかもしれない。中盤からの味の引きが速く、スッキリと切れて行く後口の良いところは熟成酒の特徴を備えている。評価8.8。


 


とんでもない酒である。
中島屋の0℃の冷蔵庫で18年も寝ていたが、全く老香が無い、カラメル風の熟成香も無い。味は枯れていない、元気だ。


2008年6月のこの会で同じ蔵の超熟成酒を経験している。
「縄文吟醸 能代 吟醸生 1991年3月瓶詰」
その時の印象は,「カラメルの香り。味は厚みのある味、ピークは過ぎた感じ。残り香もカラメル系。」と書いている。
 これは生だったが、今日のは火入れなのだろう。
蔵出し氷割仕込とはどういう仕込みなのだろう。



【今日の料理】
マラソン宴会の肴は、ざっぶんさんが温かいものはその都度、作って出していただける。
 写真は暗い場所でストロボをたかずに撮っているので、画像の色調がよくないし、ブレているものもある。


 
ポテトサラダかいわれ大根添。


 
マーボ茄子。
脂と茄子の相性は良い。周辺の評判が良かった。
山廃系の酒が多かったので、相性が良かったように思われた。


 
イカの塩辛。
自家製の塩辛は、市販のものにあるエグ味が無く、サッパリとしてイカのワタの旨みが素直に感じられる素性の良さがある。


 
ホタルイカの酢味噌和え。


 
暗くてよく見えなかったが、菜の花の胡麻和えだったか。


 
鶏の唐揚げ。
揚げたてのカリカリしたものに、レモンを搾っていただく。
揚げ物は揚げたてに限る。
鶏の唐揚げは意外に揚げたてを食べる機会は少ない。


 



出汁巻き玉子。
簀巻きのまま出されるので、開くと写真には写っていないが湯気がワッと立ち上る。
お酒は一休みして、出来立てを頬張る。


 
河豚の鍋。
具沢山の鍋である。
ボデーのある酒には鍋の汁がよく合う。
つけ汁はポン酢と胡麻だれ。濃い酒には胡麻だれが合う。


 
最後の卵雑炊。
しっかり飲んで、しっかり食べた後でも美味しいかった。


座って飲み・食べ続けていると、腰もつかれてくるし、何か酸素が不足しているような気もするので、途中何度か外に出て、深呼吸し、手足を屈伸させてリフレッシュして、また戻り飲む。


まだ宴はたけなわだが、5時になったので明日のことも考えて、中座して帰ることにする。
 関係者に中座のご挨拶をして出口に向かうと、K氏から"乗り越して、また安城まで行かないでね"と贈る言葉をいただいた。
 その件は、このブログにしか書いていないから、K氏も読んでいただいているのだなと愛読者の声に背中を押されながら外に出た。


順調に、何のトラブルも無く家に着いたのはK氏のお陰と感謝。
快い一日だった。


 


 

2010-02-14 (Sun)

2010/02/14 日記 片栗の花

2010/02/14 日記 片栗の花

2010/2/14 (日) 旧暦: 1月1日  旧正月、バレンタインデー、朔  日出: 6時29分  日没: 17時21分  月出: 6時16分  月没: 17時32分  月齢: 0.01  乙未 (いつび,きのとひつじ)  六曜: 先勝  九星: 五黄土星  選日: 今日の季語: 片栗の花 (西木温泉 クリオン より転載)『カタクリ(片栗、学名:Erythronium japonicum Decne.)は、ユリ科カタクリ属に属する多年草。 特徴比較的日光の差す落...

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2010/2/14 (日) 旧暦: 1月1日  旧正月、バレンタインデー、朔  日出: 6時29分  日没: 17時21分  月出: 6時16分  月没: 17時32分  月齢: 0.01  乙未 (いつび,きのとひつじ)  六曜: 先勝  九星: 五黄土星  選日:


今日の季語: 片栗の花


 



(西木温泉 クリオン より転載)


『カタクリ(片栗、学名:Erythronium japonicum Decne.)は、ユリ科カタクリ属に属する多年草。


 特徴
比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。葉には帯紫色の模様がある。


早春の3~4月のみ地上部を展開し、5月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。種子にはアリが好むエライオソームという物質が付いており、アリに拾われることによって生育地を広げている(同様の例はスミレなどにも見られる)。発芽1年目の個体は細い糸状の葉を、2年目から7~8年程度までは卵状楕円形の一枚の葉だけで過ごし、鱗茎が大きくなり、二枚目の葉が出てから花をつける。なお、鱗茎は毎年更新し、なおかつ旧鱗茎の下に鱗茎が作られるため鱗茎は深くなる。原則として鱗茎は分球することはない。


昔は日本では落葉広葉樹林のある各地で広く見られたが、近年では乱獲や盗掘、土地開発などによる生育地の減少によって減少している。最近では人工的に増殖した上で野山に植える試みが行われ、観光名所になっている。


万葉集に残る、「もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」(巻18)に詠まれている「堅香子(カタカゴ)」は、カタクリではないかと考えられている。また、日本の富山県高岡市は「カタカゴ」の名でカタクリを市の花に指定している。


昔はこの鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として調理に用いていたが、近年は片栗粉というとほぼジャガイモから抽出したデンプン粉のことを指すようになってしまった。


カタクリの仲間のキバナカタクリ(学名:Erythronium grandiflorum Pursh.)は、主にアメリカやカナダ南部の亜高山帯に分布している。』(Wikipedia)



片栗の花の俳句:


・片栗の花に夕影ひろがりし 倉田紘文


・湧く水の音に片栗咲き初めぬ 茂木房子


・片栗の一つの花の花盛り 高野素十


・雪淡し片栗の花なほ淡し 古賀まり子


・片栗や自づとひらく空の青 加藤知世子


・片栗の花の終りは知らざりし 河野美奇



寒い日と暖かい日が交互にやってくるが、陽射しはなにか強さを増している。
 雪の下から花が咲き初めるのを待っている。


昼から岐阜の日本酒の会に参加。



 

2010-02-13 (Sat)

2010/02/13 千古乃岩酒造蔵見学

2010/02/13 千古乃岩酒造蔵見学

日本酒の会sake nagoya主催の「千古乃岩酒造蔵見学」に参加した。 この企画は、千古乃岩酒造さんと特に親しい会員のN氏の肝入りで実現出来た様だ。中央線多治見駅に11:00に集合、駅前からバスで駄知へ。バス停を降りると、目の前に酒蔵らしき建物が見える。 ココは裏口で、反対側が道路に面した表だった。 道路に面した店舗には「尾張屋商店」の看板が掲げられている。表側は酒販の尾張屋商店、店の奥が千古乃岩酒造になっ...

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日本酒の会sake nagoya主催の「千古乃岩酒造蔵見学」に参加した。
 この企画は、千古乃岩酒造さんと特に親しい会員のN氏の肝入りで実現出来た様だ。


中央線多治見駅に11:00に集合、駅前からバスで駄知へ。
バス停を降りると、目の前に酒蔵らしき建物が見える。
 ココは裏口で、反対側が道路に面した表だった。



 



道路に面した店舗には「尾張屋商店」の看板が掲げられている。表側は酒販の尾張屋商店、店の奥が千古乃岩酒造になっている。
 昔は人の住む集落には必ず酒蔵があり、その地域に酒を供給していた。人々は通い徳利を下げて酒を買いに行くのが常だった。酒屋・酒蔵の商圏は狭いものだった。
 今も昔の名残を留めて店と蔵とが一体になった酒蔵は多い。今まで見学した蔵の中でも、すぐ指を5本折ることができる。


 



ガラス戸を引いて、店内に入ると、美濃地方は焼き物の産地でもあり、酒器が並べられている。
 左前には、同郷の快山窯で焼かれた青磁・白磁で有名な人間国宝塚本快示の酒盃があった。


正面には、販売中の千古乃岩の銘酒が並べられている。
 
しぼりたて生酒の原酒、にごり酒の原酒。


 
大吟醸、純米吟醸。


 
貴重な棚田米を使ったしぼりたての純米吟醸。
バレンタイン用に作られたラベルの吟醸酒。



ご挨拶を済ませると早速、蔵見学が始まる。
案内は杜氏担当の中島大蔵氏(当主の息子さん)が直接していただいた。


以下の記事は筆者の印象に残った部分のみを記載する。
千古乃岩酒造の酒造りに付いては、下記【データ】記載のサイトに詳しく報告があるのでそちらを要参照。


蔵の建物は3階建てで、3階は酒米の保管・管理場所。
2階が洗米・浸漬・麹室。
1階が仕込み、搾りの工程になる。
工程は、手作りである。


酒米は、主として山田錦、五百万石、棚田米。

 
酒米山田錦の玄米と40%精米後の1粒。
60%も削り取られた山田錦は小さな小さなピンポン玉。
大吟醸は贅沢な酒であることが実感できる。


 
仕込み水は、2階のタンクに貯蔵されている。
地下水は井戸のため暖かく、寒仕込みの酒米との温度差が大きく、温度を調整するためにタンクに貯蔵してから使用するとの話であった。



水の色が青く見えるのは、タンクの内部がホーロー引きのため、水の色すなわち水色に見えるとの説明。
「限りなく透明に近いブルー」とは、この事らしい。


千古乃岩の酒造りの柱は麹造りだそうである。
 
麹室は神聖な場所である。
蔵見学でも麹室の内部まで入ることが許されることは珍しいが、中にはいり詳しく説明をしていただいた。



千古乃岩の酒造りの秘密は、超醇麹(ちょうじゅんこうじ)にあるそうである。
 詳しくは、サイトの記事「味の秘密、超醇麹(ちょうじゅんこうじ)とは?」参照。


ポイントは、麹の厳密な温度管理にある。
麹の温度が35度~37度の間が雑味成分を生成しがちな温度帯なので、この温度帯を速く通過させることにより超醇麹を造ることができるそうである。


麹の温度管理のために、種々の工夫が行われている。


  
麹箱の中にある熊手のようなものは、麹を屋根型に盛る際に使用するものだそうで、自作の道具である。


 
千古乃岩独自の麹箱。
麹蓋でも無い平たくて大型の麹箱でも無い、立方体に近い形状の箱。
 箱の上の木の枠は取り外しができる様になっていた。
千古乃岩の超醇麹をつくるために経験的に工夫された結果完成した麹箱のようだ。
 仕事は何でもそうだが、自分の目的を達成するために創意工夫をかさねることが大事だ。


 
麹の温度・湿度管理の工夫。
麹の保温にはネル布・毛布が使われることが多いが、千古乃岩では、様々試みた結果、羽毛布団が保温・保湿が一番良いと言う結果が出たため、羽毛布団を使用している。


 
麹の切り返し機。
初めて見た機械だが、実際に動かしてみせていただけた。
青い幕の前の投入口から麹を入れると、下からほぐされて出てくる。麹が若い内は固まっているが、金属の間を抜けるためにそれ以上の大きさの塊にはならない。麹が熟してくるにつれパラパラとした麹になってくる。


 


 2階には、松尾大社のお札が祀られている。


 
2階の床をあげるとタンクの上部になり。
ここからタンクに麹を投入する。


 
1階の仕込みタンクの見学。
仕込み10日以内のタンクが3つあり、泡を挙げ盛んに醪が発酵していた。


 
搾りはヤブタ式の搾り機。佐瀬式の槽も在ったが今は使用していないとのこと。
 ヤブタは蔵でよく見るが実際に動いているところを見ることは多くない。
 参加者の疑問に答えるために当主自ら電源を入れて、搾り板の動き方、シリンダーの圧力のかかり方、醪の流入と絞られた酒の流出の流れ、コンプレッサーの圧縮空気の流れを動かしながら説明していただいた。
 参加者全員納得である。



 


蔵見学が終り、店に戻る。


 
店舗左には、千古乃岩酒造の受賞歴を示す賞状がある。
全国新酒鑑評会の賞状もあった。


 




生花のある小上がりの横で試飲会。
というより宴会になってしまった。



千古乃岩の販売中の銘酒殆どを試飲させていただいた。
・大吟醸
・純米吟醸
・純米吟醸 坂折の棚田米
・特選本醸造
・しぼりたて生原酒
・にごり酒生原酒
・吟醸 バレンタイン


個々の寸評は馴染まないので此処では記載しないが、千古乃岩の酒の特徴は、しっかりとした味わいにある印象を持った。
 日本酒度は生酒を除けば4度~6度もある。大吟醸は6度もある。香りも際立つほどではないので、食中酒として巾の広い適応力がありそうだ。


 
日本酒好きの見学と言うことなので、特に発酵中の醪を舐めさせていただいた。
5日目のもの7日目のもの10日目のもの。
5日目:甘い品の良い飲み物、甘酒に近いか。
7日目:酸の膨らみが豊かになる。
10日目:甘さと酸の膨らみが5日目と7日目の中間の感じ。



7日目だけ酒米が違うと言われたが、酒米の名を聞き漏らした。山田錦だったろうか。


 
これは、純米大吟醸の醪。
もう最終段階に近く、搾りの手前に来ている人のこと。
しっかりとした味わい。醪の味がするので搾り上がりは素人にはイメージを描けない。



お酒は勿論美味しかったが、蔵で出していただいた肴が、市販されているものではなく、すべて手作りのもので美味しく温かい味がした。


 
粕汁。
粕の旨み・甘味がたっぷりとした味を作り出している。
千古乃岩の厚みのある旨みとスッキリとした味わいによく合う。


 
これは初めての味。
スルメなのだが、柔らかく、一夜干しではなく二夜干しとか五夜干し位の硬さと柔らかさ。
 お聞きするとスルメ(正月のお飾りにする本物の固いスルメ)をにごり酒に漬け2週間置いたものとのこと。
 プラスチック容器に入ったものも見せていただいた。漬けた後時々裏返したり、上下を入れ替えたりすれば良いとのこと。
 このにごり酒スルメは全く酒の肴にピッタリのもの。噛み切れないスルメとは違い、よど良く噛み切れる硬さと噛んでいるうちに滲み出してくるスルメの旨みとほんのりと漂うお酒の香りが辛口の酒によく合う。
 容器に入っているにごり酒がどんなことになっているか気になったが,これは自分でスルメとにごり酒を買って試みるしか無い。



写真には写っていないが、干し貝柱を同様に酒に浸したものも出た。これも柔らかくなっており美味しかった。


 
菊芋の漬物。
シャリシャリとした食感が爽やか。およねさんの菊芋より味がアッサリとして上品である。
 山盛りのようにあったが写真を取ったときは、これくらい残っていたがすぐ売り切れた。写真を撮りそこね無くて良かった。
 市販されていれば購入したかったが、これは知り合いの人が漬けたものとのことだった。
 酒粕+味噌+醤油+砂糖で漬けてあるのだろうか?



参加者はよく呑み、よく食べる。
粕汁もお替わりし、鍋を空にし、スルメも2枚目を食べきり、菊芋も完売。
 お酒も4号瓶が空になる。
すると蔵元当主は新しい4号瓶を持ってきて封を切ってくださる。申し訳ないと感謝しつつそれでも飲んでしまう。


 
あるグルメの参加者が、取り出したおつまみの一つ。
グリコの「濃厚おつまみスナックCheeza51%」
食べてみると、口に入れた直後はパリパリとした食感でクラッカーのようだが次第にゴルゴンゾーラチーズの濃厚な旨みと香りが押し寄せる。喉を通り過ぎた頃には、口中はゴルゴンゾーラの香味が一杯である。
 この後半押し寄せ型のつまみに合う酒、これに負けない酒は、今まで飲んだ中でどれだろうと思った。



 
これだろうと選んだのは、千古乃岩しぼり酒生原酒。
後口にかけてにごりのパンチがある酒である。



グリコを口に入れ噛みながら、にごりを口に含むと、押し寄せるゴルゴンゾーラとにごりが融合、一体となってハーモニーがである。これは予想通りマリアージュだった。


蔵元当主と日本酒談義に花を咲かせている内に、古酒・熟成酒の話になった。
 すると蔵元は奥に入り、お酒を持ってこられた。


飲んでみなさいと渡されたお酒を見て驚いた。
「昭和62年の金賞受賞酒 千古乃岩大吟醸 古酒心酔」だった。


 


 
年間限定24本出荷のうちの1本である。



仄かに香るカルメラ風の熟成香の後、丸い膨らみを口の中に感じ、20年以上経過したと思えないほどの味の厚みがあり、味のピークが過ぎると後半にかけて軟着陸するように切れて行く。この後口の爽快感は古酒ならではのもの。
 この古酒は、達磨正宗とも神亀とも違う熟成をしている。辛口の大吟醸の熟成である。


帰ってネットを見てみると、売価21000円のものだった。蔵元はスリムな人だが,肝っ玉の大きい方だった。
 ご馳走様でした。感謝、合掌である。


夕方から用事のある3人は中座して帰ることになり、7人は1時間後のバス。
 3人はバスの中で快い良いに身を任せながら、日本酒の持つ世界、酒と人と出逢う縁などについて語り合っているうちに直ぐバスは多治見駅に着いた。
 3人は、気持ちよく酔ながら、ではまたと言って、それぞれの道に別れて行った。


千古乃岩さん、日本酒の会の幹事さん・肝いりさん、良い宴をありがとう。感謝。



 


【データ】


1.千古乃岩(ちごのいわ)酒造株式会社


住所: 〒509-5401岐阜県土岐市駄知町2177-1
Tel.: 0572-59-8014
Fax: 0572-59-8144
URL: 
http://www.chigonoiwa.com/index.html



2.快山窯 塚本快示
 塚本快示の作品は以下の日本工芸館サイトで見ることができる。
http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO/TSUKAMOTO-KAIJI/TSUKAMOTO-KAIJI-SAKUHIN.html