2009年10月10日 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2009-10-10 (Sat)

2009/10/10 日記 秋刀魚の歌

2009/10/10 日記 秋刀魚の歌

2009/10/10(土) 旧暦:8月22日 日出:5時42分 日没:17時12分 月出:21時35分 月没:11時46分 月齢:21.34戊子(ぼし,つちのえね) 六曜:大安 九星:六白金星 選日:今日の季語: 秋刀魚 (北のグルメ便 より転載)『サンマ(秋刀魚、学名:Cololabis saira) は、ダツ目-ダツ上科-サンマ科-サンマ属に分類される、海生硬骨魚の1種。 北太平洋に広く生息する。 食用とされ、特に日本では秋の味覚を代表する大衆魚で...

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2009/10/10(土) 旧暦:8月22日 日出:5時42分 日没:17時12分 月出:21時35分 月没:11時46分 月齢:21.34戊子(ぼし,つちのえね) 六曜:大安 九星:六白金星 選日:


今日の季語: 秋刀魚


 
(北のグルメ便 より転載)


『サンマ(秋刀魚、学名:Cololabis saira) は、ダツ目-ダツ上科-サンマ科-サンマ属に分類される、海生硬骨魚の1種。 北太平洋に広く生息する。
 食用とされ、特に日本では秋の味覚を代表する大衆魚である。
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和名「サンマ」の由来については、2つの有力な説がある。「サ(狭、意:狭い、細い〉」に起源があるとして「細長い魚」を意する古称「サマナ(狭真魚〉」が「サマ」 - 「サンマ」と変化したとする説が一つ、大群をなして泳ぐ習性を持つことから「大きな群れ」を意する「サワ(沢)」と「魚」を意する「マ」からなる「サワンマ」が語源となったという説が一つである。


サンマは古くは「サイラ(佐伊羅魚)」「サマナ(狭真魚〉」「サンマ(青串魚)」などと読み書きされており、また、明治の文豪・夏目漱石は、1906年(明治39年)発表の『吾輩は猫である』の中でサンマを「三馬(サンマ)」と記している。これらに対して「秋刀魚」という漢字表記の登場は遅く、大正時代まで待たねばならない。 現代では使用されるほとんど唯一の漢字表記となっている「秋刀魚」の由来は、秋に旬を迎えよく獲れることと、細い柳葉形で銀色に輝くその魚体が刀を連想させることにあり、「秋に獲れる刀のような形をした魚」との含意がある。今では「秋刀魚」と書いて「サンマ」と読む日本語のほか、中国語でもそのように記して「qiu-dao-yu」と読まれている。
・・・
 食材
大根おろしが添えられた、サンマの塩焼き(東京の居酒屋にて撮影)
サンマの丸干し秋のサンマは脂肪分が多く美味であり、特に塩焼きは日本の「秋の味覚」の代表とも呼ばれる。日本では、塩焼きにしてカボスや、スダチ、ユズ、レモン、ライムなどの搾り汁やポン酢、醤油などをかけ、大根おろしを添えて食べることが多い。サンマは餌を食べてから排出する時間が30分程度と短いため、内臓にえぐみがなく、塩焼きのはらわたを好んで食べる人も多い。日本各地でサンマ祭りが行われる(一例として「目黒のさんま#さんままつり」)。


蒲焼きの缶詰は水産物缶詰のなかでもポピュラーなものの一つである。近年では刺身としても流通しており、脂の乗り切らない初秋が食べ頃とされ、他の青魚と同様に酢じめしても美味である。


関西、特に南紀、熊野、志摩等、紀伊半島、志摩半島では「サイラ」と呼び(学名はここから取られた)、秋刀魚寿司や開きにして一夜干しにしたものを焼いて食べるのが一般的。志摩では天岩戸の神饌の一つ。11月23日には岩戸の前でサンマを焼いて食べる。 伊豆や紀州、北陸などでは脂の落ちたサンマを丸干しに加工することもある。特にサンマの若魚を丸干しにしたものは「針子(ハリコ)」と言う。


サンマには、血液の流れを良くするといわれるエイコサペンタエン酸が多く含まれており、脳梗塞・心筋梗塞などの病気を予防する効果があるとされている。また、ドコサヘキサエン酸も豊富に含まれており、体内の悪玉コレステロール (LDL) を減らす作用、脳細胞を活発化させ、頭の回転を良くする効果もあるとされている。


生のサンマの鮮度の見極めは
尾を持ちサンマの頭を上に向けたとき、体が曲がらずにできるだけまっすぐに立つもの
目が濁っていないもの
口先がほんのり黄色いこと
などと言われている。


サンマの内臓には小さく赤いミミズのような虫が含まれていることがあるが、これはラジノリンクス (Rhadinorhynchus selkirki ) という名の寄生虫である。気味は悪いが、人体に寄生することはなく、無害である。』(Wikipedia)


 


秋刀魚の俳句:


 ・屋根低き街に親しみ秋刀魚焼く      平井青踏


 ・秋刀魚焼いて女ひとりの秋深む    中田たつお


 ・さんま焼く匂いが流れ路地も秋       高橋一枝


 ・換気扇さんまの煙に詩がない        尾崎逸平


 ・フライパン秋刀魚の詩を忘れしや      高杉鬼遊
 


今年は戻り鰹が不漁で困っている人が多いそうだが、秋刀魚はいい形のものが店頭に並んでいる。
 庶民には有り難い魚だ。


秋刀魚の食べ方は色々だが、基本は焼。
秋、嘗ては、煙が大変なので家の外に七輪を持ち出して網の上の秋刀魚をパタパタ団扇で扇いで焼いたそうだ。
 秋刀魚を焼くことにも秋の詩情があった。
上の三句はその詩情、尾崎、高杉の句は失われた詩情の句。


「秋刀魚の歌 佐藤春夫


あはれ
秋風よ
情(こころ)あらば伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食(くら)ひて
思ひにふけると。


さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児は
小さき箸をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸(はら)をくれむと言ふにあらずや。


あはれ
秋風よ
汝(なれ)こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒(まどゐ)を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証(あかし)せよ かの一ときの団欒(まどゐ)ゆめに非ずと。


あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児とに伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながすと。


さんま、さんま、
さんま苦いか塩(しよ)つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。 」